フルサイズセンサーのカメラなど買ってしまったものだから余計な悩みが増えた。
APS-CセンサーのキヤノンEOS KissX5のダブルズームキットのレンズでは、フルサイズ機ではクロップされて解像度が大幅にダウンしてしまう。
フルサイズ用のレンズが必要になり、これまで安く買い集めたMFレンズでは特に望遠でフォーカスに苦労する。
EOS KissX5ではAFレンズが心地よく合焦するので、やはりAFを持っておくべきと思い始めた。
まずは安価で映りがよいと言われるAFシステム第1世代のレンズを買ってみた。
KissX5ではそこそこ心地よく合焦するが、コムライトのマウントアダプターを介してソニー機で使うと、このマウントアダプターの行ったり来たりしながら合焦する動きのせいでAFモーターが遅いレンズほどその遅さが目立つと気付いてしまった。しかも往復運動のせいででうるさいし。
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速いAFモーターのEFレンズと、速い合焦のマウントアダプター。ソニーのカメラで比較的安価に望遠で高速にAFするためにはこれらが必須になる。ソニー純正のフルサイズ用レンズは高いのだ。
キヤノンの300mmぐらいまでのAFズームは歴代いくらかあるが、現役製品とその前の製品の格差が大きい。現役製品EF70-300mm F4-5.6 IS II USMは自分からするとあり得ないぐらい高価だが、その実力は、プロが愛用するLレンズに劣らないと言われるほど。しかしLレンズと比べて軽量で、あくまで一般向けであるが、その割には高価だ。
決死の思いで中古の安いものを見つけて2回分割払いで買うことにした。
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それが届いたので早速チェック。
いやもう、すばらしい。綺麗に解像し、AFは速く、手ブレもしにくい。音も極めて静かで動いてのが分からないほど。
もうこれだけでいいやと思うぐらい、すばらしい。もちろん、AFが使える標準領域でこのランクのレンズがないわけだけれど、このあたりは当面EOS第一世代ジャンクレンズ(35-70mm/50mm)を使う事になるのかなあ。
ただ、Comliteのマウントアダプター(電子接点付きの安い方)の、前後に動かして合焦させるやり方では若干時間が余計にかかる。
EOS第一世代レンズをキヤノンのボディに付けると、EOSシステム初代のEOS650ですら高速で合焦し、EF70-300mm F4-5.6 IS II USMのAFはすばらしく速い。マウントアダプターの遅さがやはり気になってしまう。
Comliteマウントアダプターの特性を理解していたので、より評価が高いマウントアダプターも中古で探していた。シグマのMC-11だ。
このマウントアダプターはシグマのfor CANONレンズのみ対応と公式にはなっているが、実際は多くのキヤノンFEレンズで使えるそうだ。
こいつを試さないと、ソニーミラーレスでFEレンズを使う是非を語れない。
海外の動画で、2つのマウントアダプターを比較テストしているものがあった。
VIDEO
Commlite EF-NEX と Sigma MC-11では、圧倒的にMC-11が速い。
Commliteでは往復運動をする分どうしても遅い。
MC-11なら期待に応えてくれるだろう。
明日届くので楽しみにしている。
追記:
不思議なことに、Commliteのマウントアダプターでは動作に次のような関係があった。
NEX-7 α7Ⅱ
Canon EF50mm × ○
Canon EF35-70mm ○ ×
マウントアダプターを介しているので、ボディが違っても同じレンズが使えないなら理解できるのだが。
追記:
せっかく購入したEF70-300mm F4-5.6 IS II USMだが、内部のレンズの表面に油滴のようなものが多数付着していた。これはチリより強く光を拡散してしまう要因で、問題が大きい。
チリがあるがカビ、くもりはなしとのことだったのだが、薄曇りがあり、油滴のようなものがあると言うのは商品説明と実際に齟齬があるので、返品することにした。Amazonはこう言うとき助かる。
その代わりに、またマップカメラで良品・フード付きを中古保証1年付けて買うことにした。a7iiを買ったときのポイントもあるので。
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カメラ | 日記
Posted at
2025/05/22 21:10:59