もう新しいレンズは買わないと言ったが、その前にヤフオクで買った11円とか240円とかのジャンクカメラが届いたのでみてみた。
2つあり、どちらもEOS650。これでこのカメラが3つになってしまった。
どれも、電池を入れれば動く。
ただ、液晶の劣化が大概あり、1台だけ軽微だった。この個体は、全体に綺麗で程度がいい。
この個体に付いていたレンズが、なんとずっと世代の新しい
EF28-80mm F3.5-5.6 IV USM
1996年の発売で、手ブレ補正はないが、超音波モーターでとても静かな標準ズームだ。
内部にやや埃が多いが、全体に綺麗。
古いボディに新しいレンズを奢り、状態がいい。元の持ち主氏は、大切にしていたのだろう。
このレンズ自体はタマ数が多いために中古が格安で売られている。
Commliteのマウントアダプターで使うと、往復合焦するものの速く静かなUSMであまり苦にならない。
もちろん、Sigma MC-11で使うと、かなり速く快適だ。
あまり明るいレンズというわけでもなく、フィルムカメラ時代の入門用レンズという位置づけ。
初代EOSの標準レンズEF35-70mm 1.3.5-4.5はAFが遅いが、手を抜いていない分レンズとしては上になるのだろう。1996年のEF28-80mm F3.5-5.6 IV USMは、見た目は違うが1999年のEF28-80mm F3.5-5.6 V USMとレンズ設計は同じである(Ⅳでレンズがコストダウンのためにか非球面化され補正のためのレンズが1枚増やされており、Vでレンズはそのままに見た目を高級化されている。販売戦略上の変更?)。
なお、もう1台に付いてきたEF35-70mm 1.3.5-4.5は、小さなカビがあり清掃が必要だが、AFはこれまでに入手している他の同レンズより軽快だ。同じレンズでも違うのは、経年劣化度の違いか、ロットの違いで改善されているのか。
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そのもう一台にはシグマの望遠ズームもついてきたが、かなり状態が悪い。外装はゴム状塗装がベタベタになっており、レンズもカビが多く、かなり汚い。正直使えたものではない。
まあそのうちその気になったらAFレンズの分解清掃のネタにしてみる。
本当はAPOレンズで素性はいいのだが。
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SigmaのMC-11が届いていたので、返品前の望遠ズームで試してみた。AFは、いやもう瞬間である。音もほとんどせずにあっと思う間もなく合焦している。すごい。
アマゾンで購入したこのレンズは、変な油滴のようなものがレンズの表面に無数にあり、ちょっと気持ち悪いので返品。その代わりに、マップカメラの良品の配送待ちだ。ここまで来ると、新品でもいいかもしれない価格になってくるのだが。
今度こそだが、楽しみにしている。
追記:
ジャンクカメラに付いてくるレンズだが、みな保護フィルターを付けている。
買ったときにフィルターを勧められるのだろうけれど、あるとないとで大違い。
大切にされていたかどうかの指標にもなるかも知れない。
もっとも、保管状況でレンズは状態が大きく変わるので、実際にみないと分からないのだが。
追記:
MC-11+EF70-300mm F4-5.6 SI II USMをNEX-7に付けてみたが、合焦が遅い。何度も往復をして探していて時間がかかっている。
NEX-7はコントラストAFなので、位相差AFより遅いので仕方がないのだが、思いの外遅い。
追記:
EF28-80mm F3.5-5.6 IV USMは、AFが比較的速く静かではあるけれど、レンズの質ではEF 35-70mm F3.5-4.5に及ばない。EOS第一世代と比較すると、コストダウンされているために写りは悪くなっているようだ。
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Posted at
2025/05/23 19:51:28