
↑写真はオークションのもの
シルバーのOM-2Nは、まさに実家にあったものと同じ、因縁のモデルだ。
オークションのライバルは複数いたが、安値のうちに撤退し、落札できた。
写真を見る限り、あちこちにスポンジやフェルトが貼り付けられ、汚れが見えるレンズのゴムフードもあまり印象がよくなかったのだろう。
でも、自分は、前オーナーの愛情をとても感じたので、この個体は非常に綺麗で、本質的問題はないと思っていた。
安値で買えたのはラッキーだった。
それが本日到着し、各部チェック。本当に綺麗な個体。大切にされていたことが分かる。
電池室の中には電池が入ったままで、端子が黒くなっていた。まずは接点を磨いて電池を入れて、電池チェック…赤いLEDがやや不安定に点灯。スイッチの接点が酸化している様子。
傷も少なく、外観や内部は非常によい状態。
おそらく使われないまま放置されていた期間があったのだろう。そのため、電気接点部分は酸化していたようだ。
AUTO-OFF-MANUAL切り替えスイッチの接触が不安定だったが、何度か動かしているうちに良好に。
AUTO、MANURALとも正常に動作している。照度計も動いているが、MANUAL時に不自然に低い。シャッタースピードにかかわらず同じ指示。
シャッタースピードの検出がうまくいっていないようだったので、シャッタスピードダイヤルを何度か動かしていると復活。正常と思われる動作をするようになった。
これで、この個体はほぼ完調のように思われる。プリズムに若干の腐蝕があるが気にならない位置。
レンズも状態が非常によく、前玉の汚れが多少目立つ程度で清掃で綺麗になった。
追記:
ブラックのOM-2Nはマニュアルがオートになるという不思議な異常があったが、分解してスイッチ部分の接触を改善させ、動作のようすが変わった。だが、シャッタースピードはまだおかしい。シャッターを切るごとにスピードが変わったりする。
経験上、OM2のシャッタスピードダイヤルは接触不良が起きやすいことを思いだし、接点復活を図ったら、改善していった。
現在は完調になったように見える。
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2025/06/30 20:03:22