部品も届いたので、mbedに慣れるためもあってさっそくブレッドボード上に回路を作って動かしている。
上の回路はサーミスターという温度センサーの温度による抵抗値変化をアナログ入力で読み取って液晶に出力するという簡単なもの。
それでも、C言語やC++などとんとご無沙汰だった身にはなかなかだ。
人が作ったプログラムがあちこちにあるので、それを参考にいじくってみているのだが、BASICやPASCALになれているのでやっぱりプログラムが読みにくく、大変に生産性が低い状態……。
それでもなんとか部屋の温度をよみとって液晶に表示することができた。
サーミスターのドリフトがそれなりにあるようなので、0.1秒に1回読んだ温度を10回平均で表示するようにしている。
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一方で、別のブレッドボードには12Vから±5V、±15Vを出力できる電源を組んだ。
これで今回の目的であるPWMコントローラーへの制御信号を出力する回路の下準備ができた。
あとはトランジスタとオペアンプで出力回路を組んで出力テストをすればいいのだ。
回路は簡単だが、またプログラムを組まねばならない。
いきなりはファンを制御せずに、まずはオシロスコープで目的の信号が出せるかどうかを確かめながらだ。
仕様は分かっているので、難しい課題ではないのだが、慣れない/忘れているC言語で書くのがめんどくさい。つい頭がBASICになってしまう。
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mbedはNXPセミコンダクターズの32bitプロセッサーを積んだ組み込み機器制御用のマイコン(マイクロコントローラー)である。
私が今つかっているものはLPC1768で、96MHzで動いている。コアはARM社のCortex-M3プロセッサ。
もっと簡易なボードもあり、DIPタイプのプロセッサ部分だけを差し替えて交換することができるものもスイッチサイエンスから販売されている。ボード上でプログラムを書き込み、プロセッサー部分だけを他の基板に差して制御に使う事もできる。プロセッサーは150円ぐらいと恐ろしく安い。
様々なI/Oをもっていて高機能なので、ちょっと複雑なことも簡単にできる。
やりたいことがある人には、たまらないアイテムだ。
Posted at 2015/09/11 19:20:23 | |
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