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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2017年08月12日 イイね!

人間ドック初体験


 わんわん!人間ドックに行ってきたわん!!

 と馬鹿な出だしで失礼。

 日帰り人間ドックに行ってきた。

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 今回は実家に近い総合病院のヘルスケアセンターで。ここは比較的安い上にそこそこ豪華なレストランの昼食が一食ついてくる。

 まずは電話で予約。土曜日を指定した(これは個人的には失敗だった)ら、翌々週の土曜日になった。それほど混んではいない様子。

 数日後にはいろいろな案内や問診票、検便二日分、検尿の入った封書が届いた。

 検便は二日分だが、この所食事量を落としているせいか毎日は出ない。結局二日前にとったものだけしか取れなかったので焦ってググってみると、一般に取れないことは多いので1回分でもかまわないとのこと。ただし、便の潜血検査の精度は落ちる。ガンなどがあると出血しているので検出できるというものだ。病院によっては後日提出でも可とかと言うところもあるらしい。

 検尿は職場の健診でなかなか取れず苦労したが、今回は夜中に尿意を催したのでちょっと早いがさっさと採っておいた。
 
 自分の場合はこれらに加えて私学共済の用紙を持っていかねばならない。のだが……

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 検査前日に早く寝ようと思っていたのだが、もろもろのことで寝られず。睡眠時間が極端に少ない状態で検査になってしまった。寝不足だと血圧は上がりやすいし血糖値も上がりやすく、脂質系も上がりやすくなるなどいいことなし。
 前日は可能な限りよく寝た方がいい。

 検査を月曜日にすれば、週末にたっぷり休めるので、次回はそうすることにした。

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 ヘルスケアセンターは病院と同じ建物だが、入り口が別になっている。専用の駐車場もある。
 病院の方と違ってかなりこぎれいにしてある。
 スタッフの言葉遣いや態度もサービス業のそれ。人間ドックは儲かるのだろうし、どこにするかは自由に選べるから、少しでも有利になるよう気を使っているようだ。

 クレジットカードも使える。ただし、ボーナス払いは出来ないらしい。

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 検査は待ち時間がかなりあって、8時半からはじめて終わるまでに3時間弱。

 検査は職場でやる健康診断とかぶっているが、同じ血液を採るのでも血液検査の項目は多いし、目の関係は眼圧や眼底を見る。肺機能も測る。

 胃検査はバリウムを飲むが、発泡剤と共に飲んで異を膨らませ、胃の全体にバリウムが回るように機械に載って斜めや横にされたり体を自分で何度も右回転させられる。
 発泡剤はバリウムはヨーグルト味か何かにしてあって、飲みにくいことはない。
 昔ブルーベリージュースが造影剤に使えるという話があったのだが、それが実用化されているという話は聞かない。たとえ使えたとしても薬品メーカーがそれを許さなそうだ……と思ったら、X線ではなくMRI用にはブルーベリーが研究されているらしい。含まれるマンガンが造影に使えるのだ。

 X線映像をX線撮影のモニターでリアルタイムに見てみたいものだが、残念ながらなかなか機会はない。

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 3時間弱で全て終わり、この時間人間ドック受診者で貸し切りのレストランにてお食事を頂く。サーロインステーキを頼んだが、いちおうコース風でそこそこ豪華。検査フロアでは気付かなかったが、周りを見るとほとんどが夫婦での人間ドック受診だ。

 午後は中間結果に基づく医師によるカウンセリング。

 私はこの間に一度実家へ行き、家に置いてきてしまった私学共済の用紙をダウンロードし、印刷してきた。この道の途中、下剤の入ったバリウムが効いて、大変な事に……。

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 カウンセリング、といっても流れ作業で短時間にざっと検査の結果で気になる部分と今後について話してくれるだけ。こちらに質問の暇を与えない。ちょっと何かを言っても反応しようとしない。もう少し話をさせてくれればいいのに、そうはなっていなかった。もう少し親身な対応をしてくれる音だと思っていたが期待はずれだった。

 自分は例によって肝臓関係の問題を指摘されている。悪化しつつあるのでこれは医者にかかってどうにかする必要がありそうだ。ウイルス性ではないのは以前の検査で確認済み。

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 こんなものかな。

 以前の職場で使っていた病院は検査に高い比重があって、健診も非常にスピーディーだった。職場でその前に使っていた病院は検査は専門のコースになっているのにやや時間がかかった。今の職場で使っているクリニックは病人の診察と同時にやっているのでタイミングが悪いと結構時間がかかる。

 その健診がスピーディーな病院は、人間ドックも当然やっているので、職場を辞めてもわざわざ埼玉から都内まで検査に行く人もいた。同じ病院で検査を受けていた方が体調管理になりやすいが、彼女はそもそも気に入っているらしい。

 **

 今の職場では産業医の面接があるで驚いた。前の職場にはなかったからだ。
 これ実は調べるまで知らなかったのだが、雇用者の義務なので、受けさせなければならないのだ。講師だけでなく専任も受けていないそうなので、前の職場は一体……



 
追記:
 バリウム排出のための下剤が結構強力で、翌日もまだ効いている。
 人間ドックのあとは、いつでもトイレに行けるようにしていないと、大変な事になりかねない。
 遠くの病院にかかって、検査後すぐに帰宅するのは避けた方が懸命そう。
 家に帰っても自宅安静がよろし。


Posted at 2017/08/12 16:02:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 医学・医療 | 日記
2016年05月28日 イイね!

医者の説明は、患者を意図的に誤解させていないか?


特集◎緩和ケア 7つの誤解
誤解4◆医師の説明を患者は理解している

2016/5/27 満武 里奈=日経メディカル
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t267/201605/546857.html?n_cid=nbpnmo_fbed

 この記事は、何を言いたいかは分かるが、おそらく医者の立場に都合よく書かれてしまっている。


医師が患者に治療選択肢を十分に説明したつもりになっていても、実際に患者は理解していないことが多いためだ。「次の抗癌剤へと切り替えるときに、『次にはこの薬がありますよ』とさも治るように説明しているケースがある。治療効果が得られなかったから次の抗癌剤に変更することや、その抗癌剤が最後の選択肢であることを明確に伝えていないことが原因だ」と立川在宅ケアクリニック(東京都立川市)の井尾和雄氏は指摘する。


 おそらくここは正しい。
 患者が抗がん剤治療について正しい認識に立っていないのは明らかだろう。それは、医者の説明の仕方に明らかな問題があり、治療方針や可能性について伝えられていないことが明らかだ。

 しかし、この記事に示されている患者への説明の仕方はどうだろう。

「最初にAという抗癌剤を使用します。もしこれで治療効果が得られなかった場合はBを検討しましょう。それでも腫瘍が小さくならなかった場合にはCか、緩和ケアを本格的に開始することを検討しましょう」


 これは違う。
 これでも患者は治療で当然治ることを前提にしてしまう説明になる。この記事の言う最後の選択肢というニュアンスが感じられない。

 より正確に説明するとすれば

「抗がん剤で効果が得られるかどうかは分かりません。これから複数の抗がん剤を試していきますが、体への負担も大きくなります。抗がん剤A、Bと試してみますが、効かない場合は状況を見ながらCを試すか緩和ケアへ進みましょう。」

だろう。

 場合によっては抗がん剤を使わない選択もあり得る。緩和ケアに移った方がいい(むしろ延命効果がある)ケースもある。

 治療を試すというのは、治療効果の可能性が充分にあることだと当然患者は思う。

 残念ながら、抗がん剤は万能ではない。候補が複数あっても、この患者のこのガンにどれが効くか、あるいはそもそも効くかどうかも分からない。効かないことも充分ある。

 抗がん剤の成績が高いガンは限られている(たとえば血液系のガン)し、その人で効くかどうかも分からない。
 副作用も以前とは状況が違ってきているとは言え、なくなったわけではない。
 費用的な問題もある。

 まだまだガン治療は途上で、最近では分子標的薬がよい成績を上げるようになってきているし、もっと成績がよくなり、体への負担が軽くなる可能性はあるけれど、現状の抗がん剤治療は一縷の望みを託すものである場合がそれなりにあり、抗がん剤治療が採るべき選択肢でないこともありうる。

 この記事の状況は、治癒の可能性が低い状況と読める。“最後の選択肢”としているのだから。
 この状況で医者は効くか効かないか分からない治療をしていることを明確にしたいとは思わないだろう。患者が誤解しているのではなく、患者を誤解させている気配を濃厚に感じる。

 可能性が低いことを伝えることが正しいかどうかは議論の余地があるが、可能性が充分あると誤解させることは、本記事の

患者は「先生を信じて治療を続けてきたのに治療選択肢がないとはどういうことか」と嘆き、深い絶望に陥る


という状態になることはわかりきっている。

 患者が理解していないのではなく、患者を誤解させているのが問題だと言うことを、医者なり記事の執筆者はよくとらえ直した方がいいのではないだろうか。
Posted at 2016/05/28 09:29:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 医学・医療 | 日記
2016年05月09日 イイね!

内科医学会の企業ブース消滅とお金の流れの改善?


 日経メディカルの記事

企業ブースが消えた学会で考えたこと
2016/5/6

「第113回日本内科学会では、例年開設されていた企業展示ブースが消えていました」。一部の医師が持つ「企業に対するたかり体質」に苦言を呈する池田正行氏。「内科学会から企業ブースが消えたのはそんなお医者様達と、彼らをそこまで甘やかしてしまった企業に対する市民の厳しい目を意識したからこそではないでしょうか」。池田正行の「氾濫する思考停止のワナ」、今回は企業ブースが消えた学会でのことについてです。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/blog/massie/201605/546759.html?n_cid=nbpnmo_fbed



 内科学会から企業ブースが消えた! いつも横を通り過ぎる度に眺めてきた、東京国際フォーラムでおなじみだった、あまりにもあけすけなお金の流れを象徴する医学会の企業ブース(出展料は事実上の学会へのみかじめ料)は他でも消えていくという方向とも。

 無料弁当を提供するランチョンセミナーとかも見えてたなあ。それも最近は消えつつあるという。

 この業界のお金に関わる奇妙な習慣は改善の方向にあるのか?


 医学部だけが享受してきた企業からの奨学寄付金は、それを獲得にしてきた教授に大きな権限を与えるものだったそうだが、外資、裁判をきっかけにそれも契約による臨床研究へ移行してきたとか。

 無料弁当サービスのランチョンセミナーもなくなってきているが、医師の7割は「ランチョンセミナー必要」とするアンケート結果がある。「それで処方が変わるわけではない」と。ならばと医師のたかり体質を指摘して記事は終わっている。

 日経メディカルでは、市民感覚とずれた医者感覚がそのまま記事に登場するものを見てきたが、これだけ切り込んだものは珍しい気がする。

 と言いつつ、ヘッドラインで記事を選んで読んでいるので、何から何まで見ているわけではないが。
Posted at 2016/05/09 06:46:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 医学・医療 | 日記
2015年12月26日 イイね!

診療報酬本体引き上げに対する読売と日経の論調


 まずは読売の記事の引用

診療報酬改定 地域医療を守る視点が重要だ
2015年12月22日 03時21分

 高齢化で膨らむ医療費の抑制は、社会保障制度を維持する上で欠かせない。診療報酬のマイナス改定はやむを得まい。

 2016年度の診療報酬改定で、政府は全体として0・84%引き下げることを決めた。前回14年度改定はプラス0・1%だったが、消費増税の対応分を除けばマイナス1・26%だった。実質的に2回連続の引き下げだ。

 今回、医師らの技術料である「本体部分」を0・49%引き上げる一方、医薬品の価格である「薬価部分」は、実勢価格に合わせて1・33%引き下げる。

 政府は、財政健全化に向けて全体のマイナス改定を早々に決め、本体部分への切り込みも検討してきた。日本医師会などは、医療崩壊を招きかねないとして、プラス改定を強く求めてきた。

 来年夏の参院選を前に、政府・与党が医療機関側に配慮する形で決着したとの見方もある。

 前回の実質マイナス改定以降、病院経営は悪化傾向にある。地方の医師不足も依然として深刻だ。医療従事者の人件費となる本体部分の引き上げは、地域医療を守り、国民の不安を和らげるためには、必要な措置と言えよう。

2015年12月22日 03時21分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20151221-OYT1T50153.html

 注目は診療報酬の本体部分についての評価だ。

 選挙対策としての日本医師会への配慮の指摘はしつつ、赤字が多い病院の経営状態に触れ、「地域医療を守り、国民の不安を和らげるためには、必要な措置と言えよう」としている。

 ここでも「医療従事者の人件費」としている点は気になるが(実際は、医療行為に対する報酬)、実情を踏まえている。

 ただ、読売新聞と日本医師会は関係性を持っている。他紙との論調の違いはそこから来ている可能性が高い。
参考:http://www.med.or.jp/people/kokoro/

 対する日経は感情的にすら感じる。

医師の報酬引き上げは妥当なのか
2015/12/22付

 健康保険で受ける医療の公定価格である診療報酬が2016年度は全体で1%程度引き下げられることが決まった。診療報酬のうち薬価部分が下がったことが寄与した。保険料や税金が財源である健康保険の財政は厳しく、引き下げは妥当だ。

 しかし医師、歯科医師、薬剤師の技術料部分、いわゆる診療報酬本体については約0.5%の引き上げとなった。国民の負担軽減や国家財政の健全化に役立てるためには引き下げてもおかしくはないはず。なのに、なぜこの部分をわずかでも優遇する必要があったのか明快な理由が見当たらない。

 診療報酬は原則2年に1度、社会情勢を踏まえて改定することになっている。16年度は改定年に当たるため、政府の来年度予算編成の中で改定率が議論されていた。

 薬については、実際の取引価格を基に新たな薬価が決まる。市場では以前に決めた薬価より安く取引されることが多いため、新薬価は改定のたびに下がるのが常だ。

 これに対し、いつも大きな議論となるのは本体部分の改定率だ。病院や診療所などの収入に直結する部分だけに、医師会など関係団体の引き上げ圧力は強い。

 今回、本体部分の中で、大病院の近くに密集する大型「門前薬局」の報酬を引き下げる方針は示された。「処方箋通りに薬を出しているだけ」といった批判や、それらの薬局の利益率が高いことを踏まえると、適切だろう。

 問題はその他の部分で目立った切り込みがないことだ。医療機関の経営は楽ではない、といわれるが、医療機関の機能や規模などを子細に見ると一様ではない。

 手術などを担う急性期病院では経営が厳しいところもあるが、診療所の収益などは安定的といえる。全体を抑えつつ、余裕のあるところから厳しいところへ財源を回す改定を考えるべきだ。


 にもかかわらず、本体部分は引き上げありきで検討が進んだ感が強い。来夏の参院選を見据え、日本医師会などの支持を得るための政治決着といわれても仕方ない。

 全体の改定率が決まったことで、次は個別の診療報酬の改定作業が始まる。少なくとも医療機関の経営実態に即した改定をしてもらいたい。できる限り費用を抑えて良好な医療体制をつくるための、医療機関や患者負担のあり方などについても、もっと議論を深めるべきだ。
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO95412030S5A221C1EA1000/


 見出しでいきなり【医師の報酬】と読者をミスリードしている。これは意図的か単純な間違いかは分からない。
 日経の論調は日本医師会の圧力で診療報酬本体部分が上がったことに力点があり、まるでそれが悪であるかのように扱っている。黒字の診療所に対して病院の一部のみが赤字であるかのように書き、圧倒的に大きな位置を占める病院が赤字経営であることを矮小化しているように見える。
 公立病院の9割以上が自治体からの繰入金なしでは成り立たず赤字である現状など全く無視している。

 他ではずばり今回の本体引き上げに誰が動いたかという記事まで書いている(末尾に引用)。診療報酬の本体部分引き上げと日本医師会を敵視しているかのようだ。
 財務省の方針は医療でも教育でも可能な限りの予算圧縮である。これに対抗する手段は当然必要であろう。政治団体と政治献金はそのための手段だ。

 同じ論調で新聞特殊指定や新聞軽減税率適用を叩いて欲しいものだ。新聞が傾いても国民はそれほど困らないが、病院が閉鎖されれば死活問題だ。
 また、日経は企業減税を当然のことのように伝えるが、診療報酬と同様に論じるべきだろう。経団連がいかなるロビー活動をしてきたか、当然取り上げるべきである。

診療報酬本体プラス、動いたのは…
2015/12/25 6:30

 「『4人会』を知らないのはモグリだよ」。自民党厚生労働族の1人はこう解説した。2016年度の診療報酬改定は8年ぶりのマイナス改定だったが、医師や薬剤師の技術料にあたる本体部分はプラスだった。その舞台裏で4人会といわれる族議員のボスたちが影響力を及ぼしたという。それは事実なのか、関係者の証言をたどった。

■えりすぐりの最高幹部

 自民党厚労族のなかでは約10人が「ボス」と位置づけられている。例えば党税制調査会長の宮沢洋一、税調最高顧問の野田毅、地方創生相の石破茂側近で元環境相の鴨下一郎、財務相の麻生太郎が首相だったとき官房副長官として仕えた松本純らがその一角を占める。

 4人会はボスのなかでも、えりすぐりの最高幹部をさす。筆頭格は党幹事長や財務相などを歴任した元衆院議長の伊吹文明と、厚労相経験者で元参院副議長の尾辻秀久のベテラン2人だ。首相、安倍晋三の補佐官である衛藤晟一、第2次安倍内閣で厚労相だった田村憲久が脇を固める。4人は国会周辺でひそかに会合を開いては事務方と綿密な調整をしたとされる。

 「日本医師会長の横倉義武さんが最終盤で『0.5~0.6%でお願いします』と4人会に伝えたようだ」。別の自民党厚労族はこう話す。横倉は16年夏に会長選挙を控える。診療報酬の本体について医師会内には、0.7%以上の引き上げを求める強硬論があった。0.49%のプラス改定での決着は「横倉さんの面目を保てるギリギリの線」(党政調幹部)という。

 ただ、4人会より、自民党と連立を組む公明党が影響力を発揮した部分もある。本体プラスを裏づける財源問題だ。

 「恒久財源を明示する必要はない。参院選で負けたら元も子もないだろう」。公明党政調会長の石田祝稔は、政調会長代理の桝屋敬悟とともに財源問題で踏み込みたくないと、かたくなだった。

 16年度の財源は全国健康保険協会(協会けんぽ)への国の補助金を減らすことで穴埋めできる。ただ、それは1年限りの財源だ。17年度以降の恒久財源はほかに探さなければならない。

 17年度以降の財源を、患者負担の月額上限を定める高額療養費制度を見直すことで確定させたい――。こんな考え方のもと、財務省は合意文書案をつくった。石田らは高額療養費に関する記述をそっくり削除し、文書案を突き返したという。

 「高額療養費の見直しと書くだけなら、中身に踏み込まないのだから、それでよかったのに。公明党は固かった」。自民党幹部は振り返る。

■4人会でも公明党でもない

 一方で、日医関係者はこんな見方も示す。「本体プラスの流れをつくったのは4人会でも公明党でもない。安倍さんだ」

 「医療の現場で働く人の給料の問題にしっかり対応してくれればいい」。8日、首相の安倍晋三は首相官邸を訪れた横倉にこう伝えた。アベノミクスの恩恵はサラリーマンにとっては賃金の引き上げであり、医師らにとっては診療報酬の引き上げだ。

 安倍はかつて自民党社会部会長(現厚労部会長)として診療報酬改定に直接かかわった。社会保障は得意分野でもある。官邸主導が強まる安倍政権の政策決定のなかで、安倍の意向抜きの「本体プラス」はありえないという見方は有力だ。=敬称略
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO95482000U5A221C1I10000/

 もちろん、新聞軽減税率適用や企業減税に動いた政治家についても、生々しく記事にしてくれるのだろう。
Posted at 2015/12/26 04:07:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 医学・医療 | 日記
2015年12月26日 イイね!

医師報酬が減ってもやはり苦しい病院経営


 2014年の資料でこんなものがあった。

 厚生労働省 中央社会保険医療協議会総会2015年実施
「医療経済実態調査」
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t239/201511/544484.html?ref=RL2


 平均病床数201床、816病院の調査である。

 これによると、2014年の診療報酬改定前後で経営状態は悪化し、赤字が拡大していることが分かる。

 この時の改訂内容は
・全体の改定率は0.1%のプラス
 ただし、消費増税対応分の1.36%を除くと、実質マイナス1.26%

 内訳は以下の通り。

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000039378.pdf

 病院経営の苦しさが見える。
 一方、小規模な診療所の平均は黒字。ただし、黒字幅は改定前後でわずかに圧縮されている。


 **

 最後に人件費の部分。

医療法人立病院
 勤務医は1577万7495円から1544万4200円
 看護職員は437万1432円から437万4399円
 事務職員は401万4916円から405万3486円

 消費税対応分を除いて0.1%診療報酬(本体)が増えても、医師の報酬は減っている


 
 診療報酬(本体)が増えることを医師の報酬増加ととらえて感情的に反発をする人もいるようなのだが、実際には人件費は下がっており、薬価を下げ、本体を上げても全体では下げられているので、もともと赤字の病院の経営はさらに悪化している。

 データを元に、どう考えるのかを議論した方がいい。


(データがないが、医師の人件費が下がっているのは、高額な給与を得ていた団塊世代の大量退職のためである可能性がある。このあたりは調べる必要がある。)
Posted at 2015/12/26 02:46:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 医学・医療 | 日記

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