
夏の課題の1つ、SVXの運転席シートを綺麗にするを実行。
SVXのシート表皮はアルカンターラ(東レのエクセーヌ)。人工のスエードであり手触りもよく手入れも簡単で非常に優秀。服飾やソファー、世界中の高級スポーツカーにも使われている素材。ただし、摩擦が多い部分ではやがて毛羽立ち、よれてしまうと言う欠点がある。古いSVXはほぼ間違いなくこの問題がみられる。中には座面内のポリウレタンがへたっているものもある。
私の旧SVXは、表面はそれほどひどくはないが毛羽立ちが目立ち、座面内のポリウレタンに割れがあり座面のサイドサポートが悪い。
新SVXはポリウレタンはしっかりしているようだが、毛羽立ちがかなりある。
どちらも助手席側は比較的綺麗。
そこで、旧SVXの助手席シートの表皮を運転席側とスワップすることを試みた。
表面の形状はほぼ同じだが、裏面が同じとはかぎらないのだが……。
まず、旧SVXの助手席シートを外し、表皮をポリウレタンフォームごと外す。
次に旧SVXの運転席シートを外し、同様に外す。
皮は銅のリングで固定されているだけで、外すのはそれほど難しくはないがそれでも数が多い上にラジオペンチでひねって外すのは結構たいへん。裏の機械装置のグリースで手も汚れる。
ここで運転席はモーターが入っている関係で助手席と一部構造が異なるのに気付くが、まあいいやと無理矢理進行。
背面もやってやれないことはないが、かなり手間がかかるのと、助手席も意外に毛羽立ちがあること、運転席側は座面ほどひどくはないことで、背面はそのままつかうことにする。
スワップし取り付けた。
一応の完成が写真。
あとは助手席シートを旧SVXに戻し、新SVXの運転席シートを旧SVXへ移動。綺麗になった旧SVXの運転席シートを新SVXに取り付けた。
ここで旧SVXの運転席シートの後ろ面が比較的汚いのに気づき、新SVXの運転席シートから後ろ面を外し、綺麗に洗浄してから旧SVX運転席シートに取り付けた。
そのほかに、非常に刃先が細いはさみで背面の毛羽立ちを細かくカット。助手席シートも同様に細かくカットし、見た目を整えた。
休みながら6時間ぐらいか。
これで、結構新品気分でSVXに乗れるか。
ああ、そうだった。バンパーにひどい傷が……。1本丸ごと塗ると5万円だとか。
(追記)
本来は皮とウレタン、金属の骨格?が1つの単位で、座面・背面ともこれで外れるはず。助手席はこれで外せそうだったが、運転席は電動機構の取り付けボルト(+ねじ)が尋常でない固さで、しかも助手席と運転席でボルト位置も違うため、この単位で交換は不可。
Posted at 2009/08/23 18:24:13 | |
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