個人的な事情でなかなかブログに手が回っていなかったが、久しぶりに地震のこと。
まずはいつもの累積グラフ。
今回のデータはUSGSの速報を積み重ねたものではなく、カタログとして整備されたものを使っている(とはいえ最近のデータはPDE-Qなのでまだ速報のレベルだが)。かなり地震の量が増え、累積マグニチュードもどかんと増えてしまった。
というのも、速報では欠けているデータが多いため、地震があるのに妙な空白ができてしまったりする。一応速報も使うが基本はカタログに登録されたものをみたいと思う。
見やすくするために3/11からの15日周期で目盛り線を入れてある。最近の6/9や6/14の活動が非常に目立つ。
拡大版も。
最近リズムがよくなっているので、まもなくくる次の周期が気になるところだ。
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余震ではないが最近は駿河湾の地震におどろいた。
詳細はHi-netに載っている。
千葉でもそれなりに揺れが大きく、震度3程度。あわや東海地震発生かと思った。
7/31以来千葉直下の地震や福島県沖などそれなりに揺れる地震が相次ぎ、肝を冷やした。
壊滅的な地震はいつくるかわからないので備えは忘れずにいたい。食料と水は最低限。
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7/25のブログで私は次のように書いた。
今回、4.5ヶ月めの活動が起きている割には異常に地震の頻度が落ちたままで、大きな地震が起こる余地がまだかなりある。
3.11震源域だけで済むとも思わない。
かなり見方は正しかったようで、8/1前後にM5~6クラスのそれなりに大きな地震が相次ぎ、しかも3.11震源域外の大きな地震も起きた。
(その前の27日頃というのは#つきの根拠のない話だったのでご容赦を)
もっと大きなものも起きてもおかしくないと思っているが、とりあえずこのところ大きめのものは起きても活動全体はそれほど大きくない状態(累積グラフの傾きが急に鈍ったまま)が続いている。
GPSデータは動き続けているので、震源域も引き続き警戒必要。
ただ、なんとなく全体の様子が変わってきたので新たなステージに入ってきたような気がしている。
震源域も明らかに上と下に広がっている。
(と書いているときに千葉県東方沖で発生 Mw5.3)
Posted at 2011/08/06 15:50:35 | |
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