
千葉県東方沖から茨城の直下あたりの地震が相対的に目立つようになってきた。
統計的に処理していないのではあるが、とりあえず8/6 24時間以内の発生を見ていると、はっきり弧を描いているのが見て取れる。
いわきあたりも浅い地震が相変わらず頻発しているし、たった今も福島沖深度50kmでM4.5が発生した模様。
以前に比べればプレートの沈み込みに伴う深い地震は減ってきていて、むしろプレート内の浅い地震の方が目立つぐらいになっている。
やはり次は房総沖や首都圏直下にも用心した方がいいのかもしれない。時間がたつほど周期的に起きる地震は発生する可能性が高くなるものであるし。
普通一般に地震発生はランダムではない。
宮城県沖の地震が30年後の発生確率99%となっていたのを見て、「おお、当たっているじゃないか。東北地方太平洋沖地震は想定されていたんだ」といった人がいて、大変恥ずかしく思った。宮城県沖地震は発生周期から見て30~40年に1度は起きるのだから、当たり前の数字だ。
その想定とは別の地震だったのが今回の東北地方太平洋沖地震だ。たしか今回の地震では宮城県沖地震も含まれたという見方になっていたように思うが、震源も震源域も規模も全く違う。あくまで1000年に一度の超巨大地震であって、宮城県沖地震とは違う。
ちなみに、
仙台の付近を走る断層がある。
引用
断層帯全体が一つの活動区間として活動した場合、マグニチュード7.0-7.5程度の地震が発生する可能性があります。
本断層帯では、最新活動時期が十分に特定できていないことから、通常の活断層評価とは異なる手法により地震発生の長期確率を求めていますが、その最大値をとると、本断層帯は、今後30年の間に地震が発生する可能性が、我が国の主な活断層の中ではやや高いグループに属することになります。
(
地震調査研究推進本部 「長町-利府線断層帯」)
注) 「やや高い」は今後30年間に地震の発生する確率(最大値)が、「0.1%以上-3%未満」
この断層帯の場合ははっきりしないが3000年間隔程度らしい。
宮城県沖地震の平均37年周期は同じ仕組みの東海地震などとくらべて非常に短い。
Posted at 2011/08/07 00:25:10 | |
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