27年、13万km以上回り続けてきた燃料ポンプだが、いつとまってもおかしくない。
チェックバルブに不都合が生じている疑惑もあり、手持ちの新品ポンプに交換することにした。
燃料ポンプ Walbro 255L
https://minkara.carview.co.jp/userid/441462/car/358861/890025/note.aspx
何と、入手は2009年だった。いつ止まっても大丈夫なように車に積んでいたのだが。
交換の要領は、
Mさんの手順などを参考に方法を検討する。
まずは、燃料タンクを可能な限りカラに近づける。
ジャッキアップしウマをかける。実家には大きめのフロアジャッキを置いているので、作業がとてもラク。
右後ろのタイヤを外し、樹脂カバーを外して燃料タンクにアクセスしやすくする。配線のグロメットを外し、給油口につながる太い燃料ホースを外す。固着していて大変。バンドがさび付いていて、ネジがねじ切れてしまった。
Mさんの方法に近いが、マフラー側だけをタイラップで吊っておく。
燃料ポンプ側をジャッキで支えて、タンクを吊っているボルトを外す。
ジャッキを下げて、燃料ホースを外し、燃料ポンプを取り外す。
下が取り外したもの。上が中古燃料ポンプのブラケットに新品ポンプを取り付けたもの。
取り外したポンプブラケットから配線を切ってギボシを取り付け、中古ブラケットの配線につなげる。
これも車に積んでいた再使用不可・要交換のガスケット。
中古ブラケットのも結構マシそうで再使用できそうだと思ったが……
新品は圧倒的に状態がいい(あたりまえ)。
あとはちゃちゃっと組みなおし、燃料ポンプがまわることを確認した。
燃料タンクをもどして固定したが、少し左にずれてしまった。
もう一度ボルトを緩め、つけ直していたら、結構時間を食ってしまった。結局なんだかんだと3時間を超えてしまった。
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ものすごく構えていたが、作業的には難しいことは何もなかった。
とにかく厄介なのが、固着したホースの取り外し。

↑こういうホース外しが活躍したが、それでも工具が入らなかったり、結構大変だった。
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Walbroの255L/hポンプだが、純正より音が大きく耳につく。負荷によってその音が変わるのが聞こえるのもどうも気になる。
走っているうちにまぎれて気にならなくなるが、静かになるとやはり聞こえる。
そのうち慣れるかなあ……。
帰りにガソリンを入れたら、53Lも入った。
あと5Lですっからかん。
今回燃料タンクを覗いたらとてもきれいで錆も見当たらなかった。
燃料ポンプが燃料を吸うところは、Gがかかっても燃料が片寄ってエアを吸わないようについたてに囲まれていることを初めて知った。オイルパンと同じだ。
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燃料ポンプが止まったあとの燃圧保持ができない件、ポンプのチェックバルブが主犯ではなかったことが確定。
ホースを潰して圧力が抜けないようにして調べてみると、燃圧レギュレーターから漏れていた。
おかしいなあ、以前からポンプが止まったあと、燃圧が残らなかったのに。ポンプのチェックバルブも問題があったのかも知れない。外したポンプを調べれば分かるが、まあ、そのうち。インジェクターのテストなどに使う時にね。
と言うわけで、先ほどから燃圧レギュレーターを外してきて分解し、耐ガソリンゴムをダイヤフラムに使ったり、いろいろ試している。結局元の通りテフロン膜を使い、平滑面になるように2000番の耐水ペーパーで磨いたのが効いた模様。空気圧は取りあえず以前より保持できている。
あとで取り付けて確認する。
追記:
圧力の低下はゆっくりにはなったがやはり漏れる。八宝屋燃圧レギュレーターは一般のレギュレーターと構造が異なり、テフロン膜がダイヤフラムと弁を兼ねているが、テフロンの表面が固くて弁として密着できないらしい。
やれることは本格的に内部構造を変更するか、ドリルでザグって出口にOリングをセットするかだ。
ただ、結構大きな圧力と流量なので、ヘタなやり方ではOリングがガソリンに押し流されかねない。
平面部分にOリングをセットする溝を掘れればよいのだが、旋盤でもないとそんな精密な加工などできない。
穴を大きくしてパイプを埋め込み、Oリングの押さえにするとかか。
Posted at 2015/09/06 22:35:56 | |
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