部品取りのFTからプリズムを摘出。
抑え金具のスポンジがボロボロで、除去し清掃。
PELLIXのプリズムを取り除き、掃除し、FTのプリズムを入れた。
これがFTのプリズム。
組み立て、各部チェック。汚れ落としもした。
シャッタースピードが遅くなると、タイマーのような機能をする部分のオイルがねと付いているので動かなくなる。
これを何とかそれなりに動くようにして一応作業終了。
汚れのあったハーフミラーを拭いたら少し傷が付いた…。
当面フィルムで撮ろうとは思っていないし、完全なる自己満足なのだけれど、そこそこいい状態のカメラができたので満足。
追記:
プリズム抑え金具はスポンジを緩衝材としているのだけれど、経年劣化でボロボロになっていた。かわりに発泡ポリエチレンか何かを間にはさんでおいた。
PELLIXは、残念ながら自分にはいまいち響かない。世界初だかを狙ったハーフミラーは、ファインダーが暗く露出にも影響して撮影にも不利で、メリットよりデメリットの方が目立つ。ハーフミラーは容易に傷が付くし。
自分はFTの方が普通の一眼レフ的でいいと思う。市場の反応も同じだったようだ。
妙に礼賛する人がいるのがよく分からない。
ところで、カメラ業界は何故マイナスネジを使いたがるのだろう。
PELLIXは外装だけでなく内部にもマイナスネジが使われていて、なめやすい。
共通部品が多い後発のFT QLではプラスネジに改められているのだが。
先日ニコイチした1990年代の製品なのにEF28-70mm 2.8L USMも内部ではマイナスネジが使われている。
間違った向きに付けられる不合理的な設計も含め、どうもよく分からない。
追記:
ハーフミラー自体は、カメラ分野では時々採用されている。
キヤノンでも後にあるが、ソニーにも半ミラーレスみたいなモデルがある。
例えば連射速度を上げたいとか位相差AFセンサーをミラーレスでも使いたいと言うような際に採用されがちなのだろうが、デメリットもあるので、一般向けにはならず、我々の大多数にとってあまりよいとは思わない。
Posted at 2025/06/22 21:37:27 | |
トラックバック(0) |
カメラ | 日記