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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2025年06月22日 イイね!

【カメラ】PELLIX 復活

 部品取りのFTからプリズムを摘出。

 抑え金具のスポンジがボロボロで、除去し清掃。
 

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 PELLIXのプリズムを取り除き、掃除し、FTのプリズムを入れた。

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 これがFTのプリズム。


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 組み立て、各部チェック。汚れ落としもした。

 シャッタースピードが遅くなると、タイマーのような機能をする部分のオイルがねと付いているので動かなくなる。
 これを何とかそれなりに動くようにして一応作業終了。
 汚れのあったハーフミラーを拭いたら少し傷が付いた…。


 当面フィルムで撮ろうとは思っていないし、完全なる自己満足なのだけれど、そこそこいい状態のカメラができたので満足。




追記:
 プリズム抑え金具はスポンジを緩衝材としているのだけれど、経年劣化でボロボロになっていた。かわりに発泡ポリエチレンか何かを間にはさんでおいた。

 PELLIXは、残念ながら自分にはいまいち響かない。世界初だかを狙ったハーフミラーは、ファインダーが暗く露出にも影響して撮影にも不利で、メリットよりデメリットの方が目立つ。ハーフミラーは容易に傷が付くし。
 自分はFTの方が普通の一眼レフ的でいいと思う。市場の反応も同じだったようだ。
 妙に礼賛する人がいるのがよく分からない。

 ところで、カメラ業界は何故マイナスネジを使いたがるのだろう。
 PELLIXは外装だけでなく内部にもマイナスネジが使われていて、なめやすい。
 共通部品が多い後発のFT QLではプラスネジに改められているのだが。

 先日ニコイチした1990年代の製品なのにEF28-70mm 2.8L USMも内部ではマイナスネジが使われている。
 間違った向きに付けられる不合理的な設計も含め、どうもよく分からない。

追記:
 ハーフミラー自体は、カメラ分野では時々採用されている。
 キヤノンでも後にあるが、ソニーにも半ミラーレスみたいなモデルがある。
 例えば連射速度を上げたいとか位相差AFセンサーをミラーレスでも使いたいと言うような際に採用されがちなのだろうが、デメリットもあるので、一般向けにはならず、我々の大多数にとってあまりよいとは思わない。

Posted at 2025/06/22 21:37:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | カメラ | 日記
2025年06月22日 イイね!

【カメラ】PELLIX 部品取りからレストアベースに昇格

 ヤフオクで格安落札した(それでももっと安いジャンクは時々あるが)Canon PELLIXは、届いてみればかなりいい状態だった。

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 外装はかなり綺麗。多少の傷はあるが凹みはない。

 シャッターOK
 巻き上げOK
 露出計OK

 ただ、プリズムだけが腐蝕している。

 部品取りFTからプリズムを移植すれば、問題のないPELLIXが出来上がりそう。

 もちろん、シャッタースピードとかは狂っているかもしれないけれど、こればかりは測定しないと分からない。

 フラッグシップ機ではあったが、シャッター時のブラックアウトとショックがない一方、光が30%しか届かないためファインダーが暗く、フィルムにも70%しか届かないため明るいレンズがすこしくらいレンズと同等になってしまうため、広く受け入れられるものではなかったらしい。
 マイナーチェンジ版のPELLIX QLが出ただけで終わっている。

 FTと比べてみてシャッターが静かだが、バシャッ!とシャッターがおりる方が一眼レフらしいと感じたりもする。


 なお、プリズムが腐蝕していると、視野の一部にゴミのようなものが見えてしまう。

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 右端と左端に腐蝕が見えている。実際に目で見ると、結構目立つ。


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 この写真は、最初に手に入れたPELLIXの腐蝕したプリズムだ。下の方の横長の腐蝕が見えるだろうか。
 PELLIXと初期型FTは大概こうなってしまっているらしい。後期型FTなどから改良されているそうだ。

 プリズムそのものを修復するには、一度反射層を剥がして銀鏡反応で銀を付ける必要がある。
 銀はどうやって剥がすべきか分からない。
 綺麗に鏡にするには技術が必要で、これも大変に難しい。コストもかかる。

 プリズムの交換が正しいだろう。


追記:
 カメラ関連の投稿は人気がないので追記で。

ペンタプリズム再生法
・アルミ箔や表面鏡を貼り付ける
 あまり美しい仕上がりにはならない。
・ミラースプレー
 粗い感じになる。
・銀鏡反応
 本物の鏡になるが、熟練しないとムラになりやすい。以前の職場の同僚が熱心に生徒にやらせる実験のために銀鏡反応の研究をやっていたが。
・銀蒸着
 ペンタプリズムの製造法であり、業者はこの方法。ただし、真空ポンプと真空に耐えられる容器、ニクロム線でDIY蒸着をしている例はある。
・ハイパークロームAg
 銀を使った塗料。メッキ調塗料では圧倒的に反射率が高い。原則下塗り・銀塗装・トップコートの3層で塗るため、ガラスに直接塗装できるかどうかは不明。樹脂部品のメッキ調塗装に使われ、ネットでは透明スプーンに筆塗りの例はあるがガラスでの実践者は見かけない。塗料は手持ちがある。




Posted at 2025/06/22 11:55:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | カメラ | 日記
2025年06月22日 イイね!

【カメラ】倍率色収差が目立ちやすいトキナーレンズ

 先日かなり安めに手に入れた超広角大三元レンズ、トキナー AT-X 116 PRO DX 11-16mm F2.8だが、絞り開不良があり、まともに使えず修理予定だ。幸いアリエクにフレキケーブルがあり、修理手順動画もYouTubeにある。要するによくあるトラブルだ。
 当初は動いていた気配があるので(試写で絞りを開けると明るく映っている)、試写が最後の一押しになったのかもしれない。

 その試写を見てすぐ気付いたのが、周辺での青いニジミだ。

 これは色収差の一種で、倍率色収差と呼ばれるものだ。

 実はこのレンズは三脚倒れで一部傷がある個体で、レンズ位置の歪みで色収差が出ているのかと焦ったのだが。

 ググってみると、こんな記事があった。

トキナーAT-X 11-20 PRO DX は光学性能は旧型から改善しているがAF精度が問題
投稿日:2015年9月21日 カテゴリ: ケンコー・トキナー  

軸上色収差は、F2.8の大口径にもかかわらずとてもよく補正されている。倍率色収差はトキナーのレンズの弱点で、11mm開放で0.18%の高い値に達している。加えて絞り値や焦点距離を変えても、倍率色収差は0.14%未満にはならなず、非常に目に付く。それでも旧型の11-16mm (倍率色収差は0.22-0.27%)と比較すれば、明確に改善している。
https://digicame-info.com/2015/09/at-x-11-20-pro-dx.html

 ここに出てくる比較対象、旧型の11-16mmとはAT-X 116 PRO DX 11-16mm F2.8(もしくはそのマイナーチェンジ版 II型)のことだ。

 やはり色収差が元々大きいレンズらしい。

 F2.8の明るいレンズで、前玉が大きく星景写真を撮るのに向くはずが、倍率色収差が目立つので周辺で星が滲んでしまう。

 まあ、PC上でフォトレタッチソフトを使えば修正可能なものではあるのだが、残念感は否めない。

 その代わり、その他の収差はよく抑えられているようで、そう残念がるべきものでもないらしい。





追記:
 絞りフレキ部品。アリエクを日本語でつかっているとあまりヒットしないのだが、英語に切り替えるとたくさんヒットした。日本語では何故か商品説明欄が不完全になるようなのだ。
 もっと安いものがたくさんあったのに、それに気付かなかった自分は少し高く付いてしまったらしい。残念。

追記:
 フレキ部品、直接日本に送ってくるはずが、中国で他の商品と併せて送ってくるらしい。
 Choice商品じゃないのに。どうなってるの?

追記:
 試しに以前の試写画像をフォトショップで修正してみた。
 キヤノン版のプロファイルが存在するのに何故か一覧に出てこず、ニコン版のプロファイルで修正してみた。
 完璧ではないがかなり色ニジミを減らすことができた。
Posted at 2025/06/22 04:56:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | カメラ | 日記

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