前日にかなりの時間をかけ仕込み、本番に臨んだが、十分な演出効果は得られたようだ。
音楽ホール故の高い天井と大きな壁面を利用し、全体を包み込んだ。
ゴボを使った複雑な模様の投影はこのホールでは初めての試みであるし(十字架を投影した例が一つある)、住民自身の手によるイベントでミラーボールを本格的に使ったのは初めてだ(ダンスチームがプロの演出で使ったことはあるらしい)。
会場全体に及ぶ2色光のミラーボールによる照明演出(状況に合わせて正逆の回転切り替えも行う)と、可愛いシルエット投影の評判はとてもよかったようだ。
本番の写真は撮れていない。
しかし、リハーサル時のある場面の写真があるので載せておくことにする。
動きのあるものだけに、動画でないとイマイチ分からないのが残念。
水分子の耳にかかっている丸い光はミラーボールを照らすスポットの光。元々ミラーボールと正面のシルエットは同時に使わないつもりでセッティングしたが、結局同時に使う場面も作ったのに位置を修正する時間がなかったのでこんな具合に。
2方向から当てることで、反射光の動きが複雑になり、より効果が大きくなる。色を変えるのもポイントだ。
ゴボは、手で作る場合、ごく単純なものしかできない。
複雑なものは業者に依頼するのが普通だが、1つでも万単位になる。
これだけ複雑なものを自作した例はあまりないだろう。
ゴボ投影に使ったのは、ソースフォーというカッター付きのスポット。残念ながらズームがあるモデルではないので、ゴボの大きさは固定になる。他の照明より若干暗い750Wだが、十分な明るさが得られる。
ムービングヘッドという照明装置を使えば模様をぐりぐり動かすこともできるが、ものすごく高い。ゴボサイズも小さいので自作は難しくなるだろう。
ホールの照明は極めて貧弱で、吊り照明は左右対称に2基ずつ同時点灯してしまうので、バンドブースに光をあつめるだけでも、延長コードで片側に電源を引っ張ってくるなどめんどくさく、撤収がその分大変になる。
自分としては、照明演出を手掛けるのは2回目。
最初は、クラッシックコンサート用に、壁に間接照明で壁に立ち上がる光のスジを作り、厳かな雰囲気を作ってみた。
低予算だったが、ホールの雰囲気が変わり、効果は大きかった。
照明は目に見えるものだけに、やると結構はっきり効果が得られ楽しいものだ。
Posted at 2014/12/13 21:42:00 | |
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