先日のリハビリ会議で聞いたこと。
大腿骨頸部骨折を経た高齢者は、痛い方を動かさないので足の左右で筋力に差がでることが多いそうなのだが、母はどちらも大きく筋力が落ちている
1月の退院後、言い訳を尽くして全く歩こうとしないためだ。
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軽度認知症が疑われる前から、退院するとあらゆることをしなくてはならないために詐病を訴えて退院を渋ってきた。嫌なことから逃げだそうとばかり考え、楽をする事ばかり考える性格。嫌なことには、自律神経失調症を発症して現実逃避してきた。
入院生活での上げ膳据え膳に味をしめ、家に帰りたがらず、昨年の2回の骨折後はそのまま施設に入居することを当然と思っていた。
帰宅後も何もできないと言えば何でもしてもらえると思っている。本当に何もしない。
記憶力がなくなっていることが分かっても一切メモをとって補おうともしない。
自分のできなくなっていることを、何らかの方法で補って元のように生活しようとは全く考えない。
嵐が過ぎ去ることをじっと待っていれば、いずれ嵐が過ぎると思っている。
何もしないから体も脳も衰える一方。認知症が明らかに勢いを付けて悪化している。
認知症は、本人の性格傾向の影響を受けやすいらしい。
他人とのコミュニケーションが多い、頭をよく使う、体をよく使う。
こういう人は認知症になりにくく進みにくい。
逃げてばかりの人は認知症を引き寄せる。
母はそのタイプだ。
こういう性格の人だと、いくら言っても全く聞く耳を持たず、どうしたらいいか分からない。
昼間はひたすら寝てばかりいて、トイレと食事以外一切のことをしない。
昼間寝ているから夜中に眠れなくなる。
生活のリズムを立て直すために、デイサービスやデイケアを可能な限り増やす。服薬もその分確実になる(自宅ではいくらいっても飲まないことが多いが、施設では素直に飲んでいる)。
外面がやたらによく、見栄を張って出来てもいないことをやっているなどという。
自宅外なら、体も動かすし、周りの高齢者よりも健康そうにしている。
だからこそ、デイを増やすことは健康的に生活できるのでメリットが大きい。
人やサービスに頼ることも大切なのだろう。
追記:
認知症で脳の前頭葉が障害されると【わがまま】になる。
母の場合、元々他人の気持ちに配慮せず自己中心でわがままな性格がより強くなったような感じだ。
そして自分であえて自己中心的な行動を選んでいるようにも見える。
場面ごとに自分を使い分けているからだ。
病院で見かける明らかな認知症高齢者はこうした使い分けをしているように見えなかった。
母の場合、自分を甘やかし他人に甘えている部分が大きく見える。
Posted at 2025/08/24 22:01:51 | |
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母の介護 | 日記