実家では、何でも袋か箱に入れてそのまま何がどこにあるのか誰も分からない状態になってきた。見たくないものもそうやって闇に葬られて続けて43年。
そうした闇に少しづつ手をつけている。
母は一切手をつけようとせず、いるものといらないものを分けて整理してくれと出てきたものを渡しても
「今日はもうつかれた」
「やる気がしない」
「あー見たくない」
と言って逃げてしまう。丸一日ほとんど寝て過ごしていて、自分が無秩序にしてきた後始末を何もやらない。自分が死んだら全部捨ててくれと言うだけ。
全く戦力として役に立たないので私一人でやっている。
例えば、洗面所の棚から出てきた大量の化粧品類。
捨てろと言うが、シャネルやオリエナなどはとっておいてくれなどと勝手なことを言っている。
中にはとろけてしまったルージュとかもあった。何しろ古いものばかりで、まともに使えるのかどうかもあやしい。
化粧品類がぐちゃぐちゃでファンデーションやその他の汚れで触りたくない状態になっていたものを、全部綺麗に拭いて磨き、種類ごとに整理し、袋に入れて母に渡しても、知らん顔。
見えないところに突っ込まれているものも多いが、見えない場所に放り込めないものはあえて無視し続けられてきたりもする。
階段の回るスペースの隅に、40年間放置されてきた絨毯がある。邪魔でしかない。
これを捨てることにした。
13日に粗大ゴミをとりに来る。一緒にUHFアンテナと爆裂したステンレス巻物干し竿も捨てる。
***
実家では、ものが何処かに吸い込まれていき、そのゆくえを誰も把握していない。
その行き先の一つが、玄関の収納だと判明した。
革靴、スリッパ、登山靴、ビーチサンダル、サンダル等がぐちゃぐちゃに詰め込まれ、さらにロープ、ブルーシート、自転車カバー類の新品、野球のバット、傘、ドロップハンダル、その他様々なものが無理矢理詰め込まれていた。
これ、どう整理したらいいのだろうか。
父の靴は誰も履けない。
ヤフオクにでも出したら売れるだろうか。
Posted at 2025/08/03 20:10:33 | |
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