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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2025年06月27日 イイね!

【カメラ】因縁のオリンパスOM-2

 オリンパスは大学時代に顕微鏡でなじんだが、それ以前には、実家のカメラでも関わりがあった。
 それがOM-2Nだ。

 私が小学生の時に、家のカメラとして父親がお金を出して買ったが、カメラに関心のない両親は手を触れることもなく、私は【お前はお金を出していないから使い権理がない】とかと言われ、中学生になったばかりの兄が自分専用に使っていた。
 そもそも、兄が自分もお金を出すからと言って父親に【家のカメラ】として買わせたものである。当然兄は事実上自分のカメラとして親に買わせたのであるし、両親含めて私には使わせるつもりがなかったのだ。要するに、兄に高級一眼レフを【家のカメラ】という名目で買い与えたのである。

 その複雑な思いを抱えることになったOM-2Nであるが、今ではジャンクなら数千円、完動品でも数千円から1万円ちょっとで手に入る。

 自分がレンズも含めてオリンパスのカメラを避けてきたのは、その過去の因縁の影響がある。
 一方で、オリンパスのカメラにはコアなファンがいて、オタク人気で妙に高いことが多いことも一因である。

 ただ、自分の中に抱え続けた複雑な感情にケリを付けるためにも、このカメラを入手しようと思い立ったのだ。

 ヤフオクにはタマが潤沢に出ているが、落札は結構大変である。しつこく終了間際に入札してくるのがいてその度に10分延長、価格もずるずる上がってしまうと言ういやな思いをしながら落札したりもした。

 その前に、かなり状態のいいレンズ付き、最近まで現役で使っていたというカメラを、うっかり居眠りして落札し損なうということがあり、次は何が何でも落札したいと思わされたこともあった。

 で、まずは第一段。50mmマクロ+75-150mmズームレンズ付きのOM-2。多少機能強化された因縁のOM-2Nではない。

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↑レンズのゴムリングは清掃のため取り外してある。


 レンズは、マクロの方は点カビの強力なのが内部にあり、分解清掃が必要。後玉には傷も多く、このレンズは手を入れてもあまり改善しそうにない。
 ズームはカビはあるがわずかで綺麗。

 カメラは、電池を入れるとシャッターも露出計も正常動作。
 一つだけ、プリズム腐蝕が下部の一部にある。これだけは残念だ。Canon PELLIX/FT/FXの腐蝕プリズムがあるので、これらを使って再生方法を検討してみる。

 久し振りにOM-2のボディを手にして、こんなに小さかったんだと思った。数回だけ触ったOM-2Nは、子供の手には充分に大きかったのだ。
 当時世界最小最軽量の一眼レフOM-1とほぼ同じ兄弟機。やはり小さいのだ。ずっしり重いCanon PELLIXと比べて軽く小さく華奢に感じる。

 複雑な思いを持つカメラだが、ようやく自分のものとして手にできたことで、自分の中の何かが溶けていく感じがする。

 他にもレンズ付きOM-2Nを落札しており、メルカリで見かけたかなり状態のよいOM-40も格安で手に入れている。

 OM-2は電子シャッター制御なので、電池が入っていないとシャッターが切れずバルブ動作のみになったりするし、電池が入っていてもAUTOにしていると絞り優先のためシャッタースピードダイヤルと関係なくシャッタースピードが決まるので、よく知らない人に故障してると思われやすいらしい。






 
Posted at 2025/06/27 18:21:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | カメラ | 日記
2025年06月27日 イイね!

【カメラ】知識が大切 マウント不良格安品

 ヤフオクでとても綺麗なCanon NewFD マクロズームレンズが出ていた。

 全体としてはかなり美品なのだけれど、

「動作確認しましたがボディへの装着ができませんでした。」

とのことで安くなっていたのだ。

 NewFDマウントは、マウント自体が装着時に回転する、他社にない不思議な機構になっている。最初に見たとき驚いた。
 取り付け金具を回転させて装着する旧FDマウントと互換性を持たせながら、レンズをひねるだけで装着できるように工夫されている。
 このようなマウントであるために、複雑な機構になっている。

 このマウント、この機構のため、何かの理由で装着していないのに装着状態になってしまうと、装着できないのだ。

 おそらく、何処かの段階でマウントを回転させてしまい、装着不能になったのだろうと考えられる。

 あまり見かけない美品マクロズームレンズなので、持っていて損はない。多少悩んだが入札し、ライバルなく落札。

 先ほど届いたので早速マウントをみてみる。

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 ↑装着できない状態

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 ↑装着できる状態

 装着できない方は正規の位置から時計回りに30°回ってしまっている。
 これを戻すには、2カ所のポッチを押してから回してやる必要がある。

 早速やってみると、無事回転。FD-NEXマウントを介してα7II  から撮影できた。

 自分は既にNewFDマウントに実際に触れて機構を理解していたから、おそらく問題なく装着可能にできるだろうと考えることができた。
 おかげで探していた中望遠マクロズームレンズを少しお得に購入できた。




Posted at 2025/06/27 14:31:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | カメラ | 日記
2025年06月25日 イイね!

【カメラ】謎すぎるTokina 11-16mm F2.8の気まぐれ動作

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 Tokina AT-X 116 PRO DX(11-16mm F2.8)は絞り不良を抱えていた。

 閉から開の動作ができず、電源断時に微妙に開く症状が確認できた。

 定番のフレキケーブル不良と思い部品を調達して分解して見たが、フレキに問題はなく、導通にも問題がなかった。

 組み立て直したが、この機種はフレキが基盤にハンダ付けで、微妙なハンダ不良で絞りが動かず、手直しした。

 ところがである。

・絞りが開方向に動かない。
・絞りが閉方向に動かない。
・全く動かなくなる。
・正常に動作する。

と気まぐれな状態を確認した。

 マウントの接触不良であればAFにも問題が生じエラーが出るだろう。

 今は正常動作しているので様子を見るが、異常発生条件が全く絞れない。

 基盤に半田クラックでもあるのかもしれない。

 困ったものだ。



追記:
 6/27現在、正常動作が続いている。
 ただ、完全に確認したわけではないが、カメラに装着した直後に動作があやしくなることがあるのかもしれない。
Posted at 2025/06/25 05:45:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | カメラ | 日記
2025年06月22日 イイね!

【カメラ】PELLIX 復活

 部品取りのFTからプリズムを摘出。

 抑え金具のスポンジがボロボロで、除去し清掃。
 

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 PELLIXのプリズムを取り除き、掃除し、FTのプリズムを入れた。

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 これがFTのプリズム。


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 組み立て、各部チェック。汚れ落としもした。

 シャッタースピードが遅くなると、タイマーのような機能をする部分のオイルがねと付いているので動かなくなる。
 これを何とかそれなりに動くようにして一応作業終了。
 汚れのあったハーフミラーを拭いたら少し傷が付いた…。


 当面フィルムで撮ろうとは思っていないし、完全なる自己満足なのだけれど、そこそこいい状態のカメラができたので満足。




追記:
 プリズム抑え金具はスポンジを緩衝材としているのだけれど、経年劣化でボロボロになっていた。かわりに発泡ポリエチレンか何かを間にはさんでおいた。

 PELLIXは、残念ながら自分にはいまいち響かない。世界初だかを狙ったハーフミラーは、ファインダーが暗く露出にも影響して撮影にも不利で、メリットよりデメリットの方が目立つ。ハーフミラーは容易に傷が付くし。
 自分はFTの方が普通の一眼レフ的でいいと思う。市場の反応も同じだったようだ。
 妙に礼賛する人がいるのがよく分からない。

 ところで、カメラ業界は何故マイナスネジを使いたがるのだろう。
 PELLIXは外装だけでなく内部にもマイナスネジが使われていて、なめやすい。
 共通部品が多い後発のFT QLではプラスネジに改められているのだが。

 先日ニコイチした1990年代の製品なのにEF28-70mm 2.8L USMも内部ではマイナスネジが使われている。
 間違った向きに付けられる不合理的な設計も含め、どうもよく分からない。

追記:
 ハーフミラー自体は、カメラ分野では時々採用されている。
 キヤノンでも後にあるが、ソニーにも半ミラーレスみたいなモデルがある。
 例えば連射速度を上げたいとか位相差AFセンサーをミラーレスでも使いたいと言うような際に採用されがちなのだろうが、デメリットもあるので、一般向けにはならず、我々の大多数にとってあまりよいとは思わない。

Posted at 2025/06/22 21:37:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | カメラ | 日記
2025年06月22日 イイね!

【カメラ】PELLIX 部品取りからレストアベースに昇格

 ヤフオクで格安落札した(それでももっと安いジャンクは時々あるが)Canon PELLIXは、届いてみればかなりいい状態だった。

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 外装はかなり綺麗。多少の傷はあるが凹みはない。

 シャッターOK
 巻き上げOK
 露出計OK

 ただ、プリズムだけが腐蝕している。

 部品取りFTからプリズムを移植すれば、問題のないPELLIXが出来上がりそう。

 もちろん、シャッタースピードとかは狂っているかもしれないけれど、こればかりは測定しないと分からない。

 フラッグシップ機ではあったが、シャッター時のブラックアウトとショックがない一方、光が30%しか届かないためファインダーが暗く、フィルムにも70%しか届かないため明るいレンズがすこしくらいレンズと同等になってしまうため、広く受け入れられるものではなかったらしい。
 マイナーチェンジ版のPELLIX QLが出ただけで終わっている。

 FTと比べてみてシャッターが静かだが、バシャッ!とシャッターがおりる方が一眼レフらしいと感じたりもする。


 なお、プリズムが腐蝕していると、視野の一部にゴミのようなものが見えてしまう。

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 右端と左端に腐蝕が見えている。実際に目で見ると、結構目立つ。


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 この写真は、最初に手に入れたPELLIXの腐蝕したプリズムだ。下の方の横長の腐蝕が見えるだろうか。
 PELLIXと初期型FTは大概こうなってしまっているらしい。後期型FTなどから改良されているそうだ。

 プリズムそのものを修復するには、一度反射層を剥がして銀鏡反応で銀を付ける必要がある。
 銀はどうやって剥がすべきか分からない。
 綺麗に鏡にするには技術が必要で、これも大変に難しい。コストもかかる。

 プリズムの交換が正しいだろう。


追記:
 カメラ関連の投稿は人気がないので追記で。

ペンタプリズム再生法
・アルミ箔や表面鏡を貼り付ける
 あまり美しい仕上がりにはならない。
・ミラースプレー
 粗い感じになる。
・銀鏡反応
 本物の鏡になるが、熟練しないとムラになりやすい。以前の職場の同僚が熱心に生徒にやらせる実験のために銀鏡反応の研究をやっていたが。
・銀蒸着
 ペンタプリズムの製造法であり、業者はこの方法。ただし、真空ポンプと真空に耐えられる容器、ニクロム線でDIY蒸着をしている例はある。
・ハイパークロームAg
 銀を使った塗料。メッキ調塗料では圧倒的に反射率が高い。原則下塗り・銀塗装・トップコートの3層で塗るため、ガラスに直接塗装できるかどうかは不明。樹脂部品のメッキ調塗装に使われ、ネットでは透明スプーンに筆塗りの例はあるがガラスでの実践者は見かけない。塗料は手持ちがある。




Posted at 2025/06/22 11:55:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | カメラ | 日記

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