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Yuh_Fazioliのブログ一覧

2025年06月22日 イイね!

【カメラ】倍率色収差が目立ちやすいトキナーレンズ

 先日かなり安めに手に入れた超広角大三元レンズ、トキナー AT-X 116 PRO DX 11-16mm F2.8だが、絞り開不良があり、まともに使えず修理予定だ。幸いアリエクにフレキケーブルがあり、修理手順動画もYouTubeにある。要するによくあるトラブルだ。
 当初は動いていた気配があるので(試写で絞りを開けると明るく映っている)、試写が最後の一押しになったのかもしれない。

 その試写を見てすぐ気付いたのが、周辺での青いニジミだ。

 これは色収差の一種で、倍率色収差と呼ばれるものだ。

 実はこのレンズは三脚倒れで一部傷がある個体で、レンズ位置の歪みで色収差が出ているのかと焦ったのだが。

 ググってみると、こんな記事があった。

トキナーAT-X 11-20 PRO DX は光学性能は旧型から改善しているがAF精度が問題
投稿日:2015年9月21日 カテゴリ: ケンコー・トキナー  

軸上色収差は、F2.8の大口径にもかかわらずとてもよく補正されている。倍率色収差はトキナーのレンズの弱点で、11mm開放で0.18%の高い値に達している。加えて絞り値や焦点距離を変えても、倍率色収差は0.14%未満にはならなず、非常に目に付く。それでも旧型の11-16mm (倍率色収差は0.22-0.27%)と比較すれば、明確に改善している。
https://digicame-info.com/2015/09/at-x-11-20-pro-dx.html

 ここに出てくる比較対象、旧型の11-16mmとはAT-X 116 PRO DX 11-16mm F2.8(もしくはそのマイナーチェンジ版 II型)のことだ。

 やはり色収差が元々大きいレンズらしい。

 F2.8の明るいレンズで、前玉が大きく星景写真を撮るのに向くはずが、倍率色収差が目立つので周辺で星が滲んでしまう。

 まあ、PC上でフォトレタッチソフトを使えば修正可能なものではあるのだが、残念感は否めない。

 その代わり、その他の収差はよく抑えられているようで、そう残念がるべきものでもないらしい。





追記:
 絞りフレキ部品。アリエクを日本語でつかっているとあまりヒットしないのだが、英語に切り替えるとたくさんヒットした。日本語では何故か商品説明欄が不完全になるようなのだ。
 もっと安いものがたくさんあったのに、それに気付かなかった自分は少し高く付いてしまったらしい。残念。

追記:
 フレキ部品、直接日本に送ってくるはずが、中国で他の商品と併せて送ってくるらしい。
 Choice商品じゃないのに。どうなってるの?

追記:
 試しに以前の試写画像をフォトショップで修正してみた。
 キヤノン版のプロファイルが存在するのに何故か一覧に出てこず、ニコン版のプロファイルで修正してみた。
 完璧ではないがかなり色ニジミを減らすことができた。
Posted at 2025/06/22 04:56:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | カメラ | 日記
2025年06月21日 イイね!

【カメラ】三台のフィルムカメラ

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 手元にフィルムカメラが3台ある。いずれも最近入手したものだ。

 元は、付属レンズ目当てでCanon PELLIXをタダ同然で手に入れた。写真一番下である。
 調べてみると、このカメラはニコンに後れを取っていたキヤノンが、同社初のTTL測光(レンズ内の光を測定する方法)をとり入れただけでなく、ハーフミラーでシャッター時にブラックアウトしないという独特のしくみを試したカメラでもある。当時のフラッグシップだったらしい。
 
 入手時は巻き上げやシャッターを切ることができたが、何度か試しているうちに引っかかるようになってしまった。

 ハーフミラーは綺麗で、よく壊れているという露出計も動作する。

 問題はファインダーのプリズムで、この頃のキヤノン製品の欠陥でプリズムが腐蝕している。プリズムの抑え部品が反射層に当たって腐蝕してしまうのだ。
 全く使えないわけではないが、視界が一部とは言えさえぎられているのは不快だ。
 これを直そうと思い調べてみると、この後発売のFTなどの機種とプリズムが同じで、さらにFTの後期型では腐蝕対策がされているため、ほとんどの個体では腐蝕が起きていないという。

 そこで入手したのが写真真ん中のFTのジャンクだ。非常に売れた機種なので中古個体やジャンクも潤沢。ところが入手したものはジャンク価格ではあってもかなり状態がよく、ミラーが一度上がるとたまにおりてこない問題を抱えてはいたが、それも簡単に改善できたので、とても部品取りには使えなくなってしまった。
 そこでさらに1台、レンズ付きのジャンクを手に入れた。写真一番上の個体である。これは手入れすれば使えるようにはなるだろうが、全体に汚く、ミラーに腐蝕はあるし、メカはオイルが粘度を増しているのか各部の動きが悪い。長年放置された結果不調なのは明らかなので、こちらを部品取りにすることにした。

 と言いながら、PELLIXも部品取りのジャンクがある方がよいだろうともう一台ジャンクを買っていて、来週には届くだろう(どちらをベースにするか分からないが)。
 そんなことなので、やたらにフィルムカメラが増え始めてしまった。

 すでに付属レンズ目当てとレンズのチェック用に買ったEOS650も三台あるし(いずれもきちんと動作する)、ジャンク好きあるあるとは言え、増殖しすぎである。

***

 PELLIX/FTのキットレンズであるFL 50mm F1.4もやたらに増えてしまっているが、部品取りにすることにした個体に付属してきたものはやはりレンズも状態が悪く、カビが目立つので分解清掃が必要だ。

 このカメラは元の持ち主の住所名前が書かれていて、名前のテプラやハート型の女の子のイラストシールまで貼ってある。
 このカメラは1966年発売で大卒新卒給与の2倍という高価なもの。30代で購入できたとしても、今存命なら90歳以上かもしれない。
 おそらくは既にお亡くなりになっていて処分されたものではないかと思われる。シールは子か孫が貼ったのかもしれない。

 そういう部分が見えてしまうと、なんか分解しづらくもなったりする。



Posted at 2025/06/21 18:57:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | カメラ | 日記
2025年06月21日 イイね!

実家のバルコニー解体中

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 バルコニーは骨格だけになった。

 鉄骨はひどいサビ。ひどいもんだ。


 これから鉄骨を外し、支えている腕木のみを残してもらう予定。

 それが終われば壁の補修、バルコニー取り外し部の手直し、壁と屋根の塗装を行う。

 今回、サビがひどいテレビアンテナの屋根馬も交換しようと思っている。

 屋根馬のマストを支えるステーを雨樋の取り付け部に絡めてあるのだけれど、こういう施工が多いのだろうか。アマチュア無線だと破風板にヒートンを打つのが標準なのだが。

 ターンバックルも使っていないし。これで均等に引っぱるのは困難なのだけれど。

 一般の屋根のアンテナは、結構いい加減に見える。




Posted at 2025/06/21 14:37:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | リフォーム | 日記
2025年06月20日 イイね!

【カメラ】中玉くもりレンズの詳細(どうでもいい話)

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 もう少し調べてみた。

・内部の絞りユニットなどを固定しているねじの受け側のねじ山がバカになっていた。
・ユニットを前後に動かすための動き規制部分の滑りをよくするための樹脂パーツが変形していた。


 以前から分かっていたのは、
・中玉のくもり(バルサム切れ)
・中玉の周囲に割れ?
・間違って組み立てようとしたためのネジがこすった後や傷

 もう、あきらかに素人がいじって壊している。
 おそらく、中玉をクリーニングしようとしたか取り出そうとしたのだろうが、無理して壊したと。絞りもこの時壊しているのかも。

 道理で、このレンズにしては破格で、すぐ値下げにも応じたわけだよ。

 あたかも自然故障のように書いていたけれど、直そうとして自分で壊したパターンだったのね。

 パソコンとかスマホでよくあるヤフオクやメルカリの出品物パターン。

 価格がそれなりだったから、まあよしとしよう。必要な部品は取れたし。


 ものはビニール袋に入れて保管。あとでシリカゲルも入れておく。

 いつか部品が必要になることもあるかもしれない。



Posted at 2025/06/20 10:06:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | カメラ | 日記
2025年06月20日 イイね!

【カメラ】ニコイチ成功

  中玉くもり個体と、アタリAF不調個体のニコイチをやってみた。

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 AFが正常に動いてしまったので、ベースはアタリ個体にした。
 中玉くもり個体をベースにする場合、分解の規模がかなり拡大してしまうのだ。

 前玉ユニット、外装・ピントリング・フォーカスリング等はくもり個体のものを使用した。

 組み立てはいろいろと気を付けるべきことがあり、何度もやり直す羽目になった。

 どうにでも組み付けられるのに、正しい位置があるという不思議な構造だ。
 普通は生産性を上げるために、正しい位置以外では組み立てられないように設計する。

 幸いなことに、分解方法と組み立て方法を海外の人が動画で公開してくれている。


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 これを参考にしながら組み立てた。

 ノウハウがあって、それを理解するのにもずいぶん時間がかかった。
 レンズユニットをネジ留めしない状態でずらして、それを中からの抑えにして別の部品をネジ留めするとか、ちょっと考えられない。

 何とか組み付けて早速カメラに取り付けたが、エラーは出ないがAFが動かない。

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 分解して確認すると、原因はフレキケーブルのコネクタへの差しこみ不十分だった。

 これを修正すると、スパスパフォーカスし、明るく解像度の高い状態になった。なかなかすばらしい。さすがLレンズだ。30年近い前の製品だが、現代の製品と比べても引けを取らない。

 ただし、手ブレ補正がないのでα7IIのボディ内補正とセットで使いたいところだ。


 ***

 結局アタリAF不良個体のAFは問題なく動いている。
 基板・AFのモーターはアタリ個体のものを使っている。
 原因は、フレキコネクタの接触不良だったのかも知れない。

 中玉くもり個体だが、どうもあやしい。
 本来あちこちに付いているはずのグリスが拭き取られていたし、組み付けミスによる傷が数カ所にある。
 そして、中玉だが、レンズ周辺に割れのようなものがある。
 これは貼り合わせのバルサムが劣化しているためかもしれないが、ググっても、こういうバルサム切れ写真は見つからなかった。

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↑レンズ上部の周辺部に割れのようなものが見える。

 
 はっきりしないので、いずれ中玉を取り出して調べてみたい。

 そこまで分解すると、かなり手間になり、狂いも生じやすいので、まあいずれだ。

***

 総評としては、組み立てに思わぬ困難があり、古く単純なMFレンズとの差異を大きく感じた。
 それでもこのレンズは手ブレ補正がないし、構造としては比較的単純なレンズであるらしいのだが。

 AFが付いた以降のレンズは分解・組み立てがマニュアル無しではかなり大変だと実感した。


 手間はかかったが、健全個体の中古価格の半分未満でLレンズを入手できたので満足だ。


 これでLレンズが
EF 28-70mm F2.8L USM
EF 24-105mm F4L IS USM
EF 17-40mm F4L USM
の3本に。
 Lレンズ相当の性能を持つ
EF 80-300mm F4-5.6 IS II USM

を加えて、フルサイズ用AFレンズはかなり充実した。

<2.8通しのズームレンズを俗に大三元、F4通しを小三元というそうだ。大三元はメーカーが特に力を入れてつくっているフラッグシップ的なレンズになる。今回修理したレンズは私が今使える唯一の大三元になる。なお、トキナーの超広角大三元は絞り不良で修理待ち。トキナーの欠点だそうだが倍率色収差が思いの外大きいのであまり積極的には使えないかも。>

 ただどれも大きく重い。性能と質量はトレードオフだ。

 先日、α7IIにEF 80-300mm F4-5.6 IS II USMとEF 24-105mm F4L USM、NEX−7にEF-S10-22mm IS USMをつけて炎天下のディズニーシーに撮影に出かけたが(水分2L飲んだのに体重が2kgも減った。危険な暑さ!)、結局標準と超広角の出番がほとんどで、こういうハードな状態ではNEX-7ぐらいのコンパクトなAPS-C機を2台にしてレンズもなるべく小型なものにすべきだと思った。
Posted at 2025/06/20 07:43:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | カメラ | 日記

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「梅雨、日本周辺にしかない独特の気候なのだ。おかげで日本人は紫外線の影響を受けにくくなっているし。悪いことばかりではない。」
何シテル?   06/15 10:04
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