先日かなり格安で買った
CANON EF28-70mm F2.8L USM
だが、中玉が曇っており、レンズの貼り合わせのバルサムという接着剤(植物由来)が曇った状態だった。このモデルでは頻発する問題で、これを貼り合わせ直してくれる業者もある。
他に、絞りの動作不良。フレキシブルケーブルの断線の可能性が極めて高い。
フレキ交換は自分でやってレンズは業者に頼もうかと思っていたが、分解経歴があり、中玉の周囲に別の傷のようなものが見えていて、この中玉は止めた方がいいかもしれないと思い始めた。
ヤフオクをみていると、レンズの先端に強いアタリ(ぶつけた凹み)のある同じレンズが安く出ていた。
症状は
・レンズ先端の当たり
・AF不調
・MFは問題なし。
・前玉に小さなカビ
とのこと。
この業者はくもりがあればくもりを明確に示しているので、中玉にはくもりがないと判断。
届いたので確認して見たが、
・前玉の小さなカビあり
・レンズは全体的に綺麗。
・AFは行ったり来たりで合わない
・MFは正常に操作可能
・絞りも正常
ところが、触っているうちにAF/MF切り替えスイッチがぽろっと取れてしまった。樹脂の爪が折れてしまっていた。この不具合は販売側か元の持ち主は認識していた可能性がある。取りあえずはめてとまったのでそのまま売ったのだろう。
その翌日。
再度テストしてみると、なんと、AFが正常に!
↑スイッチが取れているのが見える。
どうも、AFの制御基板やモーターは正常であるらしい。
フレキの半断線か、AF/MF切り替えスイッチの接点が破損でうまく切り替わらずAFが異常動作をしていたとか、フレキコネクタの接触不良とか、そんなことかも知れない。
またいつ動作不良になるか分からないが、撮影してみると、アタリによる前玉の歪みもないようで、このままでも使えないことはない。
でもまあ、ニコイチして綺麗にして使いたいところだ。
なるべく近いうちにトライしてみる。
追記:
ジャンクカメラに付いてきたジャンクのSigmaの望遠ズームだが、前玉の表面が曇っており、エタノールで拭いた程度では解決しなかった。この時点で、このレンズのことは考えないことにしようと思っていた。
何しろ、このモデルはゴム状の塗装が施されており、例によって可塑剤が染み出て溶け出していた。
触るとベタベタで手が真っ黒になる。正直触りたくない。
でもまあ、何かやってみようと、曇った前玉を仕上げ用超極細コンパウンドで磨いてみると、くもりが取れた。コーティングは残っている。
これならなんとかなるかもと、とりあえずパーツクリーナーでベトベトを拭き落としてみた。大変だった。
ところが、カメラに付けてみると
・絞りが全開か全閉しかしない。フレキが割れている?
・AFは動くが(古いのでDCモーター+ギアで動かしており、遅い)、全く合焦しない。中玉のくもりのせいか?
やっぱり、このレンズのことは暫く考えないことにする。
Posted at 2025/06/19 18:21:20 | |
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