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2013年02月21日

[代車生活] その3_視界と死角の巻(マツダ・プレマシーがやって来た)

[代車生活] その3_視界と死角の巻(マツダ・プレマシーがやって来た) 家族用のエクシーガtSは、駐車中に いわゆる 「ドアパンチ被害」 に
遭い、現在 板金修理中です(費用は相手保険会社の全額負担)。

その間、代車として新車のマツダ・プレマシーと過ごすことになった
ので、スバルユーザーの目線でマツダ車の雑感を、シリーズで述べ
たいと思います。

<関連ブログ>
◎その1 は → 「プレマシーが来るまで(相手保険会社とのやりとり)
◎その2 は → 「プレマシーがやって来た(レンタカー仕様)

当方の希望した代車の条件は、エクシーガtS同様に 「7人乗りであること」 のみ。相手保険会社が、自社と取引のあるレンタカー会社を通じて用意した代車は 新型プレマシー(2013年01月24日にマイナーチェンジ) でした。

扉画像(↑)は、BP型レガシィとプレマシーを並べたところ。ボンネット(エンジンルーム)のボリューム感の違いがよく分かる。実寸として決して小さくはないハズのレガシィが、プレマシーの横に並ぶと、かなり小さく見えてしまいます。

<↓受け取り時のオドメーターを見ると、総走行距離でわずか350km台!(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

オドメーターの総走行距離が350km台であったことから、念のため車検証を確認したところ、登録年月日が平成25(2013)年01月30日となっていることが判明。とすると、時系列順に次のようになる。
   ・マツダ      : 2013年01月24日にプレマシーをマイナーチェンジし、同日発売開始。
   ・レンタカー会社 : 2013年01月30日(発売開始より6日後)に新車登録。
   ・当方       : 2013年02月10日(新車登録より11日後)に代車として使用開始。

修理期間限定の代車とはいえ、マイナーチェンジ直後の新型車を手配してもらえたのはラッキーでした。既述のブログ その1・プレマシーが来るまで(相手保険会社とのやりとり) にて、当方が 「モノ言う被害者」 と認識されたための措置によるもの・・・なのかどうかは、不明です。(まぁ、そもそもドアパンチを喰らわなかったらエクシーガを修理する必要も無かったので、純粋にラッキーと言えるかどうかも微妙なところ。)

<↓運転席から助手席側の視界。Aピラーだけでなくドアミラー根元も死角(ともにクリックで512×384に拡大)>
  

スバル車(これまでレガシィ、ヴィヴィオ、プレオ、インプレッサ、エクシーガと乗ってきました)に慣れた私からすると、交差点での左折時には、プレマシーのAピラー根元周辺の視界は 「自然にやり過ごせる」 レベルとは言えず、「死角として認識させられる」 ものと言わざるを得ません。慣れたら問題ないのかもしれませんが、死角であることには変わりが無く・・・。

このへんは、デザイン性と機能との兼ね合いになりますので、マツダとして 「世の中に出す量産車として問題なし」 との最終判断を下した・・・という意味として受け取れます。メーカーとしての 「割り切り」 なのかもしれません。

では後方視界はどうでしょうか。

<↓左:サードシートのヘッドレスト収納時  右:ヘッドレス活用状態にて(ともにクリックで800×600に拡大)>
  

上の画像の左側は、サードシートのヘッドレストを収納した状態です。リヤウィンドウは、必要十分な後方視界を確保できていると思います。少なくとも、ミニバンでも何でもない普通のモデルで後方視界が極悪な一部のトヨタ車よりも優れていると考えます(関連ブログ → こちら(後半の「私見」部分))。

しかしヘッドレストを引き起こした状態(上の画像の右側)になると、次第に怪しくなってきます。
以下、順を追って書いていきます。

<↓シート配列 2-2-2 の6人乗りを模擬。セカンドシート中央をアームレストとした時の後方視界(クリックで拡大)>


3列シートのミニバンを、5~6人の乗車で使うシーンは一般的にも良くありますよね。セカンドシート(2列め)に1~2人しか乗らない場合は、中央座席の背もたれを前倒しして、センターアームレストとして使うパターンもあると思います。そのときの、運転席から見た後方視界は上画像のイメージとなります(2列めのヘッドレストはあえて収納状態)。

<↓セカンドシートに3人+サードシートに2人、の定員乗車を模擬したときの後方視界は・・・(クリックで拡大)>


うぎゃ~~!
全然、見えへんやん!


今や、法規対応で新型車はセカンドシート(2列め)の中央席にもヘッドレストを備えなければならなくなりました。中央席にヘッドレストが備わっていない旧規格車に対しては、ヘッドレストが備わっているだけ(安全上は)まだマシではありますが、それにしてもヘッドレストを実際に使った場合の後方視界は・・・(汗)。

量産車(しかもマイナーチェンジ直後の最新型)である以上、マツダは上記状態であっても 「実用上の問題はない」 と技術的・営業的に判断したことになりますね。メーカーが異なると、クルマ作りの文化も異なる・・・という気がします。まぁ、ミニバンの後方視界については、どこのメーカーも大同小異なのかもしれませんが、そういった制約の中でも いかに最大限の安全性を確保させるか・・・が、技術者としての腕の見せ所になると思うのですが。


「その4」 に続きます。

(以降、新型プレマシーに関する
      ・決定的な要改善点、
      ・良い点、優れた点、
      ・幼児モデルで検証するセカンドシート&サードシートの乗降性、
      ・マツダの割り切り(と思える)走行性、
などについての雑感になる見込みです。

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この記事へのコメント

2013年2月22日 8:52
>「実用上の問題はない」 と技術的・営業的に判断

 それでも国交省が形式認定を与えたのでナンバーを付けて公道を走っているのでしょうね。
 国のお墨付きが得られるのであれば最大限の安全性より、居住性、デザインなのかも知れません。その辺はまさにメーカの文化なのでしょう。あとは我々ユーザの判断になるかと思います。
コメントへの返答
2013年2月22日 21:05
こんにちは。
示唆深いコメント、ありがとうございます。

そうなんですよね~。我々ユーザーが声を発することで、カーメーカーに届けられる部分(>と書くと、大げさに聞こえますが)もあると思います。

特に安全に関わる基本構造(骨格デザイン)は、ユーザーレベルでは如何ともしがたい領域ですので、「思想」の部分はしっかりと考え尽くしていただきたいところです。
2013年2月22日 15:31
マイチェン後モデルとはなんという幸運!
旧型と乗り比べたら、旧型の方が中間加速トルクがありました。

今回のマイナーのテーマは、ロール感の最適チューニングだそうで。

コメントへの返答
2013年2月22日 21:13
ご無沙汰しております。
わざわざコメントをいただき、恐縮です。

配車されたレンタカーが「ド新車」でビックリしています。走りも操作系もすべて軽く作られており、道具としてフツーに使う分には、良いクルマだと思いました。

ロール感・・・の部分。別資料、ありがとうございました。
マツダの努力は理解しますが、想定ユーザーの求める方向と合致していないような(そもそも、違いが分かるユーザーだったらプレマシーに乗っていないような)気がします。
2013年2月23日 5:32
メーカーによって着眼点が違うんでしょうね。
スバルの場合はスポーツ走行を目的としたターボ車が残っています。マツダはスポーツカー作りを諦めたように見えます。ロードスターがどうなっていくかは分かりませんが。
価値観の異なる経営陣、開発陣。Aピラー、ルームミラーの死角についての考えが全く違っても、ある意味当然です。逆にスバルが特に注視してない部分でマツダが力を入れてる部分ってどこでしょうね。
いやしかしヘッドレストがデカイですなぁ(^_^;)
コメントへの返答
2013年2月23日 10:38
今のマツダは、いわゆるスポーツカーを出していませんが、研究開発は現在も将来も続けられると思います。

それが「基礎研究」なのか「先行開発」なのか、はたまた「量産開発」に近いものなのか? あるいはその「規模(投資・設備・人員)」はどうか? については、その時代の経営陣の判断でコロコロ変わってしまう気はしますけどね。

スバルに無くてマツダにあるもの・・・思いっきり燃費に振ったATの変速特性(後日ブログアップ予定)、コストダウン、(品質として)攻める部分と省略してしまう部分の割り切りの良さ、かな。
2013年2月23日 14:37
新型プレマシーは今回はマイナーチェンジですので、内装などはかなり樹脂感がありますね。作りは2010年デビュー時とほぼそのままで、まだ激コストダウン時代の作りで、プラットフォームも旧世代です。
次の世代は、質感大幅向上を徹底すると思います。

マツダの商品コンセプトは、全モデル「スポーツカーのDNA」、「走り」重視・・・で、これがZoom Zoomという表現だそうです。で、当初はクイック感のある走りだったものが、最近はリニア感のある意のままの走り、つながり感の走り作りにシフトしているようです。

電スロは早開きから遅開きに(笑)、で、リニアな加速感で、例えば40km/h定速から40%踏み込みでのリニア感とか・・・

コメントへの返答
2013年2月24日 9:27
いつも大変お世話になっております。<(_ _)>

内装の樹脂感はありますね。でもこのユーザー層には、室内を荒らしまくり・汚しまくりの乳幼児が多い(どうせキズが付く)でしょうから、”私だったら”気にならないですね。

コストダウンの痕跡は見えます。「目に見える・誰にでも分かる部分」のグローブBOXこそ、奥行きもあって大容量で好ましいですが、どこにあるか分かりにくくて形状も使いにくい他の小物収納スペース(インパネポケットの類)は、個人的にはいただけません。

>クイック感よりリニア感
これは納得。まっとうですね。メーカーとして進むべき道かと思います。

>電スロは早開きから遅開きに(笑)
わっはっは。今ごろですか(苦笑)。
でも方向修正できただけ良いですよね。

まぁ、マイナーチェンジですので、既存の制約の中で織り込み出来る技術から・・・というスタンスになるのは仕方が無いです。次モデルに期待ですね。こねくり回したデザインでダメにならなければ良いですが。
2013年2月25日 17:26
はじめまして。イイねから飛んできました。

死角の件、中々難しい問題ですよね。
ピラーの死角問題はアンダーミラーやカメラで解消しようとどのメーカーもしていますね(^^)
ホンダのミラーの反射を使ってピラーに映し出すのなんか凄いと思います。

ヘッドレストの後方視野は、結局人を乗せれば多かれ少なかれ見えなくなります。
人を乗せない場合はヘッドレストを格納するとか、2列目中央に人乗せないとか工夫するしかないかな?と思います。
コメントへの返答
2013年2月25日 20:11
こんにちは、コメントありがとうございます!
ホンダの反射鏡にはビックリしました。知恵を使って解決、という感じでした。でも、現状はどの方式も一長一短と感じます(コストを含めて)。 そのうち、主流派が生まれるかも。

後方視界は、極論すれば「ドライバーがちゃんとクルマの特性を理解して、運転に注意する」・・・これに尽きると思っています。

単に後方視界の悪さだけならスーパーカー(ムルシエラゴとか)は極悪ですが、乗り手がちゃんとそのへんを理解しています。しかしミニバン系は、主婦が保育園の送迎に使ったり、おじいちゃんが買い物で運転したり。つまりドライバーの裾野が広いです。

したがって、「大衆車」こそ、安全性をドライバーの注意喚起に頼るようなクルマ作りをメーカーはしてはいけない、というのが私の考えです(ミニバンしかり)。長文失礼しました。

プロフィール

「[整備] #CBR250FOURフォア [CBR250Four] ステップホルダー&バーのリフレッシュ(3)塗装の重ね塗り→クリ ... https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/8324435/note.aspx
何シテル?   08/09 00:00
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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