2021年末→2022年始 は、家族そろってエクシーガで東京→札幌に帰省しました。今回(その6)は帰路の様子を記します。
◎帰省記・その1 →
往路編(東京→青森→函館→札幌)
◎帰省記・その2 →
「大晦日」と「元旦スキー」編
◎帰省記・その3 →
「ラーメン・DCMホーマック・セイコーマート」編
◎帰省記・その4 →
「初詣・ジンギスカン・スキー&スノボ」編
◎帰省記・その5 →
「ハーベストガーデン・プロノ・六花亭・柳月・トリトン」編
■道央自動車道にて
帰省最終日の1/4(火)は、22時頃に札幌を出発しました。函館発のフェリーは翌1/5(水)07:40発のため、時間的には十分に早い出発なのですが、雪道ではどんなトラブルがあるか分かりません。「札幌→函館」への移動時間は、所要時間の約2倍を見積もっておきました。
(※ルートは下道ではなく、苫小牧経由の道央自動車道を選択。)
<↓道央道の豊浦噴火湾PAで休憩。この後、外気温度がどんどん低下して一時はマイナス16℃に>
外気温度がマイナス15~16℃くらいの頃、積雪が激しくなってきました。イエローのLEDフォグランプを点灯しつつ、近接する後方車両の有無に気をつけながら安全運転で函館に向かいます。
<↓豊浦噴火湾PAを出るところ(雪が横方向から吹き付けています)>
<↓道央自動車道を通過中。助手席の家族に撮影してもらいましたが、降雪はこんな感じ>
# 雪道に慣れていない人だったら
# 大変だべな…。
先行車も無く、後続車も無い状態がしばらく続きます。たまーに対向車があるくらい。「家族みんなと犬2匹の命が私の運転にかかっている」…と強く認識するシーンです。
その後、八雲まであと31kmという地点で先行車に追いつきました。隊列を組む除雪車でした。
(※以下の画像は、助手席の家族に撮ってもらっています。念のため。)
<↓先行車に追いつきました(※
路面がかなりテカっている:アイスバーン状態であることに注意)>
<↓手前の除雪車の電光掲示。その奥の除雪車は「除雪中」と表示されており、車両によって表示が異なる>
2台1組となっている(であろう)除雪車は、先頭車がシンプルに「除雪中」という表示になっているのに対し、後続車は「除雪作業中 追越禁止」となっており、示す情報が異なることが分かります。隊列の位置に応じて、ちゃんと役割分担しているのですね。
そしてしばらく低速走行が続いたのちに…。
<↓後続の除雪車の表示が「
まもなく解放します」との内容に変更されました>
恐らく除雪車にも管轄のエリアがあるのでしょう。2台の除雪車は道路の左端に停車したので、私のエクシーガはその先を走ります。またしばらくの間はロンリー走行です。
# 人知れず、こうした方々の道路メンテ関連業務の
# おかげで、我々は安全に通行することができます。
<↓八雲PAにて。雪でこのようになってしまうので、後続車に灯火類が分かるように随時、除去する必要あり>
■国道5号線にて
道央道(終点)を降りて、函館まであとわずか…という地点。長い下り坂が続く区間があります。路面が積雪状態ならまだ良いのですが、昼間に溶けた雪が夜間に氷と化しているようならシビアです。路面状態を適切に読む力…も重要になってきます。
そんなとき、1台の先行車に追いつきました。
<↓国道5号線を函館方面に走る車両。こちらは「散布中」との電光掲示あり>
<↓凍結防止剤(塩カル)を蒔いている模様>
引き続き、助手席の家族にデジカメで記録してもらいます。
<↓白いアラレのような粒子を散布しているので、やはりこれは塩化カルシウムなのでしょう、きっと>
道央自動車道(高速道路)の除雪車といい、国道5号線(一般道)の塩カル散布車といい、雪道の安全確保に従事されていらっしゃる方々には本当に感謝です。
■函館フェリーターミナルにて
こうして順調に函館フェリーターミナル(津軽海峡フェリー)に到着。ペットの犬がいるので、スマートチェックインではなく受付窓口で乗船手続きをします。
<↓指示に従ってペットのいる車列の先頭に並びます(早めに着いたので、家族は車内で仮眠します)>
車列で待機していると、一人の係員がやってきて「こんどの船(ブルーマーメイド号)はスロープがキツいんだよ。このクルマ、車高が低いから別案内にしておくよ。」「この紙に、必要事項を記入して。」…とのこと。
ノーマルの脚周りで純正車高なのですが、フロントに STI のリップスポイラーを付けているのが効いたのか? エクシーガで車高が低いって認定されたことは今まで一度も無かったのですが、改めてブログのトップ画像を見て納得。
# 定員7人乗車+犬2匹+ルーフボックス&車内に荷物満載。
# 確かに車高が沈んでいますねぇ…(特にリヤ)。
< ↓「低床車輌」の念書。船内および港内での車輌事故について、運送人に損害請求しない旨のサインが必要>
# まぁ、実際には低床車輌向けの車輌甲板に誘導されるので、
# 換言すると最大限の配慮をいただくことになります。
<↓
「ペットあり」で最前列に並びましたが、「低床車輌」で一番最後に誘導されることに…(汗)>
<↓そのうちに、日の出の時刻を迎えることに>
<↓ようやく無事に乗船し、まずは犬たちを予約済みのペットケージへ入れる>
<↓約3時間40分後に青森フェリーターミナルに着岸。海はシケもなく揺れは感じませんでした>
■青森県観光物産館にて
青森に上陸できたら一安心。家族のリクエストで、まずは青森県観光物産館に立ち寄りします。
<↓エクシーガの背景に写っている建物が「青森県観光物産館」>
ここでは、いろいろなおみやげ品が並んでいます。例として、以下にせんべい類を挙げてみます。
<↓例1:南部せんべい各種>
<↓例2:南部せんべいのみみ>
<↓例3:ほたて煎餅、いか煎餅、林檎煎餅など>
<↓他の例:長いもせんべい、にんにくアーモンドせんべい、チーズサンドせんべい、おつゆせんべいなど>
# 南部せんべいを見ていたはずが、いつの間にか
# 「おつゆせんべい」なるものまで見つけることに。
館内を歩いていると、家族が何やら発見。「漁師カード」というものがあるようです。「りょうしかーど」と聞いて、最初は「(物理学の)量子? 量子カードって…何?」と思ってしまいましたが、どうやら本物の漁師さんのことのようでした。
<↓初めて知りました>
<↓漁師カードの例(それぞれにポーズを決めています)>
<↓こちらも漁師カード。一部にゆるキャラらしきものも写っていますが>
青森県観光物産館では、思いがけず、いろいろなものを見ることができて楽しめました。
■イートファン(eat fun!)にて
次に立ち寄ったのが、青森市内のパン屋さん。青森県観光物産館のすぐ近くに位置している、イートファンというところです。
<↓イートファン(eat fun!)の外観。我が家では、札幌からの帰省帰りに立ち寄ることが多いです>
<↓購入したパンの例(車内で家族それぞれが選んだパンを食します)>
■極楽湯にて
北海道から本州に渡ったら、あとは陸続きだ!(シケで海を越えられずに帰れない…という心配が無くなった)…ということで、次は温泉です。東京までの長旅の前に身体を温め、血行を良くしようという目論見(もくろみ)です。
<↓これまでにも何度か訪れている、極楽湯(高速道路のICのごく間近)に行きました>
<↓(参考)極楽湯では、キャラクターののぼりが掲げられていました>
# 運転手(私)もしっかりとリフレッシュできました。
# 目的地の東京まで、あと700km超です。
■前沢SAにて
極楽湯の目の前が高速のIC(入口)なので、そこから高速道に入ります。往路(東京→札幌)のときもそうですが、復路(札幌→東京)においても、片道区間内でのガソリン給油は1回で済むようにマネージメントして走行しています。
# 省燃費運転(だけ)をする…という意味ではなく、
# なるべく往路/復路とも中間地点(ワンタンクで500km超
# の距離を走ってから)で給油できるように運転管理しよう、
# という意味。
<↓復路は東北道の前沢SAで給油>
<↓コロナ禍のため、車内のゴミ回収や貸しタオルサービスは中止>
■無事に自宅に到着
今回の帰省も、往路/復路とも運転は私一人で行いました(家族は雪道を走ったことがありません)。寒冷地の札幌市内に滞在中、後付けメーターの Defi (油温計/油圧計)が少々おかしな表示値となった以外は、人も犬もクルマもケガや事故などのトラブルは一切無く、ほぼ計画通りに推移できました。
子供たちも、数年振りに仏前に手を合わせることができただけでなく、パウダースノーでのスキーやスノボの経験値を増やし、またおいしいものを食べることができました。
このブログを書いている今(@1月下旬時点)から年末年始を振り返ってみると、新型コロナウィルスのオミクロン株が猛威を振るう前に帰省することができて、タイミング的に絶妙でした。きっと今の状況でしたら、帰省は取り止めていたことでしょう。
今回の帰省では、「往路(東京→札幌)」と「札幌市内での移動(スキー場や買い物など)」、そして「復路(札幌→東京)」をすべて合わせたときの、
・トータルでの走行距離は2337km
・ガソリン総給油量は246.51リットル
したがって、帰省期間を通じての平均燃費は約9.5km/L、と出ました。10km/L台に乗らなかったのは少々残念ではありますが、
・雪道走行が多い(路面がフラットではない)。
・外気温度がマイナス(EG水温が低めで暖機に時間が必要)。
・季節的に摺動部のフリクションが大きめ。
・定員7人乗車+犬2匹+ルーフボックスに荷物満載
(犬用のケージ、スキー板やブーツ類も込み)のため、
車輌総重量は おおよそ2100kg弱に達していたのでは。
といった諸条件を考慮すると、エクシーガ向けのEJ20ターボエンジン(の仕様)としては、まぁがんばってくれた方ではなかろうか、と思います。本音を言うと、私自身は実は燃費はあまり気にしないので、それよりもクルマを含めて全員が「安全に/無事に」 帰ってこられたことが何より良かった…と考えています。
2022年始・帰省記「番外編」に続く。
(次がこのシリーズの最終話です。)
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2022-01-28(Fri.) : 更新
[エクシーガtS] 2022年始 帰省記その7・番外編(最終話、「東京~札幌」往復) をアップロードしました。