2022年05月05日(子供の日)、バイクで娘と二人でタンデムツーリングに出かけました。行き先は、離島を除くと東京都内で唯一の村である檜原村。
16歳で普通二輪免許(MT)を取得した娘は、先月誕生日を迎えて17歳になったばかり。そんな娘からの希望で、私(=父親)のバイクでツーリングに出かけた際の備忘録ブログです。
■免許取得の今昔
私自身が二輪免許を(運転免許試験センターに)飛び込みで受検したのは、大学1回生の時でした。そのまま四輪免許も教習所に通わずに試験場で飛び込み受検。結果、二輪と四輪を合わせて6万5千円程度(当時@京都)で免許を取得できました。
「飛び込み」とは言っても、免許センターに併設の有料練習場で教官を付けて練習できるので(1回あたり50分間のレッスン)、教官が「もうそろそろ本免受検してもええんちゃう?」と見切りを付けたタイミングで受検します。なので、我流ではなくある程度の確度を持っての本番受検となります。
その一方、娘は年齢的に教習所への入所資格が取れるタイミングですぐさま入所。コロナ禍による二輪車人気のため、なかなか教習の予約が取りにくい状況下でしたが、16歳のうちに普通二輪免許(MT)を取得。前後して、フォークリフト免許やガス溶接免許も取得。むしろ「私が取りたいぞ!」と思う免許を次々と取っていく姿には驚かされました…。
■娘からの要望
そんな(見かけによらず)アクティブな娘からの要望は、「父(=私のことね)のバイクでタンデムしたい」でした。通常は免許を取得したら、まずは自分で公道に出て運転したがると思うのですが、娘の場合は「まず最初に父のCBRの後ろに乗りたい」という希望を持っていたのでした。
そのときの様子を「何シテル?」に書き込みしたときのキャプチャが以下です。
<↓多くの方々から「イイね!」やコメントをいただきました。その節はありがとうございました>
そして5月5日の子供の日。この5月連休は、コロナ禍ではありますが「緊急事態宣言」による規制は無しでしたので、思い切って娘の希望をさらに叶えるべく、私のバイクでタンデムツーリングに出かけることにしました。人混みの都心は避けて、郊外(檜原村)に向かうことにした次第です。
■事前点検
私のバイク:ホンダCBR250Four(MC14型)は1986年式。現役で動き続けて、すでに35年以上が経過しています。
経験上、夏場で気をつけたいことはエンジンオイルの油量管理。発熱に厳しい4気筒車なので、油量が少ないと渋滞時のホットアイドル状態で油圧が低下しがちです。近年はカストロールの10W-50(区分はMA)で上側の粘度を稼いでいますが、油量に敏感なエンジンですので、娘とのツーリング前にはしっかりと油量を点検しておきます。
<↓エンジンオイルの油量は問題なし。劣化しているのでツーリング後には交換しておこう…>
その他、ガソリンは事前に満タン(&PIT WORK の F-ZERO を投入済み)、アイドリング回転速度(スロー)も調整済み、タイヤ空気圧やその他も異常なし。あとは当日の私の安全運転…ですね。
■東京都・檜原村へ
東京都にも村があります。ひのはらむら。自宅からは、往復で100km圏内の距離にあります。
<↓檜原村は東京都の西の方に位置しています>
<↓出発前に私のCBR&娘と記念撮影しました>
途中、コンビニ休憩を挟みながら無事に現地に到着。檜原村での目的地は「手打ちそば・幻庵 檜原」さんで、ここで昼食を取る予定です。
<↓他のライダーたちも多くいました>
<↓檜原村の案内板(クリックで拡大)>
<↓秋川の清流の眺めも、心安まるポイント>
<↓駐車場から見下ろす風景(下流側)>
<↓駐車場から見下ろす風景(上流側)>
■時を経て体験を共有
身体を伸ばして深呼吸したあとは、いよいよ昼食です。
<↓道路脇の斜面を上がったところに「幻庵 檜原」さんがあります>
<↓(コロナ禍で)閉店中でなくて良かったです…>
<↓メニューの中から「せいろそば・とろろ」を注文>
この お店の手打ちそばは「こし」が強いことが特徴ですが、とろろも「まるでお餅みたいな」弾力がありました。そばつゆを掛けると、通常はとろろが拡散してしまうのですが、まるで凝着したままの「粘り」がありました。
実はこの店は、娘が生まれる前に妻と来たことがある場所だったのですが、今回、その十数年後に今度は娘とともに再訪することができました。当時と同じ空間で同じように時間の流れる様を、娘とも共有できて良かったです。
「妻との想い出の場所に、当時生まれていなかった娘を連れて再訪する。」…これが、タンデムツーリングの(私にとっての)裏目的でした。
■おみやげ屋さんにて
駐車場の横には、おみやげ屋さんがあるので覗いてみます。
<↓素朴な「おみやげ直売所」>
土地柄、山で取れた山菜などが多かったです。天然の木材を活かした「まな板」も販売していました。私としては、檜原村の「ゆるキャラ」があったことが収穫?でした。
<↓檜原村のゆるキャラは「ひのじゃがくん」と言うそうな(※店員さんの許可を得て撮影しています)>
<↓竹の繊維を使ったバンブーマグカップなるものもあります(※店員さんの許可を得て撮影しています)>
<↓こちらは檜原産ジャガイモ使用の「ひのじゃがクッキー」(※店員さんの許可を得て撮影しています)>
おみやげ屋さんの店員さんはとても親切で、「檜原村にゆるキャラがあることを初めて知りました。店内ですが写真を撮ってもよろしいでしょうか?」と尋ねたところ、快諾していただいただけでなく、記念に…ということで「ひのじゃがくん」がプリントされた紙袋まで手渡していただきました。
ので、その場でクッキーを購入した次第です。
<↓購入したクッキーの裏書き。アピールポイントがいろいろと書かれています>
安全運転を心がけ、娘と二人のタンデムツーリングを無事に終えて、夕方に帰宅しました。「今度は、いろいろな場所を回りながらのツーリングをしよう」と私から約束を交わしました。娘も満足そうです。趣味のバイクを通じて、父・娘の会話ができることに感謝しています。
■息子とのタウンライド
さて…この日は「子供の日」です。帰宅後、今度は家で留守番をしていた息子を満足させるためにバイクで連れ出します。
息子(小学生)も、ちょうどクルマやバイクに関心を持ち始めている年頃です。機会があれば、やはり父(=私)のバイクに乗りたがっていることを私も理解しているので、娘と入れ替わりで息子を連れてCBRでタンデムします。
<↓小学生なので、安全確保のため「タンデムベルト」を使用します>
※タンデムベルト:運転手と同乗者を物理的に連結させるバックル付きベルト。
<↓次なる目的地は、自宅から2番目に近いコメダ。ここで親子で休憩>
息子も、できれば私のバイクの後ろにずっと乗っていたい…という希望を持っているので、一番近くではなく2番目に近いコメダ珈琲店に連れていき、いろいろと会話をしました。例えば、後ろに乗っているときでも、
・周囲の交通の流れや信号の変わり目に注意する。
・信号の無い交差点ではカーブミラーも活用する。
・「だろう」ではなく「かもしれない」と考える。
男同士ですので会話自体は少ないのですが、こうして父(=私)の考え方や、文字通り「後ろ姿を示す」機会を作ることができて良かったです。
# そのうち、子供から学ぶことの方が多くなったりして…?!
以上、我が家の「子供の日」の過ごし方でした。バイクが単なる移動手段ではなく、子供の成長や想い出作りにも寄与していることを実感できた日でもあります。
Posted at 2022/05/06 21:30:31 | |
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