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調布市のKAZのブログ一覧

2022年03月25日 イイね!

[エクシーガtS] 球切れした純正HID(ヘッドライト)をLED化・後編

[エクシーガtS] 球切れした純正HID(ヘッドライト)をLED化・後編エクシーガの純正HID(片側)が経年9年7ヶ月で球切れしたため、ヘッドライトをLED化しました。

球切れの予兆認知から交換後の効果確認までを、前編と後編に分けてお伝えします。今回のブログは、その後編(最終話)です。


◎ブログ前編 → こちら(予兆から原因確定まで)
◎パーツレビュー → RCP LEDヘッドライト(6500K、片側8000lm)

■LEDへの交換作業・後編
不調の原因がバラストではなくHIDバーナーだと確定できたので、LEDバルブへの置換作業を進めます。それぞれを並べて大きさや形状の差を確認してみたのが、トップ画像と次のショットです。

<↓発光面の座標はHIDに準拠していますが、根元(クーリングファン内蔵)部分の筐体は大きめ>


手配したLEDバルブは、他の多くのアフター品と同様、フランジ面が本体から分離できる2ピース構造になっています。LEDバルブをエクシーガの純正ヘッドライトAssyの筐体に装着する際には、先にこのフランジを装着して固定させておき、あとからLEDバルブ本体をそこに挿入する…という手法を取ります。

<↓LEDバルブは、フランジ部がバルブ本体から取り外し可能な2ピース構成になっています>


<↓助手席側。純正ヘッドライトAssy裏側のキャップを取り外し、LEDバルブのフランジを固定した状態>


<↓LEDに付属のフランジのみを先に筐体に装填し、引き続きLEDバルブ本体を挿入するところ>


<↓無事に社外LEDバルブをヘッドライトAssyに装着できた瞬間>


ここで補足しますと、購入したLEDバルブの末端部分の外径は、エクシーガ純正ヘッドライトAssyに対して、干渉しないギリギリの状態で装着することができました。以下、画像で具体的に説明します。

<↓こちらが、LEDバルブと純正ヘッドライトAssyとがギリギリで干渉しない(加工不要な)部位>


無加工でポン付けできた理由は、次の画像で示す通り、外周(ラジアル方向)への放熱板の外径が、1段細くなっていることに助けられているわけです。Amazonで購入可能な数多くのLEDバルブの中から、放熱板の外径がなるべく細身のものをセレクトしたのですが、読みが当たって目論見(もくろみ)通りになったのでした。

<↓放熱板の外径がなるべく細身のものを選択。そうしないと干渉を避けるための加工(削り)が必要>


■アフター品の防水防塵キャップ
さて、今回手配したLEDバルブの配線はカプラーオンで装着可能ではあるものの、バルブ本体の奥行き(軸方向の長さ)が増えることと、その追加カプラー部分の体積が純増となることにより、純正のキャップでは閉まらなくなってしまう恐れがありました。

そこで、アフター品の防水防塵キャップの登場です。このようなものまで容易に手に入るとは、便利な世の中になったものです。このゴム製キャップの詳細については、パーツレビューで既報済みですので、そちらを参照ください。

◎パーツレビュー → オップライト OPPLIGHT 汎用防水防塵カバー(内径φ85mm)


<↓純正キャップ(樹脂製)と、今回入手したゴム製の防水防塵キャップとの外観上での差違>


<↓助手席側(LH)。バッテリーに隣接している黒い半球状のゴムが、防水防塵キャップの適用例>


<↓運転席側(RH)。ゴムキャップの後方にエアクリーナーボックスが隣接しているが、問題なし>


※ゴムキャップの内径は、純正のヘッドライトAssyに
 タイトフィットするようφ85mm品を選択。

LEDバルブの説明書によると、LEDの発光面が(上下方向ではなく)左右方向に位置するように設置してください…とありますが、カットラインが「ぼやけ気味」ですので(>私見です)光軸調整は必要です。


■効果確認
純正HIDバーナーから社外LEDバルブに置換したあとは、作動確認(や光軸調整など)を経て、効果確認へと進めてみます。まずは画像から。

<↓おおぉ、これは明るい!>


上記画像はLowビームでの照射の様子です。撮影のロケーションとしては、対向車なし、道路の左右は樹木で反射する建屋なし、他の光源は街灯のみ…という条件です。

光束(明るさ)がアップしていることを、しっかりと体感することができました。次にその状態を保ちながら、デジカメの撮影アングルを「運転席ドアの右横」から「フロントバンパーの直前、ナンバープレートのあたり」に変えて撮影したのが、次の画像です。


<↓Lowビームでの照射の様子を、カメラアングルを換えて(ナンバープレート近傍から)撮影>


露出等々はデジカメの自動設定によるものですが、ドライバーの目線からは「明るくなって見やすい」という印象を持ちました。体感できる改善効果って良いですね。ちなみにHighビームも(上方に微妙に漏れる光があると思われますが)同様の効果ありです。

最後に参考として、LEDバルブ(Lowビーム)+LEDフォグランプ(fcl. イエロー)の両方を点灯させたときの路面の映り方は、次の画像を参照ください。


<↓LEDのLowビームと、LEDのフォグランプ(fcl. /イエロー>とを同時点灯させた場合>


こうして路面状況を改めて見直してみると、今回のLEDバルブは路面への照射ムラや極端な濃淡などはなく、かなりの車両前方(遠方)までほぼ均一に照らし出していることを認識できた点で、満足度は高めです。

惜しい点としては、カットラインが若干甘く、上方に若干ですが光が散ってしまっているように感じられることです。対向車からの「眩しいよ」のパッシングは今のところ皆無ではありますが。

以上、駆け足気味でサラッと記述しましたが、読み手の方々にとって何らかの参考になれば幸いです。
Posted at 2022/03/25 23:13:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ
2022年03月23日 イイね!

[エクシーガtS] 球切れした純正HID(ヘッドライト)をLED化・前編

[エクシーガtS] 球切れした純正HID(ヘッドライト)をLED化・前編エクシーガの純正HID(片側)が、経年9年7ヶ月で寿命を迎えて球切れしました。

これを機会にヘッドライトをLED化しましたので、球切れの予兆認知から交換後の効果確認までを、前編と後編に分けてお伝えします。

※エクシーガ(GT系)のHID形式:D2R


■予兆について
2022年03月05日、所用でエクシーガを使ったときのこと。夜間、何だか前方を照らす光量が不足しているように感じられました(その前日までは違和感なし)。ヘッドライトをON-OFFしてみると、不点灯になっているわけではなく、右側(運転席側)が何だかピンクの色味を帯びているようでした。

帰宅後に降車して車両前方に回り込んで目視確認してみると、明らかにRHヘッドライト(運転席側)の光束がおかしい状態でした。


<↓車両の前に立ち、iPhoneで撮影>


今度はデジカメで撮影してみます。

<↓オートモードで撮影ですが、やはりRHヘッドライト(運転席側)がピンク色>


宇宙で輝く恒星は、寿命が近づくと赤色矮星になるといいます。当該HIDは赤色ではありませんが、発光効率が低下して色温度が変化している状態のように感じられました。これが予兆です。いずれ球切れになるのも時間の問題だと思われました。

<↓行き止まりの路地で、純正HIDで路面を照らしている様子。画像右側が相対的に暗め>


<↓路面の様子。左半分は白色であるのに対し、右半分はほんのりとピンク色に見えます>


<↓照射対象を白として比較。やはり右半分だけ、明らかに色味がおかしい状態ですよね>


ということで、私の場合、エクシーガ純正HIDは
 ・経年9年7ヶ月で寿命を迎えた
 ・突然球切れになるのではなく、色味がピンク色となった
 ・その数日後、不点灯になった
という経緯をたどりました。ご参考まで。


■LEDへの交換作業・前編
その間、純正HIDから社外HIDではなく、どうせなら…ということで社外LEDバルブの選定をしていました。選んだのは以下(選定理由も併記)。

◎パーツレビュー → RCP-JP LEDヘッドライト(D2S/D2R兼用、6500K、片側8000lm、35W)

作業難易度が低いので、交換はDIYで実施です。まずはLH側(助手席側:正常点灯品)のHIDバーナーを取り出します。


<↓LHヘッドライトAssy周辺。近接物はあっても容易に手が入るスペースがあるので作業は楽>


<↓こんな感じでキャップをひねって外し、コネクタもひねって外します>


※作業の際には車載バッテリーの端子を外しておいた方が吉。

<↓作業手袋をはめて純正HIDバーナーを取り出すところ>


<↓テンパーカラーが付いており、高温に晒されていたことが分かります>


LHヘッドライトAssyから純正HIDバーナーを取り出して、まず驚いたことは、D2Rのシェード部分に焦げたようなテンパーカラーが付いていたこと。現状で正常点灯しているとはいえ、こんなになるまで高温履歴が重ねられていたとは…。

こちらも(工業製品として公差範囲内のバラツキはあるとしても)いずれ寿命を迎えるのでしょう、きっと。…そんな印象を持ちました。


<↓純正LH_HIDバーナーの拡大図(経年9年7ヶ月、正常点灯品)>


同様にして、今度はRHヘッドライトAssy(運転席側)から怪しい純正HIDバーナーを取り出しします。

<↓RH_HIDバーナーは、準備として吸気ダクトを取り外しておきます>


<↓取り出した左右のHIDバーナー。選別として、OK/NGと書いておきます>


■懸念のつぶし込み
左右のHIDバーナーを取り出ししたら、すぐにLEDバルブに交換…とはなりません。念押し確認するべきことが残っているからです。

ヘッドライトがHIDの場合、「車載バッテリ→バラスト→HIDバーナー」という構成で給電されます。点灯状態が不安定な場合、
 ・バルブ(発光体)に相当するHIDバーナーに
  不調が生じている可能性は高いものの、
 ・バラスト(電源系)が故障している可能性
 ・(その他、ハーネスやコネクタでの不調)
も疑わなければなりません。

要するに、DIYでは先入観(固定概念)による決めつけを排除する必要があります。…とは言っても確認方法は簡単で、HIDバーナーを左右で入れ替えたとき、
 ・不調がHIDバーナーに連れて回るとき→ HIDバーナーが原因
 ・変わらずにRHが不調のままのとき→ RHバラストetc.が原因
という具合に、場合分けが可能です。

結果、今回は前者(左右で入れ替えすると、入れ替えた方が新たに点灯不良になる)であることから、ほぼHIDバーナー自体が原因の可能性が高い(というか、ほぼ決まり)と考えました。


<↓最後に「ダメ押し」で、左右のHIDバーナーを比較>


<↓左右のHIDバーナーで、外観上も明らかな差違(黒ずみ)があることを確認>


こうして、「症状から原因を推定」はしていたものの、現物確認を介して「念押し」→「ダメ押し」をしてから、LEDバルブに置換します。

「後編」に続く。

 ↓
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2022-03-25(Fri.) : 更新
[エクシーガtS] 球切れした純正HID(ヘッドライト)をLED化・後編 をアップロードしました。
Posted at 2022/03/23 21:00:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【エクシーガtS】 | クルマ

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調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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