fcl.さんから新発売となったイエローLEDについて、実際に車両に装着して使用した際のインプレッションを紹介するシリーズの後編です。
◎前編はこちら →
黄色ハロゲンとの比較、雨天時の路面の見え方
今回の後編では、いちユーザーとして少々くだけた 「こぼれ話(私見)」 を最後に載せることにします。
※2018-06-21 : 文末に追記あり
※前回のブログ(前編)と今回のブログ(後編)は、fcl.さんの公式ライターと
して納品したレポートからの部分抜粋、またはブログ用に新たに追加する
こぼれ話になりますが、契約上、レポートそのものの転記はできかねます。
ご承知おきください。
■黄色LEDと白色LEDとの比較
今度は同じfcl.さんの新型ファンレスLEDライトについて、黄色LEDと白色LEDで路面の見え方などを比較していきます。装着車種をレガシィからエクシーガに代えて検証します。撮影アングルや点灯パターン (「フォグのみ」 or 「フォグ+ヘッドライト」) については、これまでに確認してきた条件を踏襲しています。まずはフォグライト(とスモールライト)の単独点灯状態からです。
※以下、左画像が黄色LED、右画像が白色LEDとなっています。
<↓右前輪の近傍から前方を撮影>
<↓車両から右側に約2m離れて前方を撮影>
<↓ナンバープレート付近から前方を撮影(ローアングル)>
黄色LEDも白色LEDも、ともに広い範囲に渡って均一的に路面を照らし出していることが分かります。黄色だからといって白色よりも暗く感じることはないと思います。色味以外の照射特性は同等でしょうから、用途と好みに合わせてカラーを選ぶのが良いでしょう。
<↓車両前方から、対向車目線で自車を撮影>
<↓車両前方やや斜めより照射範囲を撮影>
自車を対向車線側から見た際(他車から見られた際)には、レモンイエロー的な発色という個性を持っている黄色LEDの方が相手に気づかれやすく、被視認性がより優れると感じます。また、黄色LEDの場合は単に路面の凹凸状態だけでなく、路面上の白線(横断歩道や路側帯との境界を示すペイント)も目立つように感じられました。
<↓車両前方より近接撮影(参考カット)>
引き続き、フォグランプに加えて 「ヘッドライトも同時点灯させた場合」 の照射具合について載せます。
<↓右前輪の近傍から前方を撮影>
<↓車両から右側に約2m離れて前方を撮影>
■実際に使ってみてのまとめ
今回、確認できたことを箇条書きにすると、次のようになります。
・広範囲に均一な照射特性を備えており、イエロータイプでありながら明るく、路面が見やすい。
・路面の照射範囲において、純正ヘッドライト(白色HID)との光のつながり具合が良い。
・色味がレモンイエロー的な特徴を持つため、対向車線側からの被視認性に優れる。
その他としては、HIDキットと比較した場合 「一体構造である(バラストなどが無い)ため気楽に装着が可能」 といえるように思います。
なお個人的には、「使用後にレンズユニットへの虫の付き方に差はあるか?」 について検証したいところ。夏期の夜間、高速道路を長距離走ると、フォグランプのレンズ部分には虫の付着痕があるものです。黄色LEDと白色LED(あるいは黄色ハロゲン)と較べて、光の波長差によって虫の付着痕に差が生じるか否か?・・・つまり 「走行後の清掃の手間に差は出るか?」 についても確認したいものです。
■こぼれ話(極めて私的な雑感)
さて、ここから先は冒頭で書かせていただいた通り、いちユーザーとして少々くだけた私見を述べさせていただきます。繰り返し断り書きしますが、あくまで個人の感覚によるものであり、他意はございません。悪しからず。
<↓試点灯させた際、昼間であるにも関わらず、
明るいレモンイエローだ!と感じました>
ハロゲンのディープイエロー色に慣れた私にとっては、このレモンイエロー的な淡黄色は 人工的着色 に感じられました。人工的な色味である分、対向車からは目立ちやすく(被視認性の向上という意味で)事故の防止にもつながる ことでしょう。同時に、今後はおしゃれで上品な淡黄色として評価されていくのだろうな、という予感もします。今はこうした色味は少数派であっても、次第に増えてメジャーな色味になっていく ように思っています。
そうした、今後はメジャーになっていくであろう色味(ただし、今の私にとっては人工的な色)を、どのように喩(たと)えれば良いか?何か比喩的な画像で表現できないだろうか? と考えていました。そこで浮かんだのが、黄色の清涼飲料水に喩えてみる手法 です。世間一般で手に入る黄色の清涼印象水の中から、今回のfcl.さんのイエローLEDと色味が似ているものを探し出していく のです。
<↓まずは北海道出身者として、地元の
リボンナポリンをエントリー>
・・・んん~。残念。
fcl.さんのイエローLEDとはちょっと色味が異なります(こちらはオレンジ的な色味のため)。
そこで、セブンイレブンなどのコンビニを片っ端から当たります。
絞り込んだ候補は次の3本。奇しくも、いずれも炭酸飲料になりました。
<↓左から順に、
リアルゴールド、デカビタC、ファンタのパイナップルGABA>
<↓ちなみに、
お茶の類、あるいは紅茶の類は色味が濃すぎて比喩例とはならず、却下>
<↓改めて、PETボトルの底から炭酸飲料の色味を簡易確認>
ここで 「ありがち」 なコトは、「炭酸飲料そのものの色味だと思っていたら、実はPETボトルを覆っている カバーフィルムの印刷の色が投影 されていただけ」 ・・・という事態です。そうした誤判断は避けたい。よって、PETボトルの透明部分を背後から蛍光灯で照らし出して、その発色具合でイエローLEDの色味を比喩するにふさわしいものをセレクトすることにします。
<↓まずはエントリーNo.1 :
リアルゴールドから。色味はちょっと濃い感じ。残念、却下に>
<↓次はエントリーNo.2 :
デカビタC。色味はイエローLEDに近い。この時点でキープくん>
<↓最後にエントリーNo.3 :
ファンタ・パイナップルGABA。まったくもって薄すぎ。即、却下>
このままでいくと、イエローLEDの色味はデカビタCの色味か。
でも 何かちょっと違う。ドンピシャではない感じ。
そこで、私の過去の記憶をたどっていくと・・・。
メローイエロー はどうだ?
いやいや、それならむしろ、スィートキッス だろう!
(※かつて私は京都に在住していた時期があります。)
<↓スィートキッスは中部地方または関西でしか売っていない模様。関東では見たことがない>
「スィートキッス」 は、「ライフガード」 や 「セーフガード」 (>関東でも売っている)などをラインナップに持つ、チェリオコーポレーションの商品。ちなみに1980年代~1990年代には、「○○キッス」 などという商品名が多くあったという(wikipediaの解説文より)。そういえば、二輪で 「KISS Racing Team」 があったはずですが、どうなったんだろ。今でもそのブランドのハデな傘を持っているのだが。
・・・と思ってググってみると。
あぁ、KIJIMA(キジマ)さんでしたか!現在も存続しているチームなのですね。
失礼しました。
さて話を元に戻しますと、いま関東在住の私にはスィートキッスの現物がないため、適当な画像のアップができない状況(記憶に頼るしかない)なのですが、「イエローLEDの色味を清涼印象水で比喩すると」
・第一候補 : スィートキッス
・次点候補 : デカビタC
という結論になりそうです。fcl.さんのイエローLEDを検討されている方々は、話半分で参考にしておいてください(※感想には個人差があります)。
なお 「スィートキッス」 がイマイチよく分からない方々は、まずはググってみてください。ただし、フツーにググると、なぜか 「関東地方の風俗店」 がヒットしますので要注意! あっ、もしかするとそんな感じだから中部以東では 「スィートキッス」 は販売されていないのか? 真実や如何に。
ということで、「イエローLEDの客観的なインプレッション(イエローハロゲンとの比較、雨天の路面の見え方の比較、ホワイトLEDとの比較)」 に加えて、極めて私的な 「イエローの色味を近いイエローの炭酸飲料で比喩する」 という試みのブログを終わります。
# 上記も 「私の視点で」 「私自身の言葉で」 「体験談を」
# ブログアップ(情報発信)させていただくスタンスの一環です。
2018-06-21(Thu.) : ↓以下のパートを追記↓
このブログアップ後、書き込みいただいたコメントに 「CCレモンはどうなのよ?」(意訳)という お問い合わせがありました。実はCCレモンについては、セブンイレブンの店頭で色味を確認した際、「ちょっと薄いな~」 という印象からノミネートしていませんでした。
しかし、コメント(下記参照)をいただいたからには実際に検証してみたいと考え、新たに購入して比較画像を追加アップロードしてみました。以下、ご参考まで。
<↓下記コメントでご指摘のあった「CCレモン」を新たにエントリー。果たしてその色味はいかに?>
<↓PETボトルの背後から蛍光灯(白色光)を当てて、透過状況下での色味を検証。やっぱり薄い>
以上、「いただいたコメントからの再検証の巻」 でした。
Posted at 2018/06/20 23:05:06 | |
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