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2018年12月26日

[CBR250Four] カウル付近からの走行時のビビリ音対策

[CBR250Four] カウル付近からの走行時のビビリ音対策 前回と今回のブログは、昭和61年(1986年)式の現役車・ホンダCBR250Four についてのメンテナンス記録(備忘録)です。

先月11月度のDIYメンテは、軽作業を2件、実施しています。1件目は 「サイドスタンドスプリングの交換」(既報) で、2件目は 「カウル付近のビビリ音対策」 です。今回は後者についてのブログアップです。


■走行時の低級異音
季節が秋から冬になり始めたころ。日に日に外気温度が低下していく状況と合わせるように、走行中にフロントカウル付近から 「カタカタカタ」 というような ”ビビリ音” が聞こえるようになりました。

ビビリ音(低級異音)の発生状況を確認すると、次のことが分かりました。
 ・走行中、路面の振動を拾って聞こえるようである。
 ・停止時は、アイドリング状態では ほとんど聞こえない。
 ・停止時でも、空ぶかしすると多少聞こえる。

アッパーカウルとセンターカウルの固定点(純正ビス留め部分)は緩んでいません。そこで発生部位を特定するため、異音発生中に各部品を手で押さえつけることによって、異音が収まるかどうかを試していきました。

結果、どうやらインパネの右下に位置する 「フロントカウルインナーパネル」 と呼ばれる部品が発生源のようでした。


<↓外装のフェアリングではなく、内装のインナーパネルが低級異音の発生源であると判明>
 

■取り外して現物確認
「RHフロントカウルインナーパネル」 は、左前端をカウルマウントチューブ(丸型フレーム材)に 「はめ込み」 した上で、右前端と右後端をネジ止めする構造となっています。2カ所の固定ネジは、緩んでいないことを確認済み。けれども、このインナーパネルを手で押さえつけると、確かに ビビり音 は低減します。

取り外して、状況を確認します。


<↓(左)2カ所のネジを緩めて本体を浮かせます  (右)前端が丸フレーム材にハマっています>
 

<↓取り外した 「RHフロントカウルインナーパネル」 の全景(裏側から見たところ)>


<↓この 「差し込み部分」 が怪しい・・・と目星を付ける>


■相手材に巻物を付ける
直上の画像で、Ω状(カギ形状)の 「差し込み部分」 が摩耗してクリアランスが広がり、路面振動を拾って相手部材との低周波接触により ”ビビり音” が発生しているのでは? と推定。当該部は、インナーパネル全体で見れば、固定点から一番離れたオーバーハング部分になっています。右側の前後で固定されていても、左前側は(単に差し込んでいるだけなので)振動しやすいはず。

仮説を検証するため、樹脂の爪部分(カギ形状)のクリアランスを詰めます。
手っ取り早く、相手材の表面にガムテープを巻き付けて、ルーズ状態 → タイトフィット化 します。


<↓ガムテープを適当な長さでカットし、両端を折り曲げて(>後日、剥がしやすいように)準備>
 

<↓相手部材(丸パイプフレーム)にガムテープを貼って、はめ合いをタイト化して様子見します>


■低級異音の解消
インナーパネルの残り2カ所(右側の前後ポイント)をネジ止めし、装着復元。手で押してもガタつきはありません。

<↓元々ネジ止めされていましたが、ガムテ付加で左前(オーバーハング部分)のガタつき無しに>


まずはエンジン始動。
ニュートラルで、近所迷惑にならない程度の空ぶかしを試みます。
ビビり音の発生は無し。

次に試走します。
アスファルトやマンホールの段差を通過しても、ビビり音の発生は無し。
ものの見事に低級異音が解消しています。

恐らく、樹脂の差し込み部分が 製造後32年間という長きに渡る経年変化で少しずつ摩耗し、クリアランスが広がったところで、秋→冬へと外気温度が低下するという季節要因も加わって(温度が低くなると樹脂が固くなって振動の影響を受けやすくなる)、今回のビビり音の発現に至ったのだと推定しています。


# その後、ついでなので車載バッテリーもフル充電させました。
# (ブログのトップ画像)

私としては、ガムテープを貼った相手材(丸パイプフレーム)が錆びていて、見栄え(普段は見えない部位ですが・・・)が悪い状態であることが、新たな心配のネタになってしまいました。春になって暖かくなった頃に、カウルをストリップして、今度はカウルマウント系のフレーム類のさび落としと防錆塗装をしたいな・・・(そこでビビり音もガムテによる暫定対策ではなく恒久対策を入れたいところ)。

という具合に、次なるメンテナンスメニュー(リフレッシュ作戦・第二段階、出来るところからコツコツと)の算定を検討し始めるきっかけとなった、今回の一件でした。
ブログ一覧 | 【ホンダ・CBR250Four と四半世紀】 | クルマ
Posted at 2018/12/26 23:44:56

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この記事へのコメント

2018年12月30日 19:38
カウルなどのプラスチック部品の維持などは早めに手を打つのがいいですね。
車でも冬になると内装のプラスチックが擦れて異音が発生します、
私の場合は見つける事が出来ずに次の季節になって忘れてしまいます。
コメントへの返答
2018年12月30日 20:51
こんばんは、アドバイスありがとうございます。
おっしゃる通り、樹脂部品は冬場に固くなって(ゴムホースやハーネス類も)異音が出やすくなりますね。外気温度の低いときの脱着も避けたいところです。

私のCBRはコカしたわけでもないのに、右のアッパカウルにある日突然、割れが入りました。長年の振動などで少しずつ微少クラックが進行していたのでしょう。

樹脂部品は複数箇所でリジッド締結するよりも、どこかは(スキマ分の「逃げ」を確保させて)固定した方がストレスには強そうです。

プロフィール

「[整備] #CBR250FOURフォア [CBR250Four] 失火発生で3気筒(←4気筒)になる(その3・車載バッテリ充電と ... https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/8318835/note.aspx
何シテル?   08/03 00:00
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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