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2009年06月25日

ワンタッチON-OFF切替バルブ付きオイルパン・ドレンボルトの紹介(後編)

ワンタッチON-OFF切替バルブ付きオイルパン・ドレンボルトの紹介(後編) 自分でエンジンオイルを交換する DIY派 にとって朗報(になるかもしれない)の、ワンタッチ ON-OFF切替バルブ付き オイルパン・ドレンボルトを BP5D レガシィに装着したので、紹介する。今回はその(後編)。

(前編)は → こちら
(中編)は → こちら

入手した ”ミニチェンジャー” に付属する樹脂ガスケットではなく、スバル純正の金属ガスケット(オイルパン用、部番:11126AA000)を ”自己責任で” 使用することに決めた経緯は、(中編) の通り。

ここで ON-OFF の切替バルブを操作したときの、通路内部にあるボールジョイントの開閉具合について再確認しておこう。ボールジョイントは切替バルブと連動しており、ボールを貫通する円錐状の通路がドレン通路と交差するときは 「閉」、ドレン通路に連通するときは 「開」 になる。切替バルブの停止位置は ON か OFF かといった2者択一ではなく、範囲内ならば 任意の位置で止めることが可能 だ。つまり、ドレン通路の 開口面積は連続で可変 となる。

したがって、もしも 「カーショップなどでオイルの量を(FULLレベルよりも)微妙に多く入れられてしまい、少量だけオイルパンから抜き取りたい」 などという場合であっても、開閉コックの位置を加減することによって ドレン流量を適切に調整できる という特徴を持つ。・・・まぁ、ミニチェンジャーを装着するような人々は DIY でオイル交換するような人々であるから、こういった人々は元々カーショップなどでオイル交換作業自体を依頼しないかもしれないが。

<↓ボールジョイントの開閉コックが半開きの状態>  <↓開閉コックの全開状態。ドレン通路が貫通する>
ボールジョイントの開閉コックを半開きにした状態  開閉コックを全開にした状態。ドレン通路が貫通する

さてこの ”ミニチェンジャー”、スバル純正オプションの設定部番を取得しているとは言え、かなり マイナー な部品になるようだ。というのも、今回装着をお願いしたディーラーでは、「このような製品は初めて見ました」 「今まで扱ったこともありません」 とのこと。つまり私のレガシィが初装着車、ということになる。そのためディーラーサイドとしても興味があるようで、今後は耐久性などの情報を、必要に応じて私の方から展開しましょう、ということで合意した。

<↓BP5D レガシィ GT specB (6MT)に適用した>   <↓PROVA製 アルミアンダーガードを装着している>
今回は BP5D レガシィ GT specB (6MT)に装着した  PROVA製 アルミアンダーガードの開口部にドレン部が位置する

<↓アンダーガードの楕円状の開口部がドレン部>   <↓開口部の拡大。ミニチェンジャーを無事に装着>
アンダーガードの楕円状の開口部がドレン部  開口部の拡大。ミニチェンジャーを無事に装着

上の画像に示す通り、ディーラーにて問題なく装着していただいた。
ただ、オイルは elf(レ・プレイアード、10W-50) の新油を入れたばかりであるから、当面は
  ・ボールジョイント部からのシール不良有無、
  ・スバル純正のオイルパン用金属ガスケットと組み合わせた場合のオイルにじみ有無、
  ・エンジン振動や車体振動で、走行中に切替コックのロックが外れたりしないことの確認
をするつもりである。
なおミニチェンジャーがその真価を発揮するであろうオイル交換作業における便利性については、機会を見て、ブログなどで改めてインプレッションを述べることにしたい。

以上、今回の一連のブログ (記事3編:前編中編、後編=本記事) が何らかの参考になれば幸いです。

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この記事へのコメント

2009年6月25日 3:41
泥水などの汚れによる動作不良や固着も気になりますね。
汚れたオイルが通過することによって細部への異物の混入、または鉄粉なんてものあるかもしれません。長期に渡って密閉性が保てるかどうか。
油音計によると80℃とか90℃になる過酷な環境・・・。

問題がなければ使ってみたい・・・ところですが、KAZさんが5回10回とオイル交換を重ねるにはどれだけの期間が必要なのかが問題です(^^;
コメントへの返答
2009年6月25日 19:35
ピロボール・スタビリンクほど厳しい被水環境ではないでしょうから、まぁ泥ハネの類はあまり心配ないかも。
どちらかというと、融雪剤(塩化カルシウム)などによる腐食や錆による固着の心配はあるかも。

まぁ、オイル交換のときくらいしか切り換えバルブを動かさないので、シール部の摩耗よりも固着の方が要注意でしょうか。

最近の私のオイル交換頻度は、1年または1万kmごとのまったりペースです。サーキットを走っていたころはシビア度に応じて3000km程度で交換でしたが。
2009年6月25日 9:44
>切替バルブの停止位置は ON か OFF かといった2者択一ではなく、
>範囲内ならば 任意の位置で止めることが可能 だ。
>ドレン通路の 開口面積は連続で可変 となる。
これ、装着してみたいなぁ。









射精タイマーとして。(爆)
コメントへの返答
2009年6月25日 19:41
それは「大人のドラえもん」に出てくるアイテムですな。

大人になったのび太君が、「持続力をつけてしずかちゃんを悦ばせたい、ドラえもん何とかして~」って相談したときに提示されたアイテム。

♪しゃ・せ・い・たいまぁ~
(旧声優さんのセリフ回しで発声お願いします。)


それとは別に、巷のウワサレベルですが、漏れ(放出し)そうになった場合、玉袋を握って引っ張れば刺激による反作用で中断(コントロール)可能になる、との説も、早漏克服術の中にはあるようです。
2009年6月25日 13:39
外形がちょっと違うだけで構造的にはふつーのボールバルブだから、そうそうは問題出ないでしょね。
飛び出し量が普通のドレンボルトとそんなに変わらんのはポイント高いです。

おれも付けてみよー。
コメントへの返答
2009年6月25日 19:50
ON-OFF(バルブの開閉)頻度が限りなく少ないので、実用上はシール性の問題は生じないと考えます。ハイ。

もしもフツーのボールバルブよりも不利な点があるとすれば、適用部位が冬場(寒冷地ではマイナス)の低温から夏場の高温まで温度差が見込まれる、という使用環境的な面でしょうね。

最低地上高方向の張り出しが小さい点は確かに美点ですね。おっしゃる通りです。では~。
2009年6月25日 17:14
オイル排出部分が6角になってるって事はこの穴を締め付けに使用するのでしょうかね?

オイル排出穴が小さくなった事によって排出に掛かる時間がどのくらい延びるかが気に成るところ(笑

中期のブログでスバル純正のガスケットが潰れる?タイプの様に見受けられますがA型では板厚2mmくらいのアルミでしたが仕様変更があったのでしょうかね。この辺りも興味深いところ。
コメントへの返答
2009年6月25日 20:06
内六角の件は、恐らくボールバルブを内蔵させた後の「フタ」を、本体にネジ込むためのものかもしれません。

そのため、本体をオイルパンに装着するとき、締め付け方向にはこの六角穴を利用するのは可でしょうけど、緩める方向には使用しない方が良いと思われます。

# まぁ私なら、締付けも緩めもスパナか
# モンキーレンチの類でやってしまい
# そうですが。(^^;)

ガスケットは確かにつぶすタイプのものです。圧縮させることで反発力が生じてオイルをシールします。ので、単純なワッシャタイプよりもヘタリに対しては有利かも。
2009年7月20日 9:39
nifty時代から拝見させていただいております。
de-iともうします。

先日自分のレガシィで温度センサーを取り付けるタイプのドレンプラグ
(ジュラン製)からOIL漏れが発生してしまい、ディーラーで確認した
ところプラグの傘(パッキンを受ける部分)が小さい事によるシール不良と言う判断になりました。
純正品に交換後何とか漏れは止まっているようですが、この部品は普通の
ドレンプラグと比べて、その部分の大きさに違いがあるのでしょうか?
パッキンの材質も含めて、とても気になります。





コメントへの返答
2009年7月21日 17:34
de-i。さん、こんにちは。
お名前は以前より存じ上げておりますので、勝手ながら、初めてのやりとり・・・という気は全然しないです。

さてお尋ねの件ですが、現物で確かめてみました。
以下、デジタルノギス(少数点以下2ケタ表示)でそれぞれ5回ずつ計測したものの平均値です。

<ミニチェンジャー>
(1)ネジ部外径      =φ19.95mm
(2)台座(傘部)有効外径=φ26.21mm

<純正ガスケット(パッキン)>
(3)外径=φ25.96mm
(4)内径=φ20.25mm

上記(2)(3)より、純正ガスケットの外径よりもミニチェンジャーの傘部外径の方が、径が大きいです。

次に、純正ガスケットが中心からズレて(半径方向に片寄って)締め付けられた場合を考えると、計算上は、最悪状態にて純正ガスケットの最外周が最大0.03mm(=30ミクロン)だけハミ出ることになりますが、この部分はシール(漏れ止め)に寄与しない部分と考えられますので、事実上はまったく問題ないと考えます。

なお付属のパッキンについては今回使用していませんので、耐久性に関するコメントはできませんが、私見としては金属製(純正)の方が安心できると考えています。
2009年7月21日 18:28
恐れ入ります。
とても丁寧なご返答をいただき、有り難うございます。
以前、センサーアタッチメントと、ミニチェンジャー、どちらにするか
迷った上で、センサーアタッチメントを付けたのですが。
なるほどミニチェンジャーの傘は大きいのですね。
今回自分が経験したようなサイズによるOIL漏れの心配はないようですね。

現在の鉄プレスタイプ、アルミリング、カッパーリング、樹脂製品
と考えられますが、パッキンの材質については、もう少し自分でも
調べてみます。
細かく測定までしていただき、とても参考になりました。
コメントへの返答
2009年7月21日 19:17
こんにちは。
お書きのサイズ以外でシール性に影響を及ぼす主な要因として、傘部(ガスケット接触面)の「表面粗さ」があります。

通常は機械加工で面出ししますので、ミクロ的な凹凸(粗さ)は均一になりますが、ごくまれにカッターと相手素材の組み合わせによっては「素材のむしれ」による微小穴が生じ、リークに至る場合があるかもしれません。
粗悪品ですと素材の打ち抜き(加工無し)のままで、ガスケットの面圧が均一にならずに漏れに至る場合もあるようですから、シール面の性状は要注意です。

次にガスケットの素材についての私見です。

鉄プレス品は自身が潰れるタイプですので、シール幅(接触面積)自体は狭いですが高面圧となるため、相手プラグの性状(シール面の粗さやうねりなど)に左右されにくいと思います。もちろん再利用は不可です。
アルミリングは通常はシール面積を大きく確保できる部位や締付トルクが大きくない部位(センサーなど)に適用され、脱着を繰り返す部品への適用は減る傾向にあると思います。

カッパーはターボやMTケースの一部に利用されていますが、使用するオイルによっては添加剤成分と表面反応を起こす恐れがあり、メーカーもコスト低減のため使用しない方向のようです。樹脂パッキンは相手プラグ形状への追従性に優れますが、高温環境下でヘタったり、膨潤または硬化する恐れがありそうです(用途限定的かな)。

以上、あくまで「私見」ですがご参考まで。
2009年7月21日 21:26
重ね重ね、丁寧な説明をしていただきとても参考になりました。

有り難うございます。
コメントへの返答
2009年7月22日 3:30
こんにちは~。(^^)

今後ともよろしくお願い申し上げます。

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