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2014年03月16日

[スイフト・スポーツ] その5・CVT車に試乗、後編(スバルユーザーによる試乗記)

[スイフト・スポーツ] その5・CVT車に試乗、後編(スバルユーザーによる試乗記) 2.0Lの4WDターボを乗り継いできた私が 「一度は乗っておかなくっちゃ!」 と思っていたスズキの スイフト・スポーツ(CVT&6速MT) に、ついに 試乗 できる機会を得ました。

スバルユーザーの立場から見た、スズキディーラーの印象とスイフト・スポーツに関する雑感を、複数回に分けて述べています。

今回は 「その5・CVT車に試乗、後編」 です。
(CVTの変速特性とマニュアルモードについて)



<「スイフト・スポーツ試乗」 関連ブログ>
◎「その1」 は こちら → 試乗に至るまで 編
◎「その2」 は こちら → スズキディーラーの印象 編(トイレまで徹底した「お客様主義」)
◎「その3」 は こちら → CVT車に試乗、前編(チャイルドシートの装着性)
◎「その4」 は こちら → CVT車に試乗、中編(冷態時の発進加速性)


(その4)からの続き

■ブレーキタッチは良好
試乗コースは、スズキ・アリーナの営業所を出て、周辺を左回りでぐるっと1周して戻ってくるパターンです。距離にして2km程度。平坦路で坂道はなく、片道1車線か2車線の市街地で、バス通りでは渋滞もある、というものです。

営業所から道路に出る際、ウィンカーレバーに軽く手を添えると、3回点滅してOFFになりました。同乗のセールスマンに尋ねると、ワンタッチウィンカーシステムが標準装備だそうで。以前は一部の欧州車にしか装備されていませんでしたが、最近ではスイフトクラスにも装備されているのですね。

乗ってすぐに感心したのは、ブレーキペダルのタッチがカチッとしている 点です。剛性感とでも言いましょうか。いわゆるスポンジーな感じはなく、踏み始めから踏力が立ち上がり、踏み込みストロークに応じて制動力がダイレクトに増していく。そんなイメージです。T社のような、ペダルの踏み込み初期から意図的に制動力を高めた 「カックン・ブレーキ」 ではありません。踏み込み量(ペダルストローク)で制動をコントロールしやすいと感じました。

■CVT車の加速について
最初はDレンジ固定で。
暖機途上(エンジン水温も低く、CVTも駆動系もまだ暖まっていない状態)のためか、走り始めは車両がやや重いような印象がありました。

しかし注意深く観察すると、アクセルを軽く(開度1/8程度)踏み込んだときには軽く踏み込んだなりの加速が得られ、2/8開度(25%くらい)で踏み込んだときには その踏み込み量に応じた加速が すぐに 得られます。こうした車速が低い領域での緩加速では、スイフトの標準モデル(排気量1.2L)よりも 排気量アップされたエンジンの低速トルクの恩恵 と、CVTのギヤ比がマッチしているように感じました。

CVTであっても、ダイレクトな加速 が得られる点(※注 : 加速の絶対値ではなく、タイムラグがなく加速体勢に入る、という意味で)は、街乗りでは好ましい と感じました。

次に、車速を一定に保った状態からの、やや急な加速を試します(追い越し加速を想定)。
アクセルペダルの踏み込み量を開度4/8~6/8程度(50~75%、あくまで目安)にしてみます。全開までは踏みません。もちろん車線の前後に他のクルマが無く、セールスマンに 「これから加速します」 と伝えたうえで、試します。

するとどうでしょう。
まずタコメーターの針でエンジン回転速度[rpm] が急上昇してから、やや遅れて加速が始まります。このへんは、スイフトに限らず、かつてCVT車が初めて世に出たときから 「違和感」 として指摘されてきた現象ですが、私に言わせれば 「CVTの挙動として正当なもの(加速のためにプーリの変速比を下げる)」 ですから、実加速までのタイムラグもそれほど無いこともあって、違和感というほどのものではない と思いました。

■CVT車のマニュアルモードについて
ここから先は、CVTをDレンジからマニュアルモードに変えて走ります。

私       : 「マニュアルモードで 2速固定からの発進 は可能でしょうか?」
セールスマン: 「2速からの発進はできないですねぇ。」

トルコン式の有段AT車では、雪道やアイスバーンなどの滑りやすい路面で、急な駆動力によるタイヤのスリップを防止するため、2速発進ができる車種があります(スバルのAT車など)。スイフト・スポーツで赤信号待ちの停止時に、ステアリング脇のCVTパドルシフトをクリックしても、確かに2速にはなりませんでした。

私       : 「インパネ上に、CVTのパドルシフト(マニュアル アップシフト/ダウンシフト)が
           操作可能となったことを示す、表示ランプ(「▲」とか「▼」とか)は点きますか?」
セールスマン: 「表示ランプは点かないですねぇ。」

スイフト・スポーツのCVTは7速マニュアルモード付きですが、車速によって、選べるマニュアル変速模擬固定段は限られています。ある程度の速度が出ていないと、パドルシフトを操作しても6速や7速には入りません。逆に速度が高いと、2速や1速にはマニュアルダウンシフトができません。そのため、パドルシフトによるマニュアル変速操作が可能となる速度に達したときに、インパネ上に表示ランプ(「↑」とか「↓」、あるいは「▲」とか「▼」)が点灯してほしいものです。

ここまでで、営業所を一周する2kmほどのコースは終了。
脚周り(サスペンション・セッティング)は硬いというほどではなく、むしろ 乗り心地は良好 だと思います。
あっという間でしたが、ここまででも、スイフト・スポーツに関するいくつかの発見が得られたのは収穫です。

■ショールームに戻って
スイフト・スポーツのCVTの試乗車を所定位置に戻し、いったんショールームの商談テーブルに戻ります。6速MTの試乗車の準備が出来次第、同じコースで試乗させていただくことになります。同じ日に、ほぼ同じ時間帯に、同じコースをスイフト・スポーツのCVT車と6速MT車で比較試乗できることは、とてもラッキーです。

準備が整うまでの間、改めて営業所(スズキ・アリーナ店)のショールーム内を見渡します。

<↓各テーブルには、店内の配置が分かるような見取り図が用意されており、初来店客にも親切です>


<↓おすすめのメンテナンス一覧もテーブルに備えられています(他メーカ車でも可能なのだろうか?)>


<↓左:テーブルに置かれたドリンクメニュー  右:紙コップが熱くても持てる、取っ手が付く点も親切
  

さて、6速MTのスイフト・スポーツでは、どんな新たな発見があるのでしょうか。
期待して、商談テーブルで連絡を待つことにします。


「その6」 に続く。
(以降は、スイフト・スポーツ(6速MT)の試乗やレガシィの査定などについての予定。)
  ↓
  ↓
  ↓
2014-03-17(Mon.) : 更新
「その6」・6速MTに試乗、前編(シフトは軽いがストロークが大きい)」 をアップロードしました。

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