• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2015年07月29日

[BPレガシィ] 9年間持続した純正バッテリ(55D23L)をカオス(100D23L)に交換

[BPレガシィ] 9年間持続した純正バッテリ(55D23L)をカオス(100D23L)に交換 2006年の納車から丸9年間、使い続けてきた純正の車載バッテリーを、このほどパナソニック・カオスに交換しましたので、寿命と判断した際の状況や交換作業風景などをお知らせします。

◎交換前の純正車載バッテリ
  型番 : 55D23L (パナソニック製、AWDターボMTモデル用)

◎今回、新規調達したバッテリ
  型番 : 100D23L (パナソニック製 カオス、ヤフオク!にて)

■丸9年間も もった純正バッテリ
これまでの 「東京←→札幌」 帰省報告ブログの文中や、つい先日(前回)の ブログ : [全自動バッテリ充電器] オメガプロOP-0002に買い換え←日動工業ANB-312 でも述べてきましたが、私は節目節目で、純正の車載バッテリを全自動バッテリチャージャで満充電させてきました。

具体的な充電タイミングは、「長距離移動の前後」 「季節の変わり目」 「しばらく乗らなかったあと」 「常用電圧の低下兆候が見られたとき」 などです。

その甲斐(かい)あってか、BP5D型レガシィ(2006年式、平成18年式)に純正の車載バッテリは、今年2015年の夏まで丸9年間、トラブルフリーで実用に供することとなりました。純正バッテリで丸9年間も もったのですよ! 全自動バッテリチャージャの本体価格が仮に2万円ほどを要したとしても、十分に元を取れたのではないか、と思います。

<↓丸9年間、活躍してくれた純正ラインオフバッテリ>


ちなみにこの時代のレガシィ(4代目BP/BL型)では、ATモデルが75D23L前後のバッテリ容量が純正指定されているのに対し、MTモデルはより容量が小さめな55D23Lが純正指定されていました。メカニカルなMTに対し、4AT/5ATではトランスミッション制御や協調制御などのデバイスに供給する要求電力が高かったのだと推定します。

■寿命だと判断した兆候について
バッテリトラブルを起こさないうちに、客観的にトラブルに至りそうな兆候を事前に察知することは難しいのですが、私の場合は次の兆候をとらえることで、総合的に 「寿命を迎えた」 と判断しました。

(1)始動時に、クランキング開始から初爆が来るまでの始動時間が長くなった
(2)全自動充電器による満充電完了までに要する時間が若干延びた
(3)満充電後、次回満充電したいと思うまでのインターバル(経過時間)が短くなった


特に上記の(1)が顕著でした。

具体的には、キーON後のエンジン始動時間が(あくまで体感上ですが)毎回 1.4~1.6秒ほどかかる ようになりました。比喩的な表現をすると、「苦しそうに(フリクションが大きそうに)始動する」・・・そんな感じです。確かに始動はするのですが、次回の始動に若干の不安を引きずるような感じです。

ですので満充電するのですが、その効果持続時間が短くなるイメージがありました。いま、季節は夏場。折しも、ちょうどレガシィにとって 4回目の車検(ユーザー車検)を間近に控えている状況 でしたので、思い切って新品バッテリに交換する判断を下した次第です。

■代替品はネットで調達
世の中には、店頭価格(@実店舗)とネット価格(@オークション)で大きな差がある製品があります。自動車用の部品・用品にあっては、その最たるものがバッテリーとタイヤだと思います。どちらも消耗品(メンテナンス上の必需品)ですので、安価に入手するに越したことはありません。ということで、オークションでカオス100D23Lを約1万円(送料無料)で落札です。

<↓ネット購入すると得した(損しない)気分になる製品の一つが、アフター品のバッテリ。適正価格やいかに?>
 

せっかくなので、バッテリ交換作業の前に、電圧計も用意します。

<↓用意した電圧計。本当はオートスケールのデジタル式が欲しいのですが高価。ジョーシンで格安品を調達>
 

■測ってみよう、の巻
ここから先は、車上でのバッテリ交換作業風景です。至極簡単な作業ですが、せっかくですので いろいろと確認しながら進めてみます。

<↓まずは丸9年間が経過した時点での純正バッテリの電圧(エンジン停止時)を測ってみましょうか・・・>
 

<↓おおよそ11.6[V] と出ました>


では次に、ネット購入して配達されたばかりのカオス100D23Lの初期電圧を測ってみます。
本来ならば、(私個人の主義として)新品購入したバッテリは、一晩かけてゆっくりと満充電させてから車体に設置するのですが、今回はあえてそのまま(初期充電させずに)供試してみることにしました。

<↓梱包を開梱した直後に(初期追加充電しないで)電圧を測ってみると、おおよそ12.1[V] と出ました>
 

次も、せっかくですので、手持ちの 「ライフウィンク(パナソニック製バッテリ向けの、電圧状況確認モニタ。パナソニック純正品)」 を接続してみます。すると・・・あれれ?

<↓未使用・新品バッテリに接続したハズなのに、ライフウィンクは 「充電不足」 と判定したということは・・・>
 

新品・未使用バッテリであっても、実際に車載する前には初期追加充電をしておいた方が無難・・・ということでしょうか。まぁ、実際にはこの状態で(初期追加充電しないで)使用し始めたとしても、オルタネータが発電してくれるので充電はされることになり、実害はないと考えますが・・・(気分的にはあまり良い気はしないですね)。

■バッテリ交換作業の巻
次こそ、いよいよ純正の車載バッテリ(>丸9年間、お疲れさま)をアフター品の新品に置換します。

<↓ユーザー車検(新車登録後、10年め:4回目の車検)に向けた準備として、新品バッテリに初めて交換>


<↓取り外した純正ラインオフバッテリ(55D23L)と新品バッテリ(カオス100D23L)。ともにパナソニック製でした>
 

<↓カオスには運搬用の”持ち手”が付いていますが、これは車載後には取り外しが可能>
 

さて、またまたせっかくですので、運転席のインパネ付近に設置してある TRUST のインフォメータ・タッチ(ISO自己診断コネクタを利用した後付モニタ)の表示上で、エンジン始動前と始動後の電圧を確認してみます。つい先ほどは、アナログ電圧計でエンジン停止状態の電圧を読み取っていますから、それとの誤差を確認する意味合いもあります。

<↓左:IG-ON(エンジン始動前)の直流電圧  右:エンジン始動直後(ただしファーストアイドル状態)の電圧>
 

<インフォメータ・タッチでの表示電圧>
・エンジン始動前(IG-ON) : 12.2[V]
・エンジン始動後      : 14.4[V]


開梱直後のアナログ電圧計(表示スケールを考慮すると、読み取り誤差もやむなし)では約12.1[V] (>前述)でしたから、両者はほぼ同じ値を示していると言っても良いでしょう。また これは私見ですが、エンジン始動(シーケンシャルな部品の動きそのもの)や始動に要する時間については、バッテリ 「電圧」 と言うよりもバッテリ 「起電力」、つまりトータルでのパワーが利いてくるような気がします(∵純正劣化バッテリでも電圧自体はそこそこあるのに、なかなかエンジン始動しないため。バッテリ本体の底力に相当するパラメータが利くのでは?の意味)。

■メンテ記録を付加
最後に、カオスに付属のラベル(情報記録用ステッカー)に必要情報を記載して、バッテリ本体に貼り付けておきます。もしもライフウィンクを併用するなら、一般的にはこのタイミングで設置します。まぁ私が設置するとすれば、バッテリ本体表面に貼り付けるのではなく、室内に引き込みしますけれどね。エクシーガGT(Aタイプ)のときには、実際にそのようにしていました(※当時の整備手帳は こちら → ライフウィンクの室内引き込み(パドルシフトの穴隠し)前編 )。

<↓必要に応じてメンテ情報を記載した表示ステッカーを貼っておくと、PC画像をさかのぼらなくても把握できる>
 

■実際に交換して
交換後、至って顕著な改善効果は、エンジンの始動時間の短縮です。ブログ冒頭付近で、交換前の(9年間経過後の純正バッテリでの)エンジン始動時間は、体感的ではあるが 1.4~1.6秒ほど かかる、と述べました。これが交換後は、これまた体感時間で・・・ですが、エンジン始動時間は約0.6~0.7秒、すなわちほぼ半減 したと考えます。

これで、例えば夏場の夜間の渋滞走行など、たとえ車両の電気負荷が高い運転状態であっても、今後は安心して実用の友として供試できるメンテナンスを(ユーザー車検前のタイミングで)行うことができました。

やっぱりエンジン始動時間が短いと、機関(エンジン各部のシステム)にキビキビ感が得られて、安心できそうな気がしてします。今後もヘンに気負うことなく、(普段からクルマの調子を把握しておくことで)適切なタイミングでのメンテナンスができるように心がけたいと思います。実はエンジン始動時間の半減だけでなく、バッテリ交換によって改善された症状が他にもある のですが、それについてはまた別の機会に述べたいと思います。


以上、「ユーザー車検前(登録後10年め~)のメンテナンス」 という意味も込めて、
バッテリ交換にまつわる備忘録を載せた次第です。
次回も同様に、「ユーザー車検前のフォグランプ交換(メンテナンス)」 をアップ予定です。

「フォグランプ編」 に続く予定。
(※ガラスレンズ破損による交換作業)
 ↓
 ↓
 ↓
2015-07-30(Thu.) : 更新
[BPレガシィ] フォグランプAssy交換←ガラスレンズ破損(ユーザー車検前整備) をアップロードしました。
ブログ一覧 | └ユーザー車検 | クルマ
Posted at 2015/07/29 00:13:47

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

モンスター サーベラス使ってみたい ...
大十朗さん

一向に咳😷が止まりません😭
S4アンクルさん

ラジコンパーツがやばい
ふじっこパパさん

セルシオ日記【第59回】今では見か ...
とも ucf31さん

【花火】 モビリティリゾートもてぎ ...
{ひろ}さん

そして試走へ。
ゆぃの助NDさん

この記事へのコメント

2015年7月29日 11:35
ナソバー隠しの画像にウケる!(^^;
コメントへの返答
2015年7月29日 19:15
コメントどうもです!
たまには、これくらいの遊び心があった方が良いよね?との思いから、載せてみました。好評なら次回以降も検討します。(^^;)

プロフィール

「[整備] #エクシーガ [ウィンカーバルブの球切れ] 純正→フィリップスへの交換(走行123054km、経年11年7ヶ月) https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/1195387/7757516/note.aspx
何シテル?   04/19 01:33
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/4 >>

 1 23456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

[自作] タイヤ空洞共鳴音の低減・ハンコックV12evo2を静音タイヤにする 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/10/02 20:28:55
 
[近況報告・その1] 長女の初レガシィの巻  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/11/09 22:23:24
 
「”個体差” について考える」 の巻 
カテゴリ:なぐり書き
2010/08/13 19:26:31
 

愛車一覧

スバル レヴォーグ VNHCレヴォーグ STI Sport# (スバル レヴォーグ)
・注文日: 2023年01月26日 ・納車日: 2023年07月16日 LEVORG ...
ホンダ CBR250 FOUR (フォア) CBR250Four SE (ホンダ CBR250 FOUR (フォア))
学生の頃に新車で購入して以来、ずっとワンオーナーで乗り続けているバイク、CBR250FG ...
スバル エクシーガ エクシーガtS (年改区分:Eタイプ) (スバル エクシーガ)
YA5A型エクシーガGT(年改区分:Aタイプのターボ車)からの乗り換えです。2012年8 ...
ホンダ モンキーR モンキーR改(2種登録) (ホンダ モンキーR)
レッドバロンで中古のモンキーRを購入後、エンジン全バラシ。 ◎武川88ccボアアッ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation