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2015年12月28日

[CBR250Four] 30年経過して球切れしたヘッドライトH4バルブを交換の巻(後編)

[CBR250Four] 30年経過して球切れしたヘッドライトH4バルブを交換の巻(後編) ホンダ・CBR250Four (昭和61年式)のヘッドライトが、先日初めて球切れしました。
新車納車直後に社外品のH4イエローバルブに交換してから、今まで一度もトラブルが無かったため、経年30年目にして初めての球切れ、となります。

このブログは、備忘録を兼ねた交換記の後編です。


◎CBR250FのH4バルブ交換記 → 前編はこちら(前回ブログ)

■ヘッドライトバルブへのアクセスは容易
昭和61年に装着後、平成27年(=昭和90年換算)まで球切れを起こさなかったH4イエローバルブ(社外品)を、今回NAPS(※)で購入したH4イエローバルブに交換します。

※NAPS : バイク用品の量販店。
関西の南海部品(関東のドライバーズスタンド2りんかん)のようなお店。
クルマ用品のオートバックスのようなチェーン店。
かつて日産車に見られた、排ガス規制への対応システム Nissan Anti Pollution System とは別モノ。

<↓M&Hマツシマ製のイエローヴィーナスシリーズ(12V 60/55W、明るさ感 100/90Wクラス、型番:16H VN)>


CBR250Fはカウル一体型の異形ヘッドライトを採用していますが、バルブ交換はメーター右下(右サイドカウルの上側)の黒カバーを取り外すだけで、作業可能です。使用工具はプラス(+)ドライバーのみです。

<↓ハンドルを右側いっぱいに切って右サイド黒カバーを外すと、ヘッドライト裏側のハーネスコネクタが現れる>


<↓配線関係(コネクタやハーネス類)に異常なし。防水防塵ゴムも柔らかさを保っており、こちらも一安心です>


防水タイプのコネクタを切り離し、端子の内部に 「焼け」 「サビ」 などの異常が無いことを確認します。その後、バルブ全体を覆っている半球形の防水防塵カバーをめくると、めでたくH4バルブが顔を出します。




■30年振りに取り外す
Lowビームが切れているH4イエローバルブを車体側から取り出します。30年の永きに渡って、夜の視界確保に活躍してくれたバルブの状態を確認します。

<↓当時主流だった、黄色のガラス管がH4バルブに被せられる方式です(放熱用の呼吸穴が別途ある)>


バルブの台座には 「PEACE 12V60/55W JAPAN」 の型彫りと 「HALOGEN PEACE 12V60/55W」 の刻印がありました。いま、「PEACE」 と H4、バルブ、ヘッドライト、補助灯などのワードを組み合わせてネット検索してみたのですが、残念ながら関連ページは全然ヒットしませんでした。「PEACE」 とは、果たしてメーカー名なのかブランド名なのか(POSH製のバルブだったような気がするのですが)。

<↓フィラメントの状態を観察。Highビーム側は異常が認められないが、Lowビーム側は目視でも劣化している>


Low側のフィラメントには、明確な断線部分(素線がビヨ~ンと飛び出ている破断形態)は見られませんでしたが、全体的に焼け朽ちてきているように感じられます。昭和61年当時の購入価格は覚えていませんが、仮に3000円だったとすれば、耐力は 3000円÷30年=100円/年、のコストバリュー と計算されます。なかなか優れているのではないでしょうか。




■現代のH4バルブと比較
昭和61年のH4イエローバルブと、平成27年(昭和90年相当)のH4イエローバルブの外観を比較してみます。H4という規格に沿った部分は、まったく変わりがありません。異なるのは、黄色いガラスの帽子を身に付けているかどうか・・・といったくらいのものです。

<↓双方を並べて比較するの図。黄色いガラスカバーのみ移植しても、まだまだ使えそうな気もするが・・・>


<↓端子部分(3極のピン配列)の比較。左:30年間使ったバルブ  右:今回購入した新品バルブ>
 

私の記憶によると、「既存のバルブにガラス管を被せる方式」 から脱却した最初のイエローバルブを量産した補助灯メーカーは、フィリップスだったと思います。「マルチレイヤー・ゴールドランプ」 という名称で市場にリリースされ、私も(当時のBGレガシィ用に)購入しました。

その後、各メーカーが追従し、皮膜層をレイヤーさせた形でのイエローバルブをリリース。ガラス管方式は、放熱や寿命、効率の問題から次第に廃れていった・・・と思っています(※ヤフオク!を見ると、今でもイエローのガラス管のみが1000円から出品されていたりしますが)。





■「切れていること/切れていないこと」の作動確認
H4バルブを交換する際、念押しのため、「元のバルブが確かに球切れを起こしていること」 「新しいバルブが確かに球切れしていないこと」 を確認のうえ、作業を進めます。

<↓スモール(バイクなので純正でウィンカーポジションランプ)とHighビームは点灯するが、Lowビームは点かず>
 

次に車載のH4イエローバルブをヘッドライトの筐体内から取り外し、単体でコネクタに挿した状態でも作動確認しましたが、結果は同様。以下は、フィラメント方式の電球の光り方(or 通電遮断時の光の消え方)を試しに時間順で写してみた画像です。

<↓ついでなので、Highビームで「スイッチON状態から→OFF状態」に至る際の、フィラメントの残光具合を撮影>


<↓新品バルブの点灯確認。左上:Lowビーム、右上:Highビーム、左下:ゴムカバーは有効、右下:ツメで固定>


ハーネス端子には、電気接点用の洗浄スプレーを塗布します。こうして、問題なくH4イエローバルブの交換作業を終えました。




■「イエロー」の色味の確認
まずは機能不具合が解消されたので、夜間も問題無く走ることができます。色味の違い(新しいイエローバルブは黄色というよりも白に分類される淡黄色)は、法規対応モデルの特徴なので(濃い黄色が好きな私にとっては)仕方ありませんが、参考に画像で比較してみましょう。

<↓左:交換前(ガラス管方式)のHighビーム  右:交換後(今回の淡黄色)のHighビーム>
 

新しいバルブの光り方(右上画像)は、従来のバルブ光り方(左上画像)と較べると、明らかに黄色みが弱いです。しかし、光量(明るさ、照度)自体はアップしているものと思われます。バルブ交換後、現時点ではまだ夜間走行はしていませんが、

 ・光量アップによる有効照射エリアの拡大具合
 ・黄色の色味減少による路面の凹凸の視認性

などについて、実走を重ねて評価していきたいと思います。

交換したバルブ(のフィラメント)が次に切れるとすると、それは10年後か20年後か、はたまた今回と同様の30年後か・・・。今から30年後だとすると、そのときCBR250Fourは車齢60歳!私は現役ライダーでいられるのか・・・というよりも、そもそもこの世に生きていられるのだろうか。

いずれにせよ、250cc・4気筒・16バルブDOHC・フルカウル(属性:レーサーレプリカ or カフェレーサー)の後継機種が現れない以上、私はこのままCBR250Fourに乗り続けていくつもりです。

理想はインライン4よりもV4エンジン搭載(+ガルアーム)の、言うなればVFR250R(あるいはRVF250R)なのですが、今のVFRはかつてと異なりツアラー的な性格が強まりましたし、エコの時代にコストをかけたクオーター・マルチは(ホンダ以外のメーカーでも)考えにくいので、私とCBR250Fourの今後の付き合いは、自力でメンテナンス(補修品が切れたものはDIYで作成する)ができるかどうかの勝負になる、と思っています。

少なくとも、長男(現・5歳)が二輪免許を取得できる年齢に達するまでの、あと10数年間は、がんばって乗り続けていたいものです。
ブログ一覧 | 【ホンダ・CBR250Four と四半世紀】 | クルマ
Posted at 2015/12/28 00:00:53

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