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2016年01月25日

[エクシーガtS] ストラットハウジングサポート取付け&スタッドレスへの交換・前編

[エクシーガtS] ストラットハウジングサポート取付け&スタッドレスへの交換・前編 先日、降雪に備えてスタッドレスタイヤに交換する際、「オートプロデュースA3」 さんのボディ補強パーツ:「ストラットハウジングサポート」 をDIYで取り付けしました。その作業状況をお伝えします。

<ご参考>
◎オートプロデュースA3 → こちら(公式サイト)
◎ストラットハウジングサポート → こちら(製品ページ)


■路面からの車体入力
私見ですが、エンジンが起振源の振動は数100Hz~2kHz域だと言われるのに対し、路面からの車体入力振動は20Hz前後だと言われていると思います。路面からの振動は主に 「ユサユサ系」 ですが(∵低周波なので)、縁石乗り上げなどの場合は一発的な大入力になるため、サスペンション取り付け点付近のボディへのストレスは、実は大きいのではないか? と考えていました。

エクシーガのようなファミリーカー(たとえEJ20ターボを搭載のtSであっても、クルマの性格的にはファミリーカーの範疇かと)では、過激な走りをすることはないのですが、7人フル乗車では車重は約2トン。バネ上に大きな重量のある脚周り周辺の剛性、特にストラットハウジングあたりの剛性は操安性にも効いてくるのではないか、と考えていました。

自分の趣味グルマでしたら、脚周り周辺だけでなくボディ開口部のスポット溶接増し・・・なんてのをやってみたいと思いますが、ファミリーカーのエクシーガではそこまでやる必要もなし。アドオンパーツでそのような目的のものがないか・・・と思っていたら、「オートプロデュースA3」 さんのボディ補強パーツ:「ストラットハウジングサポート」 にたどりついたわけです。

エクシーガというマイナー車種であるにも関わらず、このような補強パーツをリリースしている APA3 さんには感謝したいところです(※以上、すべて私見ですので念のため)。


■スタッドレスタイヤ交換に乗じて・・・
先日の天気予防にて、関東地方にも降雪見込みとの情報が流れたため、事前にスタッドレスタイヤに履き替えることにしました(レガシィは、札幌に帰省するため昨年末に冬支度済み)。そこで、せっかくタイヤ交換するなら、作業工程の重なる 「ストラットハウジングサポート」 も装着してしまおう、となったワケです。

<↓1:台車で倉庫からスタッドレスを運搬、2:小鳥も見守る、3:小さなアシスタント兼見習い、4:夏タイヤを外す>


車両の転倒防止策を採り、タイヤ&ホイール(右前輪)を取り外したところで、脚周りを観察します。今回、目に付いたのはブッシュ。新車購入から3年ちょっとが経過したところですが、ファミリーユースのおとなしい使い方をしていても、案外ブッシュは痛んでいることを認知。

<↓今後リフレッシュする際のターゲット。ボディを補強しても、ブッシュ類がヨレていたら効果も半減してしまう>


■ストラットハウジングサポートの取り付け
オートプロデュースA3さんのハウジングサポートは前輪用。左右セットで1台分です。購入した製品を開梱して、中身を確認します。まず気がつくのは、右用と左用で長さが異なること、そして台座に対してパイプの取り付け角度が異なることです。

<↓7:開梱後の全景、8:左右で長さが異なる、9:台座に対するパイプの角度も異なる、10:ボルトは内六角>


左右で製品が非対称であるのは、決して製品の梱包(出荷)間違いではなく、エクシーガという車両自体の取り付け位置関係が左右で微妙に異なるためです。

作業は右前輪から始めています。当方は特売セールで購入したためか(?)、取付説明書は同梱されていませんでしたが、上下2ヶ所でボルト止めするというシンプルな構造のため、取り付けに迷うことはぼぼ無いでしょう。下側の固定位置を決めると、必然的に上側の固定位置も定まります。


<↓11:純正ボルトを緩める、12:下側を純正ボルトで仮で共締め、13~14:必然的に上側の位置が決まる>


DIYでは基本的には一人作業になるため、ホイールハウジング側とエンジンルーム側で交互に目視確認しながら作業を進めることになります。ハウジングサポート上側のボルト穴が、ボディの既存の穴位置と合致していることをエンジンルーム側からも確認して、付属の内六角ボルトを通します。

<↓15~17:ボディサポートと取付穴の合致を確認、18:脱落&回転防止のためボルト頭部にテープを貼る>


当方の車両(グレード)はtSモデルであり、純正でSTIのダンパーとコイルが組み込まれています。ジャッキアップした際、右前輪のコイルスプリングの線間に工具を差し込みできるスキマがありましたので、そのまま付属のナットでボルトを締めていきます。

<↓19:スキマに手を入れナットを挿入できた、20~21:手持ちの工具の組み合わせ状況、22:工具の使用状況>


■疑問からの判断、そして対策の巻
右前輪側の取り付け作業は順調に進みます。仮締めから本締めのため、締め付けトルクを掛けていこうとして、ふと思い留まって作業を中断しました。疑問が生じたからです。それは、付属の内六角ボルトにワッシャが同梱されていないことでした。

通常、一般的な外六角ではなく内六角タイプのボルトが用いられる場合は、周囲に近接物があるなどクリアランスが狭い場合(工具が入りにくい部位)が多いです。例外は、見栄えを重視する場合だと思います。ところが今回は、工具スキマが狭い場所でもなく、ボンネットを閉じてしまえば外からは見えない部位になります。

むしろ、内六角を使うことにより、ボルトの首下の面積が小さくなって(同じ締め付けトルクを与えた場合、フランジボルトに対して)座面の面圧が上昇する懸念 があるのでは・・・と考えたため、作業を中断しました。実働時(=路面からの荷重入力時)に面圧が過度に上昇すると、座屈や鋼板のシワ(ヨレ)につながるかもしれません。図示すると、次のようになります。


<↓23~24:ボルトの首下面積が小さいことに、改めて気付く、25:取り付け断面で考えた場合の説明図>


そこで、いったん締め始めたボルト~ナット(まだ本締めしていない)をまた緩めて、手持ちのワッシャを追加することにしました。付属のボルトは長さは十分にあるため、ワッシャを挿入してもナットを貫通するので、ねじの噛み合い長さが不足することはありません。

<↓手持ちのワッシャの中から、外径φがボディパネルの形状にマッチしそうな候補を数種類セレクトしました>


内六角ボルトの首下にワッシャを挿入してから、改めて作業を繰り返します。ここで、前述の 「外径φがボディパネルの形状にマッチする」 の意味を図示すると、下のNo.27の意味(追加するワッシャが、車体のプレス形状のRに乗り上げない)になります。

<↓26~28:アフター品をDIYで装着する際、プライベーターとして自分なりに懸念に対する判断を下して対策


こうして、些細なことかもしれませんが、「疑問が生じたら作業を一時中断し、自分なりの対応策を施してから作業を再開させた」、という判断事例です。「たかがワッシャ、されどワッシャ。」 その役割は、決して小さくないと考えています。なおスプリングワッシャにしなかったのは、軸力を喰われてしまうことと、しっかり締結させれば緩まないだろうと考えたためです。


「後編」 に続く。
(後編は、そのままでは工具が入らずに装着できない左前輪についての話などになる予定です。)
 ↓
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2016-01-27(Wed.) : 更新
[エクシーガtS] ストラットハウジングサポート取付け&スタッドレスへの交換・後編 をアップロードしました。
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Posted at 2016/01/25 04:20:28

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この記事へのコメント

2016年1月25日 19:58
こんばんはです!

素人目線で申し訳ないのですが・・・
No.25のKAZさんが書かれた画をみて思ったのですが、ハウジングサポート側から内六角ボルトを入れて、ボディ鋼鈑側をナットにすると、少しは締結面積のバランスが・・・

でも、ワッシャーを入れた方が面積のバランスは
イイね!ですねf(^^;
コメントへの返答
2016年1月25日 20:43
こんばんは、コメントどうもです。
購入して製品を開梱すると、画像No.8に示すように、最初からハウジングサポート側にナットが仮締めされていました。ので、その姿勢で締めるのだと判断した次第です。

確かにおっしゃる通りの案もありますね。とすると、今度はボルトとハウジングサポートの接触面積が小さくなってしまう(サポートの穴径に対してボルトの外周が小さい)ということに…。

その一方、ナットはフランジナットですので、サポートの穴>ボディの穴ならば、ナットをサポート側に持ってきた方がまだ良いかな、と思いました。いずれにしても、「どのように考えるか」によって選択肢が変わってきますので、私はこう考えた、という事例ということでお願いします。

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