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2016年06月27日

[CBR250Four] 夏場の油圧低下対策(エンジンオイルの追加補充の巻)

[CBR250Four] 夏場の油圧低下対策(エンジンオイルの追加補充の巻) 昭和61(1986)年に、アルバイトをして新車で購入した愛車・ホンダCBR250Four。以来、私の分身として一緒に時を過ごし、いよいよ今年で30回目の夏を迎えます。

今回のブログは、「夏場の油圧低下によるインパネ警告灯の点灯」 について、その対応を記した備忘録になります。


■ごく普通のメンテナンス
愛車のCBR250Fは飾り置きするのではなく、日常のアシとして使っていますので、DIYで最低限のメンテナンスはするものの、今まで特別なことをしてきた意識はありません(※他人から見れば、DIYで燃料タンクに板金はんだを施したり、デントリペアをすることがすでに特別に見えるかもしれませんが、オーナーの私からすればフツーに接しているつもりです)。

30年間もいっしょに過ごしていると、CBRの「クセ」のようなものも分かります。例えば、夏場の油圧低下による警告灯の点滅現象も、その一つ。今回のブログは、その対策(というほど大げさなものではありませんが)について、備忘録として記します。


■夏場の油圧警告灯の点灯
私のCBRは、外気温度が高くなるとエンジン水温も上昇します。水冷式とはいえ、もともと250ccで4気筒、最高出力45ps(レッドゾーンは1万7000rpm~から)というシロモノですから、エンジンの放熱量は大きいと思います。おまけに、ノーマルではセミカウル仕様のところ、マーレーのフルカウルキットを装着していることもあり、ラジエーター周りの熱こもりは純正比で悪化しているように感じます(ライダーへの風当たりは低減していると思いますが)。

水温が上昇すると、エンジン回転速度がアイドリング(CBRでは1500rpm付近)まで低下すると、油圧不足でインパネ警告灯が点灯するようになるのです。外気温度が低い(水温が低い)ときには、その症状は出ません。


<↓つい先日、都内を走行中、赤信号待ちのアイドリングで油圧警告灯が点滅する兆候を確認>


<↓路肩に待避して、アイドリングで放置(=ラジエータに走行風が当たらなくなる)すると点灯に>


<↓そのときの水温計の目盛り(指針)の位置は、Highに近い>


都内で所用を終え、夜に帰宅した際にも、同様の症状を確認。
(夜になっても外気温度がなかなか下がらない場合は、症状も改善しません。)


<↓高水温時、アイドリング放置で油圧警告灯(赤色インジケータ)が点滅から点灯に変わっていきます>


■ろうと(じょうご)の準備
経験上、油量を少し継ぎ足しすれば警告灯が消灯することが分かっています。オイルパンの底面からストレーナー入口までの距離に対し、油面高さを十分に確保してやると良い、という感じになります。

ちなみに、CBR250Fourのホンダ純正指定オイル粘度は「10W-40」または「20W-50」です。純正指定で「20W-50」でっせ!今どき、そんな粘度のホンダ純正油は あらへんがな!

いま入っているオイルは、ホンダ純正・ウルトラG2(10W-40、SL規格)なのですが、経年30年のバイクは、恐らくメタルクリアランスも広がっているでしょうし、カムシャフトなど各部摺動部のクリアランスも広がっており、オイルポンプ直後のメインギャラリー油圧も(新車比で)低下傾向なのでしょう。したがって、このバイクは現状、本来は夏場と冬場でエンジンオイルの粘度を変えなければならないものかもしれません。


<↓そこでとりあえず、空のペットボトルを複数用意します。細身の方が作業性に優れるだろうと判断>
 

<↓カッターナイフで切断します。アクエリアスよりもCCレモンの方が、容器の板厚が厚くて固いです>
 

勝手な想像ですが、無炭酸のアクエリアスよりも炭酸のCCレモンの方が、高内圧に耐える必要性があるため、容器の厚みがより厚くできているのかもしれません。

<↓簡易ろうと(じょうご)の出来上がり。容器の内側にゴミや異物などの付着がないように注意します>


■実践投入?の巻
ペットボトルの廃品を利用して作った 「ろうと(じょうご)」 を、早速使用してみます。CBRを玄関前のスペースまで持って来て、さっそくメンテナンスの開始です。

<↓CBRを玄関前の整備スペースに移動。追加投入オイルは大手バイクショップで量り売りしています>


<↓まずは現状のオイルレベルを確認。冷間でLow~Fullのちょうど中央あたりの油量でした>
 

次はいよいよ 「ろうと(じょうご)」 の出番です。
CBR250Fのエンジンオイル給油口に、その先端を当ててみます。


<↓おーマイガー! まるで使えへんやんけ。理由は画像の中の説明文をご参照(ばく)>




KAZさん、一体どうした?!
梅雨(つゆ)の湿気でボケるには、まだ早いよ・・・。


<↓結局、ペットボトルを切り出しした「ろうと(じょうご)」は役立たず。手持ちの代替品での活用を検討>


<↓左:オイルジョッキは残油量が少なくなったら90°~180°反転させるとOK。右:こちらは注油が楽>
 

いやいやいや。
どうして最初から、手持ちのこれらの品物(左:オイルジョッキ、右:給油ツール)を使わなかったのか、って? それは、使ったあとに内壁面のオイルを拭き取って十分にキレイにしてから、再保管するのが面倒だと感じたからです。単にそれだけの理由です。

では、使用後のオイル拭きの作業が楽なツールは他にないか? というと。
そうそう、あったあった、ありました。蛇腹の注油ノズルです。


<↓こちらは使い捨て?の品?ですが、私は前回、使用後にキレイに保管してあったのでした(ばく)>
 

KAZさん、一体どうした?!
最初からこちらを用意しておけば良かっただけじゃ?
(そうすれば、ペットボトル転用の 「ろうと(じょうご)」 を有効活用できたハズ。)
夏の暑さでボケるには、まだ早いよ・・・。

いやいや、ちょっと待てよ。


<↓「蛇腹の給油ノズル」 がある時点で、ペットボトル製「ろうと(じょうご)」自体が不要だったんじゃ?>


KAZさん、一体どうした?!
最初から、ペットボトルの 「ろうと(じょうご)」 なんて、要らなかったんじゃ?
加齢でボケるには、まだ早いよ・・・。

・・・という1人ツッコミ1人ボケをかましたところで、CBRへのエンジンオイル追加充填(約160cc)が無事に終了。念のため、オイルレベルを確認してみます。


<↓冷間時で、ちょうどFullレベルの油量になりました。過度な入れ過ぎ(エアレーション)となることもなし>


結局、ペットボトルを切り出しした 「ろうと(じょうご)」 は、数日後のクーラント補充の際にめでたく活用することになった、ということだそうじゃ。

■余談
前述のペットボトル。アクエリアスの容器は、飲み干して空になったあと、簡単に素手で潰せます。その一方、CCレモンの容器は、取り扱い製品が炭酸系のためか、容器が厚く(樹脂としては)そこそこ強度もありました。

それでは、最初からアクエリアスの容器を選んで強制蛇腹構造で活用する、という手もあったんじゃないの?という気がしました。


<↓こうした使い方も、許容されるであろうアクエリアスの容器(実際にこのように使う人がいるか不明)>




自由に潰せるアクエリアスの容器を用いて、最初から曲げRで成型した容器を作れば良かっただけだったのでは?という疑問がぬぐい切れなくもない。
KAZさん、実は最後までボケが直らなかったんじゃ?

で、肝心の対策効果について。
今のところ、CBRの油圧警告灯の点灯は再発していません(って、経過期間がまだ短いので、単に改善効果が確認できていないだけの話かも)。どこまでがブログネタなのか本当なのか、境界線を怪しくさせておいたところで今回の備忘録を終わりにします。
ブログ一覧 | 【ホンダ・CBR250Four と四半世紀】 | クルマ
Posted at 2016/06/27 23:39:07

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この記事へのコメント

2016年6月28日 9:12
あれこれ試案した挙句、結局普通の方法でやればよかったとか、素直に専用の道具を使えばよかったとか。さすが先人達の知恵と知識はすごいなぁと思い知る。あるあるです(^^;)
まぁKAZさんはそんなことは分かっておられて、掃除が面倒だからっていう理由ですが・・・。

それにしても指定が20W-50ってすごいですね。
ひょっとしてもしかするとですよ?
潰したアクエリアスのペットボトルに溜まった硬いオイルをいかに無駄なく給油するか、KAZさんはきっとそこにもこだわる・・・うん、やっぱり専用の道具を使ったほうが一番早いってことで(;´∀`)
コメントへの返答
2016年6月28日 22:13
こんばんは~。
「あるある」は、実際にそれを体験してたどり着く分だけ、試さずに想像で終わるよりも偉大ですよね。で、現実のところは「使い捨てしないオイルツールは掃除が大変」なのです(ばく)。

いつの頃からか、純正指定の20W-50がラインナップから外れてしまい。クルマの世界では0W-16とか、ターボ車でも0W-20とかですからね。(現代のCBRは単気筒ですが)私のCBRは4気筒なので、摺動部の面積が大きな分、オイル粘度によるフリクションの差を実感しやすいです。

アクエリアスのボトルは、給油後にそれ自体を雑巾のように絞れるかも。
2016年6月28日 11:58
分かります(笑)
オイルジョッキとか片付けが面倒なんですよね!

バイクの場合、自分はA4の紙(裏紙)を丸めて
三角錐を作りジョウゴ代わりにしています!
そのままポイできますし。
コメントへの返答
2016年6月28日 22:19
こんばんは、コメントどうもです。なるほど、そういう手も有効ですね。メモメモ。

ただウチは新聞を取っていないのでチラシも入らず。本物のA4用紙(印刷用)を使うともったいないような。あるいはホームセンターでゴムホースの切り売り品を買う、という手もあるかな(とすると、結局掃除が要りますね)。(^^;)
2016年6月28日 22:58
わざわざコピー用紙を購入するのは頂けませんね。
あとは請求書とかに入ってくる冊子とかDMでもいいかと思います!
コメントへの返答
2016年6月28日 23:12
再度コメント、ありがとうございます。
おぉ、確かに(余計な)DMは来ますね。捨てる前に、最後の「お仕事」を与えるのも良いかも。

プロフィール

「経年劣化でガタが来た、CBR250Four(初年度登録から39年)のタンデムステップの構成部品の在庫有無をナップスで確認中。先日の娘と2人でのタンデムツーリングで劣化を認識。メーカー在庫切れだったら、程度の良さげな中古品を探すことになりそう。」
何シテル?   05/11 18:32
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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