レガシィで行く年末年始の北海道、「東京→札幌」 の帰省旅行記・「その4(最終話)」 です。
一連のブログは、帰省道中(フェリー移動区間を含む)での様子を、個人的な視点から計4回に分けてアップする備忘録となっています。
◎「その1」は こちら →
「準備&往路(東京→札幌)編」。
◎「その2」は こちら →
「カー用品店&ホームセンター初売り」@札幌
◎「その3」は こちら →
「観光&復路(札幌→東京)編」。
■12月は50年振りの大雪(@札幌)の巻
2016年の12月は、札幌では積雪96cmを記録するという50年振りの大雪でした。その影響もあってか、歩道と車道の間に積もった(or 積み重ねられた)雪の高さも、高めに感じられました。
<↓札幌では、12月としては50年振りの大雪でした。年が明けても、歩道の雪の高さはこんな感じでした>
<↓「歩道~車道」 間の雪壁の高さを説明した図。中通りから大通りに合流する際の目視確認は要注意>
■路面状態(ライン取り)に注意の巻
札幌市内では、日中は気温がマイナスから0[℃] 以上に転じることがあります。すると、日当たりが良くて交通量の多い路面は、雪が溶け出しますが夕方にまた凍りつき、結果として路面が石畳路か波状路か、という状態になります。
クルマに高齢者を乗せて移動する場合、あるいは純正ではない脚周り(車高調など)を装着している場合は、路面からの車体振動が思いのほか大きくなりますので、走行時に注意を払う必要があります。雪解けの春になったら、サスペンションブッシュ類(にヒビ割れ無いか)の確認をしたいところ。
<↓溶けた雪が部分的に氷結するなど、路面の凹凸は結構存在します(中通りはマンホールに注意)>
その一方、交通量のそれほど多くない中通りでは、融雪や駆動輪による雪の掻き出しは少ないのですが、代わりに 「マンホールの直上は(排水熱からの伝熱により)雪解け穴が形成される」 ため、タイヤの走行ラインに気を払う必要があります。以下、画像で説明します。
<↓住宅地の交差点の例。どこにでもある風景。一見すると、何でもないように見えます>
<↓上記交差点に近づいてみた図。何やら、画像中央に黒い陰が見えますが・・・>
<↓深さ20cmほどの穴。生活排水熱がマンホール(金属)に伝熱した部分のみ、雪を溶かして穴となる>
上記は、マンホールのある場所でしたら、どこでも同じような状況です。上記とは異なる場所ですが、やはりマンホール直上に融雪による穴が出来た箇所に、意図的にレガシィの後輪を降ろしてみた画像を次に載せてみます。
<↓静止状態なので実害なしですが、走行スピードを伴って穴に進入してしまうと、かなりの車体振動に>
<↓タイヤとホイールアーチとのクリアランスに注目。フェンダーのスキマの広さ分だけ、穴の深さに埋没>
ふだん、降雪地で過ごしている方々にとっては説明不要のシーンですが、観光などでレンタカーを借りるような非積雪地帯の方々は、雪道でのライン取りに要注意です。知っておいて損はないと思います。
■フェンダーや路面状態の巻
これまた、ごく当たり前のことですが、走行していくうちにフェンダー内に堆積した雪は、適時、振り払った方が良いでしょう。特に前輪(転舵するので)。
<↓走行を重ねることにより、フェンダー内に雪が堆積するは、ほぼ不可避>
<↓カー用品店では専用ハンマーも売られていいますが、蹴りを一発入れれば足ります>
※ただし雪を蹴り落とす場合は、良い場所を選んだ方が無難(マナー的に)。
また、雪道に残された自車のタイヤ痕を観察することで、スタッドレスタイヤと積雪路面とのコンタクトが、うまくいっているかどうか? の目安を得ることもあります(>あくまで私の場合、ですが)。
<↓一見すると、何でもないようなタイヤ痕ではありますが・・・>
<↓雪に転写されたスタッドレスタイヤのミゾ(凹凸が逆転)を見ることで、路面コンタクトの目安となる>
■滑り止めの砂の巻
小樽など、主要道路で坂道の場合には、スリップ事故防止のためロードヒーティングにより雪が溶かされていることがあります。が、自治体としては初期費用(工事費)も維持費もかかる。ので、道路によっては雪道に砂が蒔かれていることもあります。
<↓ごくフツーの光景(@小樽にて)>
<↓上記画像の路面部分の拡大図>
また、画像で掲示はしませんが、歩道や中央分離帯にも緊急脱出用の砂袋が用意されていることがあります(※それを使わないで済むように、事前配慮すべきでしょうけど、イザというときの備えとしては有効)。
■フロアマットで雪が解けて水になった際の処置の巻
クルマの中では、ヒーターやエアコンを使うため、靴底に付着していた雪が解けて水になり、フロアマット上にたまってしまうことがあります。雪が解けて水になった際、その水をどこでも素早く除去できるウラ技・・・については、過去ブログで紹介済みですので、そちちらを参照下さい。
◎フロアマットに溜まった水を、素早く排除するウラ技 → こちら(「一握りの雪玉」で解消)。
以上、豆知識編でした。
(思い起こすと、以前のブログでも同じようなコトを書いていましたねぇ。)
以下は番外編。あくまで個人的な視点(着目点)が濃厚なメモ書きです。
■雪の結晶の巻
雪国では、小学校や中学校、あるいは高校の校章に 「雪の結晶」 をデザインモチーフに取り入れている例が多数、見受けられます(私の卒業校もそうでした)。たいていは、六角形をベースにデザインされているように思います。
さて、実際に雪かきをしていると、降雪そのもの形(単晶)が肉眼でも確認できることがあります。本当の結晶と呼べるものかどうか分かりませんが、目視レベルでも、確かに六角形をまとっていることが分かります。
<↓クルマに積もった雪を、地元のジョイフルエーケーで購入したミニスノーブラシを使ってハネる作業中>
<↓上記のシーンの部分拡大図(フェンダーのホイールアーチ近傍)>
<↓さらに上記シーンをズームして撮影してみた図(確かに六角形あり)>
■元旦の新聞広告の巻
実家に戻って読む新聞は、北海道新聞。元旦の新聞を読み進んでいくと、紙面の1ページ(あるいは見開き2ページ)全体を使った広告が多数ありました。その中で、個人的に目についたものを紹介していきたいと思います。
<↓JR貨物の広告。車両の格納庫?整備庫?の雰囲気と、正月のしめ縄との対比にそそられるものが>
車両整備棟なのか格納庫?なのか分かりませんが、佇む車両を囲む設備や資材と、車両本体の身なりとのコントラストが印象的で、一瞬、目を奪われた次第です(※私だけかもしれませんが)。その他、「はまなす」 と 「青函トンネル」 について扱った記事も、目に留まりました。
<↓「はまなす」 がタイで2017年以降に復活する、という記事>
<↓貨物用に 「青函第二トンネル計画」 を構想中、とする記事>
次は、思わずうなってしまった自動車広告。
<↓メルセデスも新聞広告を打つんですね。それも、四輪駆動を安全性の 「売り」 にして>
それにしても、いくら安全でも 「AMG C43 4MATIC」 で880万円からですか。多くの庶民には、おいそれと手が出せない価格のような気がします(※車両性能の対価としてではなく、価格そのものの絶対値として)。
その一方で、中古車販売の広告では 「平成29年にちなんで、29万円特選車」 (!)というセールもありました。古典的手法ですが、個人的にはそのような売り方は好きな方ですね。
<↓左:平成29年にちなんだ29万円車の広告 右:ザッと見た中では、レカロ付きインプレッサがお買い得>
■エンジン水温0[℃]スタートの巻
ブログトップの画像は、とある日の初始動直後のエンジン状態モニター画面です。吸気温度は-1[℃]、エンジン水温は 0[℃]、となっています。もっと寒い日には、エンジン水温がマイナスとなるような環境下でエンジンを始動させる(エンジンが始動する)こともあります。
また、暖機運転後にコンビニやスーパーなどに立ち寄り、買い物を終わらせた程度の短時間のエンジン停止で、すでに油水温はかなり低下します。駆動系のオイルは(雪道では比較的、車速が高くならないので)温まりにくいでしょうね。
■おまけ
小樽港を出港して新潟港に着岸したあとの話。新潟から高速道路に入って東京を目指すのですが、高速道路のサービスエリアにて、なぜかNGT48のお菓子(ばかうけ)が目に入りました。商品陳列棚の中で、結構良い場所を占めていたからでしょうか。あるいは、画像をブログアップすると喜んでくれるみん友さんがいるかもしれない?・・・と直感的に思ったからでしょうか。
<↓左:新潟を目指して航海中だったときの軌跡 右:これが 「NGT48」 とコラボした 「ばかうけ」>
以上、これにて2016年(年末)→2017年(年始)にかけて、実家の札幌にレガシィで帰省(フェリー利用)した際の出来事などを紹介するシリーズブログ(計4話)を終わります。画像が多くあったり、文章も長めであるなどにも関わらず、最後までブログを読んでいただいた方々には、この場を借りてお礼申し上げます。
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【自走・片道1000kmの旅】 東京~札幌 帰省記 | クルマ
Posted at
2017/01/12 00:54:22