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2018年11月14日

[CBR250Four] マフラーのリフレッシュ・サビ落としと耐熱塗装(レストア後編)

[CBR250Four] マフラーのリフレッシュ・サビ落としと耐熱塗装(レストア後編) 昭和61年(1986年)式の現役車・ホンダCBR250Four(4気筒16バルブDOHC・45PS)の純正マフラー・レストア記の後編です。

※ホンダ・CBR250Fou・SE(限定車)
  詳細はこちら → メーカー公式ニュースリリース

※マフラーのDIYレストア記
  前編はこちら → 2018年11月11日付け ブログ


■サビ取り作業の続きから
CBR250Fourのホンダ純正マフラーは、4-into-1 方式。4気筒分のパイプが、ロングブランチを形成しながら1カ所で集合するタイプです。

前回までのあらすじは、マフラー全体のサビ取りまで行ったところで降雨(と日没間際)により中断、でした。サビ取り工程の中身(どこまで手を掛けるか/どこまでで手を抜くか)によって、その後の塗装品質、ひいては耐久性が左右されるはずです。


<↓マフラー全体のサビ落としをザッと行ったところで作業を中断し、車両に仮組みして戻していた>


<↓でも作業が1週間空いてしまうと、(当然ながら)またサビが少々、発生してしまうよね・・・(苦笑)>


そこで今回は作業効率アップを狙って、手持ちの電動ツールを投入してみます。

<↓「電動ツール」 と言っても何のことはない、ただのドリルにリューターなどの刃を取り付けします>


<↓手のかかりそうな部位を重点的に、サビ落とししていきます(刃は適に交換)>


■マフラー底部(最低地上高部分)の手当て
・・・とは言っても、電動ツールにも限界はあります。単純なサビ除去をピンポイントで行う場合には向いていますが、結局は 「一番頼りになるのは、自分の手」 であることには変わりません。ツールも適材適所で使う(換言すると、頼りすぎない)ことも必要です。

<↓(左):いつの間にかマフラー底部に擦れ跡あり  (右):やり過ぎない程度に、手でサビ落とし>
 

■フランジ部分(ヘッドとの接合部)の手当て
シリンダヘッド直下のポート部分は、排出ガスで高温になりやすい。そのうえ、走行時に路面からの被水も受けやすい。つまり、しっかりとサビ落とししておかないと、後に塗装が浮いてしまって 「こんなハズじゃなかった」 というみすぼらしい姿と化してしまう恐れが考えられます。

ので、時間をかけて素手でサビ落としに励みます。
(何だよ、ツールは使わずじまいか・・・というツッコミは無しで。)


<↓フランジ部のサビ落とし工程の途中の様子>
 

<↓どんどんとサビ落とししていきます>


<↓サイレンサー部のサチライトコート部分も水研ぎしました>


こうして、(DIYですので)自分が納得する段階までサビ落としを行います。
(換言すると、割り切ってしまえば手抜きもできてしまいます。)


■耐熱塗装工程へ
サビ落としが終了したら、いよいよ(脱脂してから)耐熱塗装に進みます。塗装はハケではなくスプレー方式です(耐熱温度600℃までカバーできる、「LAVEN 耐熱塗料 ブラック半つや」 を使用)。

<↓最初はザッと薄塗り>


<↓ムラが生じないように塗り増し>


<↓ターゲットの姿勢を変えて、塗り漏れの無いようにスプレー>


<↓見る角度を変えながら、適度にスプレー>


<↓XYZ(前-後、左-右、上-下)の各方向でムラや濃淡のチェック>


<↓だんだんと見栄えが整ってきました>


■焦らずに乾燥させてから取り付け
耐熱塗料は、通常の(常温での)乾燥工程のほか、実際に熱を入れることで定着させる工程も必要です。今回は、天日に当てて表面が乾燥(硬化ではない)するまでの間、マフラー(エキパイ)取り付けスタッドに焼き付き防止剤を塗っておきます。

<↓日の当たる方向に向けて自然乾燥を促進(ゴミ・ブツが付かないようにも気をつける)>


<↓手持ちの焼き付き防止剤の中から、今回は使い慣れた銅系を塗ってみます>
 

<↓取り付けナットはステンレス材に交換(ホームセンターで調達)>
 

さて、排気系のナットは基本的にステンレス製の新品に全交換します。本来は、純正同様のフランジナットが欲しかったのですが、ホームセンター(@コーナン)で取り扱っているステンナットはM8以上。M6サイズはフランジナットではない普通のナットしか置いていませんでした。

仕方がないので、ステンのワッシャも調達しました。「フランジナット」 よりも 「ワッシャ+通常ナット」 の方が(厚みが少ない分だけ)強度・剛性が低下する懸念がありますが、もともとM6サイズのため締結トルクは小さめで、ワッシャに置換しても実害ないと判断。この組み合わせで締結することにします。


■塗装済みマフラーを車両に装着
本来ならば、室内で数日間、乾燥させてから車体に取り付けさせたいところではありますが、何せCBRは実用車。明日にでも実用に供試したいところ。・・・なので、ここで取り付けしてしまいます(熱入れは、実際の用途で使用しながら入れることに)。

<↓2018年7月時点で手配済みのマフラーガスケット。ホンダ純正ガスケット(在庫有り)よりも安価>


<↓見違えるほどキレイに生まれ変わったCBR純正マフラー>


<↓車体に取り付け戻すと、黒色が引き締まって良い感じ。バイク全体もカッコ良く見えてきます>


その後、数日間かけてマフラーに入熱させて、耐熱塗料の表面層への定着を図りました。

■あとがき
以上、なかなか自由な時間の取れない中、駆け足ではありますが(しかし、自分なりに納得できる範囲で)DIYによるマフラーのレストアができました。マフラーの黒色が引き締まって、バイク全体が見違えるほどにリフレッシュできたと思います。

特に、(4気筒エンジンですので)パイプブランチもフロントからロアサイドに向かって集合する姿が何とも言えません。これで、よりバイクに愛着が湧きますね。

そしてこの 「リフレッシュ効果」 は早くも思わぬ形で現れました。10月29日付けの 「何シテル?」 に記述したのですが、立ち寄ったバイク屋さんで、私のCBRを見かけた人から声をかけられたのです。見ず知らずの方でしたが、楽しくバイク談義に花を咲かせるという交流ができたのです。


◎10月29日付けの 「何シテル?」 は → こちら

私の場合、(クルマもバイクも)外観よりも機関・機能重視なのですが、愛車の外観もリフレッシュできると気持ちも晴れやかになりますね。そんなときに、そのバイクがきっかけで声を掛けられて、短時間ですがお互いのバイクについての気持ちを伝え合う、というライダー同士で時間を共有する機会があり、私自身が一番のリフレッシュになりました。

これからも、人もバイクもクルマも(十分にメンテ&リフレッシュして)、気持ちよく接していきたいですね。人生の大切な相棒です。


# マフラーの次は、「前後のホイールのリフレッシュ」 です(※実施済み)。


機会を見て 「CBRのリフレッシュ・ホイールメンテナンス編」 に続く予定。
 ↓
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2018-11-26(Mon.) : 更新
[CBR250Four] ホイールのメンテ前編(洗浄・研磨&リムステッカー貼り) をアップロードしました。
ブログ一覧 | 【ホンダ・CBR250Four と四半世紀】 | クルマ
Posted at 2018/11/14 00:22:13

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