今回と次回のブログは、年末年始に実施したクルマいじりに関することを2編に分けて記します。
今回は、レガシィのETC買い換え→DIY設置についてのブログの 「前編」 です。
◎関連過去記事
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2018年11月24日付け 「何シテル?」
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[BPレガシィ] 近況報告(11月~12月)
■「使い続けて16年」 で故障
現BPレガシィに設置していたETC車載器は、旧BGレガシィから引き継いで使っていたものです。ナビがパナソニック(CN-HD9000WD)なので、それと連動可能なパナソニックのCY-ET300というものです(ブログのトップ画像)。2018年時点で、使用開始から16年が経過するものでしたが、その年末にとうとう不調となってしまいました。
◎2002年04月21日
松下通信工業/普及価格ETC車載器「CY-ET300D」新発売
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https://lnews.jp/backnumber/2002/04/6988.html
具体的には、エンジン始動(つまりIG-ON電源の印加)とともに、ボイスワーニングで 「エラー04」 を連発するのです。エンジン始動中は、ずっ~と 「エラー04。エラー04。エラー04。・・・」 と しゃべり続ける ので、黙らせるには原因を突き止めて修理するか、電源を抜くかしかありません。
<↓赤色のインジケーターは異常あり、の印(この間、ずっとボイスワーニング発動継続)>

ちなみにエラーコード04は、「販売店に相談せよ」系のトラブルです。ネットで検索すると、基板が壊れている場合がほとんどで、まれに配線の引き回し不良(接触不良)の場合もあるようです。
■周辺状況の確認(電源系)
まずは基本に立ち返って、周辺状況から事実確認します。ボイスワーニングを発している時点で、ETC車載器本体には+12Vの電源は印加されているのですが、例えば車載バッテリが弱っていて実電圧が低下している・・・ということはありませんでした。
<↓通常メンテ時に車載バッテリはフル充電させており、印加電圧が低すぎての不調ではない>
■システムの確認(付加機器の認識状況)
次にナビを操作して、ナビ本体がETC車載器を認識(機能連携)しているかどうかを確認します。
<↓久々のパナ子さん発動! 賢いビジネスパートナールックでの登場>
<↓ナビ本体にとっては、ETCは接続されていない状態となっていると判明>
<↓別画面のシステム状況を見ても、ETCはアクティベートされていない状態>
■周辺状況の確認(配線系)
ナビ本体がETC車載器を認識していないことが分かったので、念のため配線の引き回し(が悪くて接触不良に至っていないかどうか)を確認します。基本的に何も手を触れていない場所ではありますが。
<↓ETCはNS-Defi(油温・油圧・ブースト)のコントロールユニットと同居する形でBOX内に設置>
<↓若干のねじれはあるものの、配線に剥がれや断線などの異常無し>
<↓一部配線に圧迫痕があったが、外観上では異常は認められず(※後述)>
<↓端子にダメージ(キズ、C/L拡大、ピン折損、ホコリ堆積など)の異常も無し>
(※)補足
配線の状態を確認する過程で、配線はそのまま手を加えずに、ETC車載器本体を(手で)押しつけてみたあとにエラーコードのワーニングが解消し、カードを正常認識することが時々ありました。ので、どうやら車載器内部の基板に問題がある模様(例:経年劣化によるハンダクラックなど)。
結局、正常認識することはあっても、IG-OFF 後に再起動した瞬間に、またエラーコード04が再発するので 「使えない(実用上は危険)」 と判断。思い切って買い換えすることにしました。
■スバル純正オプションから選択
ETC車載器を新たに購入するにあたり、次の2つの点を検討しました。
(1)ETC2.0 にするかどうか
(2)ネットで買うか、実店舗で買うか
当初はETC2.0に惹かれたものの、その機能を活かすためには 「ナビもETC2.0対応機でなければ意味がない」 ことを理解。つまり車載器のみETC2.0にしても、あまり ”うま味” はないことが分かりました(例:赤信号から青信号に残り何秒で切り替わるか・・・の表示などは、表示ユニットが無いと機能が発揮されない)。
ここで発想を変えて、「先に車載器を2.0モデルで先取りしておき、あとからETC2.0対応の最新ナビ本体を買い換える」 という手も検討しました。が、いまあるパナ子さんナビはまだ使えるし、ユピテルのポータブルナビも別途持っています。
ので、ナビを買い換えるセンはしばらく無いな、と。
よって、2.0ではないベーシックタイプとすることに決定。
次にネット買い(例:ヤフオク!)するかどうか? については、実利用するためには 「セットアップ」 作業が必要であることと、ディーラーさんとの関係(今までいろいろとお世話になっている)を考慮し、今回は 「スバル純正オプション」 の中から機種選択することにしました。
■ETC車載器の選定(スバル純正オプション)
ディーラーに出向き、現行機種(レガシィ、インプレッサ、フォレスター、XV、WRX、そして軽自動車系)のオプションカタログに片っ端から目を通しました。
<↓スバル車用の純正OP。改めてETC2.0車載器を見ると、本体のみでも3万円前後と高価>
<↓上記と同様>
<↓光VICS対応モデルになると、トータル価格で5万円強って・・・。ナビ無し用モデルでも高価>
狙うのは(2.0対応ではない)ナビ無し用モデルなので、軽自動車用のOPカタログも精読します。すると、サンバーもステラもシフォンなども、基本的にETCはすべて同じものが展開されています。その中で、格安なモデルを発見。
<↓単独使用モデルは本体のみで9400円。これでも音声案内機能付き>
三菱製のOEMのようですので、オリジナルモデルを探ってみると、どうやら EP-7316B というモデルのようです。
◎三菱電機のEP-7316B
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http://www.mitsubishielectric.co.jp/carele/etc/product/ep-7316.html
ネットでは5000~6000円ほどでの出品例もあるようでしたが、セットアップのための車検証情報のやりとりの手間もかかることから、やはりこのOEMモデルを 「スバル純正部品としてディーラからセットアップ済み品で購入する」 ことに決めました。2018年11月25日のことです。
■スバルのサービスフロントにて
11月25日、スバルのサービスフロントにて 「サンバー用の純正オプションである、ETCを取り寄せ注文してほしい」 旨を告げました。
・サンバー用、純正OPのETC(単独使用モデル)
・部番 : 08685F9029
・価格 : 本体のみ9400円(セットアップ費用は別途)
ここで新たな事実(面白い?事柄)が分かりました。
私が注文したETCは確かに 「スバル純正部品」 なのですが、サンバーを始めとする軽自動車はダイハツ製のため、「オプションもダイハツ扱いになる」 とのこと。
つまり、
・スバルの部品センターではダイハツ品のオプション在庫を持っていない。
・ダイハツの部品センターから直送されてくる。
・この日(=注文日の11/25)は日曜日のため、納期が分からない。
・スバル製の純正部品とは異なり、納期が数週間かかる場合もある。
とのこと。
いや~、「スバル純正オプションであっても、ダイハツ扱いのものは、いったんダイハツの部品センターを通してから直送されてくる(ので納期がかかる)」 ことを、初めて知りました。私の中では、久々の 「豆知識」 になりました。
そして。
ディーラさんに入荷したあと、私が実際に注文品のETC車載器を受け取ったのは12月9日でした。発注から受け取りまで、丸2週間かかったことになります(※ディーラー社内でのセットアップ工程も含む)。まぁ、他メーカーの在庫品の転用で2週間なら、早い方かもしれません。
こうして、何とか12月中にサンバー純正OPのETC車載器(単独使用モデル)を、BPレガシィ用にセットアップ済み状態で入手(持ち帰り)したのでした。あとは、自分の都合を付けてDIYで装着するだけです。
「後編」 に続く。
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2019-01-08(Tue.) : 更新
[BPレガシィ] 16年間使い続けたETCが故障→買い換えDIY設置(後編) をアップロードしました。
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└DIYで各種メンテナンス or 経年トラブル克服 | クルマ
Posted at
2019/01/06 03:30:46