エクシーガのHDDナビは、前車から引き継いで使い続けているパナソニックの CN-HW1000DFA (スバルのディーラーオプション品)です。
そのナビが、エンジン始動とともに画面が真っ白になり、何も映らない状態に。
「やれやれ…また故障か」と思いましたが、あっさりと復旧した。という出来事の備忘録ブログです。
■パナソニックナビの経歴
現HDDナビ・CN-HW1000DFA は(前車の納車時に合わせて)2008年の購入ですが、地図データは最近、2020年度版にアップデートしたところですので、まだまだ現役です。
<関連ページ>
◎2020年版 地図データのパーツレビューは →
こちら。
◎エンジンをかけないナビの更新作業風景は →
こちら。
■画面の突然のホワイトアウト
本日、家族を駅まで迎えにいくためエンジンを始動。ナビに12V電源が印加されるのですが、いつものオープニング画面にはならず、画面は真っ白くホワイトアウトした状態のまま。「おいおい、マジかよ…。」
でもHDDミュージックは鳴り始めます(※)。
(※注)当方はエンジンを停止する際には、エアコンなどの電装品は電源をOFFにしてからエンジンを止めるのですが(∵次回始動時の起電力の抑制などのため)、家族も使うクルマですので毎回それが実行されるのではなく、HDDミュージックONのままエンジンOFFされると、次回エンジン始動時は音楽がそのまま続きから再生されます。
<↓画面はホワイトアウト状態で何も映らず…でもHDDミュージックは再生される>
ここで物理ボタンである「メニューボタン」を押してみます。iPhoneに例えるとホームボタンのようなものです。すると…。
<↓メニューボタンを押すと、今度は画面が真っ暗に…>
ホワイトアウトだった画面は真っ黒に。
ついでに私の気分も一瞬だけ真っ暗に。
■引き続き、状況の把握
あっという間にホワイトアウトから暗転した画面。この反応は予想外でした。「でも待てよ?」「この瞬間も、変わらずにHDDミュージックが再生されたままだぞ。」
…そう、ナビがウンともスンとも言わないのではなく、少なくとも「本体は生きていて、画面が死んでいるだけの状態」と思われます。とすると、致命的な故障ではないような気がします。
今度は画面にタッチしてみます。
<↓すると再び画面がホワイトアウト状態に…>
画面は再びホワイトアウトに転じるとともに、縦方向(上下方向)に緑色やピンク色など複数のスジが目立つ状態となりました。
「重症か?」「いやいや、いま画面にタッチした際、ピッという作動音がしたぞ。」「タッチセンサは生きているな。」「…では次は、タッチするエリアをちゃんと認識するかどうか試してみるか。」
エクシーガのHDDナビは、正常作動時のメイン画面は左半分をオーディオメニュー、右半分をナビメニューとしています。アイコンの配列は2行×4列の8アイコン表示で、次のようになっていたはずです(←記憶をたどります)。
---------------------------------------
HDD MUSIC / 地デジ / 名 称 / 住 所
←オーディオ操作 ナビ操作→
Music Stylist / DISC / 登録地 / 自 宅
---------------------------------------
いま画面は表示機能を喪失していますが、指で触れると反応があることから、「触れるエリアで再生されるソースも切り替わるか?」を試します。
「画面の左上エリアをクリックするとHDDミュージックが再生され」、「左端中央をクリックするとオーディオ操作画面が展開され→その状態で(記憶の中にある)ラジオのアイコン位置をクリックするとラジオが流れる」ことまでを確認できました。
どうやら画面が正しく表示されないだけで、タッチパネルとしての機能は生きているようです。取り急ぎの現状把握はここまで(この間、2~3分間)。そろそろ家族を迎えに行かなければなりません。
■対応策の検討
HDDナビ本体は生きており、画面のタッチ機能も生きており、単に表示機能がうまくいっていないだけのようです(画面が白くなったり黒くなったりしていますが)。とすると、考えられる対処法は次の3段階。
<頭の中でザッと思い浮かべる対処の段階>
(1)いったんエンジンを切って再始動
(2)HDDナビのリセットボタンを長押し
(3)センターコンソールからHDDナビを取り外し、裏の配線チェック
実はこの時、私は胸ポケットに新品のつまようじを入れておりました。エクシーガtS(2012年式)よりも古いBPレガシィ(2006年式)に乗る身としては、ナビやドラレコを強制リセットさせなければならないときに備えて、あらかじめ細長い針状のモノとして、つまようじを常備していたのでした。
<↓旧車に乗る際には、電装品のリセット道具として爪楊枝(つまようじ)を常備>
<↓パナソニックHDDナビ・CN-HW1000DFA の強制リセットボタンの位置はココです>
ですので、たとえ出先であっても上記(2)のリセット操作は対処可能で、先に家族を駅で拾ったあと、コンビニの駐車場などですぐに試行に移すことが可能な状態でした。そのため、症状の軽さと合わせて「何とかなるだろう」と考え始めました。
■あっさり解決
無事に駅で家族を拾って帰宅する途中で、買い物をするためコンビニに立ち寄りました。クルマを駐車場の一番端に駐め、エンジンを停止。2~3分間おいてから、エンジンを再始動してみました。まずは前述の対処法(1)からのトライです。
すると、先ほどとはナビ画面の様相が異なります。
今回はオープニング画面が立ち上がったのです!
<↓オープニング画面としてスバルマークが立ち上がる(∵ディーラオプションナビのため)>
「うを!労せずして解決か?!」…念のため、各種操作をしてみますが、まったくもって正常作動します。何ともアッサリと解決したようです。
<↓その後は何もなかったかのように、各種操作とも正常作動となって復旧しました>
単なるノイズが乗ったためだったのか、前日の雨天など湿度の影響があったのか、真因は不明ですがしばらく様子見ですね。でも2020年度版に地図データを更新したばかりのHDDナビが(故障で)ムダにならずに済んで、本当に良かった良かった!
■帰宅後にメーカーサイトで確認
その後、帰路でHDDナビの作動は問題なし。自宅に着いてからパナソニックの公式サイトを確認したところ、現時点(2021-04-18現在)でも CN-HW1000D の取扱説明書(PDF)は掲載されており、ダウンロードが可能でした。
<↓検索ワード:「CN-HW1000D」「取説」で、すぐに当該ページにたどり着けます>
<↓「CN-HW1000D」を選択してクリックすると、下に示すパートが出現>
念のため「故障かな!?」の項目を確認していきます。
今回の症状と同じ、または類似の症状に対する処置が載っているでしょうか?
<↓「モニターに何も表示されない」の項目はありましたが、当たり前の「原因と処置」>
<↓「音声は出るが、映像が出ない」の項目も、「原因と対処」は当たり前 過ぎる…>
いや、いくらなんでも「画面がOFFになっている」とかは無いでしょう。その場合はユーザー自身のチョンボ(ミス)でしょうから。百歩譲って「サイドブレーキコードの接続が外れている」はあるかもしれませんが、わざわざ取扱説明書で故障の解決法を確認したいユーザーは、そんな初歩的な情報を求めているのではないでしょうに(…と思います。私見ですが)。
ちなみに、強制リセットのページを載せておきます。これは覚えておいて損はないですね(>市販の CN-HW1000D ユーザーも、スバル純正オプションの CN-HW1000DFA ユーザーも)。
<↓パナソニックHDDナビ・CN-HW1000D 系のリセットの仕方(公式サイトより)>
以上、DIY修理までも至らない、極々簡単な確認手番でナビが復旧した…という事例の紹介でした。
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Posted at
2021/04/18 22:43:37