エクシーガのエンジン右バンクからのオイル漏れを発見したのが、今年の1月上旬。その後、ディーラーさんとのやりとりを経てDIYで暫定処置。そして最終的に入庫したのが1月下旬。
そこから数週間を経た2月中旬に、ようやく修理から上がり、このほど車両を引き取ってきました。その間の様子を備忘録を兼ねて記します。
<オイル漏れ 関連ブログ>
◎その1 →
症状認知と初動編
◎その2 →
(ディーラーへの)報告書の作成編
■「代車は無し」で譲歩
「エンジン右バンクからのオイル漏れ」に関し、ディーラーさんへ
・オイル漏れ症状の現状(部位、範囲など)
・推定原因(ブローバイオイルミスト、ロッカーカバーなど)
・希望する処置(ガスケット交換、洗浄など)
についての報告書(申し送り票)をわざわざ作成し、e-メールで添付した最大の理由は、
・サービス工場が立て込んでおり、2~3月までは現車を入庫できない。
・その間、ユーザー自身で確認できた事実を事前に共有することで、
サービス工場での作業手番を省力化する(→ 納車を早める)。
ためでした。しかし入庫遅延の背景として、こちら側からの「修理期間中は、代車(軽自動車で可)を出してほしい」という要望も利いているように思えました。代車の空き期間と、サービス工場の開き期間とをうまくマッチさせる必要があるからです。
ならば…ということで、別の日に再度ディーラーさんに出向き、担当セールスさんに直接、次の点を伝えました。
・代車は不要としますので、とにかく入庫を早めてほしい。
・どうせ家に置いておいても、オイルの漏れたエクシーガは
使えないので、だったらその分、ディーラーさんにしばらく
預けたままにします。
・他の車両の突然のキャンセルが出た場合など、空いた時間に
臨機応変に実車確認をお願いしたい。
当初の代車希望を撤回したこと、ディーラーの敷地内にエクシーガを保管できる場所があること、車両をしばらく預かっても良いなら(細切れなタイミングでも)サービス工場側で現車確認するための時間的な融通が利くこと、というメリットが確認できたため、1月末に預けることで再調整できました。
もしも代車にこだわっていたなら、3月以降の入庫になっていたかもしれず、(ユーザー側が)サービス工場側の都合を読み取ることも大切だと思いました。
■クルマを預けて数週間後に
エクシーガを預けて数週間が過ぎたころ、ディーラーのメカニックさんから直接、当方のケータイに電話がかかってきました。これから実際に修理に取りかかるにあたり、ユーザーの意思確認をするための電話だと解釈しました。
改めて以下の要望を伝達。
(この電話を以て部品注文と作業着手をお願いしました。)
(1)オイル滲み・オイル漏れの部位として、
ターボダクト、カム角センサ、ロッカーカバー、
ターボオイルパイプのバンジョー&ユニオン
を検討。バンジョー&ユニオンのみ目視確認未実施
なので、サービス工場での目視確認をお願いします。
(2)ターボダクトのバンドクランプは必要に応じて増し締め。
ダクト本体の交換は不要です。
(3)RHロッカーカバーガスケット(3点)は新品に交換。
その際に必要となる液状ガスケットも費用に入れて下さい。
(4)オイルの垂れた遮熱カバーは可能であれば清掃実施。
清掃不可の(汚れが著しい)場合は新品交換も可。
(5)オイル交換も実施希望。純正油からアップグレードして
カストロールの5W-40を入れて欲しい。
(6)オイルパンから抜いた劣化油は、ガソリン臭がしないか
どうか(ダイリューションの疑い有無)を確認願います。
(7)オイルパンにはON-OFFコック付きワンタッチドレンボルト
が備わっているため、ドレン脱着とガスケットは不要です。
一見するとアレコレうるさいユーザーのように思えますが、「単に任せた」と言ってあとから「それは言っていない」と文句を言い出すユーザーよりも、明確に「○○をお願い/△△はしないで」と具体的に言及した要望を伝えるユーザーの方が、トラブルにならないので、むしろ有り難いそうです。
■修理完了、車両の引き取り
またしばらくしたのち、修理が完了したとの電話連絡をいただきました。オイル漏れを認知してから1ヶ月以上が経過してしまいましたが、ディーラーさんにもディーラーさんの都合があるため、両者(ユーザー&ディーラーさん)の落としどころとしては、この辺が最大限なのでしょう。
納品請求書のトピック記載欄を確認します。
<↓トピック記載欄。1ページで書ききれずに2ページ目へ続く>
<↓トピック記載欄の2ページ目>
トピック記載欄を見ると、当方がディーラーさんに送付した現状報告書(ユーザー自身が確認した事実と原因推定に関する申し送り表)を元にして、その各項に対するコメントという形で対処状況が書かれていました。
<当方指摘に対して>
①おっしゃる通り
②カム角センサのOリングと推定
③ロッカーカバーガスケットと判断
④確認すれども判断付かず
<処置の内容>
①ダクト清掃しバンド増し締め
② -
③RHロッカーカバーガスケット交換
④できる限りの遮熱カバー清掃
⑤抜いたオイルはガソリン臭は無し
⑥オイル交換実施(カストロール5W-40)
元々、車両引き取りの際には「作業完了後は、漏れなどの発生が無いことをユーザーサイドで継続確認します」と宣言していたこともあり、そのままエクシーガを引き取りしました。
<↓エクシーガと久しぶりの対面>
オイルが垂れていた遮熱カバーは、交換ではなく「できる限りの清掃」で対処いただいたようですから、その後はどうなるか? (焦げ臭い臭いや残煙が出ないかどうか)については、こちらで確認することになります。
■残課題
さて、エクシーガはディーラーから自宅までの数kmを無事に自走し、帰着。ただしボンネットを開けると、残念ながら、ほんのりと「オイルが焦げた臭い」がします。
<↓自宅に戻ってボンネットをオープン>
<↓作業直後は、エンジンからの入熱により多少の臭いが残る>
<↓エンジン右バンク>
「可能な限り」がどの程度の清掃であるのか、後日、ジャッキアップして確認することにします(エクシーガを引き取ったあとの週末は、連続して雨天となったため)。オイルの付着痕が微々たるものであるなら、次第に「ほのかな煙」とか「焦げた臭い」は消滅していくと考えられます…が、果たしてどうでしょうか。
<↓RHロッカーカバー周辺はキレイに洗浄されており、オイル痕も無し>
ロッカーカバーガスケットの新品交換により、リーク回路は解消した(新たにオイルが漏れる経路はない)はずですが、遮熱カバーに残存している付着痕を根絶させない限りは、微少な臭いなどのリスクが付いて回るかもしれません。
そこで、「まず使うことは無いだろう」と思いつつも「念には念を入れる」意味で、レガシィに常備していた車載用のハンディ消火器をエクシーガに移設することにしました。また、ペットボトルの中に入れた水道水も一緒に移設します
<↓当方がエクシーガをジャッキアップして、遮熱カバーの追加清掃をするまでの「つなぎ措置」として>

(※中身はポカリではなく水道水。)
あと、カム角センサ台座の着座周辺部を改めて見てみると、少し滲んでいたような(今は脱脂したあとの)痕跡があるようなので、こちらも様子見する必要がありそうです。
<↓カム角センサのO-リング劣化も怪しいと考えられる状態>
ところでカム角センサーのO-リングは単品で部番設定されていないようなんですね…。パーツリスト上では、センサとAssy扱いになっているようで…。
<↓こちらがRHカム角センサのロケーション>
<↓O-リングがあるハズですが記載されておらず、単品部番の設定も無さそう>
今後の緊急度の高い残課題、および緊急度は低いけれど経緯観察が必要なものとしては、次に集約されると思っています。
高(1)ジャッキアップしてのターボパイプ遮熱カバーの状態確認
→ もしも付着(変色)油分が残っていれば、その除去
低(2)カム角センサの台座付近からの滲み発生有無
→ 要すればO-リングの交換(見合うサイズの確認から)
低(3)ターボダクトのバンドクランプ周辺の状況
→ ブローバイガスミストの滲み発生はないか、緩みはないか
毎日クルマを使うユーザー自身が、しっかりと日常点検をしなければならない事例である…と思っています、はい。
■おまけ
数週間ぶりにエクシーガが戻ってきたのですが、あいにく雨天が続いてDIY作業ができなかったため、代わりにHDDに音楽を入れて気張らししました。今回はインストルメンタルで。
<↓あらかじめSDカードに入れておいた目録>
<↓先代A型エクシーガGTから継続使用中のHDDナビも現役>
<↓無事にHDDナビにコピーが完>
(1)Winter Games
カーグラTVのイメージ曲だとばかり思っていたら、
カルガリーオリンピック(1988年) 公式テーマ曲でした。
(2)Truth
学生~社会人になりたての頃、よくF1中継を見ていたな~。
(3)Grand Prix
これはNHK-FMの「サウンド・オブ・ポップス」のテーマ曲ですよ!!
当時はエアチェック(死語)してよく録音していました。
(4)SPACE WAGON
大学に入学したとき、器械体操部の同期がBGMでよく掛けていた。
(5)大都会PART III
西部警察ではなく大都会PART IIIっす!大門軍団ではなく黒岩軍団。
派手にセドグロ(330系とか)がよく破壊されていた。
(6)大江戸捜査網
死して屍、拾う者無し。死して屍、拾う者無し。
(7)おれは洸だ
勇者ライディーンの音楽はどれも印象的。
エンジン右バンクからのオイル漏れ・その4(最終話)に続く…のか??
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2022-02-24(Thu.) : 更新
[エクシーガtS] エンジン右バンクからのオイル漏れ・その4_排気系の徹底清掃編 をアップロードしました。
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【エクシーガtS】 | クルマ
Posted at
2022/02/20 20:52:06