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2022年04月12日

[2022東京モーターサイクルショー] その2・排気系(カワサキZX-25Rなど)編

[2022東京モーターサイクルショー] その2・排気系(カワサキZX-25Rなど)編 2022年03月26日(土)は、家族でモーターサイクルショーを見に行きました。元々のキッカケは娘の要望によるものでしたが、私自身も楽しんできました。

今回のブログも、当方の視点で目に付いたものを備忘録代わりに書き綴ってみます。

◎「その1」→ ガンナー&ドラッグスター編


■排気系の出展が多め
会場では、排気系(マフラー含む)のアフターパーツの展示が多いように感じられました。それぞれの出展ブースでは、単体展示だったり実車装着状態での展示だったり、あるいは景品プレゼントの企画を実行中だったり、工夫を凝らしていました。

<↓IXILさんのエキマニ。朝イチで訪れたためか、SNSに投稿していないけどキーホルダーをいただく>
 

この日の朝イチ時点ではブース来場者数が読めなかった(?)のか、朝イチでIXILさんのカタログをもらったら、いっしょにキーホルダーまでいただいてしまった。本来はSNSに投稿しないともらえないハズ?なのに…。

メーカー量産車で排気系の取り回しが特徴的な機種はいくつかあり、展示車の中ではKTMが目立っていました。


<↓KTMの特徴的な排気系の取り回しの例>
 

ここ10年~20年ほどの間にバイクの世界でもエコ化が進んで、4気筒エンジンが2気筒化されたり、V型エンジンが姿を消したり、キャブがインジェクション化されたりなど、小型軽量なモジュール設計が目立つようになりました。

排気系の取り回しも、恐らく最後には官能評価が取り入れられているのでしょうけど、基本的には低中速トルク&燃費(や静粛性)が重視されたブランチ&容積設計になっているように思えます。

# かつてのVF400FやVFR400系、そしてRVF系列
# の複雑な排気系の取り回しが懐かしいです。

その一方、現行モデル向けの置き換え排気系として、カワサキZX-25R用のアフターパーツが多く出展されていたように思います。以下、ZX-25Rの排気系について観察していきます(※個人的な興味による)。


■ZX-25Rの排気系
すでに市販モデルがリリースされてから時間が経過し、多くの個人ユーザーの手に渡った感のあるZX-25R。しかし私自身は、その排気系をじっくりと見る機会が無かったので、今回はいろいろと眺めてきました。

<↓カワサキブースの長蛇の列に並びました…そしてようやくXZ-25Rに接近>


<↓ネット上の記事でも、このようなアングルから排気系を撮影したショットはあまり見かけない>


<↓苦心の跡が見受けられるショット(>失礼!)>


静粛性を向上させるためには容量が必要。かといって既存の取り回しでは重心が高くなる。美観も向上させたい。それでいて、直4というキャラクターを音でも際立たせたい。…そんな背反事象をうまくまとめることができた(あるいは妥協しつつも、結果としてうまくまとまってくれた)のが、この排気系の取り回しなのでしょう。

<↓思わず唸ってしまうけど、高い目的を達成する手段として行き着いたであろう設計かな>


低重心&マス集中を考えると、こんな感じの排気系も「アリ」なのでしょう。排気系の設計者は、最初からやりやくてこの形を実現させたのか、はたまた性能要件を満たす形をシミュレートしたらCATIA上でこの形に行き着いたのか…?

<↓少し上流側のショット。4-1集合後。溶接ビードが太め。スパッタの付着が多いのは要改善か>


展示車なのに溶接スパッタの付着が多め。高電流を流しているのでしょうか? 外観でこうなので、排気管の内部に残留異物とか無ければ良いのですが(取り越し苦労でしょうか)。

<↓かろうじて(?)個性を演出している出口形状。最終的な音質チューニングの結果と思われます>


<↓今度は車両前方から排気系(エキマニ部分)を写したショット>


<↓やっぱりいろいろとコストが掛かっていますよね、この形状は>


エキマニ(エキパイ)部分は、各気筒でブランチを長く取りつつも相互に連結させており、排気脈動の活用だけでなく、ここでも音質のチューニングを施しているように思います。直材費だけでなく加工費、量産ラインでのタクトタイム(製造および検査工程に要する時間)も掛かっていますよね。

こうして見ていくと、アフターパーツメーカーがカワサキ純正の排気系以上の「ウリ」を見いだす方向性としては、やはり「最高出力アップ」とか「加速性能アップ」、あるいは「軽量化」にならざるを得ないような気がします。

…とすると、勢い販価に反映されるわけだ…。
(今どきのバイクのマフラーは非常に高価!)

クルマで言うところのフジツボマフラー(かつてのレガリスのサイレントVer.)のように、「純正よりも静かなんです」というような謳い文句は、バイクの世界ではセールスポイントにはなりにくいのでしょうね。


■ZX-25R用のアフター品
そんなZX-25R用の排気系はアフター品でも多く販売されているようで、ショー会場でも力を入れて展示しているメーカーも目立ちました。

<↓老舗のBEETさんのブースにて>


<↓Evolution マフラー。従来同様の見慣れた引き回し>


<↓GALE SPEED さんのブースにて>


<↓単体展示もありました>


<↓1-2と3-4に中間連結パイプあり。その設置位置は製造性重視?>


<↓左:熱伸びや応力割れを考慮したであろう設計  右:純正形状をリバースエンジニアリング?>
 

アフター品にもアフター品なりの苦労と工夫と差別化が織り込まれていることを、各ブースを巡回しながら感じ取ったモーターサイクルショーでした(※私見に基づき勝手なコメントを記しておりますが、決して他意はございませんので誤解無きようお願いいたします)。

その3(最終話)に続く。

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2022-04-15(Fri.) : 更新
[2022東京モーターサイクルショー] その3・ヨシムラ、SHOEI、GPX、CBXなど編 をアップロードしました。
ブログ一覧 | 【ホンダ・CBR250Four と四半世紀】 | クルマ
Posted at 2022/04/12 00:15:47

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