• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2005年09月13日

ランエボ・ワゴン試乗記&雑感(その3・積載性)

ランエボ・ワゴン試乗記&雑感(その3・積載性) 三菱ランエボ・ワゴンの試乗記と雑感(その3)です。

(その1)ではディーラーに着いてからのやりとりを、(その2)では実際に走らせた際のインプレッションを述べました。今回(その3)はカーゴルームの積載性に関する感想を、そして次回以降はレガシィの査定とエボワゴンのオプションパーツ込みの見積もり、そしてエボワゴンに関する全般的な評価(総括)について述べる予定です。
   ◎(その1/ディーラーでのやりとり)は → こちら
   ◎(その2/走行性に関する私的評価)は → こちら

果たしてエボ・ワゴンの積載性はどうか?納得できるものがあったら、BGレガシィの買い換えはグッと現実性を帯びてくる。急いでリヤゲートを開けてみると・・・。

ううぅ、奥行きが狭い(第一印象)。

いや、気を取り直して 細部を観察 してみよう。フロアボードは中央と左右で3分割の開閉式となっており、小物だけでなく、トノカバーも未使用時には丸ごと収納できるようになっている点が好ましい。とは言っても、他銘柄ですでに当たり前の装備になりつつあるので、ことさら驚くほどのものではない。

さてそのトノカバーであるが、リヤシートバックがリクライニング式なので、リクライニング機構を生かすためにはシートバックと干渉しない位置までトノカバーの支点を後退させる必要がある。ところがトノカバーの支点は左右 差込式 のため、いったん取り外してから荷室左右の側面に設けられた固定用の穴(前後方向に3箇所ほどある)に 入れ直す という手順を踏まなければならない。ちなみに、BH型以降のレガシィではトノカバーの両支点は スライド式 で、そのまま容易に後退させることができる簡便さを備えている。

中央のフロアボードを開き、成型加工されたラゲッジフロアBOXを持ち上げると、スペアタイヤ類が鎮座している。洗車用具などの小物類はここにも収納できることを確認し、持ち上げていたラゲッジBOXを下ろそうとするが、どこかに引っかかって下ろせない。結局、最上段のフロアボードを(全開ではなく)半開きにしてからラゲッジBOXの先端を押し込むことで事なきを得た。何だか建て付けが悪いようだ。試乗車に限ったものなら良いが・・・。

次に荷室手前の左右側面(リヤフェンダーの後端)にあるトリムポケット(フタ)を開けてみた。レガシィならば、同じ場所にはカーゴルームファン(換気扇)や音響用サブウーハが設置されるスペース(非装着車は小物収納スペース)に相当する。フタを開けてみると、何とそこにはウィンドウウォッシャータンクが顔を覗かせていた。

「このウォッシャータンクは、リヤワイパー専用でしょうか?」と私が尋ねると「いえ、フロント用と兼用です。」とセールスマン。タンクが荷室に設置してあると、いかにもクリーンなイメージを与えるが、実際にはウォッシャー液補充の際には 積んでいる荷物を寄せなければならなかったり、あるいはユーザーが自分で補充する際にウォッシャー液を荷物に こぼしてしまう恐れ があると思う。どうせなら、ウォッシャータンクもボンネット内に設置して、油脂類の上下限レベル確認などと いっしょに点検できた方が好ましい のではないか。まさか前後重量配分適正化のための措置でもあるまいに(ホイールベース外のオーバーハング部分だし)。

ちなみに左右あるうちの反対側のトリムポケット(フタ)の奥にはオイル補給口が設置されており、要するにタイヤハウスの後端には小物収納スペースが無く、またトリム化されている分だけ本来のラゲッジスペースとしての有効荷室幅も狭くなっているということだ。ラゲッジフックも4箇所しか無いので実用性は不透明だ。セダンからの乗り換え組は気にならないかもしれないが、他社ワゴン(私の場合はレガシィ)からの乗り換え検討組にとっては、荷室の絶対的な容量だけでなく使い勝手の面でも 要改善点 が目に付いてしまう。

その割には、ラゲッジルームランプには 「減光機構付き」 が標準装備となっている。荷室ランプの減光機構って何だ?「ドアを閉めると徐々に光が消えていく」というヤツか?だとすると、それは一体 何の意味 があるというのか。第一、テールゲートを閉めてしまった後には荷物を照らし出す必要は無いし、もちろん荷室には人が乗ることも無い。もしも人が乗る客室のルームランプと連動させて「光の一体感、連続感」の演出を狙ったものだとすれば、荷室ランプはトノカバーより下に位置しており、カバーに隠れてしまうのでまったく意味無しだと思う。もっと 他のことにコストと気を遣うべき だろう。

最後に、荷室のフロアに軽く腰をかけてみた。荷室の上下高(天井高さ)を見るためである。2005年9月8日付けのブログ (ワンちゃんのためのクルマ選び?) に基づき、自分が犬になったつもりでランエボ・ワゴンの荷室に乗ったなら・・・(← これこれ、そこの読者、笑うでない)・・・広さ感が改善されるどころか、逆に狭さ感が募るのではないかと思った。まぁ、私は犬ではないので本当の犬の気持ちは不明だが。

ここまでを確認できたところで、試乗時間がタイムアップ。
次の試乗者へとバトンタッチする。

私は、ランサーがもともとインプレッサクラス(レガシィよりも一回り小さいボディサイズ)だということは 知っている。それを 承知の上で、ランエボ・ワゴンの積載性や使い勝手が今のBGレガシィに較べて 許容範囲内なのか否か? をこの目で確認することが、今回の試乗の大きな 焦点の一つ だった。が、この時点で私の判断は半ば下ったようなものになってしまった。私は店内の商談ルームに戻った。次は見積もり書の作成依頼である。

セールスマンが「GT(6MTモデル)の見積もりをさせていただくにあたり、希望のオプションをお選びください」というので、手元の アクセサリカタログをじっくり吟味 する。その中から「これは」と思うものをいくつかを選び、欲しいと思えるボディカラーの無い中から何とか色を選択したところで、セールスマンは店の奥に消えていった。しばらく空白の時間が流れたあと、セールスマンは満面の笑みを浮かべながら商談ルームに戻ってきた。どうやらレガシィの下取り査定額とエボワゴンの値引き額が決まったらしい。

セールスマン:「所長と相談して決めました!おいくらになったと思います?」
私:「(見積書を見て)おお!これは!」

予想以上にどうだったのか・・・については、長くなってしまったのでまた次回(その4・見積編)とさせていただきます。
ブログ一覧 | 【ランエボ・ワゴン試乗記】 | クルマ
Posted at 2005/09/13 19:12:20

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

週刊】今週の国土交通省発表(リコー ...
かんちゃん@northさん

おはようございます☀️
もへ爺さん

家系ラーメン【北里家】 上大岡ミオ ...
bighand045さん

微妙なキリ番でした。
つよ太郎さん

夜によくイくラーメン12
グルテンフリー!さん

【新マツダロゴ・エンブレム & M ...
Wat42さん

この記事へのコメント

2005年9月13日 20:39
どうも~
このシリーズ楽しみに読んでいました。
カーゴスペースは大事ですよね。非常にわかりやすかったです。
でも,レガシィを使うと,他社のを見ても普通に見えるのは私だけでしょうか。レグナムもカルディナも当時ふん~って感じで,レガシィにあるな~とか思ってしまいます。
一度,現行カルディナが出たとき,トヨタからレガシィ乗っていますよね~という電話が来ましたが,もう,MPVに乗り換えていたので,営業の方さびしそうでした。それだけ,打倒レガシィなのかと思い見に行きましたが,私にとっては,ん~なんだこれ~でした。人によって印象は違うと思います。

あと,写真を見て質問ですが,ラゲッジルームに出てくるタイヤハウスの出っ張りはどうですか。レガシィは,マルチリンクになってから出っ張りが減っていってるともうのですが,この部分結構邪魔なんですよね~
写真見て結構出っ張っているように見えました。BGに比べていかがでしょうかね~

その4が楽しみにしています。
コメントへの返答
2005年9月14日 7:07
おお!コメントありがとうございます。

レガシィもザルな部分がありますが、レオーネの時代からワゴンを手がけてきたぶん、一日の長があるのでしょうね。ランエボワゴンは荷室の積載性や使い勝手については最低限の線では まとまっていますが、プラスアルファの要素(例;買い物袋を吊り下げられるコンビニフックがあるとか)やそのクルマにしかない工夫が感じられなかった点が、少々残念でした。普通に使う分には不便さは無いのでしょうけどね。

タイヤハウスの張り出しは、BGと較べると上下(Z)方向には少ないです。ただし床面(XY方向)への張り出しはどっこいどっこいに見えましたが、実際には左右のタイヤハウスに挟まれた荷室部分の床幅はエボワゴンの方が少ないでしょうね。これはタイヤサイズが235/45R17と幅広であることも関係しているかと。

ブログでは辛めの評価ですが、現状の経営状態を考えると「三菱、良くやった!」と本当は関心しています。
2005年9月14日 0:12
セダンは、リアにウオッシャータンクありますけど、ワゴンもそうなのですね。
なにも、そこまで真似なくても(^^;;。

しかし、この車、リッター10しか走らないのに、タンク容量55Lしかないのが気になりますね。
旅行に行くときはガソリン携行缶必須ってことかな(ーー;)。
コメントへの返答
2005年9月14日 7:13
利府オフお疲れさまでした♪

さて、三菱の開発主査の談話によると、「(世間で三菱車に対する逆風が吹き荒れる中で)今ある資源を有効利用したクルマ造りはできないか?と検討した結果、エボワゴンが生まれた」とあります。なので、内装や細部のパーツまでは新規に型を起こせなかった(余力が無かった)ということのようです。まぁ、ランエボ自体がモデル末期というのもあるのでしょうけどね。

タンク容量が少ない点は私も気になりました。航続距離が短い点はマイナス評価ですね。
2005年9月14日 0:22
どもでえす.
ランエボのワゴン,すごーく気になるんですが
「ワゴン好きなのにワゴンに乗れない」
ワタシは,見に行こうかかなり悩み中…

ちなみにワタシがワゴンに乗れない理由は
「あまりに荷物が載るので面白がって常時物置にするから」
です(自爆)
ワゴンに乗ると車の中が散らかり放題になるのです^^;
困ったもんだ(´-ω-`)

次回の展開を楽しみにお待ちしております.
コメントへの返答
2005年9月14日 7:29
あぉう~♪ ごぶさたでぇすぅ~.
コメ、アリガトぅゴザイマス.

いや,散らかすヒトはセダンだろうがワゴンだろうが,何に乗っても室内はそれなりに散らかっているハズでは?(と言ってみるテスト).セダンからワゴンの乗り換えで輪を掛けて散らかる場合もあるかも知れませんが(いゃ失礼).でも,そのへんがワゴンとしての醍醐味かもしれませんよ?

まぁイザとなれば,リヤシートをたたんでインテリア家具を運ぶこともできるような「ポテンシャル」を有していることが,ワゴンへの(無意識の)安心感となって現れるハズです.

>次回の展開
エボワゴン試乗記シリーズ,結構読んで下さる方々が多いようで,この前の12日はブログのデイリーランキングが7位で驚きました.  w('o')w

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/6 >>

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

[自作] タイヤ空洞共鳴音の低減・ハンコックV12evo2を静音タイヤにする 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/10/02 20:28:55
 
[近況報告・その1] 長女の初レガシィの巻  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/11/09 22:23:24
 
「”個体差” について考える」 の巻 
カテゴリ:なぐり書き
2010/08/13 19:26:31
 

愛車一覧

スバル レヴォーグ VNHCレヴォーグ STI Sport# (スバル レヴォーグ)
・注文日: 2023年01月26日 ・納車日: 2023年07月16日 <↓以下、雪道走 ...
ホンダ CBR250 FOUR (フォア) CBR250Four SE (ホンダ CBR250 FOUR (フォア))
学生の頃に新車で購入して以来、ずっとワンオーナーで乗り続けているバイク、CBR250FG ...
スバル エクシーガ エクシーガtS (年改区分:Eタイプ) (スバル エクシーガ)
YA5A型エクシーガGT(年改区分:Aタイプのターボ車)からの乗り換えです。2012年8 ...
ホンダ モンキーR モンキーR改(2種登録) (ホンダ モンキーR)
レッドバロンで中古のモンキーRを購入後、エンジン全バラシ。 ◎武川88ccボアアッ ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation