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2005年10月06日

東京スバル限定・レガシィユーロモデル(コラゾン)

東京スバル限定・レガシィユーロモデル(コラゾン) 東京スバルの限定車の話。

自動車メーカーが特別仕様車を展開する話は、2005年9月25日付けのブログ( 富士重工業(株)、特別仕様車戦略を強化 )でも述べたが、ここでは自動車販社とアフターマーケット向けパーツメーカーとが共同で仕立てた特別仕様車について、紹介する。

東京スバルは、コラゾンブランドで知られるカルマと共同で、「レガシィワゴン・ユーロモデル」を期間限定で発売するという。以下は、2005年9月2日付け と 2005年9月27日付け の日刊自動車新聞からの要約である。

◎東京スバルは、カルマ社製エアロパーツを装着したレガシィワゴンを
  「ユーロモデル」として、期間限定(10月~来年3月まで)展開する。
◎ユーロモデルは、コラゾンブランドのグリル一体型フルフロントバンパー、
  リヤバンパーを装着。塗装や取付工賃は通常価格よりも割安に設定。
  オプションとしてマフラー、スプリング、ブレーキパッドなども選択可能。
◎顧客が欲しいグレードやボディカラー(ベース車)を自由に選べる点が
  特徴で、当面はプレミアム性を持たせるためにパーツのみの販売は
  しない(新車販売時に限って装着可能とする)。

販社が独自に特別仕様車を展開することは、決して珍しいことではない。「ナビ仕様車」とか「エアロ仕様」などと銘打ったチラシ広告が新聞と一緒に届けられることは、むしろ多い。だがこれらの特別仕様車は、もともとメーカー純正のオプションパーツを装着した上で、お買い得な価格設定としている(だけの)場合がほとんどだ(>失礼)。

販社独自のオリジナルパーツ、あるいはアフターマーケットで展開されているドレスアップ商品を装着した新車の「特別」仕様車は、非常に少ない。私の記憶によれば、かつて東京いすゞがビッグホーンのキャンピングカーキット付き特種用途自動車を新車販売したくらいだ。ただし、中古車販売の世界では、販社が市販のドレスアップパーツを独自に装着して販売促進を図ることはある。

ところが東京スバルは面白い販社で、実は独自の特別仕様車を市場展開するのは、今回のコラゾンの「ユーロモデル」が初めてではない。かつてBGレガシィが現役だった頃、カラフルな本革シートやオリジナルデザインのアルミホイールを装着した「レガシィ・グランソレイユ(Grand Soleil)」を発売した実績がある。ただし、このときは告知活動が徹底していなかったのか、掛けたコストの割には思うように収益が得られなかったように(風のたよりで)聞いている。

そうした例を出すまでもなく、販社がコストを抑えつつ堅実に収益を出すためには、やはり知名度のある「ブランド」を身にまとうのが手っ取り早い。今回紹介した「ユーロモデル」も、そうした例ではないか。「プレミアム性を持たせるために、パーツのみでの販売はしない」と言うと聞こえは良いが、実際には「何としても新車販売台数を確保したい」販社の意図は明らかだ。私見だが、もしかするとコラゾン側にも、いやもっと言うと、カルマ社の下請け・孫請けメーカー側にも、取引上、供給体制に不安が出ない(欠品とならない)程度の受注数に抑えておきたい、という思惑があるのかもしれない(即納できないようでは信用問題になりかねないので)。

裏の事情がどうあれ、ユーザーとしては、新車購入時に選択肢が増えることはありがたい。特に、ベース車のグレードやボディカラーに左右されずに割安で選べる特別仕様車を手に入れられるチャンスが増えることは、歓迎したい。なお日刊自動車新聞によると、現在のところ「ユーロモデル」は東京スバルと販売協力店のみの展開に限定されているが、販売次第では今後は全国展開も視野に入れると報道されている。
ブログ一覧 | └ ディーラーにまつわる話 | クルマ
Posted at 2005/10/08 13:06:12

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この記事へのコメント

2005年10月9日 10:54
グランソレイユはなかなかいいモデルでしたね。イタリヤ製本革シート、本木目パネルそしてTGFのアルミホイール。内装を上質に、外観はさりげなくというコンセプトは良かったのですが、やはり売れませんでしたね。今後もこういう志向のモデルは残念ながらレガシィユーザには売れないでしょうね。
TGFのアルミホイールは私のBFにも履かせています。このグランソレイユに装着されているのを見て、発売元に問い合わせて入手しました。
コメントへの返答
2005年10月9日 21:26
シートは6色(シルバー、レッド、ベージュ、イエロー、ブラウン、グレー)でウッドパネルも2色(クルミ、ポプラ)がそろっており、しかもベース車がGTではなく250Tというのが渋かったですね。当時、私も本革シートに興味があって問い合わせをした記憶があります。

>残念ながらレガシィユーザには売れない
う~ん。こういう仕上げは「グランドツーリング」に通じると思うのですが・・・。「感性」や「心のゆとり」が感じられるモデルがあっても良いのですがね。

>TGFのアルミホイール
えぇ、お疲れさまでした。今となっては大変貴重(稀少)だと思うので、末永く使えると良いですね。ではでは。
2005年10月10日 11:06
おっしゃる通り、「グランドツーリング」に通じると思います。ホイールを買ったときに見本のウッドパネルの一部をもらったのですが、木目調とは全く違うモノで上質そのものでした。
やはりディーラは売れてナンボですからね。「みんから」のパーツレヴューを見れば分かるようにエアロやチューニングパーツテンコ盛のモデルのほうがレガシィ(スバル)ユーザには受けが良いのかと。
コメントへの返答
2005年10月10日 12:42
クルマに何を求めるかは人それぞれですが、「グランドツーリング」や「ゆとり」や「感性」に訴えるクルマ造りは、まだまだ富士重工業(株)では不得意分野です(苦笑)。強いて言えばレガシィの3リッターモデルがそれに近いかな。まぁ、今の市場ニーズではそういったモデルを出してもコケそうですが。

>「みんから」のパーツレヴュー
私はここではパーツレビューを上げる気は全くないです。上げるとすれば「整備手帳」ですねぇ。アクセス数(PV値)を気にする人は、パーツレビューにこだわるようですが(ブログや整備手帳よりも稼げるので)。まぁそれだけパーツを気にする人が多いのでしょう。と言っても、役に立つパーツレビューが多いワケでもないのですが(これまた苦笑)。
2005年10月10日 14:42
>「グランドツーリング」や「ゆとり」や「感性」に訴えるクルマ造り
>は、まだまだ富士重工業(株)では不得意分野です(苦笑)。

SVXは上記3点全てに訴える車だと思います。初期の250Tや3.0RもSVXほどではないですが、十分応えていると思います。残念ながら250Tは消滅しましたが。(苦笑)
富士重工も十分GTカーを作る実力はあるのですが、詰が甘いのと、スバルユーザのニーズが低いのが不得意にさせている原因のように思います。詰が甘いと思うのはやはり内装でしょうか。SVXの場合、内装、特に木目調パネルにもう少しお金を掛ければ満点でした。プレミアムを目指すのであればそういう点にも目配りをしないと駄目ですね。

コメントへの返答
2005年10月10日 15:51
>スバルユーザのニーズが低い
>のが不得意にさせている原因

実は私が言いたかったのはまさにそれで、社外パーツのポン付けでウハウハしているようなユーザーが多いうちは、「グランドツーリングカー」を出しても商売にはなりにくいです。まぁ、だからと言ってそれが「グランドツーリングカー」造りの手綱を緩めても良いというメーカー側の言い訳にはなりませんけどね。

アウトバック以外に2.5iモデルが国内展開されないのは不思議ですねぇ。内装など見た目の部分にも魅力を感じさせる「詰め」を期待したいのは同感です。

今回のトヨタとの提携で、富士重工業(株)が部品単位でのコストダウン手法を学んで収益を上げる企業体質が高まれば、そういったクルマ造りに余力(まさに余力か>失礼)を回せると思います。トヨタの内装造り手法が直接スバル車の内装品質向上に直結すると考えるのは、個人的には早計だと思っています。まぁ、いずれにしても効果が現れるのは数年後という単位かも。

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「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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