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調布市のKAZのブログ一覧

2013年07月18日 イイね!

[EVA SUBARU 88D] K・I・T・サービス・カンパニー(@群馬県)にて

[EVA SUBARU 88D] K・I・T・サービス・カンパニー(@群馬県)にて去る2013年6月16日(日)、群馬県の (有)K・I・T・サービス・カンパニー に立ち寄りました。そのときの雑感を少々書いてみます。


私は K・I・T サービス という名前はずいぶんと以前から耳にしていましたが、実際に訪問するのは、このときが初めてでした。

ちょうど同日は 「EXIGAオーナーズクラブ北関東支部」 で
「第8回 物欲プチオフin群馬」 なるオフ会(→ こちら(掲示板) )が、
この場所で 販促イベントに合わせて開催されておりました。


私は家族と一緒で、クルマもレガシィでしたが、お会いできたエクシーガユーザーの方々には、自己紹介を兼ねて名刺をお渡しさせていただきました。対応いただいた方々には、遅れましたが この場を借りて 改めてお礼申し上げます(家族優先でしたため、ご挨拶できなかった方々、スミマセンでした)。

<↓レガシィで現地入りすると、駐車場の奥にエクシーガが並んでおりました(クリックでやや拡大)>
  

<↓デモカーも多数、並んでいました(画像はその一部、各々クリックで512×384に拡大)>
  

デモカーの中で個人的に興味が湧いたのが、右上画像のBRZです。
どうやらスーパーチャージャを搭載しているようでした。
(その後、WEBサイトで確認してみると、後付キットとして販売 されていました。)

<↓整然と配置された後付部品。プーリ駆動用のベルトスパンが長いが・・・(クリックで800×600に拡大)>


<↓エンジンオイルクーラはスバルのターボMT車用純正品の流用か・・・?(クリックで800×600に拡大)>


<↓ボンネットフードとのスキマが狭く、歩行者衝突安全保護に合致せず?(クリックで800×600に拡大)>


# 上記画像の見出しコメントは、個人的なツッコミですので読み流して下さい。
# (車両としては、完成度は高いのでしょう、きっと。)

さて、今回初めて訪れた K・I・T サービス でしたが、入口にはスバリストが驚くような(≒スバラーは驚かないような)車両が無造作?に置いてありました。恐らく本物でしょうから、「知っている人」 はその歴史的な価値とともに、その価値の割には処遇の無造作ぶりに驚かされることと思います(今回のイベント時だけの車両配置なのか、普段からこのような配置なのかは不明)。

<↓このような車両がゴロゴロと(以下の画像3枚は、クリックで各々800×600に拡大)>
  


そんな中、個人的に いちばん驚かされたクルマ は次の車両です。
何と! 「EVA SUBARU 88D」 ではありませんか!
ジムカーナD車両の・・・。

<↓一時代を切り開いた EVA SUBARU 88D。このまま朽ちるのか?(クリックで各々800×600に拡大)>
  

<↓水平対向ミッドシップ+ターボ+4WD(2WDに切替可能)だったハズ(クリックで各々800×600に拡大)>
  

EVA SUBARU 88D については、ジムカーナD車両として1988年に実戦投入されていますから、JAFのWEBサイトにも公式リザルトとして結果が載っています → 1988年・全日本ジムカーナ選手権ISCCハイスピード&テクニカル

また、当時の貴重な動画が youtube にもアップロード されています(再生時は音量に注意)。凝ったメカニズムの割には軽量なボディで、良く旋回していることが分かります。

いや~、モノホンの車両がこのようなところにあったとは(驚)。まぁ、シャシやボディの開発担当がEVAで、パワーユニットの開発担当がKITだったと伝えられていますので、無事に?故郷に里帰りできている・・・とも言えますが。本当に驚きました。

最後に、イベントで来店していた ナマ くす子ちゃん の 呼び名 は、正式キャラクター名称通りの 「高崎くす子」 さんで良いのだろうと思っていたら、実際には 「まえまみ ちゃん」 と呼ばれているそうで → こちら(koyabun さんのブログ)こちら(CUSCO・JRT公式サイト)



エクシーガオーナーたちの熱気に驚き、スーパーチャージドBRZの補機レイアウトに驚き、無造作に置かれた「時代を象徴するスバル車」に驚き、朽ち果てつつある「歴史の証人・EVA SUBARU 88D」に驚き、「高崎くす子」ちゃんに驚き・・・と、まぁ、貴重な体験をさせていただいた次第。

余談ですが、ショップの屋号には
  「(有)ケー・アイ・テー・サービス・カンパニー」 という具合で、各単語の間に 「・」 が入り
公式ブログには
  「KITservice」 という具合に、アルファベットの略語の間には 「・」 が入らず
スバルフェアの広告(チラシ:CUSCO・JRT公式サイト 参照)では、
  「K・I・T service」 という具合に、最初の大文字の部分2カ所のみに 「・」 が記されている
かと思えば、個人レベルのブログでは
  「K・I・Tサービス」/「KITサービス」 という具合に、「・」 が付いたり付かなかったりバラバラで

一体、本当の正式な表記は何なのだ!? という点でも驚いたのでした。


以上、極めて個人的な雑感でした。
2009年08月03日 イイね!

スバルえび菓子入手(レガシィ、エクシーガ、フォレスター、インプレッサ)

スバルえび菓子入手(レガシィ、エクシーガ、フォレスター、インプレッサ)スバルの主力4車種がプリントされた 「えびせんべい」 を入手したので、詳しく紹介する。

正式名称は 「海老菓子詰め合わせ」 で、発売元は(株)志満秀である。パッケージの商品明細欄に 「KSU-01-09」 なる記号が書かれているので、あるいはこの記号が商品コードなのかもしれない。

ちなみにこれまでこのブログでは、スバル車をモチーフとした食べ物を紹介してきた(※)が、今回はそれらの 「有名どころ(?)」 とは異なる 「スバルえびせんべい」 の紹介である。

(※)ご参考 : 過去に紹介したスバル車のお菓子類(いずれも分類は 「スバル車(超マニアック)」 カテゴリ)
    (1)2005年04月08日付けブログ
      → 瓦せんべい・SUBARUバージョン
    (2)2005年06月07日付けブログ
      → スバルサブレーの変遷に見るモデルチェンジの難しさ
    (3)2005年06月08日付けブログ
      → 「スバル最中」から「360(サブロク)焼き」へ
    (4)2005年06月09日付けブログ
      → 「THE スバル(瓦せんべい風)」 に見るカゲの苦労?


さて、今回新たに入手した 「スバルえびせんべい」、早速パッケージを開封してみよう。

<↓開封前の様子。上側にSUBARUの商標もある>  <↓パッケージを開封した状態。和風の巾着袋あり>
開封前の様子。上側にSUBARUの商標もある  パッケージを開封した状態。和風の巾着袋あり

<↓梱包にも「和の”おもてなし”」精神を反映か?>  <↓出てきました、スバル車の画像プリントえびせん>
梱包にも「和の”おもてなし”」精神を反映か?  出てきました、スバル車の画像プリントえびせん

湿気を嫌う(と思われる)えびせんべいだけに、すべてが個包装となっている。
いろいろな種類のせんべいの詰め合わせであるが、スバルの主力4車種であるレガシィ・エクシーガ・フォレスター・インプレッサの画像がプリントされたえびせんべいは、各1枚ずつ入っている模様。

中でも注目すべきはレガシィでしょう。
つい数ヶ月前にデビューした新型レガシィなんですよ、新型! ・・・今となっては旧型のBP/BL型レガシィではないのです。いくら 「新規の型モノ」 ではない(既成品と同様の?焼き物の表面にプリントするだけ?)とはいえ、一体、この商品はいつ頃 企画されたのだろうか・・・と不思議に思えてしまうほどの市場リリースの早さである。

<↓開封前(これはエクシーガか)>             <↓開封前(これは新型レガシィですね)>
開封前(これはエクシーガか)  開封前(これは新型レガシィですね)

<↓開封前(これはハッチバックのインプレッサ)>    <↓開封前(これはフォレスターですね)>
開封前(これはハッチバックのインプレッサ)  開封前(これはフォレスターですね)

上記の画像は、ついつい貧乏心(開封するのが もったいない、の意)が働いてしまったため、未開封状態の画像となってしまっているが、これではいつまで経ってもその真の姿を拝むことができない。開封しないで(賞味期限切れで)ダメにしてしまう方が、よっぽどもったいない・・・ということで、意を決して(→数日間経過→)いよいよ開封することに。いゃ、そんなに大げさなほどの決心ではないのですけどね。

<↓開封後(インプレッサ、フォレスター、エクシーガ)> <↓開封後(カタログと同じアングルの新型レガシィ)>
開封後(インプレッサ、フォレスター、エクシーガ)  開封後(カタログと同じアングルの新型レガシィ)

食べてみると、おお! 本当に 「えびせんべい」 の味だ。美味しくいただきました。ハイ。
念のため、商品パッケージに記載されていた商品明細を以下に載せておく。

<↓原材料欄には「ウコン色素」などの記載もある>   <↓このような 「おことわり」 も同封されている>
原材料欄には「ウコン色素」などの記載もある  このような 「おことわり」 も同封されている

聞くところによると、自動車メーカーのみならず、納入部品メーカー(例:触媒メーカー)にも独自のまんじゅうやらせんべいやらの類が存在するそうです。そこで・・・。

<提案>
どこかのデパート(催し物フロア)で、「全国・自動車メーカー&部品メーカー銘入り おみやげ用お菓子展」 を開催していただけませんでしょうか? トヨタの「クラウン最中」 とか 「スバルサブレ」 とか。そりゃもう、トラックメーカーも巻き込んで(>あるのか?)の 大・お菓子市。
全国駅弁大会みたいにサ。おもしろいと思うんだけどな~。
2005年07月24日 イイね!

【六連星】 画像で見るエンブレムデザインの変遷(3)

【六連星】 画像で見るエンブレムデザインの変遷(3)柔らかめの話題・3連続の第三回目。

スバルの六連星(むつらぼし)のデザイン変遷
についてまとめてみました。今回は「その3」。
(参考)
「その1」 は → こちら
「その2」 は → こちら

さて、「シリーズ・その3」では、1981年~2003年までの20余年間の六連星デザインの変遷について紹介するのですが、「その2」で示した約10年間(1971年~1980年)に較べると、今回紹介する20余年間のデザイン変遷の中には、暗黒の?時代が含まれていると私は思っています。つまり、「六連星エンブレム・ダサい説」の台頭です。

スバルファンの多くの方々はご存じかもしれませんが、昭和の終わり頃、レオーネがモデル末期を迎えていたころ、「六連星は野暮ったい」とか「ダサい」と感じる人々が現れました。レオーネ自体は、4WDにツインキャブを組み合わせた「走りのRX」グレードや、日本初の「4WD+ターボ+AT」である「GT」グレード、あるいは後のワゴンブームの先駆である「ツーリングワゴン」などのグレードが用意されており、それぞれのシーンでそれぞれの人々に根強く愛用されていたのですが、「一部のマニア向け」との評価を覆すほどの人気は無かったようです。

また、他社ではスズキ自動車でさえも(>失礼!)4バルブDOHCエンジンをラインナップに加えていた時代に、レオーネはプッシュロッド式のOHV がようやくOHC式に変更された程度のエンジンラインナップしか持っていませんでした。悪路では思いのほか良く走るものの、総じてアンダーパワー感は否定できなかったようで、このへんの批評の一部がエンブレム批判へと形を変えて、一気に噴出してしまったようです。

富士重工業(株)は、平成になると全てを根本から一新したレガシィを発売し、その後SVXやインプレッサが登場することになるのですが、過去の六連星エンブレムについてしまった悪いイメージを払拭したかったのでしょう、スバル統一エンブレムを廃し、代わりに車種別のエンブレムを作ろうということになったようです。結果として、平成初期のスバル車は、車種ごとに独自のエンブレムが採用されるようになりました(例:インプレッサならばグリル中央に「i」マークが付く、など)。ただし、その間、輸出仕様にはちゃんと六連星エンブレムが採用されていたようです。

ところがまた転機は訪れるものです。国内ではいわゆるバブルがはじけ、企業はそのCI(コーポレーション・アイデンティティ)に力を注ぐようになりました。ターボワゴンのレガシィがヒットし、WRCでもインプレッサが次第に活躍し出した頃です。「ワゴンのスバル」「走りのスバル」といったイメージアップが図られて、市場でも、一部のコアなユーザーが中心となって「六連星エンブレム復活」を望む声が高まりました。

これは単なる想像ですが、恐らく富士重工業(株)内部でも、各車種ごとに、国内仕様と輸出仕様とでエンブレムをそれぞれ用意しなければならない場合のコストアップ要因を分析したり、あるいはCI活動における共通エンブレムの展開効果の検討をするなど、きっと様々な議論が尽くされたのだと思います。

結果として「六連星エンブレム」は見事に復活し、各車種ごとにサイズなどが微妙にチューニングされるものの、全体としての意匠は統一されて展開されることになりました。特に、当時のSTi(現STI、I は大文字化)にオプション設定された「チェリーピンクの六連星エンブレム」は、生産中止後に価格が高騰し、元値が1800円ほどだったものが1万円近くでYahoo!オークションで売買されるほどの人気アイテムとなったことは、記憶に新しいですね。

そういった流れを再確認しながら、左上の画像を見てみましょう。

<歴代エンブレムの代表的採用車種>
(1):レオーネ・レックス(1981年~)、サンバー(1982年~)、ドミンゴ(1983年~)、ジャスティ(1984年~)
(2):レオーネ(1984年~)
(3):アルシオーネ(1985年~)
(4):レックス・サンバー(1986年~)
(5):レックス・ジャスティ(1988年~)、サンバー(1988年~)、レオーネ(1989年~)
(6):レックススーパーチャージャー(1990年~)
(7):レガシィ(1989年~)
(8):レガシィ(2001年~)
(9):レガシィ(2003年~)

<主なデザイン変遷(変更点)の内訳>
・ひと頃よりもシンプルに改められたものの、結局台座は廃止される(画像(4)以降)。
・六つの★をつなぐ背景線が廃止された(画像(4))。
・六連星のデザイン(★の配置、大きさ)が改められた(画像(5)以降)
・楕円の形やサイズ、背景色などが、車種によりチューニングされる(画像(8)以降)。

以上、ごく簡単に、3話に渡ってスバル360からレガシィに至るまでの六連星エンブレムの変遷について、画像などで紹介してきた。意匠やデザインは、その時代によって大きく振れてしまうことがあったり、あるいはその存在すら(一時的にではあるが)廃されてしまうこともあったが、その根底に流れる 「The Spirit of SUBSRU」 は不変のまま、次世代に受け継がれているように思う。

もちろん、私のBGレガシィ(とGDAインプレッサ)のフロントグリル中央には、チェリーピンクの六連星エンブレムが今も輝いている。

<シリーズ・【六連星】 画像で見るエンブレムデザインの変遷・完>
2005年07月23日 イイね!

【六連星】 画像で見るエンブレムデザインの変遷(2)

【六連星】 画像で見るエンブレムデザインの変遷(2)柔らかめの話題・3連続の第二回目。

スバルの六連星(むつらぼし)のデザイン変遷
についてまとめてみました。今回は「その2」。
(参考)
「その1」 は → こちら
「その3」 は → こちら

さて、前回のブログ (【六連星】 画像で見るエンブレムデザインの変遷(1)) の後半にて、「六連星に台座を付加し、その台座を豪華に見せることによって、車輌も豪華に見せようとしたのではないか?」という仮説を述べました。今回(その2)では、それを検証してみます。まずは早速、どのエンブレムがどの車種に採用されたのかについて、以下に示してみましょう。

<歴代エンブレムの代表的採用車種>
(1):レオーネ・クーペ(1971年~)
(2):スバルR-2(1972年~)
(3):レオーネ・セダン&エステートバン(1972年~)
(4):レックス(1972年~)
(5):サンバー(1973年~)
(6):レオーネSEEC-T・セダン&ハードトップ(1975年~)
(7):レックス(1976年~)
(8):レックス5・SEEC-T(1976年~)
(9):レオーネ(1980年~)

この時期(1971年~1980年)に市場にリリースされたモデルのほとんどが、その六連星エンブレムに台座を持っています。主な例外は、画像(5)に示すサンバーくらいでしょうか。サンバーは働くクルマです。質実剛健さが求められるとともに、なるべく安価に消費者に提供されなければなりません。エンブレムも、背景色(癒し系の緑色)こそスバル1000系で見せた流れを踏襲していますが、やはりここはシンプル・イズ・ベストな意匠としなければならなかったのでしょう。結局、台座は用意されませんでした。

その一方、それまでのスバル1000やff-1シリーズに代わってレオーネシリーズが登場していますが、後継機種であるレオーネには、「野生の響き」だけでなく「ほどよい豪華さ」もアピールしなければならない背景を背負っていたのでしょう。画像(3)→(6)と、台座のデザインが少々エスカレートしていき、肝心の六連星は小さいままとなっています。その反省からか、画像(9)では六連星のサイズがやや大きめに復活しています。

このことから少々強引な意見を述べますと、「乗用車系のエンブレムは豪華さが求められ、商用車系のエンブレムには(コストの兼ね合いもあってか)シンプルなものが採用された」のだと言えるのではないでしょうか。

それにしても印象深いのは、画像(4)です。私の記憶によると、「レックス」とはラテン語で「王様」の意味だったハズです。先進の技術でスバル360は多くの国民に愛されるという名声を得ましたが、モデル末期ではホンダN360に駆逐?され、巻き返しを図ったR-2も苦戦。満を持して市場投入されたのが「レックス」ですから、「軽自動車の王様(に返り咲く)」ことは、富士重工業(株)の悲願だったのでしょう。そう思い起こすと、エンブレムも何だか王様の冠(王冠)のような形をしているようにも見えて来るから不思議です。

さて次は、1981年~2003年までの、20余年間のデザイン変遷について紹介します。
2005年07月22日 イイね!

【六連星】 画像で見るエンブレムデザインの変遷(1)

【六連星】 画像で見るエンブレムデザインの変遷(1)しばらく固めのブログが続いたので、
ここからは柔らかめの話題を3連続で。

スバルの六連星(むつらぼし)のデザイン変遷
についてまとめてみました。今回は「その1」。
(参考)
「その2」 は → こちら
「その3」 は → こちら

世界の工業製品メーカーは、自社製品にその証としてエンブレムを付けることが多い。自動車業界も例外ではなく、世界はもちろん日本の自動車メーカーも、自社ブランドにはエンブレムを付けることが一般的である(一時期、わざとエンブレムを付けない風潮が流行った時期もあるが)。

さて今回、ブログをご覧の方々にシリーズで見ていただくのは、ズバリ、富士重工業(株)の六連星エンブレムのデザイン変遷についてです。スバル360からレガシィに至るまで、そのエンブレム26種類を紹介します。

<歴代エンブレムの代表的採用車種>
(1):スバル360(1958年~)、サンバー(1961年~)
(2):スバル360デラックス(1962年~)
(3):スバル360(1965年~)、サンバー(1966年~)
(4):スバル1000(1966年~)
(5):スバル360(1968年~)
(6):スバルff-1スポーツ(1969年~)
(7):スバルR-2(1969年~)
(8):スバルff-1 1300G(1970年~)

富士重工業(株)は、初の量産四輪車:「スバル360」の発売当初から、エンブレムとして六連星を採用しています。六連星誕生までのエピソード(秘話)については、すでに2005年6月19日付けのブログ (スバルマーク(六連星)の ひみつ) で述べているのでそちらをご覧いただくとして、まず最初のエンブレムは、画像(1)に示す通り銀色のものでした。

その後、スバル360デラックスの発売に合わせてエンブレムも金色となりました(画像(2))。やはり「ゴールド」はデラックスにふさわしい色なのでしょうか。しばらくデザインでの変更はありませんでしたが、1965年になると、六連星の背景(円形枠)が より楕円形状に変更されました。恐らく、縦横比を変えることによって安定感を出したかったのだと思います。画像(2)と(3)を見較べると、納得できると思います。

次に大きな変更が生じたのは、1966年のスバル1000用エンブレム(画像(4))からです。何と、それまでは打ち抜きだった背景に、赤い色が加えられたのです。この変更は、後のスバル360にも横展開されるとともに、六連星自体が台座の中に描かれるという試みも行われました(画像(5))。そして1969年のff-1スポーツでは、赤色がよりヴィヴィッドな赤色に改められています(画像(6))。やはり「スポーツ」を連想させる色は、この当時から「レッド」だったのでしょうか。これは単なる私見ですが、内に秘めたる熱い力を表現させたかったのかもしれませんね。

その後のデザイン(画像(7)~(8))を見ると、六連星自体はサイズが小さなものに変更されつつ、その台座(ベース)に工夫を凝らすという手法が採られています。画像(7)では「SUBARU」の文字も併記され、画像(8)では車名の一部「G」も併記されています。このあたりから、エンブレムにも「車輌が豪華に見えるようにする」という影響(の走り)を見て取れるような気がします。

以上、「その1」では1958年~1970年頃の六連星エンブレムを紹介しましたが、たった10年少々の間にも、細かな変更(色彩変更、縦横比変更)から大きな変更(台座付与、文字や記号の併記)まで、エンブレムデザインは常にその時代・その車輌にベストマッチするよう推敲されて来たであろうことが読み取れるのです。

次は1971年~1980年までの、おおよそ10年間のデザイン変遷について紹介します。

プロフィール

「今日は器械体操の練習後のスキマ時間で、モンキーRのエキパイ(シリンダーヘッドとの接続ポート)の内周部分を削って、ノーマル状態の段付きを滑らかに加工しています。詳細はいずれまた後日、整備手帳などにて。」
何シテル?   06/15 16:23
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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