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調布市のKAZのブログ一覧

2016年07月13日 イイね!

[成れの果て] Vol.2 フロアマットの成れの果ての巻(新シリーズ・第二回)

[成れの果て] Vol.2 フロアマットの成れの果ての巻(新シリーズ・第二回)バイクやクルマを永く使っていると、部品・用品の中には消耗品であっても 「思いがけず長持ちしたモノ」 もあれば、まったくその逆のパターンもあります。

思いのほか寿命が短かった部品と、その成れの果ての姿(または第二の余生)を紹介する 「”パーツの成れの果て”シリーズ」 の第二回目は、「Vol.2 フロアマット編」 です。


◎Vol.1 はこちら → 「ツーリングネットの成れの果ての巻」

■いろいろなフロアマットの巻
我が家では以前、インプレッサWRXを使っていました。GDA-C型で、いわゆる 「涙目インプ」 と呼ばれるタイプのAT車です。ブログトップの画像が、そのクルマです。インプレッサWRXのボディカラーはWRブルーで、フロアマットもボディカラーに合わせて、スバル純正オプションの青色タイプを奢っていました。

ところで本当のフロアマットというものは、実は製造工場からラインオフした段階で標準装備されています。ホワイトボディのフロア(鉄板)の上に、「運転席~助手席~左右の後部座席」 という広い範囲をカバーしている1枚モノのカーペットのことです。

ですから、ディーラーオプションの(いわゆる)フロアマット・・・例えば5点セットなど・・・というものは、無ければ無いでも足りるのですが、遮音性向上などの目的で追加装備されることがほとんどだと思います。我が家でも、その例に漏れません。

我が家にとっては高価な純正フロアマット。インプレッサでは、このフロアマットを傷つけたくないため、さらに 「市販の透明フロアマット」 を買って上に載せていました。フロアマットを保護するために、さらにフロアマットを買う。何だか変な感じもしますが、そういう用途のフロアマットも市場ニーズがあります。


■透明フロアマット購入の巻
残念ながら、当時購入した 「アフター品の透明フロアマット」 単独の画像は残っていませんでしたが、たまたま純正シートをレカロシート(SR-4)に交換したときの作業風景に写っていましたので、その様子を以下に載せます。

<↓純正シートをレカロSR-4にDIY換装したときの風景。次の画像に、透明フロアマットが写っています>


<↓灰色が本来のフロアマット。青色がディーラーOPのフロアマット。今回主役のマットが、囲み部分>


■経時変化の巻
この透明フロアマット(銘柄は不明)は、自身が少しずつ傷つきながら、見事に純正フロアマットの保護をしてくれました。しかし、あるときを境に、急に透明度が落ちてきました。クリア(無色透明)だったはずなのに、何だか次第に茶色に変色していったのです。茶色とは言っても、新品でブラウン色の透明フロアマットとは色味が異なります。

そしてついに 「元はクリアだった透明フロアマット」 は、視覚的な品質がインプレッサWRXの内装にそぐわないという理由で、お役ご免となりました。庭の片隅へと追いやられます。


<↓インプレッサから降ろされた透明フロアマット。左右同時購入なのに、劣化度合いが左右で異なる>


■余生の巻
しばらくの間は、玄関先の片隅でたたずんでいたアフター品のフロアマット。処分してしまう前に、何か活用できる方法はないのでしょうか。KAZさんのことですから、何らかの 再利用法を考えるクセが身についています。(^_^;)

<↓調布市のごみカレンダーの例>


上記は、居住地のごみ収集カレンダーの例です。「劣化したフロアマットを処分するには、何曜日に出せば良いのか?」 を確認するためではありません。「カラスや猫のイタズラから守らなければならない可燃ゴミの曜日」 を再確認するためです。

結論から書きますと、「劣化したフロアマット」 は、ゴミ収集車が各家庭に来るまでの間の 「カラスや猫のイタズラ防止マット」 として再利用しました(@月曜日&木曜日)。


<↓かつてインプレッサWRXで使った透明フロアマットは、劣化後は可燃ゴミのイタズラ防止マットに変身>
 

視覚的にあまり大きく表示するのも気が引けるため、上記は表示サイズ256×192に留めます(クリックで拡大はしますが)。このようにして、アフター品の透明フロアマットは第二の余生を送ることになった次第です。・・・それにしても、焼け焦げたような劣化度合い(および左右差)には、激しいものがありますね。

■さらに 「その後」 の巻
しかし、それも長くは続きませんでした。天日にさらされることで、みるみるうちに更なる劣化が進行したためです。ドス黒く変色した、元・透明フロアマット。昔の面影は、もう見あたりません。

そこで私はホームセンターに出向いて、カラスや猫のイタズラ防止ネットを作ることにしました。切り売りのネットの縁(4辺)に、チェーンを編み込んで重りとしたもの・・・になります。


<↓必要は発明の母。…とは言い過ぎか。劣化フロアマットの活用を経て、この姿にたどり着きました>
 

アフター品のフロアマットには、実に様々なものが市販されていますが、ゴミ飛散ネット代わりに余生を送ったフロアマットは、世の中にあまり無いかもしれません。最後には、その改良形である本当のゴミ飛散ネットの製作イメージに寄与したのですから、「一粒で三度おいしい」 役割を果たしてくれたと言っても良いでしょう。


次回以降のラインナップ予定(あくまで予定につき未定)
  ↓
<二輪編>
 ・ボディカバーの成れの果て
<四輪編>
 ・タイヤの成れの果て(仮)

他にもネタとしては「タンクガードの成れの果て」などがあるのですが、恐らく視覚映像的に困難(外観がボロすぎて、見るに耐えない)なモノもあるのでボツとなるかも、です。
 ↓
 ↓
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2016-08-30(Tue.) : 更新
「Vol.3 安全靴の成れの果ての巻」 をアップロードしました。
Posted at 2016/07/13 22:19:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | 【GDA-Cインプレッサ】 | クルマ
2012年04月10日 イイね!

[ロンシャンXR-4Z] ホイールで振り返る20年 (その3/4)GDAインプレッサ編

[ロンシャンXR-4Z] ホイールで振り返る20年 (その3/4)GDAインプレッサ編手持ちのアルミホイールの中に、使い続けて20年 になるものがある。そこで、その時々のシーンをその時代のクルマとともに、振り返ってみることにした。今回は(その3):GDA-Cインプレッサ編、である。
 ※(その1):BCレガシィ編 は → こちら
   (その2):BGレガシィ編 は → こちら

 ◎ホイール : ロンシャンXR-4Z(1670、offset 50)、
          鈴鹿産業(スピードスター)
 ◎装着車歴 : BC5A型 レガシィセダンRS ('91年頃~'96年)
           → BG5B型 レガシィワゴンGT-B ('96年~'06年)
            → GDA-C型 インプレッサWRX ('07年~'08年)
                                          → YA5A型 エクシーガGT ('12年~現在)

(3)GDA-C型 インプレッサWRX (装着期間 :'07年~'08年)
インプレッサWRXは、家族自身が選んだ ”家族ためのクルマ” なので、基本的にノーマルのままで乗っていた(※STI 系ではなく、GDAのAT車です)。 そのため、私が手を加えたところといえば、使い勝手や安全面での改善が主であった。例えば 純正では後席中央のシートベルトが2点式でしかなかったものを、ELR付き3点式にグレードアップした ことなど。

しかし、せっかくのインプレッサWRXなので(250psのATといえども、280psのBG5Bレガシィ(MT)よりも確実に速い)、最後の方には レカロSR-4 や ロンシャンXR-4Z を装着して、日常の世界にも新たな楽しみを増やして過ごすことにしたのだった。・・・というのは表向きの話。実はこの頃、もう一方のレガシィをBG(2代目)からBP(4代目)に買い換えているのだが、BGで履けたホイール(ロンシャン)がBPではキャリパに干渉するため、流用が効かないことが判明。

手持ちのホイール&タイヤを、使えないまま取り置きしておく(極端な表現をすれば、「ムダに経年劣化させる」)、というのも もったいない 話なので、有効利用するべくインプレッサに履かせた次第。

<↓インプレッサで真っ先に手を加えたのは、後席中央ベルトの2点→ELR式3点化。その後、前席にレカロを装着> 
  

<↓インプレッサにロンシャンXR-4Zを履かせた理由は、実は買い換えたBPレガシィには履けなくなったため・・・>
  

その後は このGDA-Cインプレッサも、エクシーガに乗り換えされて今に至るわけですが、スバルの小型車(一部例外を除く)を乗り継いでいると、ホイールや部品やらに(車種違いであっても)互換性があることが多く、そのため結果的に 「つぶしが効いて」 永く使えることになり、非常に助かっています。その意味では、ロンシャンは文字通り、レガシィの 「遺産」 になっています。

(その4):YA5エクシーガ編(現在の状況) に続く
Posted at 2012/04/10 01:06:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | 【GDA-Cインプレッサ】 | クルマ
2006年04月09日 イイね!

[ハズレ] オートバックス・タイヤ4本モニタープレゼント

[ハズレ] オートバックス・タイヤ4本モニタープレゼントオートバックスの 「タイヤ4本プレゼント」
キャンペーンに応募しての雑感。

先日のブログ(※)にて、GDA-Cインプレッサ(WRXのAT車)用に 格安タイヤを購入するつもりでいることを 述べた。今回は、その後の状況について少々。

(※ご参考)
 ◎その1 → 韓国・中国・台湾編
 ◎その2 → トレッドパターン読み
 ◎その3 → 国産各社・ピレリ編
 ◎その4 → ディーラー見積り編

(その1)~(その4)を通じて、私なりに購入するタイヤの銘柄はすでに決めてあったのだが、実際にはまだ注文していなかった。というのも、その時点では まだ 「オートバックスのタイヤ4本・モニタープレゼント」 の結果が発表になっていなかったからだ。そう、私は密かにキャンペーンに応募していたのだ。

オートバックスでは、少し前までネット上で 「マックスグレードSIII タイヤモニターキャンペーン」 を開催しており、これに当選すると、アンケート提出と引き替えに新品のマックスグレードSIII がもらえることになっていた。もしも・・・もしも 格安タイヤを購入してしまった後に このキャンペーンに当選したなら、余分なタイヤが4本余ってしまうことになる。そこで結果が発表になるまでは、格安タイヤを注文することを控えていたのだ。

結果は見事にハズレ。

これこれ・・・そこの人、笑うでない。宝くじも買わないと当たらない。タイヤモニターキャンペーンも応募しなければ当たらない。まぁ、応募しても当たらない方が普通ではあるけれども。で、そのオートバックスから落選したことを通知するメールが届いたのだ。世の中には 「当選者は発表を持って代えさせていただきます」 というだけで終わってしまうキャンペーンが多い中、わざわざ落選者にも落選通知のメールを送ってくれるとはありがたい。・・・というのは 表向きの感想 である。

応募者は、そのほとんどが実際にタイヤを欲しいと思っている人々であるから、企業 (キャンペーン実施主) にとっては、その情報は 貴重かつ確実性の高い 「タイヤ購入 見込み客 情報」 であると言える。そうした重要な情報をオートバックスが見逃すハズもなく、ハズレを通知するメールは、そのまま タイヤ販売促進メール となっていたのだ。

以下、そのメールの一部要約である。
(そのまま載せるのはマズイので、要約とします。)

◎厳正なる抽選の結果、残念ながら今回はご当選には至りませんでした。
◎キャンペーンにご応募の皆様には、全国のオートバックスやスーパーオートバックス、
  オートハローズで利用可能な 「タイヤ4本セット購入5%割引券」 をプレゼントします。
◎本メールを印刷してお持ちください。

ふふふふふ。思った通り。
「ハズレ」 と見せかけて(・・・いや失礼、実際にもハズレなのだが・・・)、実は 「タイヤを 5%値引きするから買って下さい」 という販売促進メールだったのだ。「割引券」 をプレゼントします、と書いてあるが、要するに 当選者を除く応募者 全員 に対して そう言っているのだろう。きっとそうに違いない。どうせなら、ハズレの方々にも 20~30%程度は割引しますよ! というくらい太っ腹なところを見せていただければ嬉しいのだが、実際には 5%がせいぜいなのだろうな。まぁ、そうは言っても、何も割引されないよりはずっと良いぞ。・・・というのも 表向きの感想 である。

メールを読み進み、この割引の適用範囲を確認してみた。

◎使用期間は 2006年4月6日(水)~5月31日(水) まで。
◎マックスグレードSIII 以外のタイヤにも利用できるが、
  ブリヂストンのレグノシリーズとポテンザシリーズは不可。
◎交換工賃や廃タイヤ処分料は別途必要である。
◎限定特価品・日替わり品・一部特価品には利用できない。
  ドレスアップセレクションの対象商品も除く。
◎同一商品に対し、複数クーポンを併せての使用や、
  他の特典、他の優待券・割引券との併用はできない。

何と、実に 制約が多い ではないか。「マックスグレードSIII 以外のタイヤにも利用できる」 のは評価できるが、レグノやポテンザには不可。特価品も不可。他のクーポン併用も不可。5%引きはタイヤ本体のみ。・・・・これでは 全然使えねー じゃねーか(本音)。私に言わせると、全然販売促進策になっていないぞ。少なくとも私の食指は全然動かない。もしも この割引券を喜んで使用する者がいるとすれば、元からオートバックスでタイヤを買うことに決めていた人 だけ ではないだろうか。

ということで、ますます私は通販で格安タイヤを買う決意を強くするに至ったのであった。
(つづく)
Posted at 2006/04/10 19:16:34 | コメント(3) | トラックバック(0) | 【GDA-Cインプレッサ】 | クルマ
2006年02月25日 イイね!

料率クラス/車輌7・対人5・対物6・障害1>インプレッサ

料率クラス/車輌7・対人5・対物6・障害1>インプレッサインプレッサの任意保険 (の更新) の話。

本日、GDA-C(通称:涙目)インプレッサの任意保険の更新手続きをした。その中で気がついたことを少々。

任意保険を更新する際、前年と同等の契約内容、かつ、それまでの1年間が無事故無違反であったとしても、保険会社側の提供サービスが変わっていたり料率クラスの見直しがあったりして、結果として払い込む保険料が微妙に 値上がり してしまうことがたまにある。

たとえば私の場合、東京海上日動火災で加入しているのだが、二輪(ホンダCBR250Four・MC14)を例に挙げると、前年度も今年度もどちらも 「20等級・60%割引+長期優割」 で 契約内容(対人・対物など) も同じであるにもかかわらず、前年度の保険料 13,990円 から今年度は 14,120円 へと、微妙に値上がりしている。

保険契約者としては、無事故無違反 で過ごしたのに前年度よりも値上がりすることには少々の 違和感 もあるのだが、まぁ世の中の諸々の事情により、それは仕方のないことだと納得するしかないのだろう。

では次に、GDA-Cインプレッサ(WRX)についてはどうか。これまでの保険種類が 「TAPナビ」 であったのに対し、今回はそのような補償を総括的にグレードアップさせた 「トータルアシスト(第3世代自動車保険)」 なるサービスが展開されていた。具体的には、「入院時選べるアシスト(特許出願中)」 なるものがあり、これは例えば 「事故が起きてから、契約者がお好みの補償 (入院時、代替えのホームヘルパー代とか家庭教師代とか献花代とか) を選ぶことができる」 というものだそうだ。

個人的には、そうした内容よりも、そのサービス自体が 「特許出願中」 であることに驚いたのだが・・・。保険業界でも他社との差別化を図るなど熾烈(しれつ)な顧客獲得競争が繰り広げられていることを伺わせるものだ。

ところで今回更新していて 「あれ?」 と思ったことは、インプレッサの料率クラスである。GDA(WRXターボ) の場合、「車輌クラスが7」・「対物クラスが5」・「対物クラスも6」 と高クラスであるにも関わらず、今年度から 「障害クラスは何と 2から1に引き下げられていた」 のだ。「車輌クラスが7なのに、障害クラスが1」 ですよ!

事故率が高く見積もられているスープラなどは車輌クラスが最高ランクの9であるが、インプレッサの車輌クラス7というのは、2リッターのファミリーサイズの4ドアセダンとしては非常に高クラスであることは間違いない。事故率がそれだけ高いことを反映しているのだろう。それにも関わらず、障害クラスは最低クラスの1である。しかも今年度は、前年度の2から見直されての1である。

つまり、GDAインプレッサでは 「事故率は非常に高いが、ケガをする人はそれ以上に非常に少ない」 ことになる。更新手続きの際、その点を代理店に尋ねてみると、「確かに 不思議 ですねぇ。まぁインプレッサでは、それだけ 安全なクルマ と言えるのかもしれませんね。」 との見解であった。まぁそういった見方もあるのかもしれないが、視点を変えて別の見方をすると、「単独の自損事故を起こす若者 が多い (単独なので他人を巻き込まない+若者なのでケガをしにくい)」 クルマなのかもしれない。

だが、事故率が高いクルマに乗っている無事故の人間から言わせると、事故を起こして料率クラスを引き上げている他人のせいで自分の保険料が高くなっているのが現実であるから、冷静に考えると損をしている気になってしまう。願わくば、クルマに乗るすべての人々が、乗っているクルマのボディ形状や種類やグレードなどによらず、事故を起こさない・(もらい)事故に遭わないようになって欲しいと思う。もちろん、これは単にお金の問題ではなく、クルマを愛する人間としての願いからである。それこそ、保険が 「本来の意味の保険」 で済むようになればいいのだけど、交通戦争と言われて久しい世の中で、人間の行動に 「絶対な安全」 を求めることにはムリがあるだろうな。

ということで、せいぜい自分が事故の当事者になって広義の他人様 (同じ型式車輌に乗る、無事故の保険契約者を含む) に迷惑をかけないよう、今まで以上に気を引き締めることにしよう。なお、左上の画像を拡大すると分かることだが、インプレッサのグレードが 「2000 タボー」 になっているのは、後日改めてもらうことにしよう。
Posted at 2006/02/25 23:44:22 | コメント(2) | トラックバック(0) | 【GDA-Cインプレッサ】 | クルマ
2006年02月07日 イイね!

GDA標準リヤ2点式ベルト→ELR付き3点式へ(その6)

GDA標準リヤ2点式ベルト→ELR付き3点式へ(その6)GDA-C(通称:涙目)インプレッサWRXの後席中央
シートベルトを、標準装備の 「2点固定式」 から
オプション設定品の 「ELR付き3点式」 にグレードアップ
させる、という話の続編(最終話・まとめ編)。

◎その1 → こちら(アイディア企画編)
◎その2 → こちら(部品取り寄せ編)
◎その3 → こちら(シート取り外し編)
◎その4 → こちら(既存ベルト置換編)
◎その5 → こちら(ELR3点式の設置編)

リヤシェルフに新設した穴にはベルトカバー(化粧パネル)を装着するのだが、このカバーには方向性があるので、前後方向を間違えないように装着する。ベルトを前方(つまり後席)に引き出しやすい方向、と考えると、間違えることはないだろう。このようにDIYで作業する場合、仮に部品の装着方向を間違って取り付けてしまっても、使用すること自体が出来てしまう場合があるから要注意である。

一通りの部品装着が終了すると、簡単な動作の確認に移る。

リヤシェルフに新設した穴(ベルトカバー)を介して、トランクルーム上部のボディパネルに設置した ELR から引き回されるベルトの状態を確認する。ベルトを急激に引いたときに、ちゃんとロックするかどうか? あるいはベルトを全部引き出したあとにゆっくりと巻き取らせていく際、ロック(チャイルドシート固定機構)が働いているかどうか? 引き出し・巻き取りはスムーズであるかどうか? などである。

特に異常は認められないので、シートを元通りにする作業に移る。ところでGDA-C(WRX)に標準の純正シートだが、シートの表皮(座面と背もたれ)が細かいメッシュ調になっており、そのメッシュ内に細かなホコリがたまりやすいのが難点だ。車輌に戻す前に、丹念にホコリ落としをしておく。普段は気がつかないが、案外ホコリは出るものだ。時間に余裕があれば、ホルツなど市販のシートクリーナーを使って天日干しすれば良いだろう。

こうして座面と背もたれを車輌にセットして完成したのが、左上の画像に示す状態である。後席の右側席、左側席、そして今回新たに設置した中央席の3席とも、後席はすべて ELR付き3点式シートベルトとすることができた。これにより、前席と合わせると、乗車定員5名分がすべてフルELR付き3点式シートベルト である。

ふははははは。これで安心して5名乗車が出来るというものだ。
だがこの 「安心」 というのが曲者(くせもの)であるとも思っている。

まず、シートベルト自体が重要保安基準部品に相当するであろうから、確実な取り付けが求められる。ボルト類は規定トルクで締められているか?その状態は適切か?など。「ごく当たり前の」 ことが確実に実行されていることが、重要な 前提条件 となっている。

次に、実際の使用の際、過信は禁物で、ELR付き3点式だからといって万能なワケではない。仮に後席中央に乗る者(物)が大人であれ、子供であれ、ベビーシート(チャイルドシートの類)を固定するのであれ、適切な装着方法を採らないと、せっかくのその機能が発揮されなくなってしまう。

そのように 「安全」 について さかのぼって考えていくと、結局はドライバー(つまりは自分)の運転方法、運転様式、運転時のクセ・マナーなどにかかってくることが分かる。

今回の一連の作業・・・「GDA-Cインプレッサ(WRX-AT)にて、後席中央の 2点固定式標準シートベルトを ELR付き3点式シートベルトにグレードアップする」・・・を通して、締めるのはベルトだけではなく、自分の心も引き締める ことが大切である、と改めて思い直した次第である。

なお、ブログで紹介しきれなかった細かな作業のコツなどについては、いずれ 「みんカラ」 の 「整備手帳」 や、プライマリーサイト(本家HP) にて詳しく述べようと思う。

以上、読者の方々にとって、今回のブログが何かの参考になれば幸いです。


<↓2006-02-09 追記>

GDA-Cインプレッサの整備手帳に、本稿を追加しました。
◎こちら → 整備手帳・「GDA標準リヤ2点式ベルト→ELR付き3点式へ」
Posted at 2006/02/08 07:17:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 【GDA-Cインプレッサ】 | クルマ

プロフィール

「今日は器械体操の練習後のスキマ時間で、(以前から仕込んでいた)モンキーRのマフラーのサビ取り確認と、耐熱黒スプレー塗装を行いました。CBRもモンキーRも、出来ることを少しずつ、でも確実にメンテを続けています。」
何シテル?   06/08 18:06
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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