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調布市のKAZのブログ一覧

2005年09月29日 イイね!

相次ぐ発砲事件、防弾ガラス化は約2500万円から

相次ぐ発砲事件、防弾ガラス化は約2500万円から究極の?自衛策の話。

このところ新聞やTVを賑(にぎ)わせている事件の一つに、エアガンやライフルによると見られる 自動車への発砲事件 がある。例えば和歌山県の阪和自動車道路では、2005年9月26日午前2時40分ころと55分ころ、同一と見られる車両からの発砲により、居合わせた車両の窓ガラスが割られるという事件が発生している。また、これとは別の事件(模倣犯?)も他県で相次いでいるようだ。

この事件に関し、2005年9月27付けのフジサンケイビジネスアイは、紙面で次のように伝えている。

  ◎自動車用のガラス強化は、ガラス自体の強度を上げた「強化ガラス」と、
   ガラスの間に中間膜を張った「合わせガラス」の2つがある。
  ◎合わせガラスの場合、中間膜には厚さ0.76mmの樹脂が用いられる。
  ◎中間膜は、欧州では車上荒らし対策用にサイドガラスやリヤガラスにも
                    採用されているが、日本では主に遮熱や紫外線カットなどを目的として
                    フロントガラス だけ に採用されることがほとんどである。
                  ◎自動車用の窓ガラスは、石ハネや衝突時の飛散防止を想定しており、
                    ライフルやエアガンによる銃弾は想定外である。

一番最後の「銃弾は想定外」というのは当たり前で、何もそんなことをわざわざ紙面で大々的に報じなくても良かろう・・・と思ったのは置いておいて。欧州車では サイドやリヤも合わせガラスが主流 なんですね。とすると、国産車であっても、EU輸出仕様車には各面とも合わせガラスが採用されているのかも知れません。もしもそうであるなら、かつて「輸出仕様車にはサイドインパクトビームが標準装備されているのに、同じクルマの国内仕様には採用されていない」と 叩かれた ように、合わせガラスについても、そのうち消費者の疑問の声が上がってきそうです。

さて、ガラス強化策の究極の姿は、「強化ガラス」でも「合わせガラス」でもなく、「防弾ガラス」 となるだろう。自動車メーカーが一般向けに「防弾ガラス仕様」のクルマを発売したことは無いと思われるが、市販車をベースに「防弾仕様」に仕立てる会社は存在する。例えば、(株)セキュリコ だ。この会社は、主にトヨタ車(センチュリー、セルシオ、ハイエース、ランドクルーザー)や日産車(パトロール)、ベンツなどを防弾化して発売している。

防弾化に要する費用はそのレベルに応じて様々で、「拳銃の弾丸を跳ね返すセンチュリー(ベース車両:約1000万円)」や「ライフルの弾丸を跳ね返すランクル(ベース車両:約400万円)」を、ともに 約2500~3500万円 で販売しているという(フジサンケイビジネスアイによる)。

それにしても、ベース車両 約400万円のクルマが防弾加工を施すと 約2500万円ですか。一気に6倍強になるんですね。私見ですが、この手の加工(改造)も「バランス」が大切で、単にガラスの厚みをアップさせただけではNGで、それを支える構造体(基本骨格)や周辺の外板パネル、ピラー、ブラケットなども、その重さや強度に見合うように総合的に強化されていなければならないハズですね(注:詳細は企業秘密となっている)。

ちなみに、(株)セキュリコの セルシオ用オプションの紹介ページ を見ると、対人地雷と手榴弾の床下部での爆発から乗員を防護する 「耐爆仕様」 とか、夜間の隠密走行時に使用する 「赤外線ライト」 などが設定されており、非常に驚かされる。まぁ、現金輸送車や警察車両を手がけている会社なので、これくらいは当たり前なのかもしれないが・・・。

なお、これらのオプション仕様を施しても、見た目は普通のクルマ(ベース車両)と変わらないという。とすると、
   ・外観は普通なのに 「耐爆仕様(本物)」 のセルシオと、
   ・外観はイケイケなのに実はノーマルの 「なんちゃってSTI 仕様(爆)」 のスバル車
が交差点の信号待ちでとなり合って並んでいる可能性もゼロではないワケで・・・。

同じ「爆」でも、「耐爆」と「なんちゃって(爆)」ではえらい差があるな。本物の「耐爆仕様」が2500万円超することを思えば、Yahoo!オークションでSTI エンブレムは約2500円ほどで買えるので、「なんちゃって(爆)仕様」は 費用が1/10000・・・そう、1万分の1 から可能、ということになる。

話がガラスの話題から少々ズレてしまったが、やっぱりクルマの世界は奥深いですね。
(注:「なんちゃって仕様」に他意はありませんので、念のため。)
Posted at 2005/10/01 02:03:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【スバル関係】 | クルマ
2005年09月25日 イイね!

富士重工業(株)、特別仕様車戦略を強化

富士重工業(株)、特別仕様車戦略を強化富士重工業(株)の国内販売強化策についての話。

国産車は、その多くが4~5年でフルモデルチェンジする。もちろん例外もあるが、たいていの自動車メーカーは主力車種のモデルチェンジ時期が重ならないように開発計画を立てていると思う。理由は、商品展開スケジュールを複数年単位で平坦化させることによって 開発負荷が集中することを避け、また販売面でも(新型車のデビューをズラすことによって)集客効果を持続させるため である。

日産自動車(株)など多数の車種を抱える大手自動車メーカーの場合、そうした業界常識を逆手に取り、例えば「5車種を一気に市場投入」などという販売政策に打って出ることもある。が、富士重工業(株)のような中小自動車メーカー(>失礼!)は、そうしたことをするだけの車種も企業体力も無いだろう。一発必中の主力車種のモデルチェンジの他は、まじめな年改、あるいは特別仕様車の投入が精一杯(>これまた失礼!)なように思われる。

2005年9月16日付けの日刊自動車新聞は、まさにそういったことが伺い知れる記事だと思う。タイトルには、ズバリ 「新型投入の空白期補完」 とある。以下、その記事の要約である。

   ◎富士重工業(株)は、特別仕様車の投入体制を強化する。
     マーケティングや商品企画、開発・設計、生産技術などの
     担当者で構成する選任チームをすでに設置している。
   ◎市場のニーズに合った特別仕様車をタイムリーに供給する。
   ◎その背景として、今後の商品展開では2006年末に投入予定の
     新型軽自動車や2007年度中と予想されるトライベッカ以外には
     国内にニューモデルの予定が無い。
   ◎マイナーチェンジでもレガシィやサンバーなどにとどまり、
     新しさが欠ける感がぬぐえない。

つまり日刊工業新聞によると、「既存車種に特徴ある装備などを追加し、お買い得感を高めた特別仕様車を積極投入」することで「販売台数の維持を図る」というのだ。

だが、このような商品計画は何も富士重工業(株)に限ったことではなく、マツダのナビエディッションや天下のトヨタのHIDセレクションなど数多い。それにもかかわらず、富士重工業(株)の特別仕様車展開計画が新聞にクローズアップされてしまうのは、それだけ富士重工業(株)の屋台を支えている 基幹車種の少なさ、危うさ が目立ってしまうことの裏返しであるように私は思うのだ。

確かにかつては「ヴィヴィオ・ビストロ」のヒットにより、単なるオプション設定ではない、外板パネルのデザインレベルからの「クラシック調仕上げ」という流行を作り出した時期もあった。が、今や主力のBP・BLレガシィも年改区分Cタイプを数え、GD・GGインプレッサに至ってはFタイプまで年改が進みながらも次期モデルチェンジの声が当分聞かれない富士重工業(株)としては、特別仕様車戦略で当座をしのぐしか手が無いのかもしれない。

とはいえ、いつまでもラリージャパン人気を当てにした WR-Limited シリーズや STIモデル、あるいは○○エデイッションにばかり頼ってはいられない。かといって、本業の?主力車種のモデルチェンジ玉成にだけ開発力(人、金、物、時間)を集中していては、販売はジリ貧となる恐れもある。このへんがジレンマなのだろう。

ただ、単なる「お買い得」なだけでは、お客様の目も肥えてしまっているだろうから、特別仕様車にも何らかの 「プレミアム性」 を求める声はあるはずだと思う。どうせなら、ヴィヴィオの T-TOP や GX-T (4人乗りの電動オープンカー)やインプレッサ22Bのように、単なる特別仕様車の枠にとどまらない「大型選手」の登場を期待したいものである。たとえそれが、次期フルモデルチェンジによる新型車登場までの「つなぎ役」であったとしても。
Posted at 2005/09/26 19:09:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【スバル関係】 | クルマ
2005年08月21日 イイね!

[CarDo立川(ScLabo立川・STIフェア)] の話など

[CarDo立川(ScLabo立川・STIフェア)] の話などオフラインミーティングに乱入した、という話。

札幌に帰省中もノートPCを持参してメールチェックはしていたのですが、なにせ実家のネット接続環境は「アナログ回線でのダイヤルアップ」。種別もトーン対応(>ピッポッパの音ね)ではなく従前としたパルス式なので、ダイヤルアップの際にPCのスピーカーから流れる接続音(プツプツ・・・プツプツ・・・のあとにジィー・ジィー(プロコトル確立中)・・・ギュワー・ギャーー(ここでようやく接続開始)・・・という感じ)が妙に懐かしい。144モデムでNiftyにダイヤルアップしていた頃を思い出したよ。ちなみに調布の自室ではフレッツ光なので、そのギャップがでかいです。

例えば・・・ふだん私はタブブラウザ(Sleipnir)を使用しているのですが、実家のネット接続環境でこのタブブラウザを起動すると、(回線速度が低いため)各画面が表示待ち状態が永らく続き、そのうちPCの負荷が大きくなったのかCPUファンが周りだし、それでもタブブラウザは最初のタブ1~2画面しか現れない状態が続いており、その後、何とPCが熱暴走でシャットダウン(勝手に電源が落ちて画面が真っ暗になる)!

・・・急いでPCの排気ダクト(ヒートシンク排出口)から「ふぅ~!ふぅ~!」と息を吹き込んで強制空冷。白い煙(のようなもの)が出てくる。あぶねぇあぶねぇ。しばらく放置冷却後に電源を投入すると、無事にPCが起動。ホッ!あやうくノートをダメにする?ところだったよ。

そんなワケで、実家(札幌)に帰省中はメールチェックとCarView内の自分のブログを上げるのが精一杯の状況。他の方々のブログはほとんどアクセスできない状況でした。お盆休み中、私と同じように実家に帰省したという、とある方のブログの中で、「実家のネット接続環境は未だにISDNなんでしょぼい!いつものWEB巡回はできないよ」とお書きになっていた方がおりましたが、私に言わせるとISDNなだけでもずいぶんマトモです。ウチの実家はそれ以下ですから~!(>と威張ってどうする・・・(。_・☆\ ベキバキ)

さてタイトルにある「ScLabo立川・STIフェア」なのですが、実は HE-RO さんのブログ を拝見して知りました。しかも、何やら「みんカラ」のインプレッサ乗りの方々がオフ会を兼ねて参加されるらしい。・・・ということで、当日の朝、急きょ飛び入りで現地に向かうことにしました。

と言っても、午後からは別の用事があるため、現場には午前中だけしかいられません。しかし、せっかくの機会なので、これを逃さない手は無い。ご挨拶(顔見せ)だけでもしておいた方が絶対に良いだろうとの考えから、急いで準備開始。インプレッサの集まりなので、家のGDA-Cで乗り付けようかとも思ったが、私らしくレガシィで向かうことに。調布から立川なので、距離も短く何とかなるだろう。

が、甘かった。幹線道路の国道20号はヘビージャム(超渋滞)状態。なかなか前に進まず、集合時間(AM10:00)だけがどんどん近づいてくる。なかなか進まない。そして立川まであと4kmとなった時点で、すでに集合時間はとっくの昔に過ぎている。結局、1時間遅れくらいで到着したかな?HE-RO さんのブログ によると、途中で場所を移動されるかもしれないとのことだったので、果たしてまだ こちらに皆さんがいらっしゃるのか少々不安になる。まぁ、もしもお会いできなかったら、展示車をじっくり見て帰ろう。

ScLabo立川の駐車場にクルマ(レガシィ)を入れようとすると、係員が飛んできて「本日はどういったご用件で?」と聞いてくる。まるでトヨタディーラーみたいでびっくりする。「オフミに乱入です」とも言えず、「クルマを見に来たのと、フロントに部品のことでお話を・・・」とお茶を濁す。すると「担当者はどなたで?」と聞いてくるので「私には誰も担当の者などいないです」と言ったが、ふと、そう言えば、いつも私がお世話になっているディーラーから、この立川へ異動になったフロントのGさん(仮名)のことを思い出し、「本日はフロントのGさんは出番でしょうか?」と聞いてみる。

すると驚いたことに、インカム(ヘッドセット)でフロントを呼び出すんですね、立川は。係員一人一人が無線でやりとりするのです。誘導してくれたその係員は、口元のマイクで「え~、Gさん、Gさん(仮名)、取れますか、ドーゾ」みたいなコールを発し、レスが帰ったことを確認するや、私を駐車場からそのままフロントへ案内し出す。・・・このような接客様式に慣れない私は、こちらから用があって話しかけるまでは勝手にしておいて欲しい人なのだが、CS向上が叫ばれる今日ではそれも仕方がない。

フロントのGさん(仮名)とエアコンの故障について小談義したあと、顔も見知らぬ人々を探し出すことになるのですが、なにせ全く面識の無い人々を探し出すのは苦労するか?と思いきや、レプリカ車の前に集まっている人々を発見。思い切って声をかけてみたところ、見事正解でした。

遅れて参加の上、早々に退出した私ですが、その節は大変失礼いたしました>HE-RO さん蒼い棺桶 さんだい(555 さん ほか、参加された各位 殿。もしも機会がありましたら、次回以降はいろいろなお話を聞かせていただきたいと思いますので、その際はどうぞよろしくお願いいたします。
Posted at 2005/08/22 07:43:53 | コメント(3) | トラックバック(0) | 【スバル関係】 | クルマ
2005年08月06日 イイね!

本当? [プレオにビストロ仕様追加] の新聞記事

本当? [プレオにビストロ仕様追加] の新聞記事2005年7月30日付けの日刊自動車新聞を読んでいて、ふと
「本当か?」と思った記事があったので、概要を紹介する。

<富士重工業(株)の軽自動車販売のてこ入れについて>
◎プレオに派生モデル(クラシック調にドレスアップした
  ビストロ仕様)を追加する。
◎具体的には、バンパーやヘッドライトなどのエクステリア
  を大幅に変更する。
◎追加時期は2005年下期で、価格は低価格とする。


同紙によると、その背景として
  ◎富士重工業(株)の国内販売は苦戦している。特に軽自動車販売は計画
    よりも低く推移している(上半期の実績は前年比6.8%減の8万651台)。
  ◎7月に、プレオと同じSOHCエンジンを搭載して価格を13万円引き下げた
    R1(グレード:i )を追加したものの、年内に新型車の投入計画が無い。
  ◎投資を抑制しながら販売のてこ入れを図るには、追加モデルや派生モデル、
    あるいは特別仕様車を積極的に投入する必要がある。
ことが挙げられるという。

う~ん。これは単純な疑問なのだが、このような情報はどのようにして「記事になる」に至るのか?

真偽のほどは不明だが、巷でよく言われることの一つに、「メーカーが自ら情報をリークさせる」というのがある。これはリークというよりもティザー戦略(じらし戦法)と呼ばれるもので、未発表の新型車の情報を小出しにすることで、消費者の関心を引きつけて販売増を図る、というものだ。最近では日産自動車が使っていたと記憶しているのだが、よほど正式な発売時期間際でない限り、情報をリークさせてしまうことのデメリット(競争相手企業に機密が漏れる)の方が大きくなってしまうので、今回のビストロ仕様追加については当てはまらないような気がする。もともと真面目な富士重工業(株)がそのような販売政策を展開する企業とも思えないし・・・。

次の可能性として、「系列部品メーカーから情報が漏れてしまう」という説である。確かに新型車や派生モデルが発売になる前には、それ専用の仕様にかかわる部品が先行生産されることになるから、今まで見たことのない部品が部品メーカーのラインに流れるのが目撃されることによって、特別仕様車や派生モデルの追加が推定されることがあるかもしれない。だが・・・部品メーカーのラインなんて、一般の人はもちろん新聞記者も見る機会すら無いと思うので、この場合は系列部品メーカー関係者からのリーク(人災?)になるのだろうか?

あるいは富士重工業(株)の社員がバラす、という説もあるが、かつてのような写真スクープ雑誌が全盛の頃ならいざ知らず、2重3重にもセキュリティシステムの発達したと言われる現在では、富士重工業(株)に限らず各自動車メーカーの社員が自ら(懲戒解雇の危険を冒してまで)情報をリークするとは思えない。

ということで、今回の日刊自動車新聞の情報源が私にはよく分からない。記事の論調を見ると、かつてプレオに設定されていた「ネスタ」とも異なるような書かれ方をしている。新聞記者(ライター)さんによって、多少のフィルターや誇張はあるとは思うが、公共の新聞がまったく根拠の無い記事を公表するとも思えないので、今回の記事の真偽については、様子をじっくり見守ろうと思っている。
Posted at 2005/08/07 16:34:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | 【スバル関係】 | クルマ
2005年07月28日 イイね!

「イヤーモデル(年改)制」 について考える

「イヤーモデル(年改)制」 について考えるモデルチェンジやマイナーチェンジなど
関する新聞報道と、それに関する私見。

スバルユーザーのネットユーザー(スバル車に乗っていて、インターネットに接続できる環境にある人々)なら、そのほとんどの人が知っていると思われる「年改制」。フルモデルチェンジの際はもとより、マイナーチェンジの際にも何かとネット上では話題となることが多い。

たとえば「Aタイプは買うな」とか「D型以降の最終型が成熟している」とか「いやいや、後期型はコストダウンが激しいから、買うならBタイプだ」などと、それぞれの人々がそれぞれの視点でまことしやかに持論を展開しているように思う。中には、クルマを買う前には「早く年改しろ!」と言っておきながら、買ったあとには「この先はもう年改するな!」などと実に自分勝手な発言をする者までいるほどだ・・・・(★)。

これは私見だが、富士重工業(株)には年改制は必要なものだ。自動車メーカーの中にあっては、それほど企業体力に優れているとは思えない(>失礼!)会社なので、市場にリリースしたクルマの商品価値を維持・・・いや、少しでもその価値を向上させるためには、年改は必須であると思われる。

もちろん、市場に導入する際には、5年先・10年先を十分見据えて新型車を発表していると思うのだが、新型車は発表された瞬間から、すでに陳腐化が始まっている。要するに、市場に導入する前(開発期間)はもちろん、市場に導入したあとも、地道にその商品力を維持向上させ続けなければ、企業として生き残れない。市場は生き残りをかけた熾烈な戦いの場なのだ。・・・ただ、そうは言っても、やたらと目先のデザインだけがコロコロと変わるような、機能(ユーザーにとっての実利)が伴わないような名ばかりの年改は避けるべきだとは思う。
    余談だが、あまりに年改が続くようでは、アフターマーケット用のパーツを
    リリースしているチューニングメーカーには「泣き」が入りそうであるが・・・。


さて、そんな「年改制」であるが、2005年7月20日付けの日刊自動車新聞によると、トヨタの高級チャンネル・レクサスも年改制を採ると言う。曰く、「プレミアムブランドとして、大切に育てる」ことを念頭に置いての措置だという。同紙の記事の要約は次のようである。

<レクサスの「イヤーモデル制」について>
◎レクサスは、大幅な外観変化を伴わない改良を定期的に実施する。
◎通常5年前後でFMCする他のトヨタ車よりも、モデルスパンを長く取る。
◎通常のマイナーチェンジとは異なる改良を、年1回ペースで積み重ねる。
◎初期ユーザーに配慮しながら、継続的な性能進化を織り込む。

また同紙によると、
  > 発売後2年目から生産期間中、改良を重ねる手法は、
  > 独ポルシェなど有力高級車メーカーが行っている
と紹介されている。富士重工業(株)も年改制を採っているが、有力高級車メーカーとは呼べないので、この新聞記者(ライター)さんの脳裏には、残念ながら国産のスバル車のことは浮かばなかったようである。

それにしても、ポルシェなどが年改を実施すると、「ブランドを大切に育てている」とユーザーに好意的に評され、富士重工業(株)がインプレッサやレガシィを年改すると、「資金が無いからモデルチェンジできないのを年改でごまかしている」などと決め付けられるのは、一体いかなる差によるものか? 実は、前述の(★)で例示したような、「自分だけが最新モデルを得られたら良い」などと考える利己的なユーザーの懐の狭さが影を落としているのではないか、と私は密かに思っている。
Posted at 2005/07/29 22:19:08 | コメント(4) | トラックバック(0) | 【スバル関係】 | クルマ

プロフィール

「娘の要望で、100均で戦闘フィギュアなるものを買った。とにかく関節の可動域が超広く、いろいろなポージングができるとのこと。昔の漫画家さんは、木製の人形でポージングさせていたことからすれば、わずか110円で手に入るとは、良い世の中になったものです。」
何シテル?   10/08 20:25
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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