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調布市のKAZのブログ一覧

2018年03月28日 イイね!

みんカラ:シュアラスターモニターキャンペーン【LOOPスムースショット】

みんカラ:シュアラスターモニターキャンペーン【LOOPスムースショット】シュアラスター モニターキャンペーン
【LOOPスムースショット】 応募ブログ

Q1. ガソリン添加剤を知っていますか?
回答: A1.知っています。

Q2. ガソリン添加剤を使ったことがありますか?
回答: A2.ありません。

Q3. LOOPを知っていましたか?
回答: A3.知っています。

Q4. ご利用予定車種は何ですか?
回答: A4.次の3車種で使用予定です。

(1)スバル・レガシィワゴンGT spec B(BP5D型、2006年式ターボ)
 ・経年12年目の2000ccターボ車です。
 ・添加剤やクリーナーによる吸気系や燃料系の洗浄履歴はありません。
 ・ターボエンジンによるブローバイガス流量増や、燃焼室温度の昇温などに
  より、カーボンスラッジの堆積に関しては辛い条件下にあると考えます。

<↓スバル・レガシィワゴンGT spec B(BP5D型、2006年式ターボ)の給油風景>


(2)ホンダ・CBR250Four(昭和61年式、MC14型、4気筒16バルブDOHC、45PS)
 ・経年32年目の250ccバイク(キャブレター車、レッドゾーンは1万7000rpmから)です。
 ・添加剤やクリーナーによる吸気系や燃料系の洗浄履歴はありません。
 ・何と言っても32年間、現役で乗り続けているバイクにて洗浄効果が
  体験できるのか? について、レポートしたいと考えています。

<↓ホンダ・CBR250Four(昭和61年式、MC14型、4気筒16バルブDOHC)のオイル交換風景>


(3)スバル・エクシーガtS(YA5E型、2012年式ターボ)
 ・経年6年目ではありますが、低回転・軽負荷の「チョコ停」運転が多い車両です。
 ・燃焼温度が上がる高負荷領域が少なく、粘着質のデポジットが
  形成されやすい運転条件下にあると考えています。

<↓スバル・エクシーガtS(YA5E型、2012年式ターボ)の給油風景>


以上、よろしくお願い申し上げます。


この記事は みんカラ:シュアラスターモニターキャンペーン について書いています。

※質問を編集、削除しないでください。
Posted at 2018/03/28 22:09:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | carview タイアップ企画 | タイアップ企画用
2018年03月27日 イイね!

[LED、HID、ハロゲン] Vol.4 各バルブでの雪の溶け方の違い(発熱を画像で比較)

[LED、HID、ハロゲン] Vol.4 各バルブでの雪の溶け方の違い(発熱を画像で比較)「LED、HID、ハロゲンの各バルブについて、実際にランプユニットに 「本物の雪を載せて」 点灯させたときに、「雪は本当に溶けるのか?」 「溶け方にどんな差が出るのか?」 を比較検証した結果を紹介します。

<関連ブログ>
◎その1 → フォグランプ表面温度の比較(放射温度計 編)
◎その2 → フォグランプ構成各部の温度比較(熱電対 編)
◎その3 → 各バルブの熱で雪は溶けるのか?(事前準備編)


■おさらい
エクシーガtS(2012年式、2000ccターボ)に標準装備のフォグランプユニットAssyを取り外し、垂直に立てた状態でガラスレンズに重量70[g] の雪を載せます。雪は、1/22(月)~23(火)に東京に降り積もった雪を採取。試験時の雪の密度は約0.5[g/cm3](=日本雪氷学会での区分上、ざらめ雪に相当)。

<↓採取後、取り置き保管しておいておいた雪を定量計量し、フォグランプユニットの上に載せる>
 

DC12[V]の安定化外部電源を印加した状態で、試験開始t=0分、1分、2分、・・・、10分、12分、14分、・・・、20分、25分、30分、・・・、40分、50分、MAX60分までガラスレンズの表面温度を測温しつつ、フォグランプユニットに載せた雪の溶け具合をデジカメ撮影して画像記録を残します。

<比較対象のバルブ>
・純正ハロゲンフォグランプHB4(ライン装着品、12V_51W(55W)ホワイト)、Assy部品コード:84501A
・fcl.新型LEDバルブ(ファンレスタイプ、HB4互換、35Wホワイト)、型番:HFLED-S59606S
・fcl.HIDバルブ(超薄型バラストフルキット、HB4互換、35W_6000K)、型番:HFHID-359606S

■LED、HID、ハロゲンの点灯試験風景
上記の融雪試験風景を、バルブの種別ごとに載せます。

<↓LEDバルブでの点灯融雪試験風景(全景)>


<↓LEDバルブでの点灯融雪試験風景(近接)>


<↓HIDバルブでの点灯融雪試験風景(全景)>


<↓HIDバルブでの点灯融雪試験風景(近接)>


<↓ハロゲンバルブでの点灯融雪試験風景(全景)>


<↓ハロゲンバルブでの点灯融雪試験風景(全景)>


■点灯後の雪の溶け方の比較
LED、HID、ハロゲンの各バルブを点灯させたときの、一定経過時間ごとの雪の状態の比較画像を載せます。バルブによっては、雪が溶けて水、さらにお湯に変わります。雪がすべて溶けてお湯となったと見なされた場合は、その時点で試験終了し消灯しています。

※各画像は左からLED、HID、ハロゲンの並びです。
  (掲載画像の数が多いですが、ご容赦。)
※デジカメのコントラストの関係で、雪の載った発光部以外の周囲が暗く写っています。

<↓通電ON、点灯開始、試験開始直後:ランプユニットに載せた雪の状態(経過時間t=0分)>


<↓点灯開始から1分経過後(t=1分)、左からLED、HID、ハロゲン>


<↓点灯からt=2[min]経過>


<↓点灯からt=3[min]経過>


<↓点灯からt=4[min]経過>


<↓点灯からt=5[min]経過>


<↓点灯からt=6[min]経過。(右):ハロゲンの雪が溶け始める>


<↓点灯からt=7[min]経過。(右):ハロゲンの中央部が水になる>


<↓点灯からt=8[min]経過。(左):LEDは溶ける気配なし、(中央):HIDは雪が溶け始める>


<↓点灯からt=9[min]経過。(左):LEDは溶ける気配なし、(右):ハロゲンは外周のみ雪が残る状態>


<↓点灯からt=10[min]経過。(中央):HIDは中央部が水になる、(右):ハロゲンは全体がほぼ水に>


<↓点灯からt=12[min]経過。(中央):HIDはドーナッツ状に溶ける、(右):ハロゲンは完全に溶ける>


<↓t=14[min]経過。(中央):HIDは外周のみに雪がまばらな状態、(右):ハロゲンは湯気が出てくる>


<↓t=16[min]経過。(左):LEDは外周部がやや溶け始める、(中央):HIDはほとんど水になる>


<↓t=18[min]経過。(左):LEDは外周部が溶け始める、(中央):HIDの残雪はうっすらと外周のみ>


<↓t=20[min]経過。(中央):HIDも完全に溶けて水に、(右):ハロゲンは観察終了>


<↓t=25[min]経過。(右):ハロゲンはこの時点ですでにOFFで消灯だが、お湯になっているの図>


<↓t=30[min]経過。(中央):HIDは溶けてお湯になり、湯気が出始める。(右)のハロゲンは割愛>


<↓t=35[min]経過。(右)のハロゲンは観察終了につき割愛>


<↓t=40[min]経過。(左):LEDは少しずつ水になる。(中央):HIDはお湯になった状態、観察終了>


<↓t=50[min]経過。(左):LED。(HIDも溶けてお湯と化しているため消灯し観察終了で掲載割愛)>


<↓t=60[min]経過。(左):LED、点灯による発熱というよりも、外気温度にさらされて溶けた?感じ>


※上記のまとめ画像は、こちら → 3月2日付けの「何シテル」

■融雪試験時のガラスレンズ表面温度の推移(@熱電対)
上記の点灯融雪試験実行時の、ガラスレンズの表面温度の推移を下表に示します。計測器は熱電対(K線)です。

<↓LED、HID、ハロゲンの各バルブの点灯融雪試験実行時の、ガラスレンズの表面温度の推移>


<考察>
・HIDにおいて、ガラスレンズの表面温度がいったん26℃(t=4分後)まで上昇したあと6℃まで下がる(t=7分後)理由は、昇温によりバルブ近傍の雪がいったん溶けたものの、溶けたことにより出来た空洞部分に上から雪が崩れ落ちることで再度冷やされたものだと推定する。

・LEDにおいても、ガラスレンズの表面温度に小幅ながら変動(6℃→2℃→6℃)が生じた理由も、上記HIDの場合と同様の可能性がある(ただし、その変化は極めて緩やかである)。

・3つの方式のバルブでは、LEDが唯一、雪が最後(t=60分後)まで溶けずに残っている。その際、周囲で溶けている部分は、LEDによる発熱よりも外気温度(試験時12℃)の影響で溶けた可能性があると考える。


■まとめ
実際のシチュエーションにおいては、車両の走行による走行風が当たるとか、路面振動によって溜まった雪が(多量は)落ちる、などの状況もあるため、今回の試験条件とは完全に一致するものではないでしょう。

しかし、一連の(なるべく比較条件を統一しての)検証試験結果から、LED、HID、ハロゲンの昇温/降温特性、およびライトユニットに付着した雪の溶けやすさ(溶けにくさ)が定量的な数値や比較画像で明らかになったと思います。DIYプライベーターである一個人が、苦労(or工夫)を重ねながら・・・ではありますが、何とかここまでの結果を得ることができました。

一連のブログアップに関しては、試行錯誤的な部分があるため(一部の読み手にとっては)もどかしい表現などもあったかと思います。まだまだ改善すべき点や、「現象~メカニズム」 面で奥深いものもありますが、メーカであるfcl.さんにおかれましては、今後も我々ユーザーの立場になった 「小回りの利く」 製品開発をしていただけることでしょう(試験品の供試に関しまして、改めてお礼申し上げます)。


# なお、すべての試験が終わった今、私はエクシーガのフォグランプに
# LEDバルブを装着しています。装着が容易で色味が白いことから。

この一連のブログが、ライティングに興味のあるユーザーさんや、fcl.さんはもちろん、業界自動車用の照明機器業界全体(>ちょっと大げさですが)にとって何らかのヒントや刺激などになれば幸いです。

■ウラ話&あとがき
冬のさなか、外気温度が-2℃とか0℃の戸外で1時間強、ずっと温度計測している間は、身体が冷えるので大変でした。データ取りして撤収作業後に、すぐに自分の仕事に就かないとならないし。そんな中、ふと見ると、エクシーガのボンネットフードに付着した”霜”が、ちゃんと針葉樹のような形を形成して成長していることを発見。

<↓霜の成長する形が、針葉樹のようになっているのを確認>
 

札幌にいるとき、空から降ってきたボタン雪が本当に雪の結晶(雪印のマークのような六角形)をしていて感動したことはありましたが、今はこんな霜の姿に 「東京の冬」 を感じました。・・・まぁ、そこからさらに先のコト・・・まるでアルミ鋳造で冷却速度をミスったときのデンドライトのようだ・・・とまでは思いませんでしたが(>聞き流して下さい)。

で、DIYによる 「昇温/降温試験」 の時には、工程の終わりの方では計測インターバルが10分間隔(>開始直後は1分間隔に対して)と長くなるため、時間を有効に使うべく、その合間に犬の散歩なども同時こなしていました。


<↓毎朝、毎晩の犬の散歩は私の日課(左:プッチ、右:ミライ、ともにオスのプードル系)>


正直な感想を書きますと、「みんカラ」 では 「○○のパーツを買った!」「付けた!」「流用した!」 という記事に多くのPVが付く傾向があると思っているので、私のように 「測温した」 「比較した」 「グラフにまとめた」 的なブログに対して、果たしてどれほどの人々に見ていただけるのか? よく分からん・・・という気がしていました。

が、決して数は多くはないけれども、多大な興味を持って記事に目を通していただいている方々もいらっしゃることが(ダイレクトメール系で)よく分かりましたので、やはり、「私は私なりの視点から」、「私自身の言葉で」、「私にしか書けない(であろう)内容を」、ムリのない範囲で(>ここ重要!)ブログアップしていくのが吉だろうな、と改めて思い直した次第です。


# 先日の 「タイヤで遊ぼう」 シリーズのような アホブログも含めて。

今後とも(マイペースで)よろしくお願いいたします。
Posted at 2018/03/27 03:17:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | carview タイアップ企画 | クルマ
2018年03月25日 イイね!

みんカラ:週末モニターキャンペーン【プロスタッフ春の洗車モニター】

みんカラ:週末モニターキャンペーン【プロスタッフ春の洗車モニター】プロスタッフ ”2018年 春の洗車モニター企画” 応募ブログ

Q1. あなたが使った事のあるプロスタッフ製品何ですか?
回答(A1.) : 主な製品を以下に列挙します。
・寒冷地ウォッシャー2L(品番 A-46)
・解氷ショット       (品番 F-46)
・キイロビン120     (品番 2 )
・ミスターブラック    (品番 13 )
・ホイール用 鉄粉泡スプレー(品番 S-52 )
・くもり止めマジッククロス(品番 P100 )
・車内ホコリ取り上手  (品番 F-40)

その他にも、過去モデル(現在は廃盤)も多数、利用してきた認識です。

Q2. モニター商品(シャンプー、ムササビクロス、エックスマール、キイロビンGの中から)をご記入ください。
回答(A2.): ”エックスマール” を希望します。

<備考>
もしもエックスマールに当選した暁には、次の2車種でモニターさせていただく予定です。
よろしくお願い申し上げます。

(1)スバル・レガシィワゴン(BP5D型、2006年式、経年12年目)
  樹脂ルーフスポイラーの天面隅R部分(汚れが溜まりやすく、かつ退色しやすい部分)
  および樹脂ヘッドライトカバー部分
(2)スバル・エクシーガ(YA5E型、2012年式、純正でブレンボ装備)
  ホイール部分の汚れ落とし&ツヤ出し

<参考画像: (左)BP5D型レガシィワゴン、(右)YA5E型エクシーガの純正STIホイール>
 

この記事は みんカラ:週末モニターキャンペーン【プロスタッフ春の洗車モニター】 について書いています。


※質問項目を変更、削除した場合、応募無効となる可能性があります。
Posted at 2018/03/25 16:26:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | carview タイアップ企画 | タイアップ企画用
2018年03月22日 イイね!

[LED、HID、ハロゲン] Vol.3 各バルブの熱で雪は溶けるのか?(事前準備編)

[LED、HID、ハロゲン] Vol.3 各バルブの熱で雪は溶けるのか?(事前準備編)「LED、HID、ハロゲンの各バルブについて、その温度特性を同じ土俵で定量比較してみよう」・・・という内容のプライベーターブログ・その3です。

今回は、実際にフォグランプの筐体に 「本物の雪を載せて」 点灯させたときに、「各バルブで雪は溶けるのか?」 「溶け方に差はあるのか?」 を検証するための準備状況を紹介するブログです。


<関連ブログ>
◎その1 は こちら → [LED、HID、ハロゲン] Vol.1 フォグランプ表面温度の比較(放射温度計 編)
◎その2 は こちら → [LED、HID、ハロゲン] Vol.2 フォグランプ構成各部の温度比較(熱電対 編)

■事前に本物の雪を確保する
「LED、HID、ハロゲンの各バルブについて、それぞれフォグランプに付着した雪は発熱で溶けるのか?」 を直接的に比較します。その検証実験を実現させるため、あらかじめ計画段階のうちから、(製氷機で作った氷ではなく)本物の雪を確保しておきます。

関東地方においては、ちょうど2018年1月22日~23日に大雪に見舞われましたので、その雪を採取して(来るべき検証実験の日のために)取り置き保存しておきます。


<↓2018年1月22日~23日には、東京でもご覧の通りの積雪がありました>


<↓あらかじめ、積もった雪を採取しておきます。ただし、表面近傍の氷塊と化した部分を避けます>
 

<↓積もった雪の奥層から、ソフトで均一な部分を選択して容器に入れ、取り置き保存しておきます>


この時点では、フォグランプのバルブ形式による発熱の違いを定量比較するに足るだけの量を確保できれば良く、実際の雪の密度(つまり素性としてのパラメータ)に関しては、後ほど検証実験を行う際に確認します。

■アドオンハーネスの作成
スバル・エクシーガに標準装備の純正フォグランプユニットを用いて、ガラスレンズ部分に本物の雪を載せるための採取はできました。次は、そのフォグランプユニットを車両から切り離して単独で点灯させるための、アドオンハーネス(電源ケーブルの延長コード)を自作します。

<↓黒と赤の素線(延長線)、ギボシ(端子)、スリーブ(端子カバー)などを準備します>


<↓手持ちのスリーブ長さが少々長かったので、適当な部位でカットして使用しました>


<↓純正HB4コネクタ(ターゲットサイド)に接続しながら、印加電圧DC12Vに接続させる先バラを確保>


<私的メモ>
・1.25[sq] の場合 : 一般的な許容電流は 21[A] 程度
・0.85[sq] の場合 :        〃      16[A] 程度
 → よって今回は後者(0.85[sq] を用いてアドオンハーネスを構成)

ちなみに、車両(エクシーガ)から取り外したフォグランプAssy(単独ユニット)に対し、ガラスレンズの周辺を銀テープで覆って雪を載せられるように準備した筐体の姿は、以下の画像になります。

<↓融雪試験中もガラスレンズ表面温度をモニタでできるように熱電対を貼ったまま、銀テープで囲う>
 

■計量スケール(重さ計)の購入
雪の重さを 1[g] 単位で計量可能とするため、ジョーシン電機・アウトレット店に出向いて、条件に合致するキッチンスケールとして TANITA のKJ-210M(最小表示1[g])を購入しました。ただし、0~500[g] 領域での誤差は±2[g] です。

<↓手持ちのジョーシン割引券を使って、アウトレット店での店頭表示価格から10%引で購入>


「車両走行時にフォグランプに付着した雪が溶けるかどうか? を模擬した検証実験」 をするため(だけ)に、わざわざ電気屋さんに行って重さ計(スケール)にお金を使うのも、何だかなぁ・・・と思いつつも、「DIYプライベーターの心意気なのだ」 と自分を鼓舞させて購入しました。

■フォグランプ融雪試験の準備開始
「積雪時の車両走行状態」 を模擬します。具体的にはLED、HID、ハロゲンのそれぞれのバルブについて、フォグランプユニット(筐体)に雪を載せた状態で点灯させて、その熱によって本当に雪が溶けるのかどうか? を実際に確認します。

<↓フォグランプを点灯すると、筐体に積もった雪は本当に溶けるのか? を検証するための基本構成>


<↓(左)銀テープの囲みには、体積で約100ccほどの雪収納スペースあり  (右)点灯用の試運転>
 

■フォグランプの筐体に載せる雪の量について
フォグランプの融雪試験に供試する雪の量は、当初は1回あたりで約100[cc] もあれば十分ではないか? と考えていました。そこで、取り置き保存しておいた雪の箱の中から、まずは 100[g] を計量します。

<↓この時点では、各試行ごとに雪を100[g] 分だけ計量して使う予定でした>


フォグランプユニットを垂直に立てた姿勢を維持し、ガラスレンズに計量済みの雪を均等な厚みとなるよう、注意深く載せます。すでに銀テープで 「囲い」 を作ってあるので、載せた雪が その囲いから こぼれ落ちないようにします。

<↓フォグランプのガラスレンズ部分に、計量済みの雪を載せようとしましたが・・・>


<↓実際には30[g] が余ることが判明(それ以上を載せようとしても、こぼれ落ちてしまう)>


そこでギリギリ載せることができる量として、70[g] に減らして融雪実験を行うことに変更しました。これは、水の場合は100[cc]=100[g] となるのに対し、雪の場合は体積中に空気を含んでおり、その分だけ密度が低くなるからです。

<↓フォグランプのガラスレンズ部分に載せることのできる雪の総量は、重量で70[g] と判明>
 

なお 70[g] を計量したときの雪の体積は、ほぼ140[cc] でした。したがって、融雪試験に供試した雪の密度は約0.5[g/cm3] となります。ちなみに、日本雪氷学会 「積雪・雪崩分類(1998年)」 によると、雪は
  「新雪<こしまり雪<しまり雪<ざらめ雪<こしもざらめ雪<しもざらめ雪」
の順に区分されており、密度0.5[g/cm3] 程度の雪は 「ざらめ雪(顕微鏡での観察粒径:0.1~0.2mm)」 に分類されると考えられます。


このようにして、いよいよ 「LED、HID、ハロゲン」 の各バルブ同士で
 ・点灯時の発熱によって本当に雪が溶けるのか?
 ・溶けるとした場合、その溶け方にどんな違いが見られるのか?
について、条件をそろえて(同じ土俵で)定量的に比較するための準備が整ったことになります。

具体的には、リアルワールドを想定して 「降雪により、フォグランプユニットに雪が詰まった状態からの点灯」 を模擬しています。ハロゲン、HID、LEDのそれぞれについて、70[g] (密度:約0.5[g/cm3])の雪を載せた状態から点灯開始し、所定時間ごとにガラスレンズの表面温度を計測しつつ、同時に雪が溶けるかどうかについても画像で記録していくのです。



Vol.4 に続く。
 ↓
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2018-03-27(Tue.) : 更新
シリーズ最終話 [LED、HID、ハロゲン] Vol.4 各バルブでの雪の溶け方の違い(発熱を画像で比較) をアップロードしました。
Posted at 2018/03/22 02:51:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | carview タイアップ企画 | クルマ
2018年03月20日 イイね!

[LED、HID、ハロゲン] Vol.2 フォグランプ構成各部の温度比較(熱電対 編)

[LED、HID、ハロゲン] Vol.2 フォグランプ構成各部の温度比較(熱電対 編)手持ちの測定機材を使って、条件をそろえた上で 「LED、HID、ハロゲンの各バルブについて、その温度特性を数値で定量比較してみよう」・・・という内容のプライベーターブログ・その2です。

今回は、フォグランプのガラスレンズの表面温度、およびライトユニットを構成する各部熱源の温度を、接触式温度センサーの 「熱電対(K線)」 を用いて測定した結果を紹介します。


◎その1 は こちら → [LED、HID、ハロゲン] Vol.1 フォグランプ表面温度の比較(放射温度計 編)

■熱電対の固定と引き回し
接触式温度センサである熱電対を用いて、物体の表面温度を直接的に計測するためには、計測ターゲットにその先端を貼り付け固定する必要があります。

エクシーガ純正フォグランプのガラスレンズの表面温度を計測するため、熱電対を銀テープで固定します。ただし銀テープの面積をあまり大きく取りすぎると、銀テープ自体がフォグランプの光源を遮蔽する受熱板となってしまう(→測定温度が高めに出てしまう)恐れが出てきます。

そのため銀テープは、熱電対を固定するに足るだけの必要最小面積となるように配慮します。同時に、センサの配線を引き回して固定する際に用いるガムテープも、エクシーガのボディカラーであるWRブルーに近い色の 「青色」 を選択し、可能な限り色温度を合わせる(反射光を含め、考えられうる他の影響をなるべく排除する)よう配慮しておきます。


<↓(左)熱電対K線(アルメル-クロメル)の固定状況  (右)配線もなるべく色温度を合わせておく>
 

<↓フォグランプ各部の温度計測風景の例。今回、熱電対で同時計測可能なチャンネル数は2ヶ所>


<↓あらかじめ決めておいた計測条件(例:インターバルなど)に沿って、各部の温度を記録していく>


■熱電対によるガラスレンズの表面温度
上記の具合で、エクシーガtSに標準装備のフォグランプについて、「ガラスレンズの表面温度」 をLED、HID、ハロゲンのそれぞれで計測した結果は次の通りです。計測時の外気温度は、いずれも0℃狙いです(実際には-2℃~+2℃)。

<↓熱電対K線による、フォグランプのガラスレンズ表面温度推移の比較(LED、HID、ハロゲン)>


点灯開始後、ガラスレンズの表面温度はLEDが約5分で安定し、HIDは約12分で安定域に入りますが、ハロゲンはサチュレートするまで30分以上を要しています。また、接触式熱電対による測温結果は、非接触式の放射温度計による測温結果(既報)よりも高めに出ています。ただし、各計測点の「高~低」という相対関係(LED<HID<ハロゲンの順に高温となる)は不変です。

熱電対の方が放射温度計よりも高い計測結果となった理由は、「スポットでのセンシング(熱電対)とエリアでのセンシング(放射温度計)」 という違いがあること、「放射温度計では、銀テープとガラスの両方の材質をまたぐ形でのセンシングとなっていること」、「光を透過するガラスよりも、光を透過しない銀テープの方が受熱・蓄熱しやすいこと」 などが挙げられると思います。


# 熱電対と放射温度計のどちらが「正しい/間違い」というよりも、
# LED、HID、ハロゲンのそれぞれについて、「互いに比較土俵を
# 揃えた条件下で」 「計測器ごとに測温結果を相対比較する」、
# というスタンスでデータ解釈したいと思っています。

■各バルブにおける熱源の表面温度について
これまでは、ガラスレンズの表面温度の計測結果を紹介していましたが、LED、HID、ハロゲンはそれぞれ固有の構造・構成を採っていますので、それぞれの方式に固有な熱源を持っています。

そこで、LEDは「放熱板」を、HIDは「バラスト」を、ハロゲンは背面の「樹脂コネクタ」を、それぞれ追加で測温してみます。例えば、LEDは安定した照射特性と長寿命化を目指すために、発光部の温度を下げる代わりにヒートシンクでの放熱が増えているハズです。

もしもヒートシンク(放熱板)での熱量が大きい場合は、バルブに近接している車両部品(例:ウォッシャータンクなどの純正樹脂部品)に対する熱害も懸念されてしまいます。したがって、ガラスレンズ部分 ”以外” の温度レベルを把握しておくこと ”” 実は重要だ、と思っています。


■LEDの放熱板の温度計測準備と結果
LEDバルブの熱源は、何と言ってもヒートシンクである放熱板です。今回は、何層にも重なっている積層部の中心部分を測温することにします。以下の画像は、熱電対の設置状況です。

<↓熱電対の先端を、放熱板の積層中心(ラジアル方向も板幅の中央)に固定設置して引き回す>
 

<↓(左)LEDバルブ放熱板に熱電対を設置した全景図  (右)純正フォグランプ筐体に装填した図>
 

こうして、外気温度0℃狙い(実際には2℃で点灯スタート)でのLEDバルブの各部温度の計測結果をグラフ化したものが、下記です。

<↓LEDバルブの昇温&降温特性。ピンク色のプロットが放熱板温度(ガラスレンズは黄色プロット)>


■HIDのバラストの温度計測準備と結果
HIDの場合は、実はバラストも発熱するのではないか?と推定し、それを検証するため、実際に測温しました。バラストは黒色樹脂で成型されているため、熱電対の固定も(最表面のガムテープを)色温度を合わせる意図で黒色ガムテープを用いています。

<↓バラストへの熱電対固定は、まず銀テープで確実に貼り付けてから、黒色ガムテープで仕上げ>
 

<↓温度計測にあたって、バラストの設置位置は(現実的なロケーションとして)バンパー裏側とした>
 

こうして、外気温度0℃狙い(実際には1℃で点灯スタート)でのHIDの各部温度の計測結果をグラフ化したものが、下記です。

<↓HIDの昇温&降温特性。ピンク色のプロットがバラスト表面温度(ガラスレンズは黄色プロット)>


バラストの表面温度は、冬場の外気温度1℃にて21℃まで上昇しました。夏場は外気温が30℃程度になりますので、想像以上に高温になる可能性がある、と思います。耐久信頼性を確保させるという視点からは、バラストは車体振動の影響を受けないように固定するだけでなく、なるべく走行風により冷却されやすい場所を選んで設置した方が良い、ということが測温結果から推定されます。

■ハロゲンの樹脂コネクタの温度計測準備と結果
ハロゲンバルブでは、もちろん発光部(フィラメント)が高熱になりますが、構造的に伝熱するであろう背面(=樹脂コネクタ)にも熱がこもるかも? という懸念が考えられます。ので、背面の樹脂コネクタの温度も計測・検証してみることにします。

<↓HB4ハロゲン球の背面樹脂コネクタの表面温度を計測するため、熱電対をしっかり貼り付ける>
 

<↓(照射する側ではないため)あまり関係ないが、念のため色温度を合わせたガムテープを使用>
 

こうして、外気温度0℃狙い(実際には-2℃で点灯スタート)でのハロゲンバルブの各部温度の計測結果をグラフ化したものが、下記です。

<↓ハロゲンでの昇温&降温特性。ピンク色プロットがコネクタ温度(ガラスレンズは黄色プロット)>


ハロゲンバルブ背面の樹脂コネクタ部分は、意外にも50℃超まで達することが分かりました。冬場(外気温度-2℃)で50℃超の値ですから、夏場(外気温度30℃超)では、さらに温度が高くなることは容易に想定されます。

そのため、ハロゲンバルブの脱着作業を行う場合には、ガラスレンズだけでなく、背面のコネクタを形成している樹脂部についても、温度が十分に下がったことを確認してから作業に入るように注意すべきと言えるでしょう。


■計測時の外気温度が変わるとどうなるか?
上記の温度計測は、外気温度0℃時を狙って実施したものですが、測温結果はもちろん外気温度によって左右されます。そこで、DIYプライベーターとしては 「外気温度条件を上下に振った際のデータ」 も検証したくなります。

以下は、外気温度を10℃以上狙いとした場合の計測例です。測温は2月に実施したので、具体的には昼間の14時~15時狙いで計測したデータになります(cf. 外気温度0℃狙い時は、朝6時~7時で計測を実施)。見方としては、「外気温度10℃の差が、物温(の差)にどのように効いてくるか?」 となります。


<↓LEDバルブにて、外気温度が12℃の環境下で点灯スタートさせたときの昇温&降温データの例>


<↓HIDバーナーにて、外気温度が12℃の環境下で点灯スタートさせたときの昇温&降温データ例>


興味ある方々は、外気温度0℃狙い時に得られたデータに対して、ご自分で比較されてみてください。


・・・と、まぁ、こんな感じで 「企画立案」、「各種準備」、「計測実行」、「記録&撮影」、「データまとめ」 など諸々の工程作業を一人で行っていたわけですよ、先月2月中は。でもこれらは序の口、基礎データの取得段階です。

実は次の実験段階として、「リアルに降った雪を使って」 「フォグランプに積もった雪が本当に溶けるのか?」 を、実際に LED、HID、ハロゲンの各バルブで比較しながら試してみる・・・という企てをしていたのです。DIYプライベーターですから、「自分でできる」 と考えたことは実行に移しますよ、えぇ。


Vol.3 に続く。
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2018-03-22(Thu.) : 更新
[LED、HID、ハロゲン] Vol.3 各バルブの熱で雪は溶けるのか?(事前準備編) をアップロードしました。
Posted at 2018/03/20 00:53:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | carview タイアップ企画 | クルマ

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