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調布市のKAZのブログ一覧

2006年02月19日 イイね!

プジョー1007、高級レストランで新車発表会を開催

プジョー1007、高級レストランで新車発表会を開催一般的なホテルではなく、高級レストランで
新車発表会が開催された・・・という話。

新型車が発表され報道陣に公開される場合、通常はホテルが会場になることが多いと思う。中には、トヨタのように自社の保有する施設内で報道公開する例もあるが、多くのメーカーでは、交通の便が良いなどの立地条件に優れるホテル、あるいは代々の新車発表会場として実績のあるホテルが会場に選ばれる(※)という。

(※):
発表会ではなく試乗会の場合はさまざまで、有名な大磯ロングビーチ周辺で開催されることもあれば、いわゆる避暑地やリゾートで開催されることもある。近年ではサーキットで開催されることも多い。また、カーオブザイヤーの選考時期になると、メーカーによっては海外での招待試乗会も開催されることがあるという。

さて今回紹介するのは、新車発表会場として一般的なホテルを選ばず、高級レストランを報道陣への公開場所として選択したプジョーの話である。以下、2006年2月11日付け 日刊工業新聞の記事の要約である。

◎プジョー・ジャポンは2月10日、3月4日から発売する新型コンパクトカーの
  プジョー1007を、東京都新宿区河田町の高級レストラン 「小笠原伯爵邸」
  で報道公開した。
◎同社では 「新型車のイメージに合えば、今後も趣の違った場所を使いたい」
  と説明。新車発表会場を必ずしも従来のホテルに限定しない方針だという。
◎ちなみにプジョー1007は、座面やドアパネルなどのカバーをオーナー好みの
  色に自由に着せ替え(カメレオキット)できる個性的な仕上がりとなっている。

私が見た限りでは、プジョー1007自体はどの媒体でも好意的に紹介されているようだ (まぁデビューしたてのクルマを酷評する媒体も見たことはないが・・・)。運転席側と助手席側の両方にリモコン式の電動スライドドアを備えており、狭い場所に駐車する機会の多い日本でも乗り降りしやすい、と紹介されることが多いようだ。確かにチャレンジングなデザインだと思う。

ただ私は 「小笠原伯爵邸」 なる館がどういうものか分からなかったので、ちょっとばかりググって(ネット検索して)みた。すると、おぉ!

昭和2年竣工。大理石の柱や床を持つスパニッシュ様式の建築で、内装は漆喰彫刻など特徴あるイスラム様式となっている。噴水を備えた中庭からは屋上庭園への階段が続き、窓枠やステンドグラスには動植物をモチーフにした装飾が配される。・・・とある(該当サイトの要約)。

正直に言うと、プジョー1007のどういった部分が 「小笠原伯爵邸」 のイメージに重なるのか、よく分からない部分も残る。深い 「意図」 があるのか、あるいは報道陣をもてなすための単なる 「演出」 なのか。まぁ、ニューモデルラッシュが続くような年は、新車の発表会場にも趣向を凝らせてインパクトを持たせないと、新型車の印象が記事を書くライターさんの記憶に残らないのかもしれない。もっとも、あまり演出に懲りすぎると、かえってクルマそのものの印象を弱めてしまう恐れもあると思うが。

そんな中、一つだけその効果を想像すると、カメラマンにとってはホテルの室内で撮影するよりも、こうした西洋館をバックに戸外の光でクルマの画像を撮影した方が車体をキレイに写し出せる可能性が高まるのではないか?蛍光灯の光よりも、太陽光の方が、背景が映り込むことによって微妙なボディラインが浮き上がるように思う。

ところで新型車の発表後には、TV-CMや広告に画像やメッセージが流れることになる。ここから先はプジョー1007の話ではなく、CM撮影全般の話になるのだが、近年では海外でCM撮影を行う場合、ロケ先として南米・アルゼンチンが選ばれることが多いという。このCMロケに関する話題は、翌日のブログに書いてみます。

翌日のブログ に続く)
2006年02月18日 イイね!

プジョー307SW・1day試乗キャンペーンに応募して

プジョー307SW・1day試乗キャンペーンに応募して自動車販売会社や代理店の 「縦のつながり」
について考える、の巻。

昨年の東京モーターショウで実車を見て以来、なかなか良さそうだとの感想を抱いている307SWであるが(※)、先月(1月)、プジョーの公式WEBサイトで 「1日無料試乗キャンペーン」 なるイベントが開催されていた。WEB上から試乗したい日にちを指定して応募すると、307SW が1日中無料でレンタルできる、というキャンペーンだ。

(※)参考 → 2005年11月22日付けブログ :
   プジョー307SW (BGレガシィの買替え候補・その3)

そもそも私がこのキャンペーンを知ったのは、プジョーから送られてきたメールマガジンによる。東京モーターショウでアンケートを書いて以来、月に1~2回のペースでMLが配信されるようになったのだが、その中に今回の 307SW・1日無料試乗キャンペーン のニュースがあったのだ。丸1日借りることができれば、ディーラーの周りをグルッと1周して帰ってくるだけの短時間の試乗では分からないことも見えてくるかもしれない。私は日程を決めてWEB上から申し込みをした。

数日後、「試乗のご依頼ありがとうございます。」 と題するメールが、プジョー・インフォメーションセンターから届けられた。メールの概要は次のようになっていた。

> -----Original Message-----
> From: "プジョー・インフォメーションセンター"
> Sent: January ○, 2006
> To: ○○○○
> Subject: 試乗のご依頼ありがとうございます。
>
> ○○様
>
> この度は試乗をお申し込みいただき有難うございました。
> 確認のため、試乗をご要望いただいたモデル、試乗ご希望日、
> ならびに試乗を承るディーラーを以下にご案内します。
> (~中略~)
>
> お客様のご要望は、下記ブルーライオンディーラーにて承り、
> 1週間程度で お電話もしくはeメールにて連絡をさせていただきます。
> (~中略~)
> よろしくお願い申し上げます。
>
> ■ご試乗希望モデル
> 307 SW/Break
>
> ■試乗ご希望日
> 2006年2月○日
> 
> ■担当ディーラー
> BLUE LION ○○店
> (~以下略~)
-----------------------------

WEBフォームから申し込みした直後の返信メールではないこと、また、私の住所に一番近いディーラーが追記紹介してあったことから、自動返信処理ではなくオペレーターが定型文に沿って(手動で)送信したものだろうか?・・・まぁ自動返信か手動返信かはこの際、置いておくとして、私はメール文中に明記してあった次の一文;

> お客様のご要望は、下記ブルーライオンディーラーにて承り、
> 1週間程度で お電話もしくはeメールにて連絡をさせていただきます。

に従って、担当ディーラーからの連絡を待つことにした。が、1週間が過ぎ、2週間が過ぎ、・・・、そしてとうとう、何も連絡がないまま1ヶ月が過ぎてしまった。

試乗車の配備状況や、予約申し込み状況によっては、もちろん 希望通りに試乗できるとは限らない ことは 百も承知 だ。さらには、「本当に試乗したいのだったら、単にディーラーからの連絡を待つだけの ”受け身” の姿勢ではなく、自分から ”試乗モニタの件はどうなりましたか?” と連絡を入れるくらいの 積極性 があっても良いのではないか?」 とも思っている。

が、私がここで重視したいのは、「1週間程度で お電話もしくはeメールにて連絡をさせていただきます。」 と明言したにも関わらず、それが 実行されなかった ことだ。もっと端的に言えば、プジョー・インフォメーションセンターとディーラー(ブルーライオン店)とで、縦の連絡がまったくできていないということだ。試乗を希望するユーザーは、少なくとも、その車種に関心を持っている。その顧客情報の引き継ぎ・申し送りが、両者で全然できていないのではないか。巨大企業病の一種か。

仮にユーザーの希望する日に試乗車を用意できなかったとしても、その後のフォローがまったく無く放置状態というのは、いかがなものか。私がかつて ランエボ・ワゴンを試乗したとき、三菱のセールスマンは、冷やかしかもしれない私に対し、少なくとも試乗後に2回はフォローメールを入れてきたぞ (その時には購入に至らなかったとしても、こうしたセールスマンの好印象は、その後に効いてくるものだ)。

プジョーの 307SW・1日無料試乗キャンペーン は、対象者はML登録者に限らない。イベント開催要項は公式WEBサイトのトップページで広く一般に告知されていたから、興味のある者たちは申し込みをしたことだろう。そうした貴重な顧客情報がしっかり管理されず、プジョー・インフォメーションセンターからディーラーへと降りて行かないとしたなら、プジョーは大変な 好機を逃して はいないだろうか。
言い方は悪いが、「カゴにネギを背負ったカモを、みすみす取り逃す」 ようなものだ。あるいはこのような事例は、私一人に限られるのだろうか。あるいは、連絡がないぞと暴れたユーザーはいなかったのだろうか。

私自身は、販売店やセールスマンの態度のせいで、そうした人たちが取り扱う工業製品としてのクルマまでをも嫌いになったりするような感情を持ち合わせていないが、たまたま遭遇したディーラーやセールスマンやメカニックの態度でスバル車が嫌いになったりする人たちが少なからずいるであろうことを、今回の一件で思いやってみた次第である。・・・サービス業のCS向上って、難しいねぇ・・・。
2006年02月17日 イイね!

ボルトオン過給機や福祉車両、内製化で実質値下げ

ボルトオン過給機や福祉車両、内製化で実質値下げラインオフ後に特装部品を装着していたモデルが、
メーカーのインライン生産で実質値下がりした、という話。

自動車メーカーやその販売会社のCS(顧客満足度)
向上活動については、これまで何度かブログでも
述べてきたが(※)、今回は少々異なった視点での
CS向上活動を紹介する。

(※)CS(顧客満足度)向上活動の例


◎2005年7月12日付けブログ
富士重工業(株)、覆面でディーラーを抜き打ち調査
◎2005年7月25日付けブログ
三菱自ディーラー、フロントの接客スタイルを標準化
◎2005年8月2日付けブログ
[続編] 三菱自ディーラーのCS向上活動(セールス編)
◎2005年10月12日付けブログ
スバル、ネクステップとメンテパックの名称を変更
◎2005年10月13日付けブログ
スバル、板金塗装工場併設型の営業所を倍増へ
◎2005年12月20日付けブログ
スバル世界サービス技術コンクール(富士重主催)
◎2006年1月23日付けブログ
お客様感謝デイ・東京スバルは平日を含めて6日間
◎2006年2月12日付けブログ
富士重工業、覆面でディーラーを抜き打ち調査(その2)


さて今回紹介するのは、トヨタ・ラクティス(福祉車両)と BMW・ミニ(ワークスチューニングキット車)の例だ。どちらもインライン生産方式による納期短縮やコスト低減を実現したという。それぞれ順に、新聞記事などから内容をまとめてみよう。

<トヨタ・ラクティス・ウェルキャブ(福祉車両)の例>
日刊自動車新聞(2005年10月1日、5日、17日)・日本経済新聞(2005年10月5日)より要約
 
◎ラクティスの車いす仕様・スロープタイプは、愛知県高岡工場での
  インライン生産方式を採用。従来のファンカーゴ(同仕様)に較べ、
  約14万円の値下げを実現した。
◎従来の福祉車両は、ベース車両のラインオフ後にリヤフロアまわり
  を解体し、スロープを取り付けるなどの 「改造」 により生産していた。
◎ラクティスではこれを改め、高岡工場内に福祉車両専用のサブライン
  を設置。通常仕様車との混流生産を可能とした。その結果、生産面
  での高い品質を確保するとともに、低価格を実現した。

<BMW ミニ (ジョン・クーパー・ワークスチューニングキット装着車) の例>
日刊自動車新聞(2005年10月5日)より要約
 
◎BMWジャパンでは、ミニ用のJCワークスチューニングキットを税込み
  57万円で販売する。従来はディーラーで納車後にアクセサリー扱いで
  装着していたが、メーカーラインオプションして工場内で装着可能とした。
◎その結果、不要な部品や工賃を省略でき、約15万円の値下げを実現。
  ちなみにJCワークスチューニングキットの内容は、次の通り。
   ・エンジン出力 40馬力アップ(210←170馬力)
   ・専用シリンダヘッド+スーパーチャージャー、スポーツマフラー他

これらの例を見ると、要するに、いったんラインオフした完成車(またはベース車)に後から改造を施すのではなく、ラインオフ前に工場内で特装車に仕立てることで、実質的な値下げを実現できた例だと言えるだろう。

特装品であっても工場内の生産ラインで装着すれば、周辺部品のムダな取付・脱着行程を省略できるし、また装着後の完成検査も通常仕様車と同様に受けることもできる。生産性も向上するだろうから、発注から納車までの日数も短縮できるだろう。ユーザーにとって、車両価格が値下がりしたうえに品質も (通常仕様のラインオフ車と) 同等に保証されるとあっては、大変ありがたいものになると思う。

トヨタはかつて、「量で世界一を目指すのではなく、世界一の品質を世界一の納期で世界一の低価格で実現したい」 と語ったことがあった。安いばかりで品質が伴わないようでは困りものだが、自動車メーカー自らが自社工場内での変革を進めることにより、結果として末端ユーザーにも十分な恩恵が享受されるようになるならば、そういった活動もCS向上活動の一つと言えるのではないだろうか。

ふと読んだラクティスとミニの新聞記事から、今後は各メーカーにも小手先に終わらない本質的なCS向上活動を望みたいものだ・・・と思いを馳せてみた次第である。
2006年02月14日 イイね!

1800ccで [546万円のクルマ] と [325.5万円のバイク]

1800ccで [546万円のクルマ] と [325.5万円のバイク]クルマの販売価格について考える・・・の巻。

2006年2月13日付けブログ (和歌山スバル特別仕様車・COOLインプレッサ1.5i) では、トミタ夢販売とのコラボでプレミアム性を実現しながら低価格(税込み約167万円)を実現したインプレッサを紹介した。
この 「プレミアム性」 という言葉は、ここ数年で多用されるようになったが、今回はプレミアム性という点では量産車の中で大きな存在感を持つベンツを例に取って、「クルマの価格」 について少々考えてみたいと思う。

ブログタイトルの ”1800ccで 546万円のクルマ” とは、このほどダイムラー・クライスラー日本が2月6日から追加設定・販売開始した 「ベンツSLK200コンプレッサー」 のことだ。排気量は4気筒の1800ccだがスーパーチャージャーを備え(※1)、主な装備としてメモリー機能付き電動シート、DVDナビ、ESPなどが標準化されたモデルだ。税込み希望小売価格の 546万円は、SLKクラス の中にあっては廉価版で、お求めやすいものに設定されているという。

(※1):ドイツ語で 「KOMPRESSOR(コンプレッサー)」 というと過給器という意味に
     なるが、ターボもスーパーチャージャーも ともに過給器の一種であるから、
     単にターボのみがコンプレッサーというわけではない。

それにしても この手のクルマの価格を見ていつも感じることは、「果たしてそのクルマの適価はいくらなんだろう?」 ということだ。様々な部品から成る自動車の価格には、部品代・製造コスト・管理費・輸送費・人件費などのほか、利益ぶんの値段が上乗せされている。が、それだけではなく、いわゆる 「ブランド料」 というものも上乗せされていると見て、まず間違いないだろう。

「ブランド料」 については、例えば身近な例ではエンジンオイルがある。オイルの成分(基油+添加剤)としては ほぼ同じなのに、OEM先の銘柄(つまりはブランド)が付くと高価なオイルに変身してしまうことは良くあることだと思う。特に、チューニングショップブランドの名が冠されたオイルはべらぼうに高価だ。こうした例は、そのショップのイメージを保持させるため、あえて戦略的に高価な価格設定がされていると私は思っている(※2)。

(※2)だから私は、チューニングショップブランドの非常に高価なオイル類を
    単に 「チューニングショップブランドだから」 という その1点のみを理由に、
    ありがたがって盲目的にホイホイ購入するユーザーは、ちょっとどうかと思う。

オイルの話をするときりがないのでやめておくが、ベンツの価格は果たして適価なんだろうか。ベンツはドイツ本国でも決して安売りは されていないようだが、日本に輸入されるや否や、結構な 「ブランド料」 が上乗せされているように思えてならない。もちろん、単にエンジンが1800ccだからなどといった単純な理由で邪推するようなことはしないつもりだが、製品としての純粋な原価 (製造コストなど) を販売価格から差し引いた場合、残る金額が他車に較べて非常に多大なように思えてしまう。まったく同じスペックをトヨタに作らせたら、いったいいくらになるのだろうか。

私の場合、単に価格が高いか低いかではなく、「そのクルマが持つ(あるいはもたらしてくれる)価値に見合った価格かどうか」 を重視する。私自身、ベンツには何度か試乗したことがあるが、確かに造りが良いとは思う。だが、私にとって価値に見合った価格か?と問われると、少々の疑問の念はぬぐえないのだ。「価値に見合った価格かどうか」 については、他の人々も同様な考えをお持ちだと思うが、とすると、現在のベンツオーナーたちは金額に見合うだけの多大な価値を見い出していなければならないハズだが・・・。まぁ、購入者自身が十分に納得して買うぶんには、まったく異論は無いですけどね。

ちなみに、話題として排気量1800ccのベンツが出たので、排気量が同じ1800ccということで二輪に目を向けると、今年5月25日から販売されるホンダの 「ゴールドウイング(水冷・水平対向6気筒OHC)」 は税込み325万5千円と発表された。主な装備は次の通り。
 ・5段階の温度調整が可能なグリップヒーターとフロント・リアシートヒーター
 ・ライダーの足下に温風を導く開閉式フットウォーマーダクト
 ・高出力パワーアンプ、大型フロント&リアスピーカー、ツイーター(オーディオ用)
 ・精密な空燃比制御を実現するLAF(Linear Air-Fuel Ratio)センサ&PGM-FI

ホンダ言うところの 「二輪車最高峰の大型スポーツツアラー」 は325万5千円。1800ccのバイクが326万円近くするのなら、1800ccのスーパーチャージャー付きベンツの546万円は安いのかもしれないし、それでもまだ高いのかもしれない。あるいは両者ともに高過ぎということもあるかもしれないし、ともに十分価値に見合う価格と判断する人もいるかもしれない。結局のところ、「市場導入時はメーカーが値段を決めるが、その価値は顧客によって市場で決められる」 ことになる。

薄利多売のクルマが 「多く売れるから、さらに値下げしました」 となるのは消費者にとって良い例だが、「この高級車は数が売れないので、値上げします」 となってしまっては、さらに売れ行きが悪くなって悪循環に陥ってしまう。高級車で薄利多売のモデル・・・というのは未だかつて聞いたことがないが、今後はそういうモデルがあっても良いのではないかと思う。
2006年02月11日 イイね!

2005年 カテゴリー別・新車販売登録台数について

2005年 カテゴリー別・新車販売登録台数について昨年登録されたクルマのうち、どのカテゴリーが伸びて
どのカテゴリーが縮んだか、という国内販売動向の話。

平成初期の、いわゆるバブル(死語)の頃には高級車が売れた。その後はRV車ブームが続いたが、やがていわゆるミニバンブームに取って変わられた。が、そのミニバンブームにも陰りが出始め、最近では原油価格の高騰を背景に、燃費の良いコンパクトカーが売れているという。

つい最近、新聞紙上やネットニュースで昨年1年間の銘柄別新車登録台数 (軽自動車は届出台数) のランキングが発表されたが、今回ブログにて紹介するのは、そのようなクルマたちをカテゴリー別に分類してみた場合の動向について書かれた記事についてである。

以下、2006年2月9日付け 日刊自動車新聞の記事の要約である。

<2005年 カテゴリー別 国内新車登録台数(輸入車を除く)>
(1)コンパクト2BOXカー  109万6千台(前年比 +3.7%)
(2)ミニバン系        95万4千台(  同  -2.5%)
(3)3BOXセダン       57万3千台(  同 -12.8%)
(4)ステーションワゴン   26万台   (  同  +5.6%)
(5)SUV            19万8千台(  同  +3.2%)
(6)スポーツ・スペシャリティ 2万6千台(  同  -14.2%)

同紙によると、2002年から4年連続でコンパクト2BOXカーが最大カテゴリーになっているという。月間販売台数ランキングにはヴィッツやフィット、パッソやデミオなど複数車種が常連となっているから、これは順当な結果だと思う。ちなみに、月平均で5000台以上が登録されるコンパクト2BOXカーは7車種もあり、このカテゴリーでは、トヨタ・ホンダ・日産の3社で占有率が82.5%となっているそうである。フィットはモデル末期に近いはずなので、ホンダ恐るべし、というところか。

コンパクト2BOXカーに次ぐ第2位を占めるミニバン系では、次に示す通り上位3メーカーで市場の9割以上を占めるという。その中にあって健闘したのが、マツダのプレマシー(前年比+440%)となっているそうだ。
 ・トヨタ(51.5%) ・・・ ウィッシュ(ミニバン系では最多)、アルファード、ノア、ヴォクシーなど
 ・ホンダ(21.4%)・・・ ステップワゴン、オデッセイなど
 ・日産(19.9%) ・・・ セレナなど

第3位の3BOXセダンについては、次の3車種が台数に貢献。その一方、スカイライン・インスパイアなどは人気が薄いという。
 ・マークX(6万4千台)
 ・クラウン(6万2千台)
 ・フーガ(2万4千台)

ステーションワゴンではレガシィが減少したがエアウェイブの販売が好調。SUVは2001年に27万7千台を記録して以降、減少傾向が続いていたが、アウトランダー・RAV4・エスクードなどの新型車効果によって増加に転じた。最後にスポーツ・スペシャリティカテゴリーは全体でも2万6千台レベルと低迷したまま。かつてはデートカー(死語)と称され、モテはやされたクルマたちは今いずこ? ちなみにこのカテゴリーでは、ロードスターが最も多くを占めるという。

以上、同紙の記事をザッと要約したが、5年10年といったスパンではなく、もっともっと長~~い目で見れば、きっと今の状況も一過性のものなのだろうな。「History repeats itself.」。つまりは 「歴史は繰り返される」 のがこの世の常であるから、そのうち燃費性能や居住性に優れるスポーツ&スポーティカーが登場しても不思議ではない。そういったクルマが備えるのは、ハイブリッドシステムか、あるいは次世代ディーゼルエンジンか、あるいはインホイールモーターか、はたまた全く別のシステムか。

かつての 「夢の装備」 ・・・安全に関わる装置や快適性を向上させる装備・・・は、今では軽自動車にも標準装備されるようになった。もうちょっとだけ先の未来には、どんな素敵なクルマが登場しているだろうか。スポーツ&スポーティカーに限らず、カテゴリーレスのブレイクスルー(技術革新)に期待したい。

プロフィール

「CBR250Four(1986年式)のエンジンからのオイル漏れは、昨日のうちに原因箇所であるシリンダーヘッドカバーのカバーボルト部のパッキン(ホンダ名称:マウンティングラバー)交換作業を終了。本日2時間ほど試運転したが、漏れは解消して問題なし。詳細は後日、整備手帳にて。」
何シテル?   11/08 21:51
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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