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調布市のKAZのブログ一覧

2017年03月31日 イイね!

[ジェームス] フリスクマスクをゲットする旅(東京から札幌に臨時帰省するの巻)

[ジェームス] フリスクマスクをゲットする旅(東京から札幌に臨時帰省するの巻)カー用品&ピット作業店の「ジェームス(jms)」から、「来場者プレゼント」 をお知らせするダイレクトメールが届きました。

何やら、フリスクがマスクになったという世界初のものらしい。ということで、引き替え期限の最終日に、いつも利用している店舗に向かいましたので、備忘録としてその状況を記します。


<ご参考(前回ブログ)>
◎コールマン・クーラートート編は → 東京から札幌に臨時帰省するの巻

■ジェームスから届いたDM
3月初旬、ジェームスから東京の自宅にDMが届きました。見ると、そこには 「世界初!」 の文字が。FRISK(R) がマスクになって超爽快体験!!とあります。ただし、「空前絶後のぉ~超絶怒濤のマスク」 とか、「マスクを愛し、マスクに愛されたフリスク」・・・とまでは謳われていません。

<↓ジェームスから東京の自宅に届いたDM>


 

引き替え期間は、3/10(金)~3/27(月)までの18日間。いずれにしても、世界初のマスクとやらをいただけるのならば、いただくに越したことはない。「どれどれ、実施店舗はどこだろう?」 とDMの裏面を確認してみると・・・。

<↓DMに記載の案内店舗は、いつも利用している札幌・百合が原店でした>
 

何と、自宅近くの唐木田店(東京都内)ではなく、いつも利用している百合が原店(札幌市)からのDMだったのでした。以前、百合が原店のDMを持参して唐木田店に粗品を引き替えに行ったところ、「当店では扱っておりません!」 と断られてしまったこともあることから、フリスクマスクを手に入れるためには、札幌に飛ぶしかありません。

いま、私が抱えているすべての業務について調整を重ね、いよいよ引き替え期間の最終〆切日(3/27(月))当日に、ようやく北海道入りできるメドが立ちました。ただし、この時点で懸念がありました。DMには、「なくなり次第、終了となります」 と明記されているからです。

引き替え最終日に、果たして 「全国17万名様限定」 の中に入れるのでしょうか。東京から札幌に飛んでみたものの、粗品は品切れ・・・という可能性もあり得ます。運を天に任せて、出発します。


<↓航空券は、フライトの日時によって実売価格が大いに変動するので要注意>


■羽田から新千歳に飛ぶの巻
3/27(月)の早朝、自宅を出て羽田空港行きの高速バスに乗車します。AM4:30発なので、乗員もまばら。事故渋滞にも遭わず、順調に空港に進みます。

<↓左:高速バスの車内。早朝の乗客は少ない  右:この日の羽田空港は、あいにくの雨>


<↓新千歳空港には、定刻通りに着陸(ただし私見として、主翼の上下振動が大きめに感じました)>
 

今回、座席指定された場所は主翼のすぐ脇でした。窓越しに主翼先端を観察すると、結構、上下方向に振動を繰り返していることが分かります。素人なりに、金属疲労しないのか、検査はどうやって実施しているのか、そのOK/NGの閾値(許容範囲)は数値化されているのか、などについて考えさせられました(それほど振れていた、の意)。

無事に新千歳空港に着陸し、預けた荷物を受け取るコンベアエリアに向かいます。
途中、見慣れない 「空港で働くクルマ」 があちこちに見受けられます。
こうしたクルマたちの見学会があれば、ぜひ参加してみたいものです。


<↓空港内の 「はたらくくるま」 の例>


■実家のある札幌へ
新千歳空港から札幌までの移動は、前回(→ こちら )と同様、快速エアポート(電車)にしようかと思ったのですが、実家への接続を考慮して今回は高速バスに乗り込むことにしました。

<↓新千歳から札幌への移動手段も、高速バスを選択>


実は出発前日の3/26(日)は休日出勤しており、当日3/25(月)もAM3時過ぎの起床(睡眠は約2時間)だったため、車内でうとうとしてしまい、あやうく降車駅をやり過ごしてしまうところでした(停車した瞬間に起きたので、無事に降りられました)。

降車駅から実家までは、荷物を持って歩きます。
距離はそこそこありますが、実働で約20分間。
南側の歩道(建物で日陰になる側)には、まだ雪が残っています。
途中、デザイン違いのマンホールを撮影しました。


<↓歩道の日陰部分には、まだこれくらいの残雪あり>


<↓デザイン違いのマンホールを思わず撮影してしまう(クリックで拡大)。いずれも北海道らしいもの>






■いよいよジェームス入り
こうして、無事に実家に到着。「移動の足として、スバル・デックス(DEX)を使っても良い」 との申し送りを姉と行っており、着いて早速、ジェームスに向かうことにしました。

<↓これがOEMのスバル・デックス。小回りが非常に利き、ATの変速ショックもなめらか>
 

ジェームスの駐車場にデックスを駐め、店内に入ります。恐る恐る女性店員さんに、「この景品はまだ残っているでしょうか?」 と尋ねます。すると 「はい!まだありますよ!」 との明るい返答をいただきました。

<↓東京から札幌のジェームスまでの片道1000km超を、飛行機も使って粗品(クーポン券も)をゲット>


結果として、東京から札幌に飛んで、無事に 「フリスクマスク」 のゲットに成功!
「本日のタスク・その1」 を果たしたのでした。


■タスク・その2
今回の本当の帰省目的は、緊急入院・緊急手術を受けた親の介護のためです。
多くは語りませんが、悔いの無いように精一杯のサポートをしているつもりです。

<↓現在の戦いの場(他の画像は生々しいので割愛します)>


私には、「相手が親だから恥ずかしい」 などといった感情は一切ありません。
事実を正しく把握し、家族として正しい選択を下し、最善を尽くすのみです。
3/27(月)から4/2(日)までの1週間、毎日21時消灯ギリギリまで、親のとなりで粘っています。
密かに心配していただいているみん友さんもいらっしゃるようですので、まずはこのブログをアップさせていただきました。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
2016年11月24日 イイね!

[IPF] 第15回 IPFファン感謝デー2016・後編(工場内で目についたもの、の巻)

[IPF] 第15回 IPFファン感謝デー2016・後編(工場内で目についたもの、の巻)去る11/20(日)、IPFファン感謝デー(@群馬県高崎市)に参加してきました。前編ではアウトレット製品やイベントの様子をお伝えしましたが、この後編では、当方の視点で「目に付いたもの」をお伝えします。

◎前編(前回ブログ)は → こちら

<過去ブログ(IPFファン感謝デー 参加報告)>
◎「2014年(第13回)」 → その1、 その2、 その3、 番外編
◎「2015年(第14回)」 → 前編、 後編

■安全衛生編
IPFファン感謝デーは、工場敷地内で開催されます。敷地内には立ち入り禁止区域もありますが、感謝デーで通行できるエリアは、一般の工場見学ルートにもなっており、写真撮影も可能でした。そこで、あくまで当方の私的な視点からですが、工場内で目についたものを順に紹介します。

<↓左:工場は少量危険物(第4類)貯蔵取扱所でもあります  右:連続無災害日数の7343日を更新中>
 

ブログ中の各画像は、クリックで800×600サイズに拡大するのですが、右上の 「連続無災害」 画像にて、中央の緑十字が、実はジグソーパズルのように小さな緑色のブロックが複数個、埋め込まれて形成されています。恐らく、軽傷発生時には部分的にオレンジ色になるのかもしれません。

<↓左:敷地内はフォークリフトの制限速度は「5」  右:容器を重ね置きする際、「最大高さ」の表示あり>
 

上記画像(フォークリフトの制限速度)では、速度の単位が表示されていません が、恐らく 「km/h」 なのでしょう。もしも 5mph だったら 8km/h になりますね。

<↓左:消火器の設置場所は火災報知器の下  右:消火器は業務用で有効期限は2014年から10年間>
 

消火器で思い出しましたが、私もBPレガシィの助手席横(フロア)に、万が一のときに備えて消火器を備えております。BPレガシィはドノーマルではありませんのでね。

■量産設備編
工場内では、設備や装置に関して 「目についたもの」 もありましたので、画像で列挙します。

<↓加工完了品置場:「次工程はお客様」。万が一、不良品が発生してもこの手前まででハネられるはず>
 

<↓動力プレス機械の特定自主検査証。この手のステッカーは前回に対して少しズラして重ね貼りする>
 

<↓注意喚起の「整理・整頓」のほか、「作業前、スクラップ箱の中 確認する!」の実務的な表示もあり>
 

<↓設備ではなく備品の棚ですが、「CRC-556 が残り5本になったら○○さんに言う事!」というルール>




余談(ツッコミ?)ですが、kure556 は、「CRC-556」 ではなく 「CRC 5-56」 ですよ~(※表示パネル文中で ”-” の入る位置が間違っています。)

■その他 編
IPFの工場内には、普段は目にすることのないものが多くあるため、ついつい、目に留まってしまうものも多くなります。以下に紹介するものも、そのような例の一部です。

<↓ホイールはともかく、タイヤはトレッド面にカラーラインが残っているので、実は新品なのでしょうか?>
 

<↓ファン感謝デーの垂れ幕。毎年、使い回し 有効活用するため、年度と日にちを張り替えして掲示>
 

<↓大ビンゴ大会の会場にて。背景の文字に疑問が・・・「IPFAN」 ではなく 「IPF FAN」 ではないのか?>
 

「IPFファン感謝デー」 ならば、「IPFのファン」 だから 「IPF FAN」 となるのでは? 「IPFAN」 って? 「F」 にダブルミーニングを持たせているのかな。いやいや、そんなバナナ。

■あとがき
IPFファン感謝デーは、ファミリーで楽しめるイベント だと思っています。現に、私は家族の方から先に 「今年は行かないの?」 と打診されていました。ビンゴ大会の景品は、トヨタ系・スバル系・スズキ系のほか、協賛各社(もちろん、IPFさんからも)の提供があるため、単一スポンサー(1社)の提供ではないぶん、当選時には様々な景品の種類・ジャンルを選ぶ楽しみもあります。大人ではなく子供がビンゴになっても、恐らく好きなものの中から選べますね。

会場も広すぎず、見て回るにはちょうど良い感じです。ジャンクパーツの即売会が中止になってしまったことは、DIY派として非常に残念ですが、アウトレット品の即売会は今後も続くでしょうから、何かIPF製品で欲しいものが決まっている場合には、お買い得で入手可能なことでしょう。

こじんまりとした中にも、密度の濃いイベントが挿入されており、スタッフさんの苦労と意気込みが感じられます。総じて言うと、「IPFのスタッフさんと、我々お客様の距離感が近い」 感謝デーだと思っています。来年以降もまた、訪れたいものです。


<↓今後のIPFさんの発展を祈りつつ>


以上、当方の視点から当方の言葉により、前編 と後編に分けてブログアップしましたが、当日参加できなかった方々に対しても、現場の雰囲気が多少なりとも伝わりましたら幸いです。
2016年11月22日 イイね!

[IPF] 第15回 IPFファン感謝デー2016・前編(アウトレット&工場イベントの巻)

[IPF] 第15回 IPFファン感謝デー2016・前編(アウトレット&工場イベントの巻)11/20(日)、IPFファン感謝デー(@群馬県高崎市)に参加してきましたので、その様子をお伝えします。

<関連 過去ブログ(以前の参加報告)>
◎「第13回・IPFファン感謝祭2014」
  → その1・ぐんまちゃん編
  → その2・特売&くじ引き編
  → その3・ビンゴ大会&仕入れ品 編
  → 番外編・工場内で目に付いたもの
◎「第14回 IPFファン感謝デー2015」
  → 前編、 後編

■家族参加型のイベント
補助灯で有名なIPFのファン感謝デーに参加するのは、今年で3回目です。富士重工業の感謝祭(@矢島工場)と同様に、IPFのファン感謝デーもファミリーで楽しめるよう、スタッフさんが力を注いでいるイベントです。以下、画像を中心に当日の様子をお知らせします。

<↓イベント開始の10時に向けて東京を朝8時頃に出発しました。途中で濃い霧に見舞われました>
 

高速(関越自動車道)に乗ってからも霧が残っていたため、文字通りのフォグランプを点灯させて車間距離を確保しながらの北上です。が、高崎に着く頃には気温も上昇し、天気も回復しました。係員の誘導に従ってクルマを所定の位置に駐め、会場入りします(「駐車場~会場」の距離は徒歩2~3分)。

<↓左:先着順(要:引替券)でオープナー付きキーホルダーを入手  右:レーザー装置のデモ>
 

<↓子供向けの各種ゲームや、EV消防車に乗りつつ「なりきり消防士」に扮することも可能>


<↓こちらはレーシングマシンのエンジン始動デモ。甲高いエキゾーストノートが響きます>
 

吸排バルブ(カムシャフトのリフト)オーバーラップなどのセッティングのためか、このレーシングマシンのアイドリング回転速度は、やや高め(あくまで聴感ですが)。デモの最中、スタッフさんが連続ブリッピングしてくれたのですが、私としては「(暖機途上の)エンジン水温が低いうちに、そんなに回転を上げても大丈夫か?」 と心配になってしまいました。・・・余計なお世話か・・・。

私は車両後方に立っていたのですが、排気の音圧がすごかったです。


■悲しい現実
今年は10時過ぎに会場入りしたのですが、去年と較べて何だか静かな印象を持ちました。その理由は・・・何と、楽しみにしていた 「ジャンク品の即売会」 が中止 されていたためでした(去年はジャンク品の売り場が大賑わい)。そういえば、去年、「翌年以降は中止になるかも」 という噂が流れていたことを思い出しました。

そこで、その場にいたスタッフさんに尋ねてみました。

私       : 「すみません。今年はジャンク品は売らないのでしょうか?」
スタッフAさん : 「そうなんです。」
私       : 「もしかすると、転売する人が出るなどの問題が生じたのでしょうか?」
スタッフAさん : 「そのような事例もありますねぇ。」
私       : 「来年以降、復活することはないでしょうか?」
スタッフAさん : 「復活を望むお客様も多いのですが・・・すみません。」

う~む。IPFさん側ではなく、購入客側の行為に何やら問題があった模様。
しばらく会場を回り、今度は別のスタッフさんにも同じ質問をしてみました。

私        : 「すみません。今年はジャンク品の売り場が無いと伺いました。
            何か問題が生じたのでしょうか?」
スタッフBさん : 「申し訳ありません。実は、クレームを言ってくる方がいらっしゃって。」
私        : 「え? そもそも、ジャンク品は ”ジャンク” という扱いですよね。」
スタッフBさん : 「お客様(=私)のような認識をお持ちの方だけではなかったのです。」

曰く、ファン感謝デーの規模がまだ小さかった頃は、設計部の社員とお客様が1対1で会話をしながら、ジャンク品を提供することができた。お客様の顔を見ながら手渡しすることができたので、試作品も問題なく提供することができた。しかし最近は 「ジャンク」 の意味を理解できずに、文句を言うだけのお客様が増えてしまった。そのため、(設計部の単独ではなく)IPFという会社全体の経営判断として、ジャンク品の販売中止が決定されてしまった・・・とのこと。

会社の方針として 「売らない」 と決めてしまったのなら、翌年以降のジャンク市の復活は難しいでしょうね。DIY派の私としては、非常に残念な決定です。


■アウトレット製品の販売
ジャンク品の格安販売は、企業方針として廃止されてしまいましたが、アウトレット品の販売コーナーは存続しています。500円や1000円、2000円均一などの単品売りもあれば、パッケージ製品の格安売りもあります。私は1000円のLEDプレートを2個、購入しました。

<↓同じ1000円均一であっても、箱の中には複数種類の部品が混ざっているので、見分けが必要>
 

<↓イエロー色のLEDスモールライト。ただし車検制度上は、平成18年より前の車両でないと適用不可>
 

イエローバルブ大好き人間としては、そそられます(が結局、買いませんでした)。


<↓こちらは蓄光レンズを使用しているため、ライトOFFでほんのり光る、という特徴あり>
 

<↓協賛メーカーの製品も即売会あり。画像例はカート向けシューズやバケットシートなど>
 

■くじ引きと大ビンゴ大会
受付で配布されたアンケート用紙に回答を記入すると、くじ引きに参加できます。私は末尾の6等(参加賞)だったのですが、同行の家族が何と! 1等賞を引き当てました。かなりの強運です。。。

<↓左:簡単なアンケート用紙  右:家族が何と、1等賞に>
 

<↓1等の景品は選択式。イエローバルブをいただきました>
 

次にビンゴ大会ですが、ビンゴした人から順に、お好きな賞品を持ち帰っていく、というもの。私たち家族は全員、午前の部・午後の部ともビンゴならず。「STIニュル24HのDVD+サイン入りパネル(新井選手)」 のセットを狙っていましたが、トリプルリーチから脱することができずに終了、でした。

<↓大ビンゴ大会の会場風景。トヨタさんやスズキさん、ココイチさんなど協賛各社提供の景品あり>
 

<↓今年のIPFファン感謝デーで購入したアウトレット品(LEDプレート)と、いただいた各種の景品>
 

私たち家族は結局、ファン感謝デー終了予定時刻の15時近くまで滞在したのち、IPFの工場を後にしました。ジャンク品の販売が中止されたのは非常に残念ですが、企業としては正しい判断に基づく措置なのでしょうね。それでも、今年も十分に楽しませていただきましたので、スタッフの方々には感謝の念しかありません。

■おまけ
IPFの工場を出て東京に向かう途中、ハイタッチ!drive の画面上でみん友さん(エクシーガ乗り)のアイコンを見つけましたが、残念ながらハイタッチとはなりませんでした。

<↓タイミングが合わず、ハイタッチまでには至らず>
 


「後編」(工場で目についたもの、の巻)・・・に続く。
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2016-11-24(Thu.) : 更新
[IPF] 第15回 IPFファン感謝デー2016・後編(工場内で目についたもの、の巻) をアップロードしました。
2015年12月17日 イイね!

[オートバックス] エーモン・オフタイマー付き電源ソケット販売中止に見る、顧客管理とアフターパーツの難しさについて

[オートバックス] エーモン・オフタイマー付き電源ソケット販売中止に見る、顧客管理とアフターパーツの難しさについて11月某日、(株)オートバックスセブンから 「重要なお知らせ」 なるハガキが届きました。見ると、「エーモンのオフタイマー付き電源ソケットの販売中止、および作動しないお客様に対する製品回収」 のお知らせ、とあります。

この件についての経緯をお知らせするとともに、個人的な雑感を述べたいと思います。


■製品販売中止の告知ハガキ
先月(11月)のことです。私宛てにスーパーオートバックス(※実際の差出人は(株)オートバックスセブン)から告知ハガキが届きました。いつもの特売セールスのハガキとは、見た目でも少々違っていました。その内容を要約すると、次のようになります。

<告知ハガキの要旨>
(1)エーモンの ITEM No.1546 「オフタイマー付き電源ソケット」 は、
  車種によってはタイマー機能が期待通りに働かないことが判明した。
(2)したがって、この製品は販売を中止する。
(3)該当するお客様に対しては、製品を回収する。


<↓エーモンの ITEM No.1546 「オフタイマー付き電源ソケット」 発売中止などの措置を告知するハガキ>


<↓左:差出人は(株)オートバックスセブン名義  右:対象となるエーモンの ITEM No.1546 電源ソケット>
 

<↓発売中止(一部のお客様に対しては、製品回収)するに至るまでの状況が書かれている部分>





■どうしてDMが届いたか?
エーモンの電源ソケットは、確かに私はスーパーオートバックスで購入しています(買った覚えがあります)。念のため、自分のパソコンで履歴を確認してみると、フォルダ名から 「2015年9月5日に購入している」 ことが分かります。

<↓フォルダ名から、9月5日に誕生月の粗品を受け取りに行った際に購入していることが分かります>


<↓こちらは取り置き保存してあるレシート。同日の14時14分に当該製品の2点買いで会計、と分かる>


通常、オートバックス(含:SAB)で会員カードを提示して買い物をすると、レジを通してその購入履歴が顧客情報にインプットされます。その後、オートバックスのWEBサイトにアクセスして自分のIDとPWDでログインすると、購入履歴を確認できる画面があります。今回は、購入日がすでに9月5日と判明していますので、画面上で購入対象期間を仮に9月1日~9月10日と指定すると、次の画面が出てきます。

<↓会員が、いつ・どの店舗で・何を購入したのか、情報管理されていることが改めて認識されますね>


ですから、製品製造者(この場合はエーモン工業(株))が製品販売者((株)オートバックスセブン)に対して製品回収を含む措置を知らせた場合、販売者は顧客管理情報システムによって告知すべき会員を速やかに選別できる・・・という仕組みになるのですね。今回は、販促(顧客が興味を示しそうな情報を、顧客ごとに選択的に展開して売り上げ増を狙う)ではなく、リスク管理のツールとして機能した事例 になった、ということです。

ただし、ネットオークションや個人売買など、入手までに複数のルートを経由した場合は、末端ユーザーに対してDMが届く可能性は限りなく低いものと思われます。

普段、カー用品点(カー用品点に限りませんが)で何気なく買い物をしていても、実は 顧客管理という形で自分自身に関する情報が積み上げられている ことを、時には意識しておいた方が良いかもしれません。





■作動検証の難しさ
私見ですが、自動車メーカーでさえ、すべてのユーザー環境下で製品テストを実施できているのか? と考えると、それは 極めて困難 だと思っています。ましてや(>失礼!関係者の方々)、アフターパーツメーカーともなると、すべての車両との組み合わせにおいて、自社製品が狙い通りに作動をするかどうかを発売前に検証するのは、事実上は不可能に近い と思うのです。

<↓「製品が期待通りの作動をしない(オフタイマー機能が働かない)場合がある」 ことの理由部分>


上記解説を見ると、
(1)車両によっては、ドアロック操作などで 瞬間的に
  バッテリー電圧が11.7[V] 以下となる場合があること。

(2)したがって、エンジン停止後のドアロック操作などにより、
  製品の 「バッテリあがり防止機構」 が働いて電源が遮断されて
  しまう(=通電タイマー状態とはならない)場合があること。

についての予見ができなかった(?)ように見受けられます(>当方の個人的な印象です)。恐らく、市場からそのような指摘が上がってきて、エーモンさんでそのような状態となる(=瞬低が起こる)車両で実機検分して、初めて把握できたものではないか、と想像します(>あくまで想像ですので悪しからず)。


<↓「エンジン停止後もドラレコが作動」、「買い物中もしっかり録画」 できるという触れ込みだったが・・・>
 

エーモンさん側の立場からすると、自動車メーカーに対して 「ドアロック作動時の電圧瞬低(Δ[V])を弱めてくれ」 とか、ユーザーに対して 「ドアロック操作しても瞬低しないような大容量バッテリを積んでくれ」 などと要求することは、到底できません。では対策はあるのでしょうか?

ドアロック操作時に製品への印加電圧が低下する場合であっても、エーモンさんのオフタイマー機能を保たせるためには、
 ・「バッテリ上がり機構」 が働くための閾値を、11.7[V] よりさらに下げる
 ・印加電圧の低下が、(ドアロック作動時のような)瞬時なのか、あるいは
  (バッテリが弱まっている状態で)継続的なのかを判別する回路を実装する
という対策が考えられます。ただし前者は諸刃の剣で、本末転倒になりかねない。

それ以外にも、本体内部に相応のキャパシタを実装する手もあるかもしれません。しかしコストや重量に跳ね返って販価が上がることでしょう。いやいや、そもそも、そのような要求仕様を満たすキャパシタが存在するかどうか。マイナスからプラスまでの車内温度環境に耐えうるもので。さらに、あったとしても部品調達性(供給安定性)はどうか。

ユーザー側でできる対処としては、車両の電源回路を経由させずに、いわゆるバッ直で(製品への)印加電圧を確保する・・・ことくらいでしょうか。





■個人ユーザーとしてできること
このように考えていくと、アフターパーツメーカー自身であっても、自社製品を 「市場ユーザーの車両・使用環境下での作動確認・検証テスト」 を 尽くす ことは、とても難しいですね。

ただ、これは私見なのですが、アフターパーツの中でもコンセプトに優れる製品はたくさんある と思っています。そういった製品を活かすためにも、ユーザーは(作動しない/調子が悪いからと言って不良品だと決めつけて)単なるモンスタークレーマーに成り下がるのではなく、必要に応じてアフターパーツメーカーに対しても有益な 事実を報告 し、可能であれば そのフィードバック結果を知らせていただけるように働きかける ような、大きな心構えでいる方が良いのでは、と思っています。

快適に、ただし安全に、充実したカーライフを送りたいものですね。
2015年11月25日 イイね!

[IPF] 第14回 IPFファン感謝デー2015(@群馬県高崎市) 参加記録・後編

[IPF] 第14回 IPFファン感謝デー2015(@群馬県高崎市) 参加記録・後編補助灯で有名な IPF のファン感謝デー2015 に、家族で参加してきました。その様子を、当方の個人的な視点から記録する備忘録の後編です。

今回は、工場の製造ライン(公開見学)などで特に目に付いたものの紹介です。


◎2015年・参加記録 前編は → こちら(前回ブログ)


<ご参考>
◎去年(2014年)の参加記録は → こちら(過去ブログ)
◎今年(2015年)の開催要項は → 公式PDF

■公開された製造ラインの巻
この日、一般公開された製造ライン(昨年の公開時と同様)を、順路に沿って見学します。一部エリアは立ち入り禁止ですので、あくまで公開されている範囲だけの中で、特に(個人的に)目についたものを以下に紹介させていただきます。

<↓順路の最初に出て来る 200t プレス。上部の 「AIDA 200-2」 の表示は、恐らく 200t 級を示す型番か?>


補助灯にも 200t クラスのプレスマシンが稼働しているのですね。筐体用なのかステー(ブラケット)類用なのか不明ですが、材質もそれなりの強度を有するものを使用しているのでしょう。

<↓順路の左手に出て来るプレス&成形工程。 左:ロール状のプレス鋼板 右:プレス成形&加工工程>
 

順路の左手には、上記画像に示す一連の加工工程が公開されています。鋼材メーカから仕入れたであろうロール状のプレス鋼板が、そのままセットされるスタンドが順路の目の前にあります。IPF社は2000年にISO9001認証を、2005年にISO14001認証を取得しています。恐らくこうしたロール鋼板にもミルシートが添付され、納入ロールごとに材料強度特性を記録し、データのさかのぼり(トレースバック)ができるよう管理されているのではないか、と思いました。

<↓実際の加工工程の段取りが分かる展示もありました(このボディサンプルは、去年も展示されていました)>


順路の脇には、金型なども保管されています。
「それぞれの金型には歴史あり」 なのでしょうね。


<↓試作用なのか過去の製品用なのか不明ですが、どうやら左右のブラケット用とおぼしき金型なども保管>
 

■安全や品質への取り組みの巻
部外者でシロートの私ですが、製造ラインを見学していると、素人なりに 「品質に対する配慮」 が感じられるものが目に入ります。以下はその一部です(※あくまで当方の私的な視点によるものです)。

<↓左:まずは安全確保から。連続無災害日数6971日を更新中  右:通常の5Sではなくて6Sがスローガン>
 

製造業に関わる方々(製造業だけに限りませんが)の間では、「安全はすべてに優先する」 という上位概念があるかと思います。IPFの本社工場でも、連続無災害日数を表示するパネルを見つけることができました。

また右上画像では、通常の 「5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)」 に対して、「節約」 を加えた 「6S」 を謳う掲示も見つけました。「節約」、大変良いと思いました。そんな中、当たり前のようでいて、基本的な礼儀に関する掲示も目に入りました。それは、以下に示すものです。


<↓社長名で発令された 「礼儀の五原則」。掲示許可期限が ”永久” というのもスゴイ!>
 

いや~、掲示許可期限が ”永久” っていう表現は初めて見ました。去年、この工場を訪れたときには気がつきませんでした。未来永劫まで続く五原則なのですね。もしかすると、弥勒 が現世に現れて悟りを開くとされる 56億7千万年後 の未来まで受け継がれるものなのかもしれません。

製品の品質保持とはちょっと毛色が異なりますが、次のような表示も目に入りました。


<↓左:2階に上がる階段の脇には 「靴をマットで拭いてください」 の表示  右:確かに足元にはマットあり>
 

単に製造ラインの設備や金型を見学するだけではなく、こうした社訓的に定められた律を知ることによって、IPFという会社の知られざる側面が見えてくるような気がします。

<↓備考:イベント会場での注意喚起ボード。イベント参加者側にも守るべきルールがあります(左画像)>
 

■子供消防自動車の巻
さて、前編 でもチラッと触れましたが、会場では子供連れの家族も楽しめるような 「こども消防自動車の試乗」 イベントも開催されていましたので、こちらについても軽く紹介させていただきたと思います。

<↓去年は観察するだけでしたが、今年は試乗させていただくことができました。EVモードで前進・後退を体験>


<↓「こども消防自動車」 の後輪はリブラグ型ダブルタイヤ。銘柄はダンロップK234、サイズは130/90-6 53J>
 

<↓ちなみに、アライモータースポーツのWRX-STIが履いていたタイヤのパターン>


<↓「こども消防自動車」 の前輪は後輪と同サイズの IRC PZ-35R (経年劣化気味)>


<↓ちなみに、鎌田卓麻選手(全日本ダートラ)のBRZが履いていたタイヤのパターン>


・・・あくまで参考です、ハイ。
(他意はございません。)


<↓「こども消防自動車」 の右側面には特徴的なパーツ(?)があります >


<↓左:EV(電気自動車)のハズですが、サイド出しマフラーあり  右:ドアノブを模したカーボンステッカー>
 

カーボン柄を取り入れるとは、流行に遅れず、実はなかなかコストもかかっているかもしれません。

■グランツーリスモ体験の巻
会場では、グランツーリスモでのシミュレータ体験コーナーもありましたので、子供たちもデモ体験させていただきました。

<↓デモによるシミュレータ体験を告知するポスター>


<↓小学校低学年での体験例。シートを最前部にスライドさせても、ペダルに足が届きにくく、こんな姿勢に>
 

ドラポジ的に少々苦しそうでしたが、本人は至って楽しんでおりました。
グランツーリスモ(デモ機)は大人対象だったのでしょうか?


<↓保育園児と小学生での体験例。保育園児はステアリング担当、辛うじて足が届く小学生はペダル担当>
 

デモ機を見て、シートスライドだけでなく、ペダル配置も前後に可変だったら良かった のにな、と思いました。もっとも、これ(身長の低い子供には辛い仕様)は IPF社とは直接的な関係がありませんが・・・。

■総括
IPFファン感謝デーには、去年(2014年)に続いて今年(2015年)は2回目の参加でしたが、子供も大人も、家族そろってそれぞれが十分に楽しめるイベントでした。工場の製造ライン見学、ジャンクパーツ&アウトレット販売、レーシングカーのエキゾーストノート体験、子供向けイベント、ビンゴ大会など。

午前の部だけでなく、午後の部もリピート開催いただいていますので(除:ジャンクパーツ販売)、参加者の都合に合わせてどちらの時間帯からでもイベント体験が可能な点も、ありがたいものです。カーメーカーが主催するような大規模な感謝祭とは異なりますが、スタッフさんが手作りで築き上げてきた、小回りの利いた(=IPFさんとユーザーとの距離間が近いと感じられる)ちょうど良い感じのイベントだと感じました。

来年はジャンクパーツ販売の開催が危惧される状況のようですが(詳細不明・・・一部によると、保証無しの代わりに格安購入できる製品を、二次販売する人がいるらしい?とのこと)、また家族で参加して楽しませていただきたいと思っています。


<↓銘板にも歴史が感じられるような気がします(イベント開催に尽力された方々、ありがとうございました)>



以上をもちまして、極めて私的な視点ではありますが、前編(前回ブログ)・後編(今回ブログ) の2編に分けた参加記録 兼 備忘録 を終わります。毎度の長文にも関わらず、お読みいただいた方々にもお礼申し上げます。

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「[整備] #モンキーR [モンキーR改] 路上復帰への道39_エキパイ・遮熱カバー・マフラーetc.のサビ取り準備の巻 https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28696/8268011/note.aspx
何シテル?   06/17 00:00
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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