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調布市のKAZのブログ一覧

2012年11月26日 イイね!

[BPレガシィ] DIYでデントリペア、現状把握&分析・後編(修理報告・その8)

[BPレガシィ] DIYでデントリペア、現状把握&分析・後編(修理報告・その8)いたずら被害(塗装キズ&ドア凹み)をDIYで修理トライするシリーズ。
今回は 「その(8)・DIYでデントリペア、現状把握&分析 後編」 です。

<過去ログ : その(7)以降はデントリペア編です>
  ◎その(7) はこちら → DIYでデントリペア、まずは現状把握・前編

<過去ログ : その(1)~(6)は、ボディの塗装キズ修復編です>
  ◎その(1)~(6)の総括は → シリコンカーバイト研磨 仕上げ編
  (↑アルミナ研磨とSiC研磨の併用で、塗装キズを消すまでの報告)


ここでいま一度、いたずら被害に遭ったドアの凹み位置を確認してみよう。凹みは後ドアに2ヶ所ある。
上下方向では2ヶ所ともほぼ中央部に、前後方向では前部と中央にそれぞれ位置している。
DIYでの修理にトライする場合、凹みの裏側に直接アクセスできるかどうか?で難易度が大きく変わってくる。
たとえドアの内装を全部剥がし取っても、もしも凹みの真裏に補強ビームが走っていれば、プロでも難儀する。

<↓右後ドアの凹み被害。塗装キズは「アルミナ研磨+SiC研磨」でDIYでも修復できたが、果たして凹みは・・・>
  

まず、2ヶ所のうちフロント寄りの凹みに裏側からアクセス可能かどうかを調べる。
ドア側のウェザーストリップの上端が取り外せるので、クリップを2ヶ所、取り外して中を覗いてみると。

<↓DIY作業する際に障害となりうる部位は、なるべく取り外ししておいた方が効率アップとリスク低減が図れる>
  

<↓LEDライトでドア内部を照らすと、凹みの裏側には補強ビームが走っておらず、直接アクセスが可能と判明>
  

幸い(※あくまで不幸中の幸い)にも、ドア前部の凹みの真裏へは、特に障害物もなく直接ツールがアクセスできそうなことがわかった(右上画像の赤丸部)。・・・まぁ、この時点ではデントリペア用のツールなんて持ち合わせていませんが・・・。次に、ドア後ろ側の凹みについても、凹みの裏側に直接アクセス可能かどうかを確認してみます。

<↓ガラスに干渉しない、凹みに近い穴から様子見> <↓ドライバー先端の右上が凹み裏側(クリックで拡大)>
  

先ほどはドアガラスを下端まで下げても、凹みの裏側に直接アクセスできる作業穴があったが、今回はドアガラスを下げると、まんま凹みの裏側がガラスで覆われてしまう。そのため、ドアガラスは閉(上端まで移動)した状態で、作業穴として利用できそうな場所から、お試しでドライバーを挿入してみたのが、左上画像です。

ドライバーの先端がどこに顔を出したのか、その位置を目視確認するため、LEDライトでドアの内部を照らしてみると。おおぉ!凹みの裏側の非常に近い部分に迫っていることが確認できた。しかも! 右上の画像をクリックしていただくと分かるのですが(800×600に拡大)、赤丸で囲んだ部位に、画像に向かって右上から左下方向に 起伏が通っている(LEDライトで影の筋になっている)ことが確認できます! 赤丸周辺は平坦であるのに、赤丸で囲った部分のみ 筋状の起伏 があり、これこそが、ドア表側の 凹みに相当する部分 (凹みの真裏)であると確信しました。

このように、ドア凹みの裏側(裏側から見れば凸状)を直接、目視確認できたことは、思わぬ収穫でした。しかしながら、単にドア内側の穴からストレートな工具を突っ込んだだけでは、凹みに近寄れても、直接アクセスするには至らない ことも同時に分かりました。

<↓試しに、先端がクランク状になっている工具を入れてみる>


その後、「先端が持ち上がったような カーブを描く工具」 があれば、ドアガラス(上端まで巻き上げても、ドア内側に潜っている部分がある)にギリギリ干渉せず、かつ凹みの裏側に直接アクセスできると考え、そのような 工具を具体的にイメージ してみます。

<↓DIYに必要と思われる工具をイメージ(クリックで拡大)>


繰り返しになりますが、「修理方法を自分の頭の中でしっかりとイメージできるかどうか?」 がDIYできるかどうかの分かれ目になります。特に私のような素人がデントリペアのDIYに挑戦する場合、まずは 「妥当な工具を得られるかどうか」 が重要です。良い作業をするためには、良い工具が必要 です。

  ・第一ステップとして、ドアの凹み被害の現状を確認         → 済み。
  ・第二ステップとして、DIY作業に必要と思われる工具をイメージ  → 済み。

次は第三ステップとして、上記のような工具を 「実・際・に・調・達・で・き・る・か・ど・う・か?」 の判断が、DIY作業に移行できるかどうか? を決定づけることになります。


その(9)・デントリペア用の工具を自作するの巻 に続く。
2012年11月24日 イイね!

[BPレガシィ] DIYでデントリペア、まずは現状把握・前編(修理報告・その7)

[BPレガシィ] DIYでデントリペア、まずは現状把握・前編(修理報告・その7)BP型レガシィが、いたずらによる塗装キズの被害を受けた。
その被害状況の確認から→DIY修理状況を報告するシリーズ。
今回は 「その(7)・DIYでデントリペア、まずは現状把握 前編」 です。

<過去ログ : その(1)~(6)は、ボディの塗装キズ修復編です>
 ◎その(1) はこちら → キズの被害範囲はボディ右側全体の巻
 ◎その(2) はこちら → 修理見積もりは21万円の巻
 ◎その(3) はこちら → アルミナ研磨で塗装キズをDIY修復 編
 ◎その(4) はこちら → アルミナ研磨の修復効果と限界 編
 ◎その(5) はこちら → シリコンカーバイト研磨の準備 編
 ◎その(6) はこちら → シリコンカーバイト研磨 仕上げ編

いたずら被害に遭ったBP5Dレガシィ(GT spec B)ですが、まず結論から先に書きますと、ドアの凹みについても DIYでデントリペアに挑戦 してみることにしました。

過去ログの(1)~(6)で紹介(※上記リンク参照)したように、クギ?のような鋭利な先端で引っかかれた塗装キズについては、アルミナ研磨とSiC研磨の併用作業を根気よく行うことことで、ほぼ消し去ることに成功しました。とすると、次はボディの凹み被害についても自力で何とかできないか? を検討するのは自然な流れ。

そこでまずは、ドアの凹みが 「DIYで手出しできる範囲のものか」 「素直にあきらめた方が良いレベルのものか」 を判断することにしました。そのために 「現状を把握する」 ことから始めます。具体的には、凹み部分の裏側にアクセス可能か、その方法は、道具(工具)として何が必要か、リスクは何か、を確かめます。つまり 「修理方法を自分の頭の中でしっかりとイメージできるかどうか?」 が、DIYできるかどうかの分かれ目になります。

<↓室内ドアノブの背面が巧妙な隠しパネルである>  <↓ドアグリップを外さないと隠しネジが現れない>
  

<↓内装はドアパネルの周囲にクリップ止めされる>  <↓マッキントッシュ仕様(クリックで800×600に拡大)>
  

BG型レガシィの頃(年改区分B型、'96年~)は、見た目で 「ここに隠しネジがありますよ」 と分かる状態だったのですが、さすがにBH型を経てBP型に進化したレガシィ(先代だけれども)では、パッと見ただけでは隠しネジが分からないように工夫(質感アップ)されていました。とは言っても基本構造はいっしょなので、上記画像の手順でリヤドアの内装材を剥がします(詳細は先人のWEBサイトで多く紹介されているので、ここでは割愛します)。

<↓マッキントッシュ仕様は、ドア内装にメーカー純正のデッドニング処置が施されている。簡易的だけれども>
  

<↓「お、ちょうど良さげなサービスホールがあるッ」 と不用意に指を突っ込むと、抜けなくなるゾ 要注意ーッ!>
  

<↓荒木飛呂彦先生 「バオー来訪者」 第二巻より、腕が抜けないシーンの抜粋(クリックで1482×383に拡大)>



その(8)・DIYでデントリペア、現状把握&分析 後編」 に続く。
2012年11月22日 イイね!

[BPレガシィ] シリコンカーバイト研磨 仕上げ編(いたずら被害報告・その6)

 [BPレガシィ] シリコンカーバイト研磨 仕上げ編(いたずら被害報告・その6)BP型レガシィが、いたずらによる塗装キズの被害を受けた。
その被害状況の確認から→DIY修理状況を報告するシリーズ。
今回は 「その(6)・シリコンカーバイト研磨 仕上げ編」 です。

 ◎その(1) はこちら → キズの被害範囲はボディ右側全体の巻
 ◎その(2) はこちら → 修理見積もりは21万円の巻
 ◎その(3) はこちら → アルミナ研磨で塗装キズをDIY修復 編
 ◎その(4) はこちら → アルミナ研磨の修復効果と限界 編
 ◎その(5) はこちら → シリコンカーバイト研磨の準備 編


シリコンカーバイト研磨(SiC、#2400)は、リヤドアから開始しました。
(※ SiCって何? という方は → こちら(wikipedia)。ちなみに、滑石を1、ダイヤモンドを15とする
   修正モース硬度では、SiCは13の序列硬度=非常に硬い・・・となります。)

<↓左 : SiC研磨前の状態  右 : SiC研磨も最初はキズに垂直方向に(ともにクリックで800×600に拡大)>
  

右上の画像で、曇って見える部分がSiC研磨を施した部分になります。このまま続けると、キズは見かけ上、次第に消えていきますが、塗装被膜もどんどん削れてしまうことになってしまいます。そこで前工程で使用した、アルミナ拡散水を塗布しながらSiC研磨を行うことにします。アルミナは光学顕微鏡の鏡面加工にも用いられるものですから、SiC研磨で深めのキズをならしてアルミナ研磨で表面性状を整える、という感じでしょうか。

<↓左:アルミナ水(Al2O3)も加えてSiC研磨  右:作業後の映り込み状態(ともにクリックで800×600に拡大)>
  

一連の作業はすべて手加工で行っています。研磨ツールがあれば楽なのでしょうけど、指先の方が塗装の表面性状を感じ取って微妙な力加減を調整しやすいと思います。
(途中でしんどくなって電動ツールが欲しくなったのはナイショ。)

<↓リヤドアのキズ消しに成功したあとは、フロントドアの深めのキズもSiC研磨。緑テープは簡易マーキング>
  

その後、フロントフェンダーに残ったキズ跡にも 「SiC研磨+アルミナ研磨」 のハイブリッド研磨を実施。
いずれも 「削り過ぎ」 などの失敗やトラブルもなく、期待通りのキズ消し効果 を得ることができました。

<↓DIY研磨で仕上げたレガシィの塗装表面。いたずら被害のキズ跡も解消(ともにクリックで800×600に拡大)>
  

   + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

今回いたずら被害に遭ったレガシィについて、
  (A).もしもディーラーで板金修理依頼していれば、費用の見積もり額は約21万円。
キズが残ってしまう恐れがあることを覚悟で、
  (B).「磨き」 による簡易修理依頼にとどめたとしても、費用見積もりは5万円弱。

車両保険を適用し、免責金額5万円を負担しつつ上記(A)の解決手法を選んだり、あるいは自腹を切りつつ(B)の解決手段を選ぶのが ”一般的” なのでしょうけど、私はどちらでもない 「DIYでの修復」 を選びました。結果は上記の通り、素人によるDIY作業であっても 「SiC研磨+アルミナ研磨」 手法により、塗装表面から 「いたずら被害のキズ跡」 を消し去ることに成功しました。この後は、念押し作業(研磨により減った膜厚層の加算分)として、塗膜保護用のコーティング(ポリマー加工の類)を行えば、修復作業としては恐らく万全ではないでしょうか。

他人から見れば 「免責の5万円をケチった」 と思われるかもしれません。それは否定しませんが、代わりに 「SiC研磨+アルミナ研磨」 というハイブリッド研磨手法を、自分の中の貴重な経験として手に入れることができたように思います。何事も 事前調査とトライ(自己経験)は重要 ですよね。当方の一連のブログが、読者の方々の何らかの参考になれば幸いです。

ただ・・・DIYで ここまで塗装キズをキレイに修復できてしまうと、ボディに残る 「凹み(デント)被害(→ その(1) 参照)」 も何とかしたいところです。とは言え、デントの修復は技術が要るので難しい。デント被害については、どうすれば良いか、少々考えてみることにします。


このあとも(続く)か?
(はたまた これにて一応の完結か?)

   ↓
2012-11-24 追記
DIYでデントリペア、まずは現状把握・前編(修理報告・その7) に続く。
2012年11月20日 イイね!

[BPレガシィ] シリコンカーバイト研磨の準備 編(いたずら被害報告・その5)

[BPレガシィ] シリコンカーバイト研磨の準備 編(いたずら被害報告・その5)BP型レガシィが、いたずらによる塗装キズの被害を受けた。
その被害状況の確認から→DIY修理状況を報告するシリーズ。
今回は 「その(5)・シリコンカーバイト研磨の準備 編」 です。

 ◎その(1) はこちら → キズの被害範囲はボディ右側全体の巻
 ◎その(2) はこちら → 修理見積もりは21万円の巻
 ◎その(3) はこちら → アルミナ研磨で塗装キズをDIY修復 編
 ◎その(4) はこちら → アルミナ研磨の修復効果と限界 編



前回のブログにて、当方が手配したアルミナ(Al2O3)は
  (1).ボディ塗装面の研磨剤として大変優れた効果を持つことを実感できたこと、
  (2).残念ながら深いキズを修復するまでには至らなかったこと、
を報告しました。

今回のブログでは、まず最初に 改めて前者(1).の効果を再確認してみます。
次の4枚の画像は、レガシィのリヤフェンダー(アルミナ研磨でのDIY修復部)にエクシーガtSが映り込んでいる状況を、次第に被写体に近づいて撮影したものです。使用したデジカメが少々古いキヤノンの PowerShot A650IS であるため、あくまで参考としてとらえていただければ、と思います。

<↓比較的、キズが浅かったリヤフェンダーの 「アルミナ研磨後」 の様子(ともにクリックで800×600に拡大)>
  
  

すぐ右上の画像は、「レガシィが映り込んだエクシーガのボディ」が「レガシィのボディに映り込んでいるところ」です・・・ややこしい。「鏡面2枚合わせ」 のような感じです。ちなみにレガシィは登録から丸6年が経過し、その間、自宅前とは言え、ずっと青空駐車。ボディに関しては、ここ2~3年間で洗車は1回やったか2回やったか?というほどノーメンテ状態でした。私の洗車頻度は車検インターバル並みに長いですね(汗)。

次に、後者(2).の状況(深いキズは修復できなかった)を載せてみます。右後ドアになります。
こちらも、被写体にJOJOに、いや徐々に近づいて撮影した4枚を載せます。
(いずれもクリックで800×600ピクセルに拡大します。)

<↓エクシーガtSの映り込み状況と、アルミナ研磨で修復できなかった部分(ともにクリックで800×600に拡大)>
  
  

次に運転席ドアの状況です。
上記リヤドアよりも残ったキズ跡が深いことが、画像比較からも分かります(アルミナ研磨は同じように実施)。

<↓アルミナ研磨で修復できなかったキズ(赤丸部分)と、その拡大画像(ともにクリックで800×600に拡大)>
  

しかし 「深いキズ跡は、アルミナ研磨でも修復できない」 という結果は、もともと予想の範囲内でした。
こうした場合に備え、あらかじめ手を打っていました。それが 「シリコンカーバイト(SiC)研磨材」 です。

<↓シリコンカーバイト(SiC)研磨材は、簡単に言うと耐水ペーパーの一種、 ↓左側が#2400、右側が#1200>
  

シリコンカーバイト(SiC)研磨は、作業工程の都合上、リヤドアから開始しました(残りキズの深くないリヤドアで作業トライし、成功すれば運転席ドアへ移行する予定・・・もっとも、失敗させる気はサラサラありませんが)。

<↓シリコンカーバイト研磨はリヤドアから開始。まずはマスキング準備する(ともにクリックで800×600に拡大)>
  


具体的な作業内容とその効果については・・・その(6)へ続く。
    ↓
その(6)・シリコンカーバイト研磨 仕上げ編
(意外とシリーズが長くなっちゃったな・・・。)
2012年11月18日 イイね!

[BPレガシィ] アルミナ研磨の修復効果と限界 編(いたずら被害報告・その4)

[BPレガシィ] アルミナ研磨の修復効果と限界 編(いたずら被害報告・その4)BP型レガシィが、いたずらによる塗装キズの被害を受けた。
その被害状況の確認から→修理状況までを報告するシリーズ。
今回は 「その(4)・アルミナ研磨の修復効果と限界 編」 です。

 ◎その(1) はこちら → キズの被害範囲はボディ右側全体の巻
 ◎その(2) はこちら → 修理見積もりは21万円の巻
 ◎その(3) はこちら → アルミナ研磨で塗装キズをDIY修復 編

作業工程の都合上、リヤフェンダー→リヤドア→運転席ドア→フロントフェンダー、の順でアルミナ研磨による塗装キズの修復を試みる。


<↓キズに対して垂直方向の研磨を基本としながら、作業時間の進行とともに研磨範囲を少しずつ広げていく>
  

<↓アルミナ研磨の効果は最初にリヤフェンダーでトライ。頃合いを見計らい、水洗してボディ表面を確認する>
  

<↓左:研磨する前の塗装キズの状態、右:アルミナ研磨後の塗装修復状態 (←ともにクリックで拡大)>
  

リヤフェンダーの場合、約10分間ほどのトライアル作業で、塗装キズがそこそこ目立たなくなることが確認できた。
思った通り、浅いキズに対してはアルミナ(Al2O3)は十分な研磨効果を発揮 しそう。

<↓浅いキズに対しては狙い通りの効果が得られたので、アルミナ研磨範囲を徐々にフロント側へと広げていく>
  

<↓作業風景(撮影時はジョジョ立ちすれば良かったな・・・)>


作業のコツは、「力を入れ過ぎないこと」。キズを早く消したいばっかりに、ゴシゴシと力まかせに研磨するのは厳禁だ。換言すると、「焦らないこと」 とも言える。初期工程ではキズに垂直方向 に、その後はキズに対する 研磨方向(直線的な往復運動の繰り返し)の角度 を少しずつ変えていく。周囲となじませるため、次第に研磨範囲も広げていく

<↓すばらしい効果! 2回(1回めは試行)のアルミナ研磨でキズが消えた(ともにクリックで800×600に拡大)>
  

リヤフェンダーに限っては、どこからどう見てもキズ跡が分からないくらいに修復できた。
(※ 「~限っては」 ということは、他の部位ではキズが若干残ったということ。)

アルミナ研磨後のボディは、塗装面を正面から見る限り、いたずら被害に遭ったキズがまったく分からないくらいに修復できており、期待通りの効果 が得られていると言える。・・・ただし、そこで喜んではいけない。プロの査定士は、恐らく塗装を真正面から見て評価はしないだろう。実際には、評価ターゲット(ドアやプレスライン)に対して 視線をナナメ方向 に採って観察し、光の反射具合をチェック するものと思われる。

ということで、私も特にナナメ方向から厳しい目で見つめると、やはりアルミナ(研磨剤)だけでは修復できない深い塗装キズが、部分的に残っていることを認識できる。そのため以下の画像では、左側に正面から撮影した画像を、右側にナナメ方向から撮影した画像を並列させて載せている。ナナメ方向から撮影した画像の中で、赤い囲みのある部分が、残念ながらアルミナ研磨では消せなかった部分 である。

<↓リヤドアも見事なキズの回復。ナナメ方向の視線で残りキズが分かる(ともにクリックで800×600に拡大)>
  

<↓運転席ドアもアルミナ研磨効果は抜群。ただし、深いキズは消せない(ともにクリックで800×600に拡大)>
  

<↓フロントフェンダーも、深いキズ以外はアルミナ研磨でキレイに消えた(ともにクリックで800×600に拡大)>
  

ここまでの結果をまとめると、
  ◎アルミナ(Al2O3)研磨剤のキズ消し効果は、確実にある。
  ◎ただし、アルミナの粒度分布にもよるが、塗装面に対して深いキズは消すことができない。
  ◎研磨作業は、キズに対して垂直方向に行い、次第に方向と範囲を広げてまんべんなく行う。
  ◎力まかせに塗装面を研磨しない。
  ◎塗装被膜に対して研磨量自体も大きいと推定される場合は、研磨作業後に塗装コーティングをした方が良い。


さ~て。
アルミナ研磨で消せなかった塗装キズはどうするかって?
そりゃ、次なる手で消すまで です。DIYプライベーターですから、時間の取れる限り、作業を継続できます。


その(5)・シリコンカーバイト研磨の準備 編 に続く。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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