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2005年04月16日 イイね!

車両整備用・地下ピット(自宅ガレージ)

車両整備用・地下ピット(自宅ガレージ)自宅ガレージ(と危機感の無い人々)の話。

私の家には、車両整備用の設備として 地下ピット がある。玄関前の駐車場に設置した掘り下げ式のもので、四方を鉄骨とコンクリートで固めた頑丈な造りとしている。使用しないときには、開口部に脱着式のビーム(軽量鋼材)を組み付け、その上にグレーチング(排水溝のような金属製の格子状のフタ)を被せる。それにより、すぐ下がピットとなっていることを意識せずに車両を自由に乗り上げることができるようにしている。

地下ピットの開口部の大きさは縦4.0m×横1.0mで、一応、軽自動車クラスから普通車クラスまでをカバーできるように考慮したつもりだ。ただ残念なことに、諸般の事情により深さは1m弱しか取れなかったが、それでもピットが有ると無いとでは大違いだ。例えば、排気系や脚周り関係の部品の点検・整備・交換作業の際には大変重宝してきた。いわゆる「1G状態」での作業・・・四輪に荷重(車重)がかかったままの状態でのパーツの脱着ができるといったメリットもある。

レガシィで実施した主なピット作業を具体的に挙げると、エンジンオイルやミッションオイルの交換、エキマニやフロントパイプ[通称]センターパイプ[通称]マフラーの交換ラジエーターロアホースの交換MTに内蔵されるリバースセンサの交換、その他ユーザー車検前の下回り点検などである。地下ピットにより、実に数多くのDIY作業を効率良く実施することができたと言って良いだろう。

しかしここで注目すべきことは、「作業効率の向上」よりも「作業の安全性の確保」であると私は考える。つまり地下ピットにより、排気系や脚周りの交換作業を”安全に”執(と)り行うことができたことが、一番重要であると考えるのだ。

まず第一に、車両をジャッキアップさせる必要が無いことにより、四輪が接地したままの安定的な状態で下回りなどの交換作業をすることができる。これは万が一、作業中に地震が発生した場合であっても、ジャッキが外れて車両が自分の身体の上に降って来る・・・などといった恐ろしい事態を心配をする必要が(ぼほ)無いということだ。実際に地震が発生する可能性は小さいとしても、この安心感は大きい。

第二に、作業者は無理な姿勢を取らずに工具を操作することができる。通常のジャッキアップ方式だと作業者は車両と地面の間の狭いスキマに潜った状態で工具を持たなければならないので、工具の握り方にムリが生じたり、あるいは姿勢的な制約により大きなトルクをかけることができなかったり・・・という心配も不要になる。つまり、車両を二柱リフトに載せた状態と同様の作業性が得られることになる。

かつて巷(ちまた)では「作業オフ」などと称し、無人のコイン洗車場などに集合してパーツの脱着作業を行うオフライン・ミーティングが流行った時期があったが、作業者が自分のクルマの下敷きになって死亡するという重大事故が発生した例もあると聞く。そのコイン洗車場は事故後に閉鎖されたようであるが、こうした新聞沙汰は全国各地で発生してもおかしくない状況であるように(私には)思える。

今日でも、週末に作業会と称してオートバックスやオートウェーブ、あるいはJ’msなどに集合し、同じ車種同士が単に駐車場の一角を占めるだけでなく、ジャッキアップをして車両の下に潜り込んでおもむろに作業を始める光景が見受けられることも、ままある。そういった光景を目にすると、いつケガ人や死人が出てもおかしくないように思うのは、私だけであろうか。作業会の開催も結構だが、もっともっと「安全性」というものに配慮しても良いハズだ。事故が発生してからでは遅いのだ。

「改造は自己責任で」と言う人はいるが、「作業は安全性を確保してから」と言う人はまだまだ少ない。平和ボケした人々というか、危機感の無い人々が多いように思われる。
Posted at 2005/04/16 23:14:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | 【BG5Bレガシィ】 | クルマ

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何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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