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2005年04月22日 イイね!

車高を調整しない車高調ユーザー

車高を調整しない車高調ユーザー可変パーツを可変させないユーザーの話。

私が初めて車高調を手に入れたのは、Yahoo!オークションでの落札によるものだった。脚周りに関してはまったくの素人であったが、とりあえず格安の中古品を手に入れ、いろいろと試行錯誤しながら経験を積んでいこうと考えたのである。

実はいろいろと試行錯誤する以前の段階で、車高調選びの第一回目は失敗に終わったのだが、結果として確かに貴重な経験を得た。当時の失敗談の詳細については → こちらのページ に譲るとして、今回はその時にしみじみ感じたことを述べたいと思う。

まず中古で落札した車高調であるが、出品画像からある程度は覚悟していたとはいえ、その状態は決して良い物ではなかった。具体的には、前オーナーが乱暴に扱っていた(であろう)ことが伺い知れたのである。ただ、私を驚かせたのは、そういった乱暴な取り扱いがされてきた(であろう)ことよりも、むしろ「前オーナーは、明らかに 車高やキャンバーなどの調整作業をせずに 長期間使ってきた」痕跡が色濃く残っていたことであった。

例えば、スプリングロアシートを上下に動かせば、必然的にダンパーシェル(外筒)に切ってあるネジ部の噛み合い痕も、それに呼応して付いてしまうものである。ところが落札品は、ネジ部の泥汚れが広範囲に渡って頑固に固着したままの状態となっており、車高が調整された痕跡がまったく認められない。同様にフロントのピロアッパーも、キャンバー調整用のボルト位置が一ヶ所に留まったまま座屈した状態となっており、スライドさせた痕跡がまったく認められない。もちろん、これは長期間使用された中古品であって、決して新品や新古品の車高調ではない。

とすると、前ユーザーは、たった一度の調整ですべての走行シーンをカバーできるような万能なセッティングポイントを、いきなり見つけることが出来た(ので調整する必要が無かった)のだろうか?・・・否!そんなことはまず無いと思って良いだろう。

元々車高調は、走行シーンに応じたバネレートの直巻スプリングを選択(つまり、レートの変更を)した場合であっても、交換前と同様に車高を保つことができるシステムだと私は思っている。あるいは、バネレートの変更をしない場合であっても、走行シーンに応じて車高を調整できることが最大の特徴であると思っている。つまり、いわゆる車高調整式サスペンションは「車高を調整できる」から車高調であって、車高をまったく調整しないままで終わらせてしまうことは、機能上非常にもったいないというか、せっかくの美点を活用しないというか、逆にまったくのムダを生じさせているとも考えられるのだ。

世の中の行為は「人それぞれ」で、価値観も「人それぞれ」であることを、私は否定しない。だが、いわゆる車高調のユーザーで、車高やキャンバーを恐らくは一度も調整することなく使用し続けた(であろう)人がいた・・・という事実は、当時の私には新鮮な出来事として記憶に焼き付いたのである。一体、何のための車高調なのだろうか?

恐らくそういった人々は、「何か目的を達成させるために車高調を手に入れた」のではなく、「車高調を手に入れて装着すること自体が目的(そこから先は無い)」なのかもしれない。車高調ユーザーではなく車高調オーナー と表現した方が言い得ているかもしれない。・・・可変パーツを可変させることなく使うといったスタイルを、もちろん否定はしない。だが、貧乏環境で育った私には、何だか非常にもったいない話なのである。
Posted at 2005/04/22 02:06:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | 毒吐き・主張 | クルマ

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調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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