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調布市のKAZのブログ一覧

2005年08月20日 イイね!

エアコン故障車、雨天の「札幌→東京」1000kmの旅(後編)

エアコン故障車、雨天の「札幌→東京」1000kmの旅(後編)前日のブログ(前編) からの続き。

フェリーは定刻通り13:30に八戸港に到着。車輌デッキから下船すると、辺りは霧で覆われており、気温も低く感じられた。霧雨が降ったり止んだりするような湿度の高い状況である。レガシィの窓を閉め、サンルーフを開けながら走行する。ルーフBOXを積んでいるので、サンルーフを開けても雨が直接室内に入り込むこと無く換気ができる点は好都合である。

高速道路には乗らず、エアコンも使わずにひたすら下道で盛岡まで南進する。ここで夕食。ころも全体が黒ゴマで覆われている「ごまかつ定食」を頼んでみたのだが、なかなかおいしかった。駐車場に戻って試しにエアコンSWをオンにしてみると、アイドル時にはキィーキィー音がするが若干回転速度[rpm] が上がると鳴り止み、しかしまたしばらくすると鳴り出す・・・といった状況で、札幌出発時の状況と変わらず。

盛岡を後にし、しばらく後に東北自動車道に乗る。この時間に高速に乗れば、東京への到着時刻がETCの深夜割引の対象時間帯に入ると予想されるからである。ところが高速に入るとすぐに雨が本格的に降り出してきた。それとともにフロントガラスも不可避的に曇るようになってくる。エアコンSWを入れずにブロア(送風)のみを操作しても、曇りを取り除くには厳しい状態が続く。窓の上端を数[cm] 開けても効果無し。

それならば・・・ということで仕方なしにエアコンのSWを入れる。当初は、フロントウィンドウが曇ってどうしても(安全上) 仕方の無いときに限って エアコンSWをオン(ウィンドウの曇りが取れ次第、即刻SWオフ)としていたのだが、このような、こまめにON-OFFを繰り返す ような使い方はエアコンにとってもドライバーにとっても 好ましい状況とは言えない。しかも雨はどんどん激しくなる一方だ。

よーし、こうなったら・・・ということで、意を決してエアコンのSWをオンにしたままとする。その代わり、アクセル開度が常に一定となるよう 細心の注意を払うことにする。過去の経験から、エンジンの回転変動が大きくなる瞬間(アクセルを踏み増しした時/抜いたとき)に異音が継続することが分かっているからだ。すると幸いにも、異音はあまりしない。いや、それでも時おり「キュキュッ!」という断続的な音が 不定期に発生 し、そのたびごとに、ほんの一瞬だけ 車輌が後方に引っ張られるかのような走行抵抗の増大 がある。その瞬間は、変動時間Δt [msec] の非常に小さな、しかし明らかな回転変動ΔN [rpm] がインパネのメーター内でも指針の微妙な動きとして確認できる。エアコンのコンプレッサが 焼き付き(→ロック) はしないかと、非常に緊張する瞬間である。

途中、何度かパーキングエリアやサービスエリアに立ち寄って休憩(点検)するが、異音の発生状況は変わらず。むしろ 悪化していない ことの方が、救い と言っても良いだろう。結局、那須のあたりで強い雨と数十[km] もの渋滞にたたられながら、マイナスイオン発生器付きエアコン・・・じゃなかった、異音発生器付きエアコン を恐る恐る使い続けて東北自動車道を南下。

通常のマイナスイオン発生器はリラクゼーション効果によりドライバーをリフレッシュさせる効果を持つと言われるが、今の私のレガシィの異音発生器は、ドライバーを逆に緊張させることで半強制的にSA・PAで休憩(&点検)を取るように仕向けるという、違った意味でのリフレッシュ効果を発揮するという(>ナニ言うとんねん!ってツッコミは無しで)。

自分なりに細心の注意(車輌の挙動に変化が生じた場合に、それを見逃さないようにする)と緊張感を維持させつつ、東北道・浦和ICまで到着。それと前後して雨も小降りになったので、すかさずエアコンOFF。外環自動車道(三郷→大泉学園)では再びサンルーフで換気を取る作戦に出て、下道経由で調布に無事到着~。途中、仮眠したので時刻はAM4:00ころだったか。試しに家にたどり着いたその場でエアコンのSWを入れてみたところ、かなり盛大に「キキキキキィィ~~」と鳴り出して焦る。

文章で書くとアッという間だが、こうして無事に帰省先の北海道(札幌)から東京(調布)までたどり着けましたよ、えぇ!いやぁ、本当に「雨天+渋滞」の高速道路で何事の追加トラブルも無くやり過ごせたことは、幸いでした。私の中ではBGレガシィは決して旧車という感覚は無いつもりなのですが、初年度登録から9年が経過すると、「長距離ドライブでは予期せぬ出来事があるかもしれない」と思ってそれなりの対策をしていたつもりであっても、やはり「予期せぬ出来事」が発生してしまい、図らずも年式(経年劣化)という見えない壁を感じてしまった次第である。

まぁ、「クルマはオーナーに似る」 ということもあるので(>本当か?)、瀬戸際でもしぶとく重責を果たしたBGレガシィをメンテしつつ、今後も愛用していこうと思う。

以上、長文にて失礼しました。
Posted at 2005/08/21 22:48:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 【BG5Bレガシィ】 | クルマ

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「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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