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2005年10月08日 イイね!

セグウェイ試乗記(立ち乗り電動バランス二輪車)

セグウェイ試乗記(立ち乗り電動バランス二輪車)電気自動車・・・というよりも電動二輪車・・・に乗る機会を得たので、その様子を簡単に報告する。

セグウェイは電動二輪車。ただし二輪車とは言っても、前後にタイヤの付いたバイクやスクーターとは全く異なる。2つのタイヤは進行方向に対して平行に配置されており、その間に人が乗るステップがある。ステップからは垂直方向にシャフトが伸び、その先端にバーハンドルが付いている。

※セグウェイの詳細は → こちら

自動車で言うところのイグニッションキーは無く、代わりにボタン電池のような始動キーをハンドルの根本付近の端子に数秒間接触させると、走行モードとなる。インパネらしきものも無く、ただシステムの稼働状態を示すメーターが備わっているだけである。何ともシンプルな造りである。

試乗は都内某所で行われた。まずは説明員から一通りのガイダンスを受ける。
  ◎足のつま先に力を入れると前に進むこと
  ◎足のかかとに力を入れると後退すること
  ◎アクセル、ブレーキは無いこと
   (止まるときはステップにまっすぐに立つ)
  ◎曲がるときは、左手のグリップを回すこと
   (内側に回すと右旋回、外側に回すと左旋回)

説明員曰く、「素直に立って、余計な事は考えないでください。」・・・なるほど、セグウェイは重心移動で動く乗り物だ。下手に前に進もうなどと考え出すと、動きがギクシャクするらしい。説明員は次にこう続けた。「それでは実際にステップに立っていただきますが、まっすぐ立てない場合は降りて(試乗中止にして)もらいます。」

・・・半分脅し?のようにも聞こえたが、要するに安全を配慮してのことらしい。まず最初に片足をステップに乗せた状態で、残りの足を乗せるのだが、その際にバランスを崩してしまうことがあるようだ。いったんバランスを崩してしまうと、乗員は(例えば一輪車や竹馬から落ちないように踏ん張るのと同様に)前に後ろに姿勢を崩してしまうのだが、そうなるとその前後方向の荷重移動に同調してセグウェイも瞬時に前後にギクシャクした動きをとってしまい、危険となりかねないのだ。

その状態を言葉で書くと、「前にバランスを崩す→急発進→(慣性の法則で)乗員は後ろにのけぞる(まるでバイクのウイリー状態)→後ろに荷重がかかるので、今度は急にバック→(慣性の法則で)前にバランスを崩す→以下同様」が早い周期で繰り返されてしまうのだ。少々オーバーな表現をすると、ハンチングのような感じと言って良いだろう。

さて、実際に乗ってみることに。私はちょっとだけ緊張したが、その緊張はちょっとだけで終わった。ごく普通に立てたからである。やはり気負わずに自然体で乗ることが一番良いようだ。次に走らせてみる。スピードの調整は、前方向への荷重移動で調整する。足先に力を入れ、前傾姿勢を強く取れば速く進むし、前傾を弱めると非常にゆっくり進むことも可能だ。その際、視線は遠くに取った方が良いだろう(女子器械体操選手なら分かると思うが、平均台の上を前進する時の目線のようにする)。

私は試乗会場を問題なく前進した。ほどなくしてパイロンが近づいてきた。左グリップを外側にひねる。ひねるグリップの回転角の大小が、セグウェイの旋回半径の大小に連動している。グリップを大きくひねるとその場で回転し、まるでWRCドライバーの セバスチャン・ローブ (彼は元器械体操選手で、ジュニア(14歳)までは全仏10位の高ランキングだったと伝えられている)がステージ勝利後に、観客の前でWRカーを連続スピンダンスさせる時のように操作することもできる。もちろん私はここではそんなことはさせなかったけれど。

走行性はなめらかで、音もほとんどしない。立った状態でステップに乗るので、前方の見晴らしも良い。感覚的には、タイヤの付いた竹馬に乗っているような感じだ。ただ、運転するための特種な技能は不要で、うまく乗りこなせるかどうかは、単に「慣れているか/いないか(経験が多いか/少ないか)」にかかっていると思う。そのように考えているうちに、あっという間に試乗コースのゴールに近づいた。終了時にもふらつかずに降りることができた・・・と言っても、路面に降りる動作はほんの一瞬だけで済むので、まずふらつくことはないのだが。

試乗自体は数分間という短いものだったが、普通の人なら乗れるだろう。もしかすると、自転車に乗ったことの無い人でも乗れるかもしれない。私自身は初めは少々おっかなビックリの感じがしたが、実際に乗ってみると面白いことは確かだ。

さて、デビュー時は「世紀の発明」と称されたセグウェイだが、残念ながら 日本国内では公道を走ることはできない。ところが米国に目をやると、このセグウェイで アメリカ大陸を横断 した者もいて驚かされる。このへんは、やはり文化と国民性の違いなのだろう。

日本では、栃木県(日光国立公園・鬼怒川温泉)の ウェスタン村で常設体験乗車 できるそうだ。私見だが、遊園地やテーマパークでのアトラクション用にとどまらせるのではなく、セグウェイによるジムカーナやトライカーナのようなレッスンやスポーツ競技が開催されると、かなり面白いイベントになるのでは?と思う。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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