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2005年10月14日 イイね!

皆さん救急車に乗った経験は?>高規格化進む

皆さん救急車に乗った経験は?>高規格化進む全国の救急車が 「高規格救急車」 に
置換される動きが進んできた、という話。

ブログ読者の皆さんは、救急車に乗った経験をお持ちだろうか?
もちろんモーターショウなどで展示されている動かない救急車・・・ではなく、現実に稼働している本物の救急車に、である。
当事者として乗ったことのある人、付添人として乗ったことのある人、あるいは運転士や救急救命士として添乗している人も、もしかするといらっしゃるかもしれない。

私は過去に1度だけだが、ケガ人として乗ったことがある

体育館で器械体操の鉄棒の練習中、離れ技でバーをつかみ損ねて首から落下・・・するところを、とっさに首を丸めた(首を起こして前宙姿勢を取った)おかげで背中からの落下で済んだ。が、救急車で運ばれた、というものだ。落下後も意識はあったがまるで息ができず、身体を動かすこともできなかった(後の検査で判明したのだが、背骨が折れていた・・・命に別状は無し)。ちなみに鉄棒のバーの高さは 2.6[m] で、逆手車輪で回っている状態からの落下である。

救急車は20分後くらいに到着したかな。そのころまでには呼吸も回復し、自分から救命士に、驚くほど冷静にケガに至る状況を説明した。様々なやりとりのあと、結局恵比寿に搬送されることに。その間、背骨に痛みを感じながらも、生まれて初めて乗る救急車の室内をじっと観察 していた。

車種はトヨタ・ハイエース改。ストレッチャーに乗った患者(ここでは私)は、車体右側のベッドスペースに固定された。通路を挟んで車体左側には付添人や救命士が座る小さな座席が装備されている。患者が乗るスペースとフロントシートとは隔てられており、そこに機材が収納されている。そのこともあって、ドライバーと助手席の人との会話は後ろには直接聞こえないようになっていた。

乗り心地は想像以上に ソフト。実は数年前まで実家のクルマは歴代ハイエースで、そのリヤシートにはこれまで何度も乗ったことがあるのだが、それらと較べても救急車の(患者としての)乗り心地は非常にソフトなものであった。車両のピッチングがゆっくりと、しかし大きな波のようになって感じられるので、人によっては車酔いするかもしれないと感じた。なお私が乗った救急車は AT車 で、滑り気味につなげるTCUセッティングなのか、あるいは車重が重いことから来る効果なのか、変速ショックはなめらかであった。

さて、そんな救急車も今や進化が著しい。

1991年3月に、国の諮問機関の 「救急自動車及び救急資器材の構造改善等検討委員会」 によって高度な救急処置を行うための、いわゆる 「高規格救急車」 の 仕様基準 が示された。その後、その基準に沿った救急車が順次開発・製造・販売・配備され、2004年度には全国の消防機関が保有する 「高規格救急車」 は 3637台 に達し、これは全救急車に占める割合に換算すると約 65% に達するという。以下、「自動車技術(Vol.59、No.10、2005)」 に掲載された記事 (日産自動車の高規格救急車:パラメディックの紹介記事) の要約である。

◎専用ボディ
   幅狭道路での緊急走行が可能な機動性と、
   車内での救急救命活動をするための十分な空間との両立
◎大容量ガソリンエンジン、4WD、ABSの設定
   エンジンは 専用チューン の排気量3.5リッターで、阪神淡路
   大震災、新潟中部地震などの教訓から、4WD仕様も増加。
◎大容量オルタネータの搭載
   警光灯、赤色点滅灯、サイレンなどのほか、無線機器、医療
   機器など数々の電装品に対応させるべく、150[A] 仕様とした。
◎空気式防振架台(ベッド)
 ・エアサスペンション --- 患者を乗せる ベッドを防振 する
 ・オートレベル機能 --- 傷病者の体重に応じてエアサス圧を調整
 ・防振ロック機能 --- 心臓マッサージなどの際に、防振解除可能
 ・左右スライド機能 --- ベッドの左右の最適な位置で救命活動可能
◎電動ウィンチ(オプション)
   雪道や坂道など、路面が多様な場所でも、ストレッチャーを電動で
   巻上げることで救急隊員の負担を減らし速やかな搬送を可能とする。

私が乗った救急車は「高規格」化される以前の車両だったと思うが、現代の救急車はベッドにも防振構造を備えているんですね。特に感心したのは、傷病者の体重に応じてエアサス圧を調整 するというオートレベル機能だ。その他、ここでは紹介仕切れないが、患者だけでなく乗員の負担を軽減し、救急活動を確実なものとするための多くの改良が施されている。いずれ廃車などのタイミングで、従来タイプの救急車(残り約35%)も順次 高規格救急車 に置換されていくだろう。

え? そのような 「高規格救急車」 に乗ってみたいかって?

いや~、純粋に試乗だけならしてみたいですが、患者として救急車に乗るのは、もうコリゴリです。他人に迷惑も掛けたくないし。まぁ万が一、将来こうした特種用途自動車に乗る機会があるとすれば、「人間がいちばん最期に乗る乗り物」 と言われている 霊柩車 だけにとどめておきたいものです、ハイ。(^^;)

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「エクシーガ用の新品タイヤが届きました。(連休前の)昨日注文して今日届くとは、素晴らしい。サイズは純正踏襲の215/45ZR18で、格安タイヤを吟味しました。詳細はまた別途、パーツレビューなどにて。」
何シテル?   08/09 15:45
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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