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2006年01月30日 イイね!

[お客様感謝WEEK] 来店者用の粗品など(その2)

[お客様感謝WEEK] 来店者用の粗品など(その2)ディーラーが配布する粗品にまつわる雑感。
その1)からの続き。

ディーラー配布の粗品の中で、かつてネットオークションで高値で取引されたものとしては、テディベア・ブランケット や R2のボディカラーにちなんだマスコットベアの全色セットなどがあった。

興味の無い者にとっては ただのぬいぐるみに 7,000円 や 8,000円 などという開始値が付いていることに驚かされるだろうが、希望落札価格の 10,000円 で買い取る人も現れるくらいなので、テディベア系の来場者プレゼントには集客力がありそうだ。

ところで 販社によって来場者プレゼントが異なる のは良くある話で、ネットオークションでは見たことも無いような独自の粗品が出品されていることが、ままある。たとえば BGレガシィの焼き物(芳香剤入れ) などはレア物扱いとなるが、「大阪スバル」 などと販社名が刻印されたキーホルダーなどはまったく人気がない。

東京スバルの今回のフェアでは、
  ◎A賞  SUBARU オリジナルセレクト あったかお鍋のセット
  ◎B賞  Maxim's de Paris オリジナル紅茶セット
  ◎C賞  SUBARU オリジナル マイナスイオン発生器
のほか、
  ◎女性ご来場者プレゼント (箸&箸置きセット)
  ◎お子様ご来場プレゼント (せつぶんセット)
が用意されていた(→ 画像参照 )。

私見だが、最近では賞の呼び方にも気を配っているようで、クジといえばかつては 「1等・2等・3等・・・ハズレ」 などというのが相場だったが、「ハズレ」 は縁起が悪いということで 「空クジなし」 となった。さらには 「1等・2等・3等」 という数字による表現はランク付け (格差の助長) につながるという配慮から、”すべてのクジが当たりである” という意味を込めて 「A賞・B賞・C賞」 という文字表記に変更されているようだ。

”モノは言いよう” で、「クジにハズレてポケットティッシュをもらった」 というよりも、「C賞が当たってポケットティッシュをゲットした」 という方が、なんとなくツイているように感じられるかもしれない。結果は同じだとしても。

また最近では もう当たり前のことになりつつあるが、女性客やお子様をターゲットとした粗品 (来場者プレゼント) が用意されることも、長年男性社会で通ってきた自動車業界の反省点の現れだと思う。家庭においては、車輌購入に対する奥様の発言力が年々強くなる傾向があるらしく、女性の印象が悪いディーラーは商談どころか来店にも至らないようだ。スバルにおいても、ダイハツのカフェ・プロジェクト(※1)には遠く及ばないが、子供や女性客への気配りを重視するようサービスも改善されてきたと・・・思う。

   (※1):ダイハツのカフェ・プロジェクト
    街のカフェのように女性でも気軽にショウルームに足を運べ、また安心してクルマに触れたり商談が
    できるよう、店内の雰囲気づくりからスタッフの接客態度までトータルにコーディネイトするプロジェクト。
    一部店舗では、フリードリンクに 「高級ブランド菓子」 を添えて差し出すサービスも好評だという。


ただ私がいつも思うのは、あまりに大々的に 「女性限定プレゼント」 などとアピールすると、逆に 男性を差別 しているように感じられてしまう恐れがあると思う。たとえば、乗り換えのたびに同じディーラーからクルマを買い続け、クルマを購入した後も部品・用品をディーラーから購入し、点検整備や車検もディーラーに入れるような優良男性顧客であっても、「子供ではない」・「女性でもない」 という理由で粗品プレゼントの対象外にされてしまうと、大げさではなく 疎外感 を与えてしまうことにはならないだろうか?

私がいつもお世話になっているディーラーでは、「お客様 感謝WEEK」 期間中の来場者は圧倒的にファミリーでの来店 (要するにママと子供を連れたパパ) が多かった。私が店内を見た限りでは、ママは女性限定プレゼントで機嫌を良くし、子供は子供限定プレゼントに満足しているが、本人は何だか物足りなそうにしているパパたちの姿が目に映ってしまったのだ。

私に言わせれば、わざわざ 「女性限定プレゼント」 などと銘打ち、その手法が通用しているうちは、自動車販売市場は 未熟だ。男性も女性も分け隔てなく満足するようにならないとダメだと思う。他の業種 (特に女性市場) では、「男性のお客様には限定で粗品をプレゼントします」 なんてキャンペーンを展開しているのを見たことがない。女性を販売ターゲットに据えること自体はもちろん重要だが、その手法を誤ると、恩着せがましい、いわゆる女性商法(※2)に成り下がってしまう。いや、そればかりでなく男性からもそっぽを向かれてしまうのではないか。

   (※2):いわゆる女性商法
    女性が女性の視点で意見を反映させた製品ではなく、男性が 「女性の喜びそうなものはコレだ」 と
    想像して造った商品や、その展開手法。クルマの例でいうと、「ボディカラーはカラフルな赤、運転席
    サンバイザーにもミラーを内蔵、シートリフター付きで運転も らくらく」 などと宣伝しながら、最廉価版
    に毛の生えたような装備しか付けない ”女性仕様車” は、トヨタであっても全く売れ行きが悪かった。
    その点、スズキの新型 MRワゴン などはしっかりと女性や子供の目線を研究し開発に生かしている。


たかが粗品、されど粗品---。
粗品1個で商談の成否が左右されてしまうことは、実際にはほとんど無いかもしれないが、「豪華粗品プレゼント」 などと粗品に身の丈を超える役割(※3)を与えて集客を頼るのではなく、クルマそのものが持つ商品力 で、女性や子供ばかりでなく男性も (要するにクルマを購入したファミリー全員が) 満足できるような、そんな 志の高いクルマ の登場を願ってやまない今日この頃である。

   (※3):身の丈を超える役割
    豪華な時点で、もはや粗品ではない。そしてまた、顧客にとっては 「クルマが魅力的だと
    判断できたら購入する」 のであり、決して 「粗品が豪華だからクルマを買う」 のではない。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
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調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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