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2006年04月06日 イイね!

[ドライブレコーダ] 個人用途向けの普及型が新発売

[ドライブレコーダ] 個人用途向けの普及型が新発売事故の前後の車両状況を記録可能な
個人向けドライブレコーダに関する話。

JAF Mate (2006年3月号) によると、近年、(世の中では) ドライブレコーダについての話題が上がることが多いという。

ドライブレコーダとは、いわゆる飛行機に搭載されるフライトレコーダ (通称:ブラックボックス) の自動車版で、事故などの際に車両に強い衝撃が加わったときに、その前後の映像をはじめ、車速などの情報を記録できる装置・・・のことである (>狭義では)。

同誌によると、タクシー業界ではすでに 3~4万台の車両に搭載されているという。また、トラックなどの輸送業界でも引き合いがあり、最近では国土交通省が 「ドライブレコーダを車両に搭載した場合の効果」 について調査結果を発表したり、あるいは各社から個人向けの製品がリリースされるなど、各方面で動きが活発化しているそうだ。

ただ、タクシーへの搭載台数が [3万台] と [4万台] とでは その差が大きいから、あくまで 3~4万台程度と推定されているだけであって、実体はまだ正確には把握されていないのかもしれない。

さて、長距離を走る大型トラックに搭載されるドライブレコーダの場合、どちらかというと万が一の事故に備えるというよりも、日常の運行記録と管理用途で用いられることが多いのではないか、と想像する。例えば、「○時○分○秒に△△を出発してから□時□分□秒に▽▽に到着」 するまでの間の 車速[km/h] や エンジン回転速度[rpm] など、運行時の車両情報に関する記録だ。従来はトラックの荷台に 「タコグラフ装着車」 などの表示があったが、今後はタコグラフもこうしたタイプに取って変わられていくかもしれない。

一方、個人向けのドライブレコーダは、スキャン速度 (サンプリング周期) を上げる代わりに記録時間の短いものが多いようだ。個人管理の車両の場合、もともと日常的にドライブレコーダが必要になる場面はほとんどなく、万が一の事故に備えるための意味合いが強いだろう。実際にも、事故の被害者と加害者とで意見が食い違うどころか、まったく正反対のことを主張し合ってトラブルに至る事例が多いだろうことは、想像に難くない。

私自身、そのようなイメージでドライブレコーダを見ていたため、業務用は車両情報を、個人用は周辺画像を記録するものばかりだと想像していたのだが、実際には個人向けのものであっても、様々な車輌情報を記録できるようである。まぁ、「大きな衝撃が加わったときに 自動で 記録する」 機能があることを考えると、レコーダ本体には Gセンサ が内蔵されていることになるだろうし、記録画像には車速も併記されないと実際には使い物にならない恐れがあるだろう。

上に示した画像は (C)日本交通事故鑑識研究所 が公表したドライブレコーダの再生データの一例で、タイムスタンプごとの映像と車速と車両Gが記録されていること、意外に画像が鮮明に映っていることが読み取れる。ただ、これは専用のビューワで表示させたものであって、ドライブレコーダのメーカーが異なればビューワ (再生ソフト) も専用品が必要になると思っておいた方が良いだろう。

・・・と言うのも、現状では製品に対する基準や規格が無いそうで、データの記録方式 (メディアやフォーマット) はもちろん、データ改ざん防止方法などは各社まかせで統一されていないようなのだ。う~ん。もしも次世代 DVD のように業界の統一が取れず、モノによって再生ソフトどころか専用の解析機器まで必要となる (自宅パソコンで再生できなかったりする) ようなことになったら大変だ。いやいや、規格が統一されないだけでなく、容易にデータを編集 (要するに改ざん) 可能だったりすると、もっと深刻な問題に発展してしまう。それに、一般に普及させるためには、更なる低価格化が必要だ。う~ん・・・案外課題は山積みかも。

そう思っていたところ、2006年4月5日付け 日経産業新聞に、「堀場製作所子会社、取り付け・再生容易なドライブレコーダー発売」 なる記事が載っていた。
  ・装着は、フロントガラスに張り付けるだけのシンプルさ
  ・電源はシガーライターソケッから取る
  ・全国の自動車用品店を通じて販売
  ・価格はオープン(実勢価格は5万円弱になる見通し)
  ・初年度は2万台の出荷を見込む

現時点でメーカーサイト (ホリバアイテック) はまだ更新されておらず、この新製品情報は載っていなかったが、「実勢価格で 5万円程度」 という点、そして 「全国の自動車用品店 を通じて販売」 される点、「初年度は 2万台の出荷 を見込む」 点が進歩だと思う。同社の従来の製品 (”どら猫” シリーズ・・・失礼ながら、なんちゅうネーミングやねん。買う気が失せるでホンマに。) の入手先は、「カーコンビニ倶楽部」 などごく限られた店舗であったし、実売価格で5万円弱・・・というのは、私見だが個人ユーザーも購入ターゲットとして狙える価格設定だと思う。

こうしたドライブレコーダは、私だったら欲しいな。マニュアルトリガー (手動で記録開始する機能) を備えているなら、例えばミニサーキットの特定のコーナーでの車速や減速G、加速Gを記録して、数値ベースで 「一人反省会」 も実施可能だろう。つまりは、簡易データロガー的な使い方だ。メディアはコンパクトフラッシュを使うようであるから、容量を 添付品から 数 [GB] モデルに交換すれば、1回あたりの記録時間は短いものの、周回ごとの車輌情報を 数十ラップぶん連続しての記録も可能かもしれない (標準添付の 128MB コンパクトフラッシュに内蔵のビューワが移植できれば)。

このように、事故に限らず、使い手によって用途や可能性はいろいろ考えられると思う。今後の発展性と、更なる低価格化に期待したい。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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