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2012年07月30日 イイね!

純正戻し(ノーマル←社外品)について考える (1)マフラー編(APEXi N1エボ)

純正戻し(ノーマル←社外品)について考える (1)マフラー編(APEXi N1エボ)<まえがき>
純正部品を社外品に交換した際、交換後のインプレッションを述べる記事やブログは多いが、使い込んだ社外品を純正部品に戻してみて 「やっぱり社外品は効果があった!/思ったほど無かったのか?/純正って実はスゴイかも」 などと再認識した・・・というインプレッションを伝える記事は、極端に少ない。

そこでスバルのYA5A型エクシーガGT(ターボ車)を例に取って、各部品を純正に戻した場合の素直な(私的な)感想 を述べてみることにする。今回はそのシリーズの(その1・マフラー編)。

今回、そのターゲットとするのはAPEXiマフラーだ。BPレガシィに装着して好印象だったため、エクシーガにも装着した・・・という経緯がある。

話はちょっと脱線するが、技術系の会社に勤めていると、こんな場面に出くわすことがある。例えば「仕様A」と「仕様B」の差を明確にしたいとき、まず仕様Aでのテストを行い→次に仕様Bでのテストを行う。一般的にはこれで完了だ。だが状況によっては、さらに再度「仕様A」に戻して効果を見ることがある。つまり再現性を含めて検証しなければならないときは、「A→B」で終わらせず、「A→B→A」の順で 検証試験 をするのだ。

同様な考え方から、個人的には「純正マフラー」→「APEXiマフラー」で終わらせず、さらに →「純正マフラー」に戻してみると、いろいろな発見があるのでは? と思う。今回は(たかだか)マフラーだが、より高額な商品ほど、「すりこみ効果(こんなに高価な商品を買ったので、きっとスゴイ効果があるに違いない、という先入観)」や「プラシーボ効果」に陥りやすいように思う。・・・いや、あくまで私見ですよ。「純正戻し(ノーマル化)」は、そうした先入観を自分で排除できる(かもしれない)良い機会であるように思う。

・・・まぁ、「知ったか君」の場合、もしも「純正に戻せば(社外品の)効果が必ずや薄れるに違いない」と思い込んでしまっているなら、見えるものも見えなくなってしまう のだが。

<↓左 : 車輌を自宅内の 地下ピット に入れるところ。 右 : APEXiのN1エボリューションマフラー装着 状態>
  

<↓さっそくN1エボリューションマフラーを取り外す。エクシーガでAPEXiマフラー装着車(装着者)は少数かな?>
  

<↓取り外したN1エボと純正マフラーとの外観比較>


さ~て。では早速、純正マフラーに交換しようか。ってことで、純正戻し作業を開始。
・・・しようとしたが、何だか変だ?
気にせず、マフラーの支持ステーをハンガー(ブッシュ)の穴に入れようとしたが・・・。
接続フランジと支持ステーの位置が合わない。どうやっても装着できないではないか。



何と!
室内保管庫(屋根裏部屋とも言う)から取り出した純正マフラーは、エクシーガ用ではなく、BPレガシィGT spec B用だった!そりゃ、車種違いじゃ装着できないよ。オレとしたことが・・・この暑さ(@外気温34℃)でボケたのか?(苦笑)

気を取り直して、エクシーガ用の純正マフラーを改めて取り出す。せっかくなので、BPレガシィ(ターボ)用と並べて撮影してみる。いずれにしても、N1エボマフラーよりもかなり容積が大きいことが分かる。

<↓シルバーっぽいのがYAエクシーガ純正。黒っぽいのがBPレガシィ純正。両者、似て非なるものである(爆)>
  

<↓無事に純正マフラーに戻してみた。純正はタイコ部分が大きいので、フランジの締結ボルトが締めにくい>
  

純正マフラーに交換後は、すぐに走り出すことはしないで、まずは排気漏れの無いことをチェックする。耳で音を聞いて、手を(フランジ接合部のガスケット周辺に)当てて、いま一度、念押し確認する。作業の各行程も振り返り、問題なし。今回は暑さでボケてはいない。ということで、試走する。

以下は、N1エボマフラーから純正マフラーに「戻した」ときの私的な感想。
(※定量的なものではなく、あえて感覚的な印象を述べています。)

 (1)ずいぶん静かになった
     決してN1エボマフラーがうるさいというワケではなく、純正マフラーの静粛性は 思いのほか
     優れている・・・ということを、改めて認識した次第。「静粛性」も立派な性能の一つである。

 (2)トルク感と引き替えの、ふけ上がりの重さ感
     エンジンの吹け上がりに重さを感じる。アクセルに対するレスポンスがやや鈍くなった感じ。
     不満を感じるほどではないが、高回転に向けてのキレが感じられなくなった。
     その代わり、「(アクセルペダル操作に対する)実車の加速の重さ感」が かえって、低速域
     から車輌をジワジワと加速させているのだ・・・というトルク感が増しているように感じられる。

     N1エボが、守備範囲(レスポンス、応答性)がワイドバンド化した代わりにトルク感が
     薄まった感じであるのに対し、純正は(スイートスポットが)低中速寄りに狭まった代わりに、
     トルク感が増したような印象。

純正マフラーは、エクシーガをファミリーカーとして考えるなら、誰が運転しても運転差が出にくい(=安定感のある)乗り味になるイメージ。N1エボマフラーは、(エクシーガであっても)より積極的に走りに重きを置きたい人向けであることを、再認識した次第。逆に言うと、エクシーガをファミリーカー的な乗り方でしか使わないユーザーには、積極的に(社外品に)交換する意味合いは非常に薄い。

まぁ、「走り」ではなく「見栄え(リヤのルックス)」重視でマフラーを選択されるユーザーも多々いらっしゃいますので、そういった方々には当方の私見は通じないかもしれません(念のため・・・決してそういった考え方を否定するものではございません)。

以上、マフラーは意外にお手軽なチューン(ここでは、単に純正のバランス点を自分の好みに変更する作業の意味)であるとともに、純正マフラーの静粛性は天下一品であることを強く再認識した次第です。(※今回の結果は、恐らく皆さんの予想から外れないものであったことでしょう。)


次回(その2)の 「純正戻しについて考える」 は、
   ・STI フレキシブル・ロアアームバー(の取り外し)
   ・SIT サポート・フロントキット(の取り外し)
   ・タイヤ&ホイール(の純正化)
   ・リヤ スタビライザの純正戻し(ノーマル←WRX-STI用)
を予定しています。

その2 に続く。

プロフィール

「CBR250Fourが高スロットル開度にて#4が失火気味。要求電圧が高くなるときに3気筒になってしまう模様。低中回転速度でth開度が低いときは失火は発生しない。原因の切り分けのため、#1と#4の点火プラグを入れ替えて様子見します。」
何シテル?   06/13 18:56
調布市のKAZ [読み:ちょうふし_の_かず] と申します。 スバル・レヴォーグ(VNHC型)、スバル・エクシーガ(YA5E型)、ホンダ・CBR250Four...

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